JPS6126986Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、第１と第２ガイドプレートの相間距
離を決定する中間体を、プレスで打ち抜いたプレ
ートを複数枚積層することにより、安価で量産性
に富むパンチブロツクを提供することにある。

従来のパンチブロツクは、第１図に示す如く、
ダイプレート１と第１のガイドプレート２の間を
紙テープ８が通り、第１のガイドプレート２と第
２のガイドプレート４とにガイドされたパンチピ
ン５とダイプレート１により紙テープ８をパンチ
させる。一方パンチされた紙テープ８のパンチか
すは、ダイプレート１のパンチかす排出穴６から
排出する。尚、中間体３は第１のガイドプレート
１と第２のガイドプレート４との相間距離を保
ち、パンチピン５の傾きを少なくする働きがあ
る。本考案は、前記中間体の改良によるものであ
り、以下中間体について述べる。従来のパンチブ
ロツクの中間体３においては、第１図に示す様に
１枚のプレートをドリル加工、フライス加工等の
機械加工により製作されたものと、ダイカストで
加工したものに機械加工を追加したものがあり、
前者の場合、加工時間が非常にかかり、後者の場
合は、寸法精度の面では加工温度による寸法変化
が激しいため信頼性が低く、また鋳造型を使用す
るため任意の高さに変えることが困難であり、多
仕様に即答えることができないという欠点があつ
た。

本考案はかかる欠点を除去したものであり、実
施例を第２図を用いて説明する。第１図と同一番
号は同一物を示すものであるため説明は省略す
る。７は本考案なる中間体であり、プレス加工し
たプレート（７−１，７−２，７−３，７−４，
〓〓〓〓
７−５，７−６，７−７，７−８）を複数枚積層
したものである。中間体７は、第１のガイドプレ
ート２と第２のガイドプレート４との相間距離を
保つためのものであり、パンチピン５の軸方向の
移動の案内は、第１ガイドプレート２と第２ガイ
ドプレート４によつて行なう。本考案による中間
体７は、第１ガイドプレート２と第２ガイドプレ
ート４との相間距離を決定するのみであり、パン
チピンの案内はしていないので精度は要求され
ず、プレスで打ち抜かれたプレートを積層すれば
よいので、加工が極めて容易で、しかも安価、量
産性に富んだパンチブロツクが提供できる。又、
パンチピン５の案内は、第１と第２ガイドプレー
トのみで行なつているので、パンチピンの側面に
接する箇所が少なく、パンチピンの移動時の負荷
は軽減され、低パワーでしかも安定したパンチピ
ンの駆動ができる。

以上の様に、本考案は従来の欠点を除去し、本
考案の目的であるコストダウン、寸法精度が高
い、多仕様の要求に答える等が達成され、他の装
置にも応用されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の中間体によつて組み立てられた
パンチブロツクを示す。第２図は本考案の中間体
によつて組み立てられたパンチブロツクを示す。 １……ダイプレート、２……第１のガイドプレ
ート、３……従来の中間体、４……第２のガイド
プレート、５……パンチピン、６……パンチかす
排出穴、７……本考案の中間体、８……紙テー
プ。 〓〓〓〓

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 紙テープをパンチピンによつてパンチさせるパ
   ンチヤーのパンチブロツクにおいて、 前記紙テープをガイドするとともに前記パンチ
   ピンの急激な軸方向の移動により前記紙テープを
   パンチさせるダイプレートと、 前記パンチの軸方向の移動をガイドするととも
   に前記紙テープをガイドする第１ガイドプレート
   と、 前記パンチピンの軸方向の移動を前記第１ガイ
   ドプレートとともにガイドする第２ガイドプレー
   トと、 前記パンチピンとは接触せずプレス加工された
   プレートを複数枚積層して前記第１ガイドプレー
   トと前記第２ガイドプレートとの相間距離を保つ
   ごとく前記第１ガイドプレートと前記第２ガイド
   プレートとの間に位置する中間体と、 から構成されるパンチブロツク。