JPS6127407A - 蒸気タ−ビンの再熱装置 - Google Patents

蒸気タ−ビンの再熱装置

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JPS6127407A
JPS6127407A JP14696184A JP14696184A JPS6127407A JP S6127407 A JPS6127407 A JP S6127407A JP 14696184 A JP14696184 A JP 14696184A JP 14696184 A JP14696184 A JP 14696184A JP S6127407 A JPS6127407 A JP S6127407A
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JP
Japan
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steam
heat exchanger
tube
reheated
reheater
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JP14696184A
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定司 崇
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は蒸気タービンの再熱装置に係り、特に伝熱管出
口側の熱疲労緩和を図った蒸気タービンの再熱装置に関
する。
[発明の技術的背景とその問題点] 例えば沸騰水型あるいは加圧水型の軽水炉を用いる原子
力発電プラントの蒸気タービンに送給される蒸気は、化
石燃料を用いる火力発電プラントの蒸気に比べて湿分が
はるかに多いいわゆる湿り蒸気である。この湿り蒸気中
の湿分は蒸気タービンの羽根を侵食するばかりでなく、
蒸気タービンの効率低下を招くため、一般に原子力発電
プラントでは、高圧タービンと低圧タービンとの間に湿
分分離装置および再熱装置を設け、これにより高圧ター
ビン排蒸気を加熱蒸気どして低圧タービンに供給するよ
うにしている。湿分分離装置は例えばシェブロン型の如
く、ドレンポケット付き波板形状のものでは高圧タービ
ン排蒸気中に含まれる10%程度の湿分を1%以下に減
少させることができる。再熱装置は湿分分離装置によっ
て湿分の低下した蒸気を高圧タービンからの抽気蒸気ま
たは原子炉で発生する蒸気等を加熱源として加熱するよ
うになっている。
従来、このような再熱装置としては、加熱すべき被再熱
蒸気を、熱交換用の高温の再熱蒸気が流通する多数の管
に接触させるいわゆる多管式再熱器が多用されている。
即ち、この再熱器は、本体胴内に被再熱蒸気流路を設け
るとともに、この再熱流路に多数のU字状伝熱管を配置
し、この各伝熱管の各端部を本体胴内の高温室および低
温室に連通させている。そして、高温室には、蒸気ター
ビンの主蒸気系または高圧段タービン抽気系等の高温蒸
気源から再熱蒸気を再熱蒸気配管によって導き、イの高
温室から各伝熱管内に流通する再熱蒸気が被再熱蒸気と
熱交換してドレン化し、低温室から器外に排出されるよ
うになっている。
しかし、このような従来の再熱装置では、伝熱管内の蒸
気流通が不均一となり、その伝熱管渇痕の局部的変動等
が生じて、装置の健全性を損うおそれがある。
具体例に基づいて詳述すると、従来の再熱装置では、再
熱器が例えば第10図に示すように、円筒状の本体WA
aに熱交換用の管束すを挿設した構成となっている。こ
の管束すは対向直管部bo間の距離が異なる複数のU字
状伝熱管b1を配列し、この各伝熱管b1の管端は熱交
換器ヘッダCの管板dに溶接されている。熱交換器ヘッ
ダCは隔壁eによって内部を二分され、その一方は伝熱
管b1の一端側が連通ずる高温室fとされ、他方は伝熱
管b1の他端側が連通ずる低温室qとされている。高調
室fには再熱蒸気導入管りが接続され、伝熱管b1に高
温の再熱蒸気を導入するようになっている。また、低温
室0にはベント蒸気排出管iおよびドレン排出管jが接
続され、再熱蒸気の凝縮水がドレン排出管jから排出さ
れ、残存するベント蒸気がベント蒸気排出管;から排出
されるようになっている。そして、本体胴aの下側部お
よび上側部には被再熱蒸気導入管におよび被再熱蒸気排
出管1が設けられ、被再熱蒸気導入管kから導入した湿
り蒸気、すなわち再熱蒸気は矢印mで示すように、外側
伝熱管b1’ の他端側直管部b02から内側伝熱管b
1″を軒で、外側伝熱管b1′の一端側直管部b01に
亘って流通するようになっている。
被再熱蒸気は本体11a内を流通する際に、再熱蒸気が
流通する伝熱管b1の外面と接触して加熱されるもので
あるが、従来の再熱装置では再熱蒸気導入管りを介して
導入される再熱蒸気が熱交換器ヘッダCの高温室fを介
して各伝熱管b1にすべて同一温度および同−流量で流
入するようになっているため、以下の如く伝熱管b1の
出口側、すなわち他端側でハンチング現象が生じて、伝
熱管b1または伝熱管b1と管板dとの溶接部等に大き
い熱疲労が発生し、伝熱管または溶接部の健全性が損わ
れるおそれがあった。
すなわち、再熱蒸気は伝熱管b1を流れる間に被再熱蒸
気との熱交換により徐々に凝縮して、環状流、波状流、
層状流等の2相流の状態となり、その流動形態も変動す
る。そして、伝熱管b1の一端側、すなわち入日付近で
は気体重量比がほぼ1で、再熱蒸気が気相であるのに対
し、他端側、すなわち出口付近では気体重量比がほぼO
となり、はとんど液相のドレンとなる。
ところで、すべての伝熱管b1は両端が高温室fおよび
低温室0と夫々連通しているので、各伝熱管b1内にお
いて、再熱蒸気がすべて均一に流動するものとすれば、
運転時にお()る各室内の圧力および各伝熱管b1の管
内圧力は夫々【Jぽ一定となり、運転中に各伝熱管b1
に特に大きい温度差が発生することもないはずである。
しかし、実際には被再熱蒸気が外側伝熱管b1’の下流
側部分から次第に内側伝熱管b1″の下流側部分に接触
して、その後内側伝熱管b1″の上流側部分から次第に
外側伝熱管b1’の上流側部分に接触するものであるた
め、再熱蒸気の伝熱管b1内にお【プる管内流動状態は
、すべての管で均一にはならず、ばらつぎが生じ、その
結果大きい温度変化が生じる場合がある。すなわち、外
側伝熱管b1′の下流部分は被再熱蒸気と最初に接触す
るので、管内外の流体温度差が最大となり、熱交換量が
内側伝熱管b1″の下流部分に比べて極めて大きいもの
となる。このような熱交換条件のもとてすべての伝熱管
b1に流量および温度等の蒸気条件を等しくしていると
、例えば内側伝熱管b1″に再熱蒸気が円滑に流動する
場合であっても、熱交換量の大きな外側伝熱管b1’ 
においてはハンチング現象が発生することがある。つま
り、外側伝熱管b1′の下流側では、熱交換により凝縮
ドレンが継続的に発生するので、管内に滞留するドレン
量が次第に増加し、ついには管内に充満する状態となる
。管内に蒸気ドレンが充満すると、被再熱蒸気との熱交
換にJ:って、場合によっては50〜60℃の過冷却が
生ずることがある。また、管内に滞留ドレンが充満する
と、その部分において蒸気流量が減少し、滞留部分の上
流側の圧力が上胃し、やがて過冷却状態となった残留ド
レンは再熱蒸気圧により押し出される状態で低温室qへ
流出する。残留ドレンが流出した外側伝熱管bl’の下
流部分は、流出後新たに凝縮伝熱面となり、その新たな
凝縮伝熱面部分に再び人足の再熱蒸気が流入して加熱さ
れ、このようなドレンの滞留による冷却と新凝縮伝熱面
への再熱蒸気の流入による再加熱とが繰り返すというハ
ンチング現象の発生に至るものである。
このようなハンチング現象が発生すると、伝熱管b1の
周壁や、伝熱管b1と管板dとの溶接部等に、周期的な
温度変動による熱疲労が作用して機器の健全性を損った
り、プラント制御系の安定性を害するものである。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、伝熱管におけ
るハンチング現象の発生を防止し、ひいては伝熱管や、
伝熱管と管板との溶接部等の健全性を紺持することがで
きる蒸気タービンの再熱装置を提供することを目的とす
る。
[発明の概要] 本発明は上記の目的を達成するため、多段蒸気タービン
と、この蒸気タービンの高圧タービンから低圧タービン
への供給蒸気を高温の再熱蒸気で熱交換する再熱器ど、
この再熱器に再熱蒸気を送る主蒸気系または高圧段ター
ビン抽気系等の高温蒸気源と、この高温蒸気源から前記
再熱器に再熱蒸気を流通させる再熱蒸気供給配管とを備
え、前記再熱器は本体胴と、この本体胴内の被再熱蒸気
流路に配置された再熱蒸気流動用の多数のU字状伝熱管
と、前記本体調内に設けられ各伝熱管の各 9一 端部に連通ずる高温室および低温室とを有し、前記高温
室に前記再熱蒸気供給管を接続するとともに、前記低温
室にベント蒸気排出管およびドレン配管を接続した蒸気
タービンの再熱装置において、前記高温室を熱交換量の
異なる前記各伝熱管に対応して複数の室に区画するとと
もに、前記再熱蒸気供給配管を前記高温室の各区画室に
それぞれ連通ずる複数本の管体からなるものとし、その
各管体を前記高温蒸気源にヘッダを介して、または個々
に連結するとともに、その各管体に前記各伝熱管の低温
室側における出口圧力を一定とする蒸気流量を設定する
流量調整装置を設【ノた構成としている。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第5図を参照して
説明する。まず、装置全体の構成を第1図および第2図
によって説明する。
原子炉から導出した主蒸気管1を高圧タービン2に接続
し、この高圧タービン2のυF蒸気管3を再熱器4に接
続している。
−1〇 − また、高圧タービン2の高圧段に抽気管5を接続し、こ
の抽気管5の先端を再熱蒸気ヘッダ6に接続し、この再
熱蒸気ヘッダ6から複数の再熱蒸気供給管7を分岐させ
、その分岐した各再熱蒸気供給管7を再熱器4に接続し
ている。各再熱蒸気供給管7には流量調整装置として流
量調整弁9をそれぞれ設けている。
なお、再熱器4で再熱された被再熱蒸気10aは図示し
ない低圧タービンに供給される。また、再熱に供した再
熱蒸気はドレン又はベント蒸気10bとして図示しない
給水加熱器等に供給される。
次に、第3図乃至第5図も用いて再熱装置の詳細構成を
説明する。
横長円筒状の本体胴11の下側部に被再熱蒸気導入管2
およびドレン排出管13を形成するとともに、この本体
胴1の上側部に被再熱蒸気排出管14を形成している。
この本体胴11の両端部は蓋板15によって閉塞し、こ
の各蓋板15と被再熱蒸気導入管12との間に被再熱蒸
気流路を形成する仕切板16を一対、互いに対向させて
垂直に設けている。本体胴11のF側部には被再熱蒸気
導入管12と連通ずる開口を有する底板17を設けると
ともに、この底板17の上方に所定幅を有する上板18
を各仕切板16間に亘って設けている。底板17と上板
18との間には蒸気流通穴を開けた山形の蒸気分配板1
9を被再熱蒸気導入管12を跨がゼて各仕切板16間に
配設している。
これにより、被再熱蒸気導入管12から導入した被再熱
蒸気を本体向11の両側方に分配する断面三角形状の蒸
気分配室20を形成している。蒸気分配板190両側方
には、底板17と上板18との間に位置して湿分分離装
置21を並設し、この湿分分離装置21を被再熱蒸気が
通過する際に湿分を分離除去するようにしている。また
、上板18の両側縁に山形に立ち上がる分割板22を連
設するとともに、この分割板22の外側に平行に対向板
23を設け、この分割板22と対向板23との間に形成
される流路が上部で合流し、過熱蒸気排出管14に連通
するようにしている。これにより、本体向11の内部に
軸方向断面が逆V字状の被再熱蒸気流路24を形成して
いる。
本体同11内には第1段再熱部と第2段再熱部とを設け
ている。すなわち、本体向11の両端の蓋板15と仕切
板16との間の空間に、第1再熱部の第1熱交換器ヘツ
ダ25と、第2再熱部の第2熱交換器ヘツダ26とを夫
々設けている。この各熱交換器ヘッダ25.26には被
再熱蒸気流路24内に配置する再熱用管束27を管板2
8を介して接続している。すなわち、第2図に示すよう
に、再熱用管束27は対向直管部間の距離が異なる複数
のU字状伝熱管29を配列して構成したもので、各伝熱
管29の一端側を熱交換器ヘッダ25.26に形成した
高温室30に接続するとともに、他端側を熱交換器ヘッ
ダ25.26に形成した低温室31に接続している。高
温室30は、仕切壁32によって複数の室30a、30
b、3、OCに区画し、その各区画室30a、30b、
30Cに再熱蒸気供給配管7としての複数の管体7aを
夫々接続するとともに、その各管体7aに再熱蒸気流量
調整装置としての流量調整弁9を夫々段けている。仕切
壁32によって分割された高温室30の各区画室30a
、30b、30cには、熱交換量の異なる伝熱管を夫々
接続している。例えば内側伝熱管29a、中間部伝熱管
29bおよび外側伝熱管29cの各熱交換量が異なる場
合、各伝熱管群29a、29b、29Gの熱交換量に応
じた再熱蒸気が流量調整弁33の調整量に応じて流通す
るようになっている。
即ち、タービン高圧段からの高温、高圧な抽気は、抽気
管5の先端に設けた再熱ヘッダ6に貯えられ、そこから
各再熱蒸気供給管7を介してこれよりも低圧な高温室3
0の各区画室30a、30b、3Qcに流入する。この
場合、各再熱蒸気供給管7の流量調整弁9は、さらに低
圧な低温室31において各伝熱管29の出口圧力が全て
等しくなるように調整する。これにより、高温室30の
各区画室30a、30b、30cおよびそれらに連通し
た各伝熱管29には夫々圧力の異なる再熱蒸気が流通し
、各伝熱管29で異なる量の熱交換を行なった後、各伝
熱管29の出口圧が略等しくなって低温室31に流出す
る。なお、熱交換器ヘッダ25.26の低温室31には
再熱蒸気が凝縮して生成したドレンを排出するドレン排
出管35、残存蒸気を排出するベント蒸気排出管36お
にび作業用マンホール37を設けている。
このように、熱交0間の異なる伝熱管群毎に再熱蒸気を
流量を巽ならせて流通させるようにした構成によると、
例えば熱交換量の多い外側伝熱管29cに対しては多量
の再熱蒸気が流通し、また比較的熱交換量の少ない内側
伝熱管29aには少量の再熱蒸気が流通し、さらに中間
部伝熱管にはそれらの中間の値の再熱蒸気流量が設定さ
れる。
これにより、すべての伝熱管に均一に再熱蒸気を流通さ
せるものと異なり、部分的に過冷却を受ける部分には多
量の再熱蒸気が供給され、ドレンによる目詰り等が生じ
る状態を回避することができる。したがって、再熱蒸気
が伝熱管内で凝縮し、ドレンが充満することにJ:り発
生していたハンチング現象を防止することができ、管板
28と伝熱管29との溶接部の健全性を損う等のおそれ
が防止できるようになる。
なお、各再熱蒸気供給管7に設けた流量調整弁9は、各
伝熱管群29a、29b、29cの出口圧力がすべて等
しくなるように調整操作する。これは、出口圧力がすべ
て等しい伝熱管29に設定すれば、出口圧力の高い伝熱
管から出口圧力の低い伝熱管への再熱蒸気の逆流を防止
することができ、逆流により生じる管内温度の変動を防
止し、管接続部等の熱疲労を防止することができるため
である。
なお、前記実施例では熱交換量の異なる伝熱管群29a
、29b、29c毎に異なる流量を設定するようにした
が、場合によっては各伝熱管単位で高温室30を区画し
、これに対応して再熱蒸気供給管34および流量調整弁
23を設けることもできる。
また、前記実施例では再熱蒸気供給管7に流量調整弁9
を設けたが、第6図に示すように、流量調整弁に代えて
オリフィス38を設けるようにしてもよい。オリフィス
38を適用した場合は、構成が簡単なことから故障が少
なく、耐用寿命の長期化が図れ、修理等も容易であり、
さらに流量調整弁に比べて安価である等の利点を得るこ
とができる。
さらに、前記各実施例では再熱蒸気供給管7をタービン
高圧段の抽気管5に再熱蒸気ヘッダ6を介して接続し、
これにより再熱蒸気をタービン抽気としたが、本発明に
係る再熱蒸気源はそのようなものに限らず、主蒸気を再
熱蒸気として用いるようにしてもよい。
また、再熱蒸気供給源としては、例えば第7図または第
8図に示すように、異なる蒸気供給源から直接、再熱蒸
気供給管7を導出し、各伝熱管毎にまたは伝熱管群毎に
温度の異なる蒸気を供給する異蒸気導入配管構成とする
こともできる。なお、この場合においても、流量調整弁
9またはオリフィス38を用いて流量調整を行ない、低
温室31での伝熱管出口圧を一定とするにうに制御する
ものである。
さらにまた、前記実施例では高圧タービン排蒸気の1段
再熱に適用した場合を説明したが、本発明では2段再熱
に適用することも可能である。
例えば第9図は第1段再熱に高圧タービン抽気を用い、
第2段再熱に主蒸気を用いるようにしたものである。即
ち、第1段再熱器4aでは高温室の各室に高圧タービン
抽気を抽気管5および再熱蒸気供給管7aによって供給
し、高圧タービン排蒸気を成る程度加熱する。次に、第
2段再熱器4bにおいて、高温室の各室に高温、高圧の
主蒸気を主蒸気管5′および再熱蒸気供給管7bによっ
て供給し、さらに高温の被再熱蒸気として低圧タービン
に供給するものである。
なお、各段からの再熱蒸気のベント蒸気は前記同様に原
子炉への給水加熱器(図示せず)に供給する。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係る蒸気タービンの再熱装置に
よれば、再熱器本体体調の高温室内を熱交換量の異なる
伝熱管に対応して複数の室に区画し、高温、高圧の再熱
蒸気を供給する再熱蒸気供給管を、主蒸気系又は高圧段
抽気系からヘッダを介して分岐され又は直接連結された
複数の管体によって構成するとともに、これらの管体を
高温室の各区画室にそれぞれ連結し、その各管体に流量
調整装置を設(プたものである。
したがって、熱交換量の異なる伝熱管または伝熱管群毎
に再熱蒸気の流量または温度等の蒸気条件を個別に調整
することができるので、各伝熱管内を流通する再熱蒸気
による熱交換量に対応して蒸気条イ1を調整することに
より、各伝熱管に同一の再熱蒸気を供給するようにした
従来の再熱装置と異なり、熱交換量の多い部分にお【)
る凝縮ドレンの管内充満等を防止して円滑な蒸気流動を
持続することができ、ハンチング現象の発生防止が図れ
、これにより伝熱管の熱疲労あるいは伝熱管と管板との
溶接部等の熱疲労を防止し、管構造部の健全性を緒持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る蒸気タービンの再熱装置の再熱蒸
気流量安定装置の一実施例を示す概略構成図、第2図は
第1図の要部を拡大して示す断面図、第3図は再熱器構
成を示す断面図、第4図は第3図のIV −TV線断面
図、第5図は第3図のV−V線断面図、第6図、第7図
および第8図は夫々再熱蒸気供給管の変形例を示す本発
明の他の実施例を示す断面図、第9図はさらに本発明の
他の実施例を示す概略構成図、第10図は従来の再熱装
置を示す断面図である。 1・・・主蒸気管、2・・・高圧タービン、6・・・再
熱蒸気ヘッダ、7・・・再熱蒸気供給管、9・・・流量
調整弁(流量調整装置)、11・・・本体胴、24・・
・被再熱蒸気流路、29・・・伝熱管、30・・・高温
室、30a、30b、30c・・・区画室、31・・・
低温室。′代理人弁理士   波多野   久 −2〇 −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多段蒸気タービンと、この蒸気タービンの高圧ター
    ビンから低圧タービンへの供給蒸気を高温の再熱蒸気で
    熱交換する再熱器と、この再熱器に再熱蒸気を送る主蒸
    気系または高圧段タービン抽気系等の高温蒸気源と、こ
    の高温蒸気源から前記再熱器に再熱蒸気を流通させる再
    熱蒸気供給配管とを備え、前記再熱器は本体胴と、この
    本体胴内の被再熱蒸気流路に配置された再熱蒸気流動用
    の多数のU字状伝熱管と、前記本体胴内に設けられ各伝
    熱管の各端部に連通する高温室および低温室とを有し、
    前記高温室に前記再熱蒸気供給配管を接続するとともに
    、前記低温室にベント蒸気排出管およびドレン配管を接
    続した蒸気タービンの再熱装置において、前記高温室内
    を熱交換量の異なる前記各伝熱管に対応して複数の室に
    区画するとともに、前記再熱蒸気供給配管を前記高温室
    の各区画室にそれぞれ連通する複数の管体からなるもの
    とし、その各管体を前記高温蒸気源にヘッダを介してま
    たは個々に連結するとともに、その各管体に前記各伝熱
    管の低温室側における出口圧力を一定とする蒸気流量を
    それぞれ設定する流量調整装置を設けたことを特徴とす
    る蒸気タービンの再熱装置。 2、流量調整装置は流量調整弁またはオリフィスである
    特許請求の範囲第1項記載の蒸気タービンの再熱装置。
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