JPS61271499A - 制水装置 - Google Patents
制水装置Info
- Publication number
- JPS61271499A JPS61271499A JP60113881A JP11388185A JPS61271499A JP S61271499 A JPS61271499 A JP S61271499A JP 60113881 A JP60113881 A JP 60113881A JP 11388185 A JP11388185 A JP 11388185A JP S61271499 A JPS61271499 A JP S61271499A
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- JP
- Japan
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- water control
- water
- control plate
- pool
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、地震時において液体のスロッシングによって
生ずる溢流を防止する制水装置に関する。
生ずる溢流を防止する制水装置に関する。
例えば、原子力発電所建屋においては、内蔵すべき原子
力格納容器との関係から該建屋の比較的上部の箇所に使
用済み燃料の貯蔵プールが設置される。第10図はこの
使用済み燃料の貯蔵プール1の1例を示す斜視図で、ブ
ロック状の燃料貯蔵ラック2は水中に内蔵され、所定間
隔でプール1の底部に配置されている。
力格納容器との関係から該建屋の比較的上部の箇所に使
用済み燃料の貯蔵プールが設置される。第10図はこの
使用済み燃料の貯蔵プール1の1例を示す斜視図で、ブ
ロック状の燃料貯蔵ラック2は水中に内蔵され、所定間
隔でプール1の底部に配置されている。
当然のことながら、プール1に貯められる水は放射能で
汚染されたものとなるので、これを溢流さセるこ萄は、
絶対に防がなければならない。
汚染されたものとなるので、これを溢流さセるこ萄は、
絶対に防がなければならない。
しかし、前記のごとく該プール1は比較的上方にあり、
地震時においては建屋とともに大きくゆれやすく、その
結果、水の表面がちりあがって振動する、いわゆるスロ
ッシング現像がひきおこされ、プール1の縁1aよりも
これにぶつかる水の隆起の方が高くなるおそれがある。
地震時においては建屋とともに大きくゆれやすく、その
結果、水の表面がちりあがって振動する、いわゆるスロ
ッシング現像がひきおこされ、プール1の縁1aよりも
これにぶつかる水の隆起の方が高くなるおそれがある。
このようなスロッシングを防止する手段として従来種々
の方法が提案され、例えば縦方向に区画板を形成したり
、同−水槽内に有孔内部円筒を設けたりするものがある
が、これらはいずれも期待されたほどの効果は発揮でき
ない。
の方法が提案され、例えば縦方向に区画板を形成したり
、同−水槽内に有孔内部円筒を設けたりするものがある
が、これらはいずれも期待されたほどの効果は発揮でき
ない。
また、水面上や水面下に張出した板を取付けることも提
案され、これは比較的効果があるが、スロッシングによ
る溢流を完全に防止するためには一定長以上の張出しを
必要とし、その分だけプール1の開口面がせばまり、ク
レーン等による燃料貯蔵用ランク2の出入れが困難にな
ってしまう。
案され、これは比較的効果があるが、スロッシングによ
る溢流を完全に防止するためには一定長以上の張出しを
必要とし、その分だけプール1の開口面がせばまり、ク
レーン等による燃料貯蔵用ランク2の出入れが困難にな
ってしまう。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、効果的に
溢流を防止できると共に設置に場所をとらず、従って邪
魔になったり貯蔵物を有するプール等でその収容能力を
減することのない制水装置を提供することにある。
溢流を防止できると共に設置に場所をとらず、従って邪
魔になったり貯蔵物を有するプール等でその収容能力を
減することのない制水装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、プールや貯液槽もし
くは堤防等に設けるものとして、水面近傍に内側に張出
す第1の制水板を設け、この制水板に対しその上方に多
少の間隔を存して第2の制水板を内側に張出したことを
要旨とするものである。
くは堤防等に設けるものとして、水面近傍に内側に張出
す第1の制水板を設け、この制水板に対しその上方に多
少の間隔を存して第2の制水板を内側に張出したことを
要旨とするものである。
本発明によれば、第1の制水板で阻止しきれずに越えた
水は第2の制水板で完全に阻止され、しかも第1の制水
板と第2の制水板間で逆流を引起すいわば波返しの現象
を生じ、これがあとからくる水の隆起を打消すことにな
るので、第1.第2の制水板とも幅狭なものでもすむ。
水は第2の制水板で完全に阻止され、しかも第1の制水
板と第2の制水板間で逆流を引起すいわば波返しの現象
を生じ、これがあとからくる水の隆起を打消すことにな
るので、第1.第2の制水板とも幅狭なものでもすむ。
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の制水装置の1実施例を示す斜視図で、
原子力発電所の使用済み燃料の貯蔵プール1に設けた場
合を示す。図中1aはプールの縁であり、この内側に本
発明の制水装置3を水面4の近傍すなわち水面上もしく
は水面下に設置する。
原子力発電所の使用済み燃料の貯蔵プール1に設けた場
合を示す。図中1aはプールの縁であり、この内側に本
発明の制水装置3を水面4の近傍すなわち水面上もしく
は水面下に設置する。
図中2は燃料貯蔵ラック、9はこれを出入れするための
クレーンを示す。
クレーンを示す。
前記制水装置3は水平方向に張出す第1の制水板5とこ
の制水板5の上方に多少の間隔を存して一体的に設けら
れ、同じく水平方向に張出す第2の制水板6とからなる
。
の制水板5の上方に多少の間隔を存して一体的に設けら
れ、同じく水平方向に張出す第2の制水板6とからなる
。
本実施例では第20制水板6の先端を、さらに上方に立
ちあげてフェンス7を形成した。
ちあげてフェンス7を形成した。
かかる制水装置3を構成する材質としてはステンレス等
の金属をはじめとして、合成樹脂もしくはコンクリート
など種々考えられる。1例として、第1の制水板5は水
面4の上下−30CI11〜30cI11程度の所へ設
け、制水装置3の上部はプール1の縁1aから約1m程
度上方へ突出させた。
の金属をはじめとして、合成樹脂もしくはコンクリート
など種々考えられる。1例として、第1の制水板5は水
面4の上下−30CI11〜30cI11程度の所へ設
け、制水装置3の上部はプール1の縁1aから約1m程
度上方へ突出させた。
この突出部はプール1の同周に設けるべき手摺として役
立ち、人の水中への落下防止など安全施設の1つにもな
る。
立ち、人の水中への落下防止など安全施設の1つにもな
る。
また、第1の制水板5と第2の制水板6ともにプール1
の内側への張出し長さは70〜80cm程度でよい。
の内側への張出し長さは70〜80cm程度でよい。
次に使用法及び動作について説明すると、大型の地震が
生じた場合、プール1も当然振動し、スロッシング現象
が引き起こされる。そして、第2図(a)に示すように
プール1の縁1aでは大きな波高が生じる。なお、プー
ル1内に燃料貯蔵ラック2等のブロック体がある場合は
、スロッシングモードの減衰定数が増大し、波高は減少
させられる。
生じた場合、プール1も当然振動し、スロッシング現象
が引き起こされる。そして、第2図(a)に示すように
プール1の縁1aでは大きな波高が生じる。なお、プー
ル1内に燃料貯蔵ラック2等のブロック体がある場合は
、スロッシングモードの減衰定数が増大し、波高は減少
させられる。
第2図(b)は従来例で示したように一枚のみの制水板
8を設けた場合であり、前記のごとくこの制水板8の張
出し長に限定が加えられる場合は、波高はこの制水板8
を越えて溢流してしまうおそれがある。
8を設けた場合であり、前記のごとくこの制水板8の張
出し長に限定が加えられる場合は、波高はこの制水板8
を越えて溢流してしまうおそれがある。
これに対して、本発明装置を設けた場合、第2図(C)
に示すように第10制水板5を越えた波は第20制水板
6で規制され、しかも図中実線矢印で示すように第1の
制水板5と第20制水板6との間で逆方向の波を惹起す
るいわゆる波返しの現象が得られる。そして、かかる逆
方向の波が引き続く波高を打ち消すことになり、確実に
水の溢流を防止できる。さらに、フェンス7がある場合
はこの確実性は一層増大する。
に示すように第10制水板5を越えた波は第20制水板
6で規制され、しかも図中実線矢印で示すように第1の
制水板5と第20制水板6との間で逆方向の波を惹起す
るいわゆる波返しの現象が得られる。そして、かかる逆
方向の波が引き続く波高を打ち消すことになり、確実に
水の溢流を防止できる。さらに、フェンス7がある場合
はこの確実性は一層増大する。
なお、本発明の制水装置3と基本的にはこのように第1
の制水板5と第20制水板6とがあればよく、全体形状
には特に限定されたものはない。
の制水板5と第20制水板6とがあればよく、全体形状
には特に限定されたものはない。
第3図〜第8図にその変形例を示すが、これ以外にも考
えられる。
えられる。
また、さらに第9図に示すように第2の制水板6の上方
に同じく内側に張出す第3の制水板10を設けたり、本
発明の制水装置3自体を複数個上下段に取付けるように
してもよい。
に同じく内側に張出す第3の制水板10を設けたり、本
発明の制水装置3自体を複数個上下段に取付けるように
してもよい。
そして、以上の実施例は原子力発電所の使用済み燃料の
貯蔵プールの場合について説明したが、他の溢れると危
険な液体の貯液槽等にも当然利用でき、さらにこれを大
型化すれば河川や海等の堤防に設ける消波装置として応
用することも可能である。
貯蔵プールの場合について説明したが、他の溢れると危
険な液体の貯液槽等にも当然利用でき、さらにこれを大
型化すれば河川や海等の堤防に設ける消波装置として応
用することも可能である。
以上述べたように本発明の制水装置は、内側に張出す利
水板を設けてスロッシング現象による溢流を防止するも
のにおいて、該制水板の張出し長を短くおさえても波返
し等の効果により確実に制水効果を発揮できるものであ
る。そして、制水板の張出し長が短いので、小形化し、
邪魔にならず、例えばプールや貯液槽では開口面をこれ
により狭めて有効使用面積を減らしてしまうようなこと
もない。
水板を設けてスロッシング現象による溢流を防止するも
のにおいて、該制水板の張出し長を短くおさえても波返
し等の効果により確実に制水効果を発揮できるものであ
る。そして、制水板の張出し長が短いので、小形化し、
邪魔にならず、例えばプールや貯液槽では開口面をこれ
により狭めて有効使用面積を減らしてしまうようなこと
もない。
第1図はこの発明の制水装置の第1実施例を示す斜視図
、第2図は本発明装置の作用を示す説明図、第3図〜第
9図は本発明装置のそれぞれ他の実施例を示す側面図、
第10図は原子力発電所内の使用済み燃料の貯蔵プール
の一部切欠いた斜視図である。 L・・・貯蔵プール 1a・・・プールの縁2・
・・燃料貯蔵ラック 3・・・制水装置4・・・水面
5・・・第1の利水板6・・・第2の’
HJ水板 7・・・フェンス8・・・制水板
9・・・クレーン10・・・第3の制水板 出願人 株式会社武藤構造力学研究所 第1図 3(岩漿1) 凸 第2図 第3図 第5図 第4図 第63 第77 第9図 第8図
、第2図は本発明装置の作用を示す説明図、第3図〜第
9図は本発明装置のそれぞれ他の実施例を示す側面図、
第10図は原子力発電所内の使用済み燃料の貯蔵プール
の一部切欠いた斜視図である。 L・・・貯蔵プール 1a・・・プールの縁2・
・・燃料貯蔵ラック 3・・・制水装置4・・・水面
5・・・第1の利水板6・・・第2の’
HJ水板 7・・・フェンス8・・・制水板
9・・・クレーン10・・・第3の制水板 出願人 株式会社武藤構造力学研究所 第1図 3(岩漿1) 凸 第2図 第3図 第5図 第4図 第63 第77 第9図 第8図
Claims (1)
- プールや貯液槽もしくは堤防等に設けるものとして、水
面近傍に内側に張出す第1の制水板を設け、この制水板
に対しその上方に多少の間隔を存して第2の制水板を内
側に張出したことを特徴とする制水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60113881A JPS61271499A (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 制水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60113881A JPS61271499A (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 制水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61271499A true JPS61271499A (ja) | 1986-12-01 |
Family
ID=14623458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60113881A Pending JPS61271499A (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 制水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61271499A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010096537A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Toshiba Corp | スロッシングおよび溢水抑制装置 |
KR101007700B1 (ko) | 2008-09-29 | 2011-01-13 | 삼성중공업 주식회사 | 유체 저장용 화물창 |
JP2011185791A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 貯留槽の溢水防止フェンス |
JP2013112358A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スロッシング防止構造 |
-
1985
- 1985-05-27 JP JP60113881A patent/JPS61271499A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101007700B1 (ko) | 2008-09-29 | 2011-01-13 | 삼성중공업 주식회사 | 유체 저장용 화물창 |
JP2010096537A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Toshiba Corp | スロッシングおよび溢水抑制装置 |
JP2011185791A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 貯留槽の溢水防止フェンス |
JP2013112358A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スロッシング防止構造 |
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