JPS61270295A - 化合物半導体単結晶膜の形成方法 - Google Patents

化合物半導体単結晶膜の形成方法

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JPS61270295A
JPS61270295A JP11163085A JP11163085A JPS61270295A JP S61270295 A JPS61270295 A JP S61270295A JP 11163085 A JP11163085 A JP 11163085A JP 11163085 A JP11163085 A JP 11163085A JP S61270295 A JPS61270295 A JP S61270295A
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JP
Japan
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film
substrate
compound semiconductor
single crystal
crystal
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JP11163085A
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Koji Egami
江上 浩二
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化合物半導体デバイス工業に用いられる化合物
半導体単結晶膜の形成方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、Ge膜上に単結晶半導体膜を形成する場合、第2
図に示すような基板構造の提案は多くの同業者によりな
されているが、現実的に非晶質絶縁体基板21上に単結
晶Ge膜22を形成することが容易ではなく、したがっ
て該Ge膜22上の単結晶化合物半導体膜23は得られ
にくかった。例えば、タカイらはSiO□膜の多結晶G
e膜をいわゆるゾーンメルティング法で一度溶融化し、
再固化して、基板垂直方向が<100>、<111>及
び<110>方位の混在した島状Ge膜を得ている(タ
カイ他、ジャパニーズジャーナルオプアプライドフィジ
イクス(Jpn−J・Appl・Phys−)、23巻
、1984年、357ページ)。また、オオマチらは表
面酸化した単結晶Si基板表面の8i0□膜に開口部を
設け、単結晶Si表面を露出させ、さらに多結晶Ge膜
を該基板上に堆積させた後、ゾーンメルティング法によ
り該SiO□膜開口部からシーディングを行い結晶方位
を制御しつつ、Ge単結晶膜を成長させる方法(オオマ
チ他、アブライドフィジイクスレターズ(Appl−P
hys−Lett・)、43巻、1983年、971ペ
ージ)を報告している。これらの形成法では、Ge膜を
一度溶融再固化するという高温処理が必要であったり、
種結晶を用いていたりしており、完全な非晶質基板上の
単結晶Ge膜形成は達成されておらず、多層化デバイス
を実現するためには不向きである。
処理温度の低減化を図ったものとして、ヨネハラらの融
点以下の熱処理によるGeのグラフオエピタキシャル成
長法が知られている(ヨネハラ他、アブライドフィジイ
クスレターズ(Appl・Phys−Lett−)。
45巻、1984年、631ページ)。この方法では、
非晶質5i02膜上に単結晶Ge膜の形成を試みており
、出発多結晶Ge膜として、基板垂直方向が410>ま
たは<112>方位であるものを用い、グラフオエピタ
キシャル成長の特徴である基板表面に加工した溝の効果
により、結晶方位を制御し、単結晶化を促進している。
しかしながら、グラフオエピタキシャル成長においては
、出発多結晶材料はtextwe構造(−軸方向だけが
特定な結晶方位となっている)を有することが好ましく
、形成しようとする単結晶膜の基板垂直方向と上記の特
定−軸方向が一致している程、単結晶化が促進される。
前記、ヨネハラらの方法においては基板垂直方向が<1
10>または<112>方位になりやすい出発多結晶材
料を用いているため、膜厚1000Å以下の極薄膜に特
有な5olid−state surface−ene
rgy効果によって、基板垂直方向を< 100 >方
位に変化させて、単結晶化を行っている。そのため、未
だ単結晶化が不十分であるという問題点がある。
参考のために説明すると、第2図に示した非品質絶縁体
基板21の代わりに安価な単結晶Si基板を用いて、全
てエピタキシャル成長でGaAs/Ge/Si構造を形
成した例(ジェルトン他、アブライドフィジイクスレタ
ーズ(Appl−Phys−Lett・)、45巻、1
984年、274ページ)が知られているが、この方法
は用いる基板が単結晶であることに限定されてしまうた
め、前述の多層化デバイスの実現には不向きであるとい
う欠点を有する。
(発明の目的) 本発明はこのような従来例の欠点を改善し、非晶質絶縁
体基板上にグラフオエピタキシャル成長で単結晶Ge膜
を形成するために、出発材料として、従来にない新たに
< 100 > texture構造を有するGe膜を
用いて、高精度な単結晶化を行わさせしめ、次いで、該
単結晶Ge膜上に物理的・化学的堆積法を用いて、化合
物半導体単結晶膜をヘテロエピタキシャル成長させ、低
温プロセスで化合物半導体膜を形成することを目的とし
たものである。
(発明の構成) 本発明によれば溝加工が施された非晶質絶縁体表面上に
、基板垂直方向が< 100 >方位に優先配向した多
結晶Ge膜を堆積した後、該Geの融点以下の温度で熱
処理をして、グラフオエピタキシャル成長により基板垂
直方向及び線溝の長手方向が< 100 >方位である
単結晶Ge膜を形成し、次いで表面を平坦化しその上に
ガリウムヒ素(GaAs)のような化合物半導体膜に低
温でヘテロエピタキシャル成長させることを特徴とする
化合物半導体膜の形成方法が得られる。
(構成の詳細な説明) 本発明は上述の構成をとることにより、従来技術にない
化合物半導体膜の形成をGe膜のグラフオエピタキシャ
ル成長技術、化合物半導体膜のGe膜上へのへテロエピ
タキシャル成長技術により可能とした。以下、第1図を
参照して説明する。第1図は本発明の基本概念を説明す
るために用いた基板構造の断面図である。
先ず、基板1上に非晶質絶縁体膜2を形成し、溝の深さ
り、溝の幅l、溝と溝との間隔mから成る溝を該絶縁体
膜2表面上に形成する。次いで、基板垂直方向(Z)が
<100>方位に優先配向した多結晶Ge膜3を堆積し
、しかる後、Geの融点(約960’C)以下の温度で
熱処理し、溝の効果により、基板垂直方向(Z)及び溝
の長手方向(Y)が< ioo >方位となるようにG
e結晶粒子の基板両面での再配列・粒子間の合体を促進
させ、単結晶Ge膜3を形成する。この時、結晶軸の自
由度・相関関係より、溝の長手方向(Y)と直交する方
向(X)も< 100 >方位となることは明らかであ
る。さらに、該単結晶Ge膜3の表面を平坦化し、凹凸
を除去した後、物理的・化学的堆積方法により、立方晶
で、格子定数a=5.66人であるGe膜上にGaAs
(立方晶、格子定数a=5.65人)を主組成とする化
合物半導体膜4をヘテロエピタキシャル成長させる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について第1図を参照して詳細に
説明する。基板1としてSi基板、サファイア基板、ア
ルミナ基板、窒化アルミニウム基板を用いた。
非晶質絶縁体膜2として5i02膜あるいはSi3N4
膜を用いた。絶縁体膜2の膜厚として、5i02膜の場
合にはlpm、Si3N4膜の場合には0.211mと
した。
次いで、該絶縁体膜2の表面上に溝の深さが500人、
1000人、1500人の3種類で、溝幅(1)及び溝
の間隔(m)がそれぞれ1戸mである溝の断面が長方形
状の溝を紫外光リソグラフィ技術、ドライエツチング技
術を用いて加工した。
以上のように形成した基板上に高周波スパッタリング法
でGe膜3を堆積させた。スパッタリング条件として、
パワー:50W、堆積速度:400A/min、基板加
熱温度:室温〜600°C,スパッタリングガス圧カニ
Arfjスで3mTorrの範囲を選んだ。前記スパッ
タリング条件の範囲において、堆積するGe膜3の膜質
は主に基板温度に依存し、300°C以下では非晶質状
態であることが紫外光反射スペクトル、X線回折を用い
た評価により見い出された。これらの非晶質Ge膜を絶
対温度スケールで融点の0.75倍の温度、約650°
Cで結晶化させるとランダム配向した多結晶質Ge膜と
なった。基板温度300°C以上では多結晶質Ge膜が
得られ、基板温度400°C付近では基板垂直方向が<
110>方位に優先配向した膜となり、基板温度500
°C付近では基板垂直方向が< 100 >方位と<1
10>方位が混在した膜となり、基板温度600°C付
近では基板垂直方向が<100>方位に優先した膜が得
られた。
溝加工が施された絶縁体膜2上に堆積させた膜厚0゜2
〜0.6pmの前記Ge膜3に絶対温度スケールで融点
の0.95倍の温度、約900°Cで不活性ガス中、1
〜4時間の熱処理を施して、結晶粒子の再配列化、合体
化を促進させて、いわゆるグラフオエピタキシャルGe
膜を形成した。なお、表面保護膜として、0゜5pm原
の5i02膜を用いた。
以上の如く形成したGe膜をX線回折法、電子線回折法
エツチング法で評価したところ、出発材料(堆積した後
のGe膜の結晶学的構造が基板垂直方向に<100>方
位が優先配向した膜を用いた時、いわゆるグラフオエピ
タキシャル成長していることを見い出し、基板垂直方向
(Z)及び、溝の長手方向(Y)が各れも< 100 
>方位の単結晶Ge膜が得られた。
次いで、Ge膜膜上上GaAsを主組成とする化合物半
導体膜をヘテロエピタキシャル成長させるために、該G
e膜3表面に存在している凹凸をケミカル・メカニカル
ポリシング技術を用いて除去し、平坦な表面形成した。
前記のGe膜3のグラフオエピタキシャル成長において
:若干の質量移動は見られるが、融点以下で熱処理を行
っているため、絶縁体膜2表面上に形成した溝とほぼ同
等な表面凹凸が残留しており、また、良質なSiのへテ
ロエピタキシャル膜を得るためにも、該表面平坦化は必
要である。
次に該表面平坦化したGe膜膜上上物理的・化学的堆積
方法を用いて単結晶化合物半導体膜4をヘテロエピタキ
シャル成長させた。先ず、詳しく述べると組成がGaA
sである半導体膜を分子線蒸着法及び化学気相成長法で
エピタキシャル成長させた。分子線蒸着法は分子源とし
て、に−セル中で加熱したGa(ガリウム)、As(ヒ
素)を用い、成長温度680〜720°C2成長室の残
留ガス圧は1O−10Torr以下で行った。また、化
学気相成長法はMOCVD法(MetalOrgani
c Chemical Vapor Depositi
on)により、原料ガスとしてGa(CH3)5.As
H3,キャリアが又としてH2を用い、成長温度680
〜700°Cで行った。
以上の如く形成したGaAs膜4の膜厚は1〜3μmで
ある。
さらに、組成がAlzGal −1As(0,2< x
 < 0.5)である化合物半導体膜4を分子線蒸着法
でエピタキシャル成長させた。この場合、AlxGa1
−zAsの膜厚は211mとした。
以上のようにして形成された単結晶GaAs膜及びAl
zGal−zAs膜の結晶性をエツチング法、電子チャ
キリング法、TEM(Transmission El
ectron Micro−scopy)、及びX線回
折法で評価したところ、密度が103〜105/cm2
の結晶欠陥(転位積層欠陥)が含まれていることが分か
った。さらに、下地Ge膜3とへテロエピタキシャル成
長した化合物半導体単結晶膜4との結晶学的方位関係は
各れの試料でも保たれていることが分かった。
さらに化合物半導体膜4に残留している格子歪をラマン
分光法、フォトルミネッセンス(PL)法で評価したと
ころ、基板1としてGe膜3.GaAs膜4と比べ、そ
の熱膨張係数が小さいSi基板を用いた場合には、ラマ
ンピーク、PLピークのシフトが見られ残留歪が大きか
った。また基板1としてSiより熱膨張係数が大きい、
サファイア、アルミナ、窒化アルミニウム基板を用いた
場合には残留歪が非常に小さな化合物半導体膜4が形成
されていることが分かった。
本実施例で述べた、非晶質絶縁体膜2として5i02膜
Si3N4膜の各れを用いても同様な結果が得られた。
ただし、実施例の他に1として石英ガラス基板を用いた
場合には下地Ge膜3との熱膨張率のミスマツチングが
非常に大きく、Ge膜3のはがれが生じ、連続単結晶膜
が得られず、化合物半導体膜の形成が不可能であった。
本実施例の他に下地Ge膜3の出発材料として、室温で
形成した真空蒸着Ge膜を用いた場合には、堆積した状
態では非晶質で、その後の熱処理により多結晶化した膜
は結晶学的にランダム配向した状態となり、グラフオエ
ピタキシャル成長に不向きであり、その後の化合物半導
体膜の成長過程では単結晶膜とはならなかった。
(発明の効果) 従来、単結晶基板上のエピタキシャル成長現象を利用し
て、単結晶GaAs/Ge/Si構造を有する半導体装
置用基板が作製されていたが、用いる基板がSiに限定
されていたことで、多層化デバイスの形成が不可能であ
った。本発明のような特徴を有する形成方法によれば、
基板垂直方向が< 100 >方位に優先配向したGe
膜を出発材料として用い、グラフオエピタキシャル成長
行わせしめ、容易に単結晶Ge膜を形成することができ
、続いてGe膜と格子マツチングの良いGaAsを主組
成とする化合物半導体膜をGe膜上にヘテロエピタキシ
ャル成長させることが可能となった。
以上、詳細に述べた通り、本発明によれば、従来に無い
構造、繰り返して示すと、非晶質絶縁体膜上に単結晶−
膜、単結晶化合物半導体が得られ、多層化デバイスの作
製を可能とする半導体装置製造に当り、多大の経済効果
をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するために用いた基板構造の断面
図。第2図は従来例を説明するために用いた基板構造の
断面図。 オ   1   図            1□

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 化合物半導体単結晶膜の形成方法において、溝加工が施
    された非晶質絶縁体基板上に基板垂直方向が<100>
    方位に優先配向した多結晶Ge(ゲルマニウム)膜を堆
    積した後、該Ge膜をGeの融点以下の温度で熱処理し
    て、グラフォエピタキシャル成長を行わせ、基板垂直方
    向及び溝の長手方向が<100>方位である単結晶Ge
    膜を形成し、次いで基板表面を平坦化しその上に化合物
    半導体膜をヘテロエピタキシャル成長させることを特徴
    とする化合物半導体単結晶膜の形成方法。
JP11163085A 1985-05-24 1985-05-24 化合物半導体単結晶膜の形成方法 Pending JPS61270295A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017139382A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 日本電信電話株式会社 Ge結晶成長の形状判別方法

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