JPS6127252A - 包装用多層フイルムの製造方法 - Google Patents

包装用多層フイルムの製造方法

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JPS6127252A
JPS6127252A JP59148577A JP14857784A JPS6127252A JP S6127252 A JPS6127252 A JP S6127252A JP 59148577 A JP59148577 A JP 59148577A JP 14857784 A JP14857784 A JP 14857784A JP S6127252 A JPS6127252 A JP S6127252A
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JP
Japan
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layer
density polyethylene
multilayer film
fatty acid
resins
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JP59148577A
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博 工藤
昌弘 藤本
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多層フィルムの製造方法に関し、詳しくは中・
重量袋の素材として好適であり、耐ブロッキング性、積
載性などに優れた多層フィルムの製造方法に関する。
従来、肥料、米、麦などの重量物包装材としては、低密
度ポリエチレンや高密度ポリエチレンのフィルムが用い
られている。また、その製造に際しては成形性、製袋性
などの点からインフレーション成形が適用されている。
。しかしながら、低密度ポリエチレンフィルムは機械的
強度が小さいため、使用に際して肉厚としなければなら
ず、また高密度ポリエチレンフィルムの場合、引裂強度
が十分でなく、シール性、積載性などに問題があった。
そのため、これら単層フィルムの有する問題点を解消す
るために、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはこ
れらの混合物を中間層(芯材)として、その内、外層に
低密度ポリエチレン。
直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体などを用いた二種三層フィルムが各種提案されてい
る。ところで、インフレーション成形によるこれらの多
層フィルムの製造に際しては二種類の樹脂を三台の押出
機にて共押出等を行なえば良いが、得られたフィルムを
製袋した場合、袋の用途により袋の開口性、積載性等の
ために要求される表面特性が異なるので、同種樹脂であ
っても目的に応じた物性とするため、内層および外層の
各々に滑剤、添加剤等を加えたり、あるいは密度等の性
質が異なる樹脂を使用するなどして、実質的に異なる三
種の樹脂を積層するのと同様の王台の押出機と配合手段
、操作、設備が必要であった。
本発明の目的はこれらの欠点が解消された多層フィルム
の製造方法を提供することである。
本発明は、中間層と内・外層を形成する二種類の熱可塑
性樹脂からなる三層積層フィルムを共押出インフレーシ
ョン成形法により製造するにあたり、内層と外層を形成
する熱可塑性樹脂として滑剤を含有するものを使用し、
かつ内層と外層の層厚比を内層:外層−90〜50:1
0〜50としたことを特徴とする多層フィルムの製造方
法である。
本発明に用いる熱可塑性樹脂としては特に制限はなく、
高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン(エチレン−α−オ
レフィン共重合体) 、ポリプロピレン、プロピレン−
エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸エステル共重合体あるいはこれらの
混合物などのポリオレフィン系樹脂;ポリスチレン系樹
脂;ポリ塩化ビニル樹脂;ポリ塩化ビニリデン樹脂;ナ
イロン−6;ナイロン−6,6;ポリエステル系樹脂;
ポリビニルアルコール系樹脂などが挙げられる。特にポ
リオレフィン系樹脂が好ましい。
多層フィルムにおける中間層すなわち芯層としては高密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン。
高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンの混合物、高
密度ポリエチレンと線状低密度ポリエチレンの混合物、
ポリプロピレン、低密度ポリエチレンと線状低密度ポリ
エチレンの混合物などが好ましい。また、内、外層とし
ては低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体およびこれらの混合物が好
適である。
本発明では、内、外層を形成する樹脂には滑剤を添加す
る。滑剤は耐ブロッキング性、スリップ性などの物性を
熱可塑性樹脂フィルムに付与するものであり、具体的に
はオレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ステアリン酸ア
ミドなどの脂肪酸アミド;ステアリン酸、パルミチン酸
などの脂肪酸;ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸
カルシウムなどの脂肪酸金属塩;n−ブチル・ステアレ
ート、メチル・ヒドロキシ・ステアレートなどの脂肪酸
エステル、さらにはシリコーン油、タルク。
シリカ等が挙げられる。特に脂肪酸アミドが好ましく、
さらに脂肪酸アミド、脂肪酸等とタルク。
シリカなどを併用することが好適である。
これら滑剤の添加量は特に制限はないが、内・外層の熱
可塑性樹脂に対して0.O1〜2.0重量%、好ましく
は0.02〜1.0重量%である。添加量がこの範囲外
であると、中・重量物包装に用いた場合の袋の開口性や
段積み性が十分でなくなる。
また、内・外層を形成する樹脂には必要により、滑剤の
他に種々の添加剤を加えることができる。
具体的には帯電防止剤、酸化防止剤1着色剤などがある
本発明では上記の如き二種の樹脂を用いて共押出インフ
レーション成形にて多層フィルムを製造するにあたり、
三台の押出機を用い芯層を形成する樹脂および内・外層
を形成する樹脂を各々溶融混練を行なう。混線条件は使
用する樹脂、フィルムサイズ、押出し条件等により異な
り一義的で・はなく、適宜決定すればよい。
溶融混練された樹脂を押出機の環状グイより押出しイン
フレーション成形を行なうにあたり、多層フィルムの内
層と外層の層厚比が内層:外層−90〜50:10〜6
0、好ましくは80〜53:20〜47となるように調
節する。ここで、内層よりも外層の厚みが大きくなると
、その理由は明らかでないが、フィルム内面の摩擦係数
がフィルム外面の摩擦係数より大きくなり、袋の開口性
と段積性の両方を満足するフィルムが得られない。
また、芯層の層厚については多層フィルムの用途等を考
慮して適宜決定すればよいが、通常は芯層:内・外層−
90〜30:10〜70の範囲である。さらに、多層フ
ィルムの厚みについてもその用途等を考慮して決定すれ
ばよいが、一般的に20〜300μ、好ましくは30〜
200μである。
なお、本発明における芯層は原則的には一層から形成さ
れるものであるが、必要により他のポリオレフィン樹脂
、アイオノマー、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン
樹脂などの接着性樹脂などを存在させて二層あるいはそ
れ以上としてもよい。
本発明によって得られる多層フィルムは内・外層の厚み
が異なっており、両層の表面物性は相違したものとなる
ここで、インフレーション成形条件は特に制限はないが
、通常ブロー比1〜7、好ましくは1.2〜6である。
また、冷却方法としては通常、エアーリングを用いた一
段または多段空冷方法が用いられるが、下吹きインフレ
ーションとした水冷方法を採用することもできる。
本発明の方法によって得られる多層フィルムは内層と外
層の表面物性、とりわけ静摩擦係数が異なっており、内
層は0.25以下、好ましくは0.23以下であり、外
層は0.30以上、好ましくは0.32以上である。
本発明の方法は従来法に比し製膜が容易である上に、押
出成形機が2台で足りるため、操作上はもとより設備費
の面でも有利である。しかも、このことは樹脂成分の配
合ミスが少なくなる等の間接的効果をもたらす。
さらに、本発明の方法により得られる多層フィルムから
製袋する場合、静摩擦係数の大きい外層が外表面となる
ように形成す東ことにより積載性と開口性の良好な袋と
なる。それ故、かかる袋は各種の包装袋、特に中・重量
袋として有用である。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1〜4 内・外層および芯層を構成する樹脂として第1表に示す
熱可塑性樹脂を用い、内・外層用の樹脂にはオレイン酸
アミド0.05重量%およびシリカ0.25重量%を添
加し、二層の40鰭φ押出成形機を用いて溶融混練を行
なった。
次いセ、ダイ内接着型のサーキュラ−ダイ (径200
flφ、リップ間隔2mm、ダイ温度180℃)に導入
した後、第1表に示した層厚比となるように押出、ブロ
ー比4.0にてインフレーション成形し、厚み120μ
の二種三層のフィルムを得た。
得られたフィルムの内・外面の静摩擦係数の測定結果を
第1表に示す。
得られたフィルムを製袋して20kgの肥料袋を作り、
充てん開口性2段積性を評価したところ、すくれたもの
であった。
比較例1〜2 実施例1において、第1表に示す如く、多層フィルムの
内層を外層よりも薄くしたこと以外は実施例1と同様に
して多層フィルムを得た。結果を第1表に示す。
手続補正書(自発) 昭和59年8月13日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中間層と内・外層を形成する二種類の熱可塑性樹
    脂からなる三層積層フィルムを共押出インフレーション
    成形法により製造するにあたり、内層と外層を形成する
    熱可塑性樹脂として滑剤を含有するものを使用し、かつ
    内層と外層の層厚比を内層:外層=90〜50:10〜
    50としたことを特徴とする多層フィルムの製造方法。
  2. (2)熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂である特許
    請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. (3)滑剤が脂肪酸アミド、脂肪酸、脂肪酸金属塩ある
    いは脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1項記載の
    製造方法。
  4. (4)内層と外層の層厚比が内層:外層=80〜53:
    20〜47である特許請求の範囲第1項記載の製造方法
JP59148577A 1984-07-19 1984-07-19 包装用多層フイルムの製造方法 Granted JPS6127252A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01195043A (ja) * 1988-01-30 1989-08-04 Okura Ind Co Ltd 熱収縮性多層フイルム
US6632493B1 (en) 1997-03-31 2003-10-14 The Procter & Gamble Company Multi-layered plastic container providing good product drainage
JP2009132545A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Taiheiyo Cement Corp セメントプレミックス製品

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6090759A (ja) * 1983-10-26 1985-05-21 株式会社トクヤマ 複合ポリオレフインフイルム

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