JPS61271095A - 有機性物質を含む廃水の資源化処理方法 - Google Patents

有機性物質を含む廃水の資源化処理方法

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JPS61271095A
JPS61271095A JP60112174A JP11217485A JPS61271095A JP S61271095 A JPS61271095 A JP S61271095A JP 60112174 A JP60112174 A JP 60112174A JP 11217485 A JP11217485 A JP 11217485A JP S61271095 A JPS61271095 A JP S61271095A
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JP
Japan
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wastewater
bacteria
soil
group
phenol
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JP60112174A
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English (en)
Inventor
Mamoru Uchimizu
内水 護
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、フェノール又は/及びフェノール露出基の
ある化合物を含む代謝産物を産出するよう土壌性通性嫌
気性細菌群、又は土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌と
が共存する細菌群を順調し、該細菌群並びにメタン菌を
含む土壌性偏性嫌気性細菌群の働きにより、廃水の浄化
をなすと同時に廃水中に含まれる有機物をメタンガス及
び飼肥料として回収する有機性物質を含む廃水の資源化
処理方法に関する。
(従来の技術) 周知のように、各種廃水の処理方法としては、各種の生
物処理法がすでに実施されている。そして、これら従来
法は、いずれも廃水中に含まれる有機性物質の低分子化
並びにガス化を目的としたものであり、好気性生物処理
法と嫌気性生物処理法とに大別される。好気性生物処理
法においては、廃水中の溶存酸素濃度を通常1.0pp
i以上に保つことにより好気性細菌を活性化し、該細菌
群の作用により有機物を酸化分解させるものであり、活
性汚泥法が最も代表的である。嫌気性生物処理において
も、同様に、嫌気性細菌の作用による有機物の低分子化
並びに分解を目的としており、消化法、メタン醗酵法、
等がこれに属している。その他好気性並びに嫌気性生物
処理法を併用したものとして、脱窒を目的とした処理法
があるが、これも有機物の分解並びにガス化を目的とし
たものである。
しかしながら、このような従来の生物処理法は、廃水中
に含まれる有機物の低分子化並びにガス化を目的として
いるところから、好気性生物処理法において、曝気に要
する時間、設備、運転経費が多く必要となると共に運転
管理が複雑になるなどの問題点があり、嫌気性生物処理
法においては、悪臭の発生、?1留時間の長期化などの
問題点を有している。これら問題点の一解決方法として
酵素添加による処理も考えられているが、満足のいく成
果をおさめていない。
有機性物質を含む廃水のメタン化処理方法として、標準
消化法が従来から広く使用されているが、この方法は消
化構内で生汚泥、その他RODの高い廃水を20〜60
日間加温保持する間に、生汚泥などの有機性物質をバチ
ルス(Bacillus)菌等の酸生成菌によって有機
酸やアルコール類などに変成さけ、次いでメタン菌によ
りそれらを更に分解しメタンガスや炭酸ガスなどに変成
させることで廃水中の有機性物質を回収する手法である
が、生汚泥、その他BODの高い廃水の消化槽内での滞
留時間が長く、その結果として発生ガスのかなりの部分
が消化槽の温度保持に消費されるため発生ガスの熱源や
動力源としての利用目的に不利になること、消化槽の維
持管理が困難なこと、施設が広い敷地を要し建設費が著
しく高価なこと、処理可能な廃水に上下の濃度限界を有
すること、などのほか、消化槽から排出される脱離液が
悪臭を発生すると同時にその処理が著しく困難なこと、
など種々の欠点を伴っている。
一方、廃水に含まれる有機物の飼肥料化においても多大
の費用と高度な技術を要し、その結果、未利用のまま廃
棄される場合が多い。例えば食品加工廃水に含まれる有
機物は、一般に良質な食品ないしは飼料原料であるにも
かかわらず、効率的な回収・加工技術が存在しないため
廃棄処理の対象とされており、その結果、含有有機物は
廃水処理汚泥として低次の利用ないしは投棄に付されて
いる。又、有機質肥料の生産・加工においては、脱水汚
泥等の有機質原料を含水率55乃至65%程度に調節す
ると同時に、好気性細菌若しくは通性嫌気性細菌群より
なる菌体を添加し、温度、通気条件を添加される細菌群
の最適条件で長期に亘って保つことにより醗酵させて加
工している。しかしながら、このような従来の加工方法
は、有機質原料の水分調整に多大の手数がかかると共に
経費を要し、又、醗酵に長期間を要し、したがって広大
な用地が必要であり、更にその管理にも多大の手数がか
かる等の欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 有機性廃水に関する各種生物処理法、m厚有機廃水のメ
タン化処理法、並びに廃水処理汚泥の醗酵操作による飼
肥料化に関する従来技術は、そのいずれもが土壌性通性
嫌気性細菌群、°又は土壌性通性嫌気性細菌と好気性細
菌とが共存する細菌群を利用しているにもかかわらず、
前項において述べた問題点を共通してはらむ理由は、−
殺土壌細菌群のうちの好気性細菌並びに通性嫌気性細菌
が、外部環境の違いによって代謝回路に2重性を示すこ
とに気付いてこなかったからである。
(問題点を解決するための手段) この発明は前記した問題点を解決するためになされたも
のであって、廃水のBOD濃度いかんにかかわらず、極
めて効率よくしかも短時間に処理すると同時に廃水中に
含まれる有機物の資源化をはかり、運転経費の軽減化、
装置の小型化、運転管理の単純化、更には発生ガス並び
に製品としての飼肥゛料の品質の安定化及び向上を図る
ことを目的とし、その具体的技術手段とするところは、
有機性物質を含む廃水を反応工程、濃縮工程、メタン醗
酵工程、汚泥化工程へと順次送ると共に汚泥化工程で調
整された汚泥状反応物質を含む混合溶液の一部を培養工
程を経由して再び反応工程へ返送し、残部を分離工程を
経て熟成工程へ送入し、更には濃縮工程並びに分離工程
からの分離液を廃水処理工程に送入するようにして、前
記培養工程にJ3いては、土壌性通性嫌気性細菌群又は
土壌性通性嫌気性細菌並びに好気性細菌よりなる細菌群
の活動によるフェノール又は/及びフェノール露出基の
ある化合物を含む代謝産物を可能な限り増量させること
により、反応工程へフェノール又は/及びフェノール露
出基のある化合物を含む代謝産物を供給し、該反応工程
おいては、培養工程から返送されるフェノール又は/及
びフェノール露出基のある化合物を含む代謝産物と原廃
水とを混合し、廃水中の可溶性物質の化学反応による結
合、粒子化、凝集、縮合、重合、並びに微細汚泥の巨大
化を急速に進行させることにより、前記濃縮工程におけ
る固液分離を容易ならしめ、メタン醗酵工程においては
、フェノール又は/及びフェノール露出基のある化合物
を含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気性細菌群又は
該土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌とが共存する細菌
群と、メタン菌を含む土壌性偏性嫌気性細菌群とを共棲
させることにより、メタン菌を含む土壌性偏性嫌気性細
菌群の活動を異常に高め、その結果廃水中の有機物の有
機酸並びにアルコール類への変成、及びメタンガス並び
に炭酸ガスへの分解を促進せしめ、前記汚泥化工程にお
いてはメタンSV工程からの脱離液中に生棲する土壌性
偏性嫌気性細菌群を潜在化させると共に前記脱離液中に
生棲するフェノール又は/及びフェノール露出基のある
化合物を含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気性細菌
群又は該土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌とが共存す
る細菌群をより一層活発化させ、脱離液中に含まれるフ
ェノール又は/及びフェノール露出基のある化合物を含
む微生物代謝産物を増量させることにより、脱離液中に
含まれる有機物の化学反応による結合、粒子化、凝集、
縮合、重合、並びに微細汚泥の巨大化を進展させ、培養
・工程における培養、並びに前記分離工程における分離
、を容易ならしめ、前記熟成工程においては、土壌性偏
性嫌気性細菌群並びに、フェノール又は/及びフェノー
ル露出基のある化合物を含む代謝産物を産出する土壌性
通性細菌群又は該土壌通性嫌気性細菌と好気性細菌とが
共存するm菌群、とを活発に共棲させることにより前記
分離工程から送入される分離汚泥の熟成を容易に達成さ
せると同時に、フェノール又は/及びフェノール露出基
のある化合物を含む代謝産物による抗菌作用により、製
品の腐廃等による品質劣化を排除することによって製品
品質の向上をはかり、前記廃水処理工程においては、廃
水中に生棲するフェノール又は/及びフェノール露出基
のある化合物を含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気
性細菌群又は該土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌とが
共存する細菌群、の作用により廃水中の有機物を急速に
結合、粒子化、凝集、縮合、重合し、微細汚泥を巨大化
せしめることにより廃水の浄化を達成させることを特徴
とする。
(本発明の基礎をなす新しい理論のm要)この発明は、
フェノール又は/及びフェノール露出基のある化合物を
含む微生物代謝産物、並びに該代謝産物を産出するよう
順馴された土壌性通性嫌気性細菌及び好気性細菌を活用
する点において、従来技術と全く異なると共に、従来技
術のかかえた諸問題の解決をはかるものであるから、発
明の詳細な説明に先だって基本となる理論についての概
要を記すこととする。
(梢 代謝回路の2重性 一般土壌細菌群のうちの好気性細菌並びに通性嫌気性細
菌は、代謝回路に2重性を具備している。
その1は遊離酸素の存在下において機能する代謝回路で
あり、その2は遊離酸素の不存在下において機能する代
謝回路である。物質面よりみれば、前者により生成され
る代謝産物にはフェノール化合物が含まれないのに反し
て、後者により生成される代謝産物にはフェノール又は
/及びフェノール露出基のある化合物が含有される。後
者の代謝回路は、フェノール又は/及びフェノール露出
基のある化合物を含む代謝産物ないしは該代謝産物を含
有する物質(腐植物等)の存在下においてか、または該
細菌群(好気性細菌並びに通性嫌気性細菌)が遊離酸素
の不存在下において土壌性偏性嫌気性細菌群と活発に共
棲することによって、機能するものである。なお、遊離
酸素の不存在下における好気性細菌並びに通性嫌気性細
菌への酸素供給は、分子内酸素がドナーを介してなされ
るものである。
土壌性通性嫌気細菌並びに好気性細菌が、フェノール又
は/及びフェノール露出基のある化合物を生成するよう
順馴された後においては、遊離酸素の存在下においても
、一定期間、それもかなりの長期にわたってフェノール
又は/及びフェノール露出基のある化合物を含む代謝産
物の産出を継続して行なうものである。
従来技術においては、該代謝回路の2重性に着目せず、
従って又、該代謝回路の2重性を制御する手法も存しな
かったので、前記した諸種の問題を生じるのである。
(ロ)代謝機能の制御 前項において述べたように、土壌性通性嫌気性細菌並び
に好気性a菌は、代謝回路に2重性を有している。その
どちらが発現するかは、本来的には当該細菌の生棲環境
によって決まるのであるが、人為的環境においては、遊
離酸素の存在の有無に関係なく一般に非フエノール系代
謝活動が発現する。かりにフェノール系代謝回路の機能
している当該細菌であっても、人為的環境に置かれるこ
とによって、通常は、フェノール系代謝作用に代って非
フエノール系代謝活動が発現するよう変性するのである
遊m酸素の存在の有無に関係なく、人為的環境において
該細菌群によるフェノール系代謝機能が発現し、継続す
るためには、一定の条件下において該細菌群がフェノー
ル又は/及びフェノール露出群のある化合物を含む代謝
産物の存在下に置かれつづけることが不可欠である。そ
のためには系外からフェノール又は/及びフェノール露
出基のある化合物を含む代謝産物ないしは該代謝産物を
含有する物質(例えば腐植物等)の添加をなすか、又は
自然界に存在するフェノール系代謝機能が異常に強化さ
れた該細菌群を種菌として活用することが必須となる。
なおここでいう種菌とは、土壌性偏性嫌気性細菌群が、
フェノール又は/及びフェノール露出基のある化合物を
含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気性細菌群又は該
土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌よりなる細菌群、と
活発に共棲しており、かつ該代謝産物の抗菌性作用によ
り、土壌細菌群以外の細菌群、特に大腸菌、腐敗菌、等
の有害菌が不活性化ないしは滅菌された状態にある細菌
群を意味する。
前記した種菌として利用可能な細菌群は、畜産廃水等の
排水路等において、生成汚泥が排水路等に設けられたく
ぼみ等に沈積しており、汚泥沈積面の上をゆっくりとし
た流れがたえず継続して起り、かつ数年以上の長期にわ
たって上記条件が継続しつづけている地点において、比
較的容易に採取されうる。このような場所において、汚
泥がフェノール又は/及びフェノール露出基のある化合
物を含有していれば、汚泥沈積面と廃水との境目から汚
泥まじりの廃水を採取することにより、種菌として利用
可能な細菌群が入手できる。なお、フェノール又は/及
びフェノール露出基のある化合物の存在は、通常、フェ
ノール臭の発生により、感覚的にも確認されうるちので
ある。
(ハ)基本反応 有機物(有機水溶液並びに含水性有機混合物)は、フェ
ノール又は/及びフェノール露出基のある化合物を含む
微生物代謝産物を添加されることにより、急速に結合、
粒子化、凝集、綜合、重合し、巨大分子化・塊状産物化
する(基本反応1)。
上記反応に際し、活性化された珪酸分を多量に含む物質
が添加されれば、腐植化のための重縮合反応を惹起する
(基本反応2)。
上記したフェノール露出基のある化合物とは、フェノー
ル露出基をもった有機物一般を指すが、特にフェノール
露出基を有する酵素が有効である。又、活性化された珪
酸分を多量に含む物質とは、安山岩質ないしは流紋岩質
の組成を有し、かつ火山ガラス等の活性度の高い不安定
な物質をいう。
以下においては、基本反応1に関連した記載のみをなす
が、当該処理資源化システム内のいずれかに活性化した
珪酸分を多Rに含む物質が内装又は添加されるか、又は
原廃水に該物質が含まれる場合、例えば製紙廃水におけ
る粘土鉱物、養豚廃水における合成飼料に含まれる鉱物
性増量剤、等、においては、反応は全て基本反応として
生起する。
基本反応1と基本反応2の違いは、反応生成物における
キレート構造が、基本反応2により生成される物質にお
いてより顕著にみられる場合が多く、従って無機イオン
性物質の有機廃水からの除去をも目的とする場合におい
ては、活性化した珪酸分を多聞に含む物質を反応系に組
み込むのが得策である。なおこのことは、基本反応1に
よる反応生成物にキレート構造が発達しないという意味
ではなく、キレート構造の発達がより技術的な困難を伴
うという意味にしかすぎない。
口) 巨大分子化と酵素反応 当該反応は酵素分解とは全く異なった反応である。この
ことは、酵素分解においては反応の進展に伴い生成物の
分子量が低下するが、当該反応においては有機物の分子
量が定常的に増大することからも明らかである。当該巨
大分子化と酵素反応との関係は下記の表1に示したとお
りであり、微生物代謝産物が常に酵素を含む関係から、
当該巨大分子化は非分解型の酵素反応と同時に進行する
こととなる。
その結果、例えば悪臭物質に関していえば、基本反応1
又は基本反応2の進展による分子量の増大、並びに同時
に進展する非分解型酵素反応による安定物質への移行に
よって当該システムからの悪臭の発生はない。
(ホ)反応生成物とキレート構造 該順調された通性嫌気性細菌並びに好気性細菌の培養過
程におけるpH変動を模式的に示すと、第1図のとおり
である。
土壌細菌群により生成される代謝産物は有機酸を含有す
る関係から酸性溶液であるにもかかわらず、該細菌群に
よる培養液が図に示したようなpH変動を示す理由は、
培養液中の無機イオン性物質の挙動と一体化して解析す
ることによってのみ理解されうるちである。
フェノール又は/及びフェノール露出基のある化合物を
含む代謝産物の生成条件下における培養汚泥は、キレー
ト構造を有しており、キレート内面は士、−基の集合体
となっている。したがって該代謝産物の存在下において
は、生成汚泥の+、−基におけるイオン性物質の置換並
びにキレート構造の成長・変形によって、又同時に有機
酸塩の生成によって、培養液のp)I変動並びに無機イ
オン性物質の液中からの除去がなされるのである。
(へ)抗菌性の機構 およそ微生物は、自己以外の(微)生物に対する抗菌性
を有する。抗菌性の発現は代謝産物を介してなされるも
のであり、従っである個体から分泌された代謝産物は当
該個体以外の(微)生物に対して、ある種族から分泌さ
れた代謝産物は当該種属以外の(微)生物に対して、又
多種の微生物より構成される前体から分泌された代謝産
物は当該群休を構成する種属以外の〈微)生物に対して
、抗菌性を有することとなる。フェノール又は/及びフ
ェノール露出基のある化合物を含む微生物代謝産物は、
一般土壌細菌群総体としての代謝産物であるところから
、該代謝産物は、一般土壌細菌群以外の(微)生物に対
しての顕著な抗菌性を有するもである。
(本発明方法で機能する細菌群) 当該廃水の資源化処理方法においては、廃水中の有機物
が一般土壌細菌群のうちの通性嫌気性細菌並びに好気性
細菌により産出されるフェノール又は/及びフェノール
露出基のある化合物を含む代謝産物と物理化学的に反応
すると共に、メタン菌を含む土壌性偏性嫌気性細菌群に
よる代謝産物とも反応を生起し、有機物の巨大分子化、
汚泥化、メタン化並びに発生汚泥の熟成が達成されるの
である。従って当該方法において生棲し、機能する細菌
群は、メタン菌を含む土壌性偏性嫌気性細菌群と、土壌
性通性嫌気性細菌群又は土壌性通性嫌気性細菌と好気性
細菌よりなる細菌群、とが共存づる細菌群でなくてはな
らない。
当該方法のうち絶対的嫌気条件に保持されるメタン醗酵
工程においては、前記メタン菌を含む偏性嫌気性細菌が
顕在化し、かつ前記通性嫌気性細菌並びに好気性細菌が
分子内酸素の供給を受けながら活発に共棲している。こ
の共棲関係が持続されることにより、前記通性嫌気性細
菌並びに好気性細菌のフェノール系代謝機能が更に強化
されることとなる。なお、メタン菌を含む偏性嫌気性細
菌と共棲しつる通性嫌気性細菌並びに好気性細菌は、前
記した土壌性細菌のみに限られず、又土壌性通性嫌気性
細菌並びに好気性細菌であっても、フェノール系代謝t
a能の顕在化しない通性嫌気性細菌並びに好気性細菌が
共棲する場合は、産出される代謝産物による土壌細菌群
以外の細菌群に対する抗菌作用が微弱であり、その結果
、前記メタン菌を含む偏性嫌気性細菌と共棲する通性嫌
気性細菌並びに好気性細菌が、土壌細菌群以外の細菌群
に移行する。一般にメタン消化液が悪臭を発生する理由
は上記した事柄に由来しており、従って、当該発明にお
ける消化槽作用時に投入する種菌は、メタン菌を含む偏
性嫌気性細菌群が、フェノール又は/及びフェノール露
出基のある化合物を含む代謝産物を産出するよう順調さ
れた前記土壌性通性嫌気性細菌群並びに好気性細菌より
なる細菌群と、共棲している細菌群でなくてはならない
前記熟成工程においてはやや嫌気性の強い条件が保持さ
れ、かつ絶対的嫌気条件には保持されない結果、メタン
菌を除く土壌性偏性嫌気性細菌群と、前記したフェノー
ル系代謝機能の顕在化した土壌性通性嫌気性細菌群又は
前記土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌よりなる細菌群
とが、共に活溌化する。なお当該工程に生棲するm菌群
が上記した細菌群に限定される理由は、メタン醗酵工程
において述べたと同じである。
当該廃水の資源化処理方法における前記した以外の工程
、すなわち培養工程、反応工程、汚泥化工程並びに廃水
処理工程においては、遊離酸素との接触が起りつる相対
的好気的条件下におかれるため、メタン菌のほか土壌性
偏性嫌気性細菌群は潜在化・不活性し、フェノール又は
/及びフェノール露出基のある化合物を含む代謝産物を
産出する土壌性通性嫌気性細菌群、又は該土壌性通性嫌
気性細菌と好気性細菌とが共存する細菌群、のみが活性
化する。その結果、前記細菌群の活動によるフェノール
又は/及びフェノール露出基のある化合物を含む代謝産
物が生成され、該代謝産物が廃水中の有機物と物理化学
的に反応し、巨大分子並びに汚泥化を惹起すると同時に
、土壌細菌群以外の細菌群に抗菌作用を及ぼすのである
なお上記通性嫌気性細菌、好気性細菌及び通性嫌気性細
菌のいずれもが当該資源化処理方法において有効である
理由は、通性嫌気性細菌並びに好気性細菌のいずれもが
酸素の存在下において有効にIff能する代謝回路を有
し、従ってその作用において相類似する酸化段階の高い
化合物を含む代謝産物を生成するからである。すなわち
、フェノール系代謝機能の顕在化した土壌性通性嫌気性
細菌及び好気性細菌により生成された代謝産物は共にフ
ェノール又は/及びフェノール露出基のある化合物、有
機酸、多糖類、アミノ酸を含み、それら化学物質が廃水
中の有機物と相類似した反応を惹起する。
しかしながら、一般に細菌の好気性が高まるにつれ当該
細菌の増殖速度は高まり、同時に増殖に要する物質洞費
も増大する。その結果、好気性の強い細菌V二おいては
代謝産物の菌体内蓄積が進行しにくく、従って当、該廃
水の資源化処理方法においである程度以上好気性の強い
細菌を活用することは、効果的でない。
実験結果によれば、溶存酸素濃度(Do)で0、7pp
m程度が効果−非効果の境目であり、従って0.7pp
m稈度以下のDo範囲で活性化する細菌群が効果的とな
る。
以上の事柄をより具体的かつ模式化して示したのが第2
図である。第2図下段においては、好気性細菌、通性嫌
気性細菌、偏性嫌気性細菌の各生息範囲をDo値との関
係において示した。
実線部分は最適生存範囲、破線部分は生存可能範囲を示
している。中段においてはDo値と細菌群の平均増殖速
度との関係、すなわちDo値の上昇に伴い細菌群の平均
増殖速度が増大する様子を示している。上段においては
、Do値と細菌群の増殖により消費される代謝産物間と
゛の関係B、並びにDo値と細菌群の活動により生成さ
れる代謝産物量との関係へを示した。図中(A−B)D
Oxは、Do値がXにおける有効代謝産物量、すなわち
当該Do値における生成代謝産物量から細菌群の増殖に
よって自己消費される代謝産物jを差し引いた代謝産物
量を示している。この図からは、又、(A−B)D。
Xff1DOW1の増大に伴い減少し、Do値が0.7
1)I)l程度においてほぼ零に達することも示されて
いる。従ってこの図から当該廃水の資源化処理方法で有
効に作用する細菌が、通性嫌気性細菌並びにDo 0.
7ppm以下で活性化する一部の好気性細菌とした理由
が判明する。
およそ細菌群は、その外部環境が当該細菌群の生育・増
殖に適した条件に保たれた場合においては、活発に増殖
すると共に代謝活動が盛んに行なわれ、その結果代謝産
物の菌体内蓄積が進行する。この菌体内に蓄積された代
謝産物量が第2図に示した(A−B)DOxである。こ
のように活発に増殖し、かつ代謝産物の菌体内蓄積が進
行した細菌群が、当該細菌群の生育、増殖に不適な環境
下におかれると、環境調整機能ないしは自己保存機能を
発揮し、その結果、細菌群は増殖活動を停止すると同時
に、菌体内に蓄積された代謝産物(A−B)DOxの菌
体外への排出を行なう。なお前記外部環境の変化は急激
なものでなくてはならず、Do値による変化の開きは0
.1pp−以上、望ましくは0.2〜O13ppm程度
が必要となる。
一般に細菌群が一定時間以上その生育に不適な環境に置
かれた後、最適生育環境を与えられた場合には、当該細
菌群を活性化するためおよそ30分、代謝産物の菌体内
蓄積に30分、程度の時間が必要となる。従って細菌群
の増殖を伴う当該廃水の資源化処理方法の各工程におけ
るDO条件は、上記した細菌の一般特性を組み込んだも
のとしなくてはならない。
(実施例) この発明の実施例について第3図乃至第6図を参照しつ
つ説明する。
この発明は、第3図示の如く、培養工程1で細菌群の活
動により生成されたフェノール又は/及びフェノール露
出基のある化合物を含む代謝産物の混合溶液と有機性物
質を含む原廃水とを反応工程2に混合投入し、そこで短
時間に化学的に反応させ、廃水中に含まれる汚濁成分の
かなりの部分を固液分離可能な状態にした後、濃縮工程
3で汚泥状物質を多徂に含んだ混合液と分離液とに分離
した後、該混合液をメタン醗酵工程4に送入し、該混合
液に含まれる有機物のメタン化を促進した後汚泥化工程
5へ移送し、該工程5において細菌群の活動により生成
される代謝産物の作用により混合液中に含まれる汚濁成
分を再度分離可能な状態に調整した後、該混合液の一部
を培養工程1へ送り、細菌群の活動による代謝産物の濃
度を高めた上で再び反応工程2へ返送すると同時に、残
余を分離工程6へ送入し、分離汚泥と分離液とに分離し
、更に濃縮工程3並びに分離工程6からの分離液を廃水
処理工程7において細菌群の活動による代謝産物の作用
により浄化すると同時に、前記分離汚泥を熟成工程8に
移送し熟成させることにより製品化するものである。
原廃水は、人畜原体廃水、水産加工廃水、農産加工廃水
、その他有機性物質を含む廃水であれば、その種類、濃
度を問わずにすべてこの方法で処理することができる。
原廃水は、まず反応工程2へ連続若しくは不連続的に定
量ずつ供給される。該反応工程2においては、培養工程
1から該培養工程1において土壌性通性嫌気性細菌並び
に好気性細菌により生成されたフェノール又は/及びフ
ェノール露出基のある化合物を含む代謝産物の混合溶液
と原廃水とが同時に供給され、これら性状の異なった2
液が混合並びに緩速攪拌されて、2液間の反応が進行す
る。反応工程2において惹起する反応は、培養工程1か
ら送入される混合溶液に含まれる細菌群による代謝産物
と、廃水中に含まれる可溶性並びに不溶性有機成分との
間で起こるものであり、両者が反応することにより、ま
ず化学的又は/及び生物学的汚泥が形成され、次いで未
反応有機物と前記化学的又は/及び生物学的汚泥が共存
することによって塊状産物を形成するのであるから、反
応の進展を促すために曝気の必要はなく、又滞留時間も
短時間でよい。上記反応は代謝産物中のフェノール又は
/及びフェノール露出基のある化合物が、廃水中の可溶
性並びに不溶性有機物に作用し、重縮合を含む巨大分子
化並びに汚泥化を惹起するものであり、代謝産物中の有
ll′Pa、多糖類、アミノ酸は有機物の重縮合を含む
巨大分子化並びに汚泥化に際し架橋を形成することより
反応をより急速かつ安定して進行させるものである。
なお、有II!!、多糖類、アミノ酸の存在下において
フェノール又は/及びフェノール露出基のある化合物に
よって惹起される本反応は、酵素反応に比較しても反応
速度が大きく、従ってチョッピングタイプの酵素存在下
においても、当該反応のみが顕在化し、酵素分解は潜在
化する。
当該反応は物理化学反応であるところから、液温によっ
て反応速度は異なるが、一般に反応速度は大きく数時間
程度の短時間の滞留であってもかなりの程度まで反応は
進展する。また必要以上の長時間の滞留は、細菌群の自
己消化等を惹起するなどの弊害を生じるので避けなくて
はならない。なお、前記代謝産物が強アルカリ性におい
て不活性化する等の理由により、効率上からみて原廃水
のpHを5.0以上9.0以下に攪拌等の操作により調
整する必要がある。又当該工程が有機物の巨大分子化・
汚泥化を目的とするところから、反応機会を増大させる
ために攪拌が必要であるが、生成汚泥を破壊しない程度
のゆっくりとしたものでなくとはならない。なお前記混
合溶液と原廃水との割合は、濃縮工程3での濃縮度によ
っても異なるが、一般に原廃水100に対して混合溶液
5〜20の割合であることが望ましい。
本実施例においては、原廃水は調整工程9を介して反応
工程2へ供給するものとし、該原廃水は該調整工程9に
おいて曝気並びに攪拌操作によりpHを8.0以上9.
0以下に又酸化還元電位を一30077L Vから−5
oon V門下に調整するものとした。
濃縮工程3においては、反応工程2から送られてくる汚
泥状並びに塊状反応物質を含む廃水を該汚泥状並びに塊
状反応物質の濃度が更に高まった混合液と分離液とに分
離すると同時に、該混合液をメタン醗酵工程4に連続若
しくは不連続的に送入する関係から、凝集剤の使用は避
けなくてはならない。又、該濃縮工程3で使用する濃縮
@置としては、ドラム型真空濃縮機など強制分離型式の
もののほか、汚泥状物質の性状によっては沈降分離槽の
利用も可能である。
濃縮工程3で分離された汚泥状反応物質を含む混合液を
メタン醗酵工程4に移送するに先だって、本実施例では
濃縮工程3とメタン醗酵工程4の間に設けられた汚泥調
整工程10において、曝気並びに攪拌操作により混合液
のpHを7.0以上7.8以下、酸化還元電位を一35
0m Vから一45077LV間に調整するのが望まし
く、該電位は一400m V程度に事前調整する必要が
ある。
又、前記混合液の基質濃度は7%以上13%以下、望ま
しくは10%程度のスラリー状でることが好ましい。従
来の消化法における最適基質濃度が5〜7%程度である
のに比べて、このような高基質濃度が最適である理由は
、当該方法においてはメタン菌のほか土壌性偏性嫌気性
細菌が、フェノール又は/及びフェノール露出基のある
化合物を含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気性細菌
又は該土壌性通性嫌気性細菌並びに好気性細菌と共棲す
ることにより、異常に活性化しており、かつ送入混合液
中に含まれる汚泥がキレート構造を有しているため高密
度化しており、含水率90%程度でも充分流動性を有し
ているためである。
当該メタンm酵工程4においては、工程内に滞留する混
合液をメタン菌の生棲・増殖に適した物理化学条件、例
えば温度条件、攪拌条件、pH条件、電位条件に保持す
る必要があるのは従来法と同じである。しかしながら、
該メタン醗酵工程4の構成を第4図に示すようにメタン
菌培養工程4a並びにメタン化反応工程4bよりなるも
のとした場合においては、メタン菌培養工程4aの温度
範囲を60℃以下、メタン菌反応工程4bの温度範囲を
70℃以下とする(特願昭58−51183号)ことが
可能となる。
当該メタン醗酵工程4における混合液の滞留時間が3時
間以上240時間以内と、従来法に比して著しく短い理
由は、前記したようにメタン菌が、フェノール系代謝回
路の顕在化した土壌性通性嫌気性細菌又は該土壌性通性
嫌気性細菌並びに好気性細菌、と共棲することにより異
常に活性化しており、従ってメタンガスの発生が短期間
に起り、しかもガス発生量が滞留時間の経過と共に著し
く減少すること並びに脱離液の処理が容易に行なえるこ
と、によるものである。
汚泥化工程5においては、メタン醗酵工程4から送入さ
れる脱離液中に生棲する細菌群のうち、メタン菌のほか
土壌偏性嫌気性細菌群を潜在化・不活性化させると同時
に、フェノール又は/及びフェノール露出基のある化合
物を含む代謝産物を産出する細菌群のより一層の活性化
並びに該代謝産物の菌体外排出を図ると同時に、該代謝
産物の作用により脱離液中に含まれる有機物の巨大分子
化・汚泥化を再度促進するのであるから、当該工程5の
運転条件はその目的を達成するものでなくてはなら−な
い。又、当該工程5における8M留時間は、上記した目
的を達成することにより分離工程6での分離を容易にす
るため、最低6時間は必要となる。なお当該工程5にお
けるその他の条件は、後記衣2の範囲にあることが不可
欠である。
培養工程1においては、汚泥化工程5から送入される汚
泥状物質を含む混合液中の前記通性嫌気性細菌・並びに
好気性細菌をより一層活性化させると同時に、該通性嫌
気性細菌並びに好気性細菌の増殖を進展させ、フェノー
ル又は/及びフェノール露出基のある化合物を含む代謝
産物の菌体内蓄積並びに菌体外への排出を促し、ひいて
は混合液中の代謝産物濃度を高めなくてはならない。そ
のため、該培養工程1における物理化学条件は、後記衣
2の範囲にあることが望ましく、とくに当該工程1にお
ける滞留時間については、3〜4日が最適となる。48
時間以下の滞留では、系のバランスが長期的には維持で
きず、反応工程2における効率の低下、汚泥状物質の分
離性能の低下、処理水の水質悪化、ひいては培養工程1
への未反応有機物の持込量の増大による培養条件のなお
一層の悪化をもたらす。
培養工程1の運転開始に当っては、遊離酸素の不存在下
において土壌性偏性嫌気性細菌群と共棲し、かつ活性化
している前記通性嫌気性細菌群又は通性嫌気性細菌と好
気性細菌の共存する細菌群を含む汚泥混合液を培養工程
1の容量に対し10%以上の割合で投入することが好ま
しい。これは遊離酸素の不存在下において該通性嫌気性
細菌及び好気性細菌がドナーを介して分子内酸素の供給
を受けることにより、当該通性嫌気性細菌又は好気性細
菌がフェノール又は/及びフェノール露出基のある化合
物を含む代謝産物を安定かつ継続して生成するようすで
に変性しているからである。
培養工程1の運転開始に当っては、遊離酸素の不存在下
において偏性嫌気性細菌群と共棲し、かつフェノール系
代謝機能の顕在化している土壌細菌群を含み、かつ大腸
菌、腐敗菌、等の土壌細菌群以外の有害菌が不活性化な
いしは死滅した状態にある汚泥混合液を種として培養工
程1の容量に対し10%以上の割合で投入する必要があ
る。なお、フェノール又は/及びフェノール露出基のあ
る化合物を含む代謝産物を含有する物質、例えば腐植物
を当該培養工程1に添加する場合においては、種の投入
は不必要となる。
ここでいう腐植物とは、腐植と腐植前駆物質の混合物で
あり、又腐植前駆物質とは有機物の腐植に変化する過程
物質の総称である。
なお当該培養工程1の運転が正常に開始されれば、培養
液乃至は反応液がメタン醗酵工程4に送入されることに
より、該メタン醗酵工程4の運転の正常化も達成される
分離工程6においては、汚泥化工程5から送られてくる
汚泥状反応物質を含む混合液を固液分離した後、分離汚
泥を熟成工程8に移゛送し製品化するのであるから、当
該工程6における凝集剤の使用は極力避けなければなら
ない。汚泥化工程5での反応が充分であれば、汚泥状反
応物質はキレート構造を持ち、分離性にすぐれている関
係から、凝集剤を使用することなく、通常程度の分離機
、例えば走行ろ布脱水機などによって固液分離が可能と
なる。なお分離汚泥の含水率は通常70%前後となる。
廃水処理工程7の構成例を第5図に示す。当該工程は濃
縮工程3並びに分離工程6からの分離液を処理するため
のものであって、通常第1反応工程7a、第1分離工程
7b、第2反応工程10及び第2分離工程7dより構成
される。廃水処理工程7で機能する細菌群は、フェノー
ル又は/及びフェノール露出基のある化合物を含む代謝
産物を産出する土壌性通性嫌気性細菌群、又は該土壌性
通性嫌気性細菌と好気性細菌よりなる細菌群であって、
分離液中の有機物と該代謝産物とが反応し、有機物の巨
大分子化・汚泥化を惹起し、固液分離することによって
分離液の浄化を行なうのである。当該廃水処理工程7へ
の流入条件は、原廃水の性状、濃縮工程3並びに分離工
程6の運転条件、その他の工程の運転条件等によってま
ちまちであり、従って滞留時間の設定については一般に
決められないが、その他の運転条件は概ね下記表2に示
したとおりである。なお当該廃水処理工程7における第
1反応工程1a並びに第2反応工程7cは、共に培養並
びに反応の両機能を兼ねそなえたものであって、第1分
離工程7b並びに第2分離工程7dは、沈降分離槽であ
る場合が通常である。
表2 熟成工程8においては、分離工程6からの分離汚泥を3
〜20日間にわたって熟成することにより製品化する。
当該廃水の資源化処理方法にびフェノール露出基のある
化合物を含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気性細菌
並びに好気性細菌、及び土壌性偏性嫌気性細菌、である
関係から、分離汚泥は容易に良質な醗酵製品に加工する
ことが可能である。なお該代謝産物の作用により有害菌
の発育が抑制されるとともに、熟成期間中、悪臭の発生
等はほとんど生じない。
汚泥状反応分室がキレート構造を有する関係から、分離
汚泥の含水率は70%前後と低く、従って熟成に先だっ
ての含水率の調製はほとんど不必要である。なお製品含
水率は30〜40%となる。
尚、当該熟成工程8の構成例は、例えば第6図に示すよ
うに混合・造粒工程部8aと熟成工程部8bとから成る
また、加工条件を下記表3に記しておく。
表3 次に、この発明の前記実施例に基づくより具体的な実験
例を説明する。
原廃水 原廃水としてBOD 13.000ppm%COD 5
.70(Illlmlの人間生尿尿を用い、調整工程へ
100f1/Hrの割合で供給した。
調整工程 調整工程には前記原廃水とともに廃水処理工程の汚泥を
全量、及び不定期に汚泥化工程の混合液を1回当り10
Qの割合で供給し、滞留日数を2日間として連続した弱
攪拌並びに弱曝気と休止とを30分間ごとに繰り返して
曝気及び攪拌を行ない、pHを8.0〜9.0、酸化還
元電位を=300mVから一5oon V間に調整した
培養工程 培養工程には汚泥工程の混合溶液を51/Hrの割合で
供給し、滞留日数を3日間として緩速機械攪拌(10回
/分以下)を行なった。この閤pHを7.3〜8.0、
電位差を一200mV 〜−350mVに維持した。
尚、培養工程には運転開始時にバチラシア(Bacil
laceae )等を含む通性嫌気性細菌群並びにバタ
テロイダセア(BaCterOidaCOae)等を含
む土壌性偏性嫌気性細菌群よりなる種汚泥を30%投入
した。
反応工程 反応工程には調整工程から原廃水をIGGjl/)lr
の割合で、培養工程から混合溶液を51/Hrの割合で
供給し、滞留時間を4時間として緩速機械攪拌を行なっ
て反応を行なわせた。この間pHは6.0〜9.0に維
持した。
濃縮工程 濃縮工程には反応工程から汚泥状並びに塊状反応物質を
含む廃水を105Q/Hrの割合で供給し、円形ドラム
型興空濃縮機で混合液と分離液とに分離した。
汚泥調整工程 汚泥調整工程には濃縮工程から混合液を181/Hrの
割合で供給し、滞留時間を12時間として緩速機械攪拌
を行なってpl+を6.5以上9.5以下、酸化還元電
位を一350m Vから一430m V間に調整した。
メタン醗酵工程 メタン醗酵工程には汚泥調整工程から基質濃度が8.6
%の混合液を184/llrの割合で供給し、滞留時間
を72時間として発生ガスによる緩速攪拌を行なってI
酵を行なわせた。この間、pHを7.2〜7.3、電位
差を一40071L V、温度を37”Cに維持した。
ガス発生量は6501/ Hr、ガス発熱量は6800
にcal/ゴであった。
汚泥化工程 汚泥化工程にはメタンS酵工程から脱離液をIH/Hr
の割合で供給し、滞留時間を12時間として強曝気と休
止とを30分間ごとに繰り返して曝気攪拌を行なった。
この間pHを6.5〜7.5、電位差を一150m V
 〜−250m V持した。
分離工程 分離工程には汚泥化工程から汚泥状反応物質を含む混合
液を13Q/Hrで供給し、凝集剤を添加すること無く
、走行ろ布脱水機で固液分離した。
廃水処理工程 廃水処理工程の第1反応工程には濃縮工程の分離液を8
7Q/llr、分離工程の分離液を10.8A/11r
を供給すると共に第1分離工程と第2分離工程からの返
送汚泥を当該第1反応工程における8133711度を
2000ppmとするために必要とされる割合で返送し
、滞留時間を24時間として弱曝気と休止とを30分間
ごとに繰り返して曝気攪拌しながら酸化還元電位を0T
rLvから一200m V問に維持しつつ反応を行なわ
せ、次にこれを第1分離工程に供給し、2時間滞留させ
て沈降分離し、分離された分離液を安山岩質軽石を充填
した第2反応工程に供給し、滞留時間を12時間として
弱曝気と休止とを30分間ごとに繰り返して曝気攪拌し
ながらpHを6.5〜7.3に維持しつつ反応を行なわ
せ、最後にこれを第2分離工程に供給し、2時間n留さ
せて沈降分離した。分離された処理水は800が20p
pai以下であった。
熟成工程 熟成工程の混合・造粒工程部には分離工程の含水率72
%の分離汚泥を供給すると共に熟成工程部から分離汚泥
の30%を返送し、滞留時間を4時間として緩速機械攪
拌を行ないクリンカー状に造粒し、これを熟成工程部に
供給し、滞留時間を10日間として切り返しを2回行な
い、pHを6.5〜10.0に維持しつつ、この間ポリ
容器によって断熱しながら57℃まで昇温させて熟成を
行なった。得られた製品コンポストの含水率は35%で
あった。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、この発明によれば、メ
タン菌のほか土壌性偏性嫌気性細菌群と、フェノール又
は/及びフェノール露出基のある化合物を含む代謝産物
を産出するよう順馴された土壌性通性嫌気性細菌群又は
該土壌性通性嫌気性細菌並びに好気性細菌よりなる細菌
群、とが共存する細菌群がその細菌特性を最高に発揮し
、かつ該通性嫌気性細菌並びに好気性細菌のフェノール
系代謝機能の低下を生ぜしめずに、有機性廃水の処理資
源化を効率よくはかることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は順馴された通性嫌気性細菌並びに好気性細菌の
培養工程におけるpH変動を示すグラフ、第2図は代謝
産物の生成°と増殖速度との関係を示すグラフ、第3図
は本発明処理方法の1実施例のブロック図、第4図はメ
タン醗酵工程の概略図、第5図は廃水処理工程の概略図
、第6図は熟成工程の概略図である。 1・・・培養工程 2・・・反応工程 3・・・濃縮工程 4・・・メタン醗酵工程 5・・・汚泥化工程 6・・・分離工程 7・・・廃水処理工程 8・・・熟成工程 第1図 PH>7                     
ス2を 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機性物質を含む廃水を反応工程、濃縮工程、メタ
    ン醗酵工程、汚泥化工程へと順次送ると共に汚泥化工程
    で調整された汚泥状反応物質を含む混合溶液の一部を培
    養工程を経由して再び反応工程へ返送し、残部を分離工
    程を経て熟成工程へ送入し、更には濃縮工程並びに分離
    工程からの分離液を廃水処理工程に送入するようにして
    、前記培養工程においては、土壌性通性嫌気性細菌群又
    は土壌性通性嫌気性細菌並びに好気性細菌よりなる細菌
    群の活動によるフェノール又は/及びフェノール露出基
    のある化合物を含む代謝産物を可能な限り増量させるこ
    とにより、反応工程へフェノール又は/及びフェノール
    露出基のある化合物を含む代謝産物を供給し、該反応工
    程においては、培養工程から返送されるフェノール又は
    /及びフェノール露出基のある化合物を含む代謝産物と
    原廃水とを混合し、廃水中の可溶性物質の化学反応によ
    る結合、粒子化、凝集、縮合、重合、並びに微細汚泥の
    巨大化を急速に進行させることにより、前記濃縮工程に
    おける固液分離を容易ならしめ、メタン醗酵工程におい
    ては、フェノール又は/及びフェノール露出基のある化
    合物を含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気性細菌群
    又は該土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌とが共存する
    細菌群と、メタン菌を含む土壌性偏性嫌気性細菌群とを
    共棲させることにより、メタン菌を含む土壌性偏性嫌気
    性細菌群の活動を異常に高め、その結果廃水中の有機物
    の有機酸並びにアルコール類への変成、及びメタンガス
    並びに炭酸ガスへの分解を促進せしめ、前記汚泥化工程
    においては、メタン醗酵工程からの脱離液中に生棲する
    土壌性偏性嫌気性細菌群を潜在化させると共に前記脱離
    液中に生棲するフェノール又は/及びフェノール露出基
    のある化合物を含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気
    性細菌群又は該土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌とが
    共存する細菌群をより一層活撥化させ、脱離液中に含ま
    れるフェノール又は/及びフェノール露出基のある化合
    物を含む微生物代謝産物を増量させることにより、脱離
    液中に含まれる有機物の化学反応による結合、粒子化、
    凝集、縮合、重合、並びに微細汚泥の巨大化を進展させ
    、培養工程における培養、並びに前記分離工程における
    分離を容易ならしめ、前記熟成工程においては、土壌性
    偏性嫌気性細菌群並びに、フェノール又は/及びフェノ
    ール露出基のある化合物を含む代謝産物を産出する土壌
    性通性嫌気性細菌群又は該土壌性通性嫌気性細菌と好気
    性細菌とが共存する細菌群、とを活発に共棲させること
    により前記分離工程から送入される分離汚泥の熟成を容
    易に達成させると同時に、フェノール又は/及びフェノ
    ール露出基のある化合物を含む代謝産物による抗菌作用
    により、製品の腐廃等による品質劣化を排除することに
    よって製品品質の向上をはかり、前記廃水処理工程にお
    いては、廃水中に生棲するフェノール又は/及びフェノ
    ール露出基のある化合物を含む代謝産物を産出する土壌
    性通性嫌気性細菌群又は該土壌性通性嫌気性細菌と好気
    性細菌とが共存する細菌群の作用により廃水中の有機物
    を急速に結合、粒子化、凝集、縮合、重合し、微細汚泥
    を巨大化せしめることにより廃水の浄化を達成させるこ
    とを特徴とする有機性物質を含む廃水の資源化処理方法
    。 2、前記培養工程、汚泥化工程並びに廃水処理工程にお
    ける細菌群が、潜在化した土壌性偏性嫌気性細菌群と、
    フェノール又は/及びフェノール露出基のある化合物を
    含む代謝産物を産出する土壌性通性嫌気性細菌群又は該
    土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌よりなる細菌群とが
    共存する細菌群であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処理方法。 3、前記メタン醗酵工程における細菌群が、メタン菌を
    含む土壌性偏性嫌気性細菌群と、フェノール又は/及び
    フェノール露出基を含む代謝産物を産出する土壌性通性
    嫌気性細菌群又は該土壌性通性嫌気性細菌と好気性細菌
    よりなる細菌群とが共存する細菌群であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水
    の資源化処理方法。 4、前記熟成工程における細菌群が、顕在化したメタン
    菌を除く土壌性偏性嫌気性細菌群と、フェノール又は/
    及びフェノール露出基を含む代謝産物を産出する土壌性
    通性嫌気性細菌群又は該土壌性通性嫌気性細菌と好気性
    細菌よりなる細菌群とが共存する細菌群であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の有機性物質を含む
    廃水の資源化処理方法。 5、前記培養工程における廃水中の水素イオン濃度が6
    .5以上9.5以下であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処理方
    法。 6、前記培養工程における廃水中の酸化還元電位が−1
    50mVから−350mV間であることを特徴とする特
    許請求の範囲1項記載の有 機性物質を含む廃水の資源化処理方法。 7、前記培養工程における廃水の滞留時間が48時間以
    上120時間以下であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処理方法
    。 8、前記反応工程における廃水中の水素イオン濃度が6
    .0以上9.0以下であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処理方
    法。 9、前記メタン醗酵工程に送入される廃水中の水素イオ
    ン濃度が7.0以上7.8以下であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資
    源化処理方法。 10、前記メタン醗酵工程に送入される廃水中の酸化還
    元電位差が−350mVから−450mV間であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の有機性物質を
    含む廃水の資源化処理方法。 11、前記メタン醗酵工程における廃水の温度が35℃
    以上70℃以下であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処理方法。 12、前記メタン醗酵工程における廃水の滞留時間が3
    時間以上240時間以内であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処
    理方法。 13、前記汚泥化工程における廃水中の水素イオン濃度
    が6.5以上9.5以下であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処
    理方法。 14、前記汚泥化工程における廃水の酸化還元電位が−
    100mVから−300mV間であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資
    源化処理方法。 15、前記汚泥化工程における廃水の滞留時間が6時間
    以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の有機性物質を含む廃水の資源化処理方法。 16、前記熟成工程における汚泥中の水素イオン濃度が
    6.5以上10.0以下であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処
    理方法。 17、前記熟成工程における汚泥の滞留日数が3日以上
    20日以内であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の有機性物質を含む廃水の資源化処理方法。 18、前記廃水処理工程における廃水中の水素イオン濃
    度が5.5以上8.0以下であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の有機性物質を含む廃水の資源化
    処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5846298A (en) * 1997-05-09 1998-12-08 Air Products And Chemicals, Inc. Ozone recovery by zeolite adsorbents

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5846298A (en) * 1997-05-09 1998-12-08 Air Products And Chemicals, Inc. Ozone recovery by zeolite adsorbents

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