JPS61269109A - 高温顕微鏡 - Google Patents

高温顕微鏡

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JPS61269109A
JPS61269109A JP60110190A JP11019085A JPS61269109A JP S61269109 A JPS61269109 A JP S61269109A JP 60110190 A JP60110190 A JP 60110190A JP 11019085 A JP11019085 A JP 11019085A JP S61269109 A JPS61269109 A JP S61269109A
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flange
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宏 木村
Kenji Abiko
兼次 安彦
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Ulvac Inc
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B21/24Base structure
    • G02B21/30Base structure with heating device
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高温顕微鏡に関するものであり、チャンバー
に設けられた覗き窓を含む高温顕微鏡に関するものであ
る。
(従来の技術) 検鏡試料を温度、雰囲気、雰囲気圧の何れか少なくとも
1つを制御することのできる覗き窓を有するチャ/バー
内に収容して、顕微鏡の対物レンズの光軸と交わるよう
に試料および覗き窓を位置決めして試料を高温下で観察
する光学系とチャンバー系よりなる高温顕微鏡が知られ
ている。このような高温顕微鏡を用いて高温の試料を観
察すると、試料から発生する試料の蒸気が前記覗き窓の
内側面に蒸着して短時間で覗き窓が曇って不透明となる
ので、連続して試料を観察することができなくなる。こ
れを回避するため対物レンズの光軸に対して平行に離隔
した軸を中心として回転することのできる覗き窓を設け
て、前記覗き窓に生ずる不透明部位を旋回摺動させて覗
き窓の透明部位を順繰りに対物レンズの光軸に交わるよ
うに移置することのできる手段を具えた高温顕微鏡が知
られている。
また前記顕微鏡のほかに、固定された覗き窓と試料との
間に前記光軸に平行に離隔した軸を中心として回転自在
な薄い透明材を設けて、試料より発生する蒸気を前記透
明材に蒸着させるようにし。
蒸気が直接覗き窓に蒸着するのを防止すると共に、蒸気
が透明材に蒸着して生ずる不透明部位を、透明材を旋回
摺動させて順繰りに透明部分を光軸と交わるように位置
させることにより覗き窓と透明材の透明部分とを経て連
続して長時間観察することができるようにした高温顕微
鏡が知られている。
(解決を必要とする問題点) 上記2種の高温顕微鏡のうち、前者は覗き窓が光Hに平
行に離隔した軸を中心として回転させて。
試料を観察する間に蒸気の蒸着により曇って不透明にな
った覗き窓部位を環状に順繰りに摺動させることにより
ある程度観察可能な時間を延長させることはできるが、
覗き窓が1回転して最初の覗き窓の覗き部位に戻ると、
覗き窓の環状覗き窓部位が全面的に不透明となっている
ため検鏡試料の   ゛観察はそれ以降できなくなる。
ところで、高温顕微鏡により試料を観察するに   ′
あたってはチャンバー内の雰囲気圧を真空にしたり、あ
るいは高圧にしたりすることがあるため。
覗き窓は耐圧強度の点からその直径を余り大きく   
することができず、また一方、光学的の点からその厚さ
を大きくすることができないため、覗き窓はできる限り
薄くかつ直径を小さくする必要があり、このような覗き
窓を有する顕微鏡にあって覗き窓の不透明部位を回動さ
せて観察を続けるとしても、不透明部位を回動させて透
明部位を光軸と交わるようにして観察できる部位数はせ
いぜい数ケ所に過ぎないので、蒸気圧の高い試料あるい
は例えば蒸気圧の低い純鉄試料を1000 Gの高温で
観察する場合にすられずか1分以内しか観察を続けるこ
とができないという欠点がある。
また後者すなわち覗き窓と試料との間に回転自在の透明
材を設けた高温顕微鏡にあっても、前者と同様に透明材
を試料観察中に一回転させると透明材が環状に不透明と
なっているためもうそれ以降の観察を継続することはで
きず、観察を継続する時間は前者と同様に少ないという
欠点があった。
さらにまたこの種のものでは観察の際、透明材の上下面
で有害な反射光が発生するという欠点があり、また透明
材を極めて薄くしなければならないという必要があるた
め透明材の上下両面を光学的に平滑にすることは困難で
あり、光学性能の劣化が生ずるという欠点があった。す
なわち前者の高温顕微鏡にあっては、第4図に縦断面に
より示すように対物レンズ7の光軸線10より平行に離
隔した軸線8を中心として覗き窓15が回転することが
できるようになっている。
覗き窓15の外周側面はシーリング用リング材16を介
してフランジ18により囲繞固定されている。さらにフ
ランジ18はその外周側面においてチャンバー5に気密
に固定されたフランジ2oにシーリング用リング材22
を介して回転自在に囲繞されている。またチャンバー5
内の試料載置台17には試料3を光軸線10と交わるよ
うに載置することができ、また載置台17に接近して加
熱手段19が設けられており、高温試料3を覗き窓15
おヨヒ対物レンズ7を経て検鏡観察することができるよ
うになっている。
ところで、試料3を高温状態で観察する間に試料3の種
類によっては試料3より蒸気が発生して覗き窓15の裏
面であって試料3に最も近接した部分に蒸着するため、
その部分は不透明になってほどなく観察ができなくなる
に至る。このようになったら フランジ18を僅かに回
転摺動させることにより透明な覗き窓部分を対物レンズ
7と試料3とを結ぶ光軸線10と交わるようにもたらす
ことができる。このように覗き窓の不透明部分が発生の
都度、順次僅かずつ回転摺動させて、フランジ18が1
回転するに至るまでは観察を継続することができる。し
かし、従来の高温顕微鏡にあってはフランジ18を回転
摺動させて高温試料を観察することのできる回数はたか
だか数回であり、それ以降の継続観察はできなくなる。
ところで、試料の種類と観察温度によっては試料より発
生する蒸気の量が多くな夛、覗き窓15の不透明部分を
ある角度旋回させて透明部分を光軸線10と交わるよう
にもたらしたとしてもわずか数分間で不透明になるので
覗き窓15を1回転させるまでの時間は必然的に短かく
ならざるを得す。
必要時間をかけて試料3の観察を行なうことができなく
なるに至っていた。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明は、従来の高温顕微鏡の有する前記諸欠点を除去
、改善した高温顕微鏡を提供することを目的とするもの
であり、特許請求の範囲記載の高温顕微鏡を提供するこ
とによって前記目的を達成することができる。
すなわち本発明は、チャンバーに設けられた覗き窓を含
む高温顕微鏡において: 前記覗き窓の外周側面はシーリング用リング材を介して
前記チャンバーに設けられた第1フランジによって囲繞
されており; 前前記第1フラ/ジの外周側面はシーリング用リング材
を介して前記チャンバーに設けられた第2フランジによ
って囲繞されており; 前記第2フランジの外周側面はシーリング用リング材を
介して前記チャンバーに固着された第3フランジによっ
て囲繞されておシ; 第2フランジは前記対物レンズの光軸に平行に離隔した
固定軸を中心として回転自在である;および 第1フランジは第2フランジの回転中心軸に平行K11
隔した軸を中心として回転自在である;ことを特徴とす
るチャンバー内の試料を高温下で覗き窓を通して観察す
る際、試料より発生する蒸気が前記覗き窒に蒸着して観
察ができなくなったときく前記第1フランジ、第2フラ
ンジの何れか少なくとも1つを所定角度回転させて前記
覗き窓の蒸着部位を移動させることKより連続的に長時
間試料を観察することのできるようにしてなるチャンバ
ーに設けられた覗き窓を含む高温顕微鏡に関するもので
ある。
本発明の高温顕微鏡は従来のそれと同じように光学系と
チャンバー系とを有しているが、チャンバーに設けられ
た覗き窓の機構1作用および効果の点で従来のものには
見られない大きな特徴があ1  リ、またチャンバー内
の試料を超高真空下で観察する場合において従来のもの
では達成できない超高真空を維持しながらかつ高瀉下で
試料を観察することができるようなチャンバー密閉機W
を有することも大きな特徴である。
次に本発明の高温顕微鏡の1つの態様例を第1図の縦断
面図について説明する。
本発明の高温顕微鏡は上述のように光学系とチャンバー
系とを有し、光学系lは対物レンズ7、接眼レンズ13
、半透鏡11および落射照明手段9を有するが、上記光
学系の構造ならびに手段は従来の高温顕微鏡の光学系を
用いることができる。
本発明の高温顕微鏡のチャンバー系51Cおいて、試料
3′f:載置する載置台17および試料3を加熱する念
めの電子銃などの加熱手段19、ならびに試料3t?収
納するチャンバー内を真空にする真空ポンプ23、雰囲
気変換手段(図示せず)などは従来のそれと同一のもの
とすることができる。
本発明の顕微鏡にあっては前述のようにチャンバー:I
i&、5中、覗き窓15を回転摺動(以下単に回動  
 □と称す)させる手段14において従来のものには見
られない新規な構造となっており、覗き窓15Fi第1
フランジ18と共に回動することができるだけでなく、
さらに覗き窓15と第1フランジ18は第2フランジ2
5と共に回動することができる。
本発明の顕微鏡において、第2フランジ25の内周側面
と第1フランジ18の外周側面との間には互に離隔して
上下にそれぞれシーリング用リング材22&・22bが
設けられており、また第2フランジ25の外周側面と固
定した第3フランジ20との間には互に離隔して上下に
それぞれシーリング用リング材26&・26b  が設
けられているのでチャンバー5内を超高度真空にする際
には気密性を維持することができる。
上記第2フランジ25の内周側面と外周側面を貫通する
通気孔28が設けられている。通気孔28の中間部には
逆T字状に通気孔28と連通して立上った連通孔30が
設けられており、連通孔30の第2フランジの上表面の
開口部は排気手段である真空ポンプ(図示せず)へ連結
されることができる。また通気孔28の第2フランジ2
5の内周側面と外周側面における開口位置はシーリング
用リング材22&と22b 、 26aと26bとのそ
れぞれ中間の隙間空間内である。通気孔28および連通
孔30を上述の構造にすることによって、上記隙間空間
内を排気手段を用いて必要により高度の真空に維持する
ことができるので、第1フランジ18および/または第
2フランジ25を回動させろ際の気密性低下を完全に防
止することができる。
しかしながら、高度の真空下で試料3を観察する必要の
ない場合に本発明の高温顕微鏡が用いられるときには、
敢えてシーリング用リング材22a。
22bまた26b、 26bをそれぞれ二重構造になし
、かつ通気孔28.連通孔3oを具える態様のものにせ
ずに、第2フランジ中に通気孔および連通孔を設けず、
かつシーリング用リング材も一重構造のものとすること
ができる。
一方、高温顕微鏡のチャンバー5には従来の高温顕微鏡
チャンバーと同様に、真空ポンプ23.電子銃などの試
料加熱手段19および雰囲気ガス導入手段31を設けて
いる。上記雰囲気ガス導入手   ゛段31にはアルゴ
ンガスやチッ素ガスなど封入すべき所望のガスボンベを
簡単に接続出来るような接続装!(IW示しない)が設
けである。
なお、図示しないがチャンバー5内には鋼製の冷却装置
が配設されており、この冷却装置に液体チッ素などを流
入して冷却する事によりチャンバー5内の水分が冷却装
置の表面に付着し、その水分がチャンバー5内の不純ガ
スを酸化させるので、より良い真空度を得る事が出来る
また試料3は試料載置台13に保持されており、この試
料載置台13はチャンバー5に設けた試料取出し機構3
2により任意に試料を交換することができる。これらの
ポンプあるいは手段を設けることによって、制御真空、
制御温度および/ま几は各種のガス雰囲気の諸条件下で
試料の挙動を観察することができる。
次に本発明の高温顕微鏡により試料を観察する場合に、
チャンバー5に設けられた覗き窓15が長時間の観察に
好適に対応できる機構について説明する。
光学系すなわち顕微鏡本体1は前述のように従来の高温
顕微鏡本体と同一のものを用いることができ、対物レン
ズ7、接眼レンズ13、落射照明手段9、半透鏡11が
設けられている。また試料3が収納されるチャンバー5
内の試料3を載置する載置台17と加熱手段19が設け
られており、試料3は覗き窓15の直下であって対物レ
ンズ7の光軸と交わるように配置される。
試料3を高温下で検鏡装置1により観察すると試料3よ
り発生する試料の蒸気は覗き窒15の下面の試料3の直
上部に蒸着してその部分はほどなく不透明になり、この
ままの状態ではそれ以上の観察は不可能になる。このよ
うな事態に到達したときには例えば第1フランジをわず
かに回動させると覗き窓の不透明部分は光軸線から外れ
て透明部分が光軸線上に現われるので、透明部分を通し
て試料を観察することができる。
第2図は本発明の高温顕微鏡を用いて試料を連続的に観
察する場合に第1フランジ18および/または第2フラ
ンジ25を回動させることにより覗き窓の不透明部分を
摺動させて透明部分を光軸線10上にも念らすことので
きることを説明する光メの第1フランジ18と第2フラ
ンジ25の幾何学的相関位置を示す平面図であり、説明
の便宜土兄軸心10C9第1フランジ軸心18eおよび
第2フランジ軸心25Cが一直線上にあるとする。
この第2図を参照して説明すると、いま光軸心10eの
直下に在るチャンバー内の試料C図示せず)を覗き窓(
図示せず)を経て観察する間に覗き窓の裏面に試料の蒸
気が蒸着して不透明となるのでその不透明部分をずらし
て透明部分を光軸心10Cのもとにもたらすため第1フ
ランジ18を第1フランジ軸心18Cとしてわずかに旋
回摺動させて観察を続けると、しばらくしてまた覗き窓
が不透明となるのでさらに不透明部分を回動させる。こ
のようにして第1フランジ18を1回転させた場合の覗
き窓に形成され念不透明部分の軌跡すなわち視野軌跡は
29,1で示され、この軌跡29t0は勿論覗き窓外局
側線15fiで囲まれる円周内に存在する。
なぜなら円周外となると試料の観察視野外になって試料
を観察できないからである。
ところで従来の高温顕微鏡にあっては、前記視野軌跡2
9t1が覗き室上で第1フランジ軸心18Cを中心に1
回転するだけであるので、それ以降は覗き窓の他の透明
部分を光軸右下にもたらす手段はない。しかしながら本
発明の顕W1.鏡にあっては第2図に示す視野軌跡29
t1が1回転した時に、第2フランジ25を第2フラン
ジ軸心258を中心に、第1フランジと第2フランジの
相対位置を変化させずに、例えばわずかに回動させると
、第2図に示した視野軌跡29t□、覗き窓外周側線1
5a。
第1フランジ外周側線181.  第1フランジ軸心1
8eは、それぞれ第3図に示す相対的位置を占めるに至
る。同図においてθ1は第2フランジ25を第2フラン
ジ軸心25(! ’e中心【θ10だけ回動させた角度
を意味する。
第3図に示す相対的位置になると光軸I!10 K対向
する試料と光軸心10eとを結ぶ直線すなわち光軸線1
0 (第1図参照)が覗き窓15と交わる覗き窓部分は
透明となっているので、試料の観察を続行することがし
ばらくの間はできるが、はどなく蒸気の蒸着により不透
明となるので、第2フランジは固定させたままで第1フ
ランジを、その軸心18Cを中心として、不透明部分が
発生の都度回動させると、覗き窓に形成される不透明部
分の軌跡は29t2の如くになる。
次に不透明部分の軌跡29t2が円状に形成されると、
それ以降第1フランジをその軸心18Cを中心として回
動させても透明部分は光軸心100 Kは現われない。
よって上述のようになったときには第2フランジをその
軸心25Cを中心としである角度だけ回動させた後、次
には第2フランジを固定させたままで第1フランジを、
その細心18cを中心として、不透明部分が発生の都度
回動させると透明部分が光軸心10e上に出現するので
、試料の観察を続行することができる。
ところで、覗き窓15(第1図参照)の裏側面に出現す
る不透明部分の直径は通常的2mであるので、覗き窓の
直径が例えば60鵡のときには覗き1   窓の全面が
ほぼ不透明部分で掩われるまでには第1および/または
第2フランジを約200回わずかずつ回動させることが
できる。すなわち約200回の回動が終了するまでの間
は試料を観察することができる。よって例えば透明部分
が不透明になるまでの1回毎の時間が1分間であるとし
ても200分間は観察な継続することができる。これに
対し従来の顕微鏡にあっては、たかだが20回の回動後
は試料の観察ができない。よって従来のものに較べ本発
明の顕@鏡によれば約10倍の長時間にわたってゆっく
り観察することができることが判る。
次に本発明を実施例について説明する。
実施例1 本実施例において用い念SUS 304製チヤンバー系
に設けた石英ガラス製覗き窓の直径は6011114厚
さは3龍、第1フランジの外径は9011’11.g、
第2フランジの外径は130酩f、固定式第3フランジ
の外径#−izoom、gであり、光軸心と第2フラン
ジの軸心との間隔は10〜3o瓢とすることができる。
なお、第1図にも示すように第1フランジ18と第2フ
ランジ25の間、そして第2フランジ25と第3フラン
ジ200間は夫々スラストベアリング   :■ (図示せず)により各フランジが円滑に回動し得   
iるように形成しである。             
 i一方、チャンバー系に併設した真空ポンプ23はタ
ーボ分子ポンプとロータリーポンプの組合せたものであ
り、チャンバー5は例えば120CK:t71焼するこ
とができ、その到達真空度it 5 X 10  Th
rrであった。
またシーリング用リング材は商品名パイトンと称するO
−リングを用いた。またシーリング用リング材の22&
と22bおよび26aと26bとの間隔はそれぞれ約1
0111sにした。さらに上記間隔空間は10”−’〜
10−’ Torr程度の真空に到達することのできる
真空ポンプで排気した。試料3表面と対物レンズ7間の
距離は約11.01111にした。試料の加熱手段は2
KV、  30mAの電子銃を用い、1謀。
x2mAで900〜1ooo cに純鉄試料を加熱した
この試料の大きさは厚さ0.2tlK、直径8WImで
あった。このときの真空度は3 X 10  Torr
であった。
一方光学系としてライツ製高濡顕WI鏡で対物リングは
MS Plan X 20.作動車!l!l111.0
Il11.開口数0.46 、分解能0.7μmであり
、接眼レンズXIOとノーマルスキ一式微分干渉プリズ
ムと水銀ランプ光源とを用いた。なお高温に試料を加熱
すると   ゛試料が輝いて眩しいので覗き窓の平面と
光軸との   □角度を垂直から1〜5°の範囲に傾け
ることができるようにした。
上記の条件下で純鉄を観察すると、覗き窓の裏   、
;;“ 側面にFeその他の蒸気が蒸着して不透明となる1□。
□18ゎ3.ありえ78.□、9  ]゛た都度第1お
よび/または第2フランジを回動させることにより、観
察に必要な600分間の観察も可能であった。
なお、比較のため第2フランジを回動させずに観察した
場合には観察時間は約60分間であり。
試料の観察は充分にはできなかった。
実施例2 実施例1の実験における試料の観察温度を1300cと
し、他の条件は実施例1と全く同じにして観察したとこ
ろ、覗き窓の透明部分が1回の回動によシネ透明になる
時間はわずか約1分であったが、    □第1および
/または第2フランジを回動させるととによシ約200
分間の観察を継続することができた。
なお本発明の高温顕微鏡のチャンバー系の覗き窓と試料
載置台との間に第3フランジに固定された耐熱ガラスで
あって、光軸線とこのガラスが交わる点を中心に例えば
直径211111にくり抜かれたものを設けることによ
り、覗き窓の裏側面に蒸着する不透明部分の直径を限定
することができる。
(作用効果) 以上本発明の高温顕微鏡によれば、従来のものに比し約
10倍の長時間の試料観察が可能であるだけでなく、本
発明のもののチャンバー系の覗き窓の回動は第1および
/または第2フランジによって行なわれるため、回動に
よりチャンバー内の真空度の低下の機会は多いにもかか
わらず第1フランジと第2フランジの間および第2フラ
ンジと第3フランジの間に設けられた2重シーリング用
リング材と第2フランジに設けられた逆T字状連通およ
び通気孔を経ての排気手段によってチャンバー内を従来
のものより高い超高真空にすることができるので、試料
の高温における相変態、結晶粒成長などの状態を初めて
ミクロ的に解明することができ、従来技術手段によって
は不可能であった物質の高温変態現象についての新規な
知見が種種得られており、その工業的利用価値は絶大な
ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高温顕微鏡の1つの態様を示す縦断面
説明図、第2.3図はそれぞれ覗き窓の裏側面が不透明
になったとき、第1フランジおよび/または第2フラン
ジを回動させたときの覗き窓の裏側面に形成された不透
明部分の軌跡を示す図、第4図は従来の高温顕微鏡の縦
断面説明図である。 l・・・光学系、3・・・試料、5山チヤンバー、7・
・・対物レンズ、8・・・第2フランジの回転軸線、9
・・・落射照明手段、lO・・・光軸線、11・・・半
透鏡、12  接眼レンズ、14・・・覗き窓回転手段
、15・・・覗き窓、16・・・シーリング用リング材
、17・・・試料載置台、18・・・第1フランジ、1
9・・・加熱手段、2o・・・第3フランジ、22a 
争22b 、 26a 、 26b ・−シーリング用
リング材、23・・・真空ポンプ、25・・・第2フラ
ンジ、28・・・通気孔、30・・・連通孔、31・・
・雰囲気ガス導入手段、 32・・・試料取出し機構。 特許出願人  木  村    宏 量      安   彦   兼   次間   日
本真空技術株式会社 同    オリンパス光学工業株式会社代 理 人 弁
理士  村  1) 政  活量   弁理士  秦 
 野  拓  也へ 手胱櫂正書(自発) 昭和60年g月20日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、チャンバーに設けられた覗き窓を含む高温顕微鏡に
    おいて: 前記覗き窓の外周側面はシーリング用リング材を介して
    前記チャンバーに設けられた第1フランジによつて囲繞
    されており; 前記第1フランジの外周側面はシーリング用リング材を
    介して前記チャンバーに設けられた第2フランジによつ
    て囲繞されており; 前記第2フランジの外周側面はシーリング用リング材を
    介して前記チャンバーに固着された第3フランジによつ
    て囲繞されており; 第2フランジは前記対物レンズの光軸に平行に離隔した
    固定軸を中心として回転自在である;および 第1フランジは第2フランジの回転中心軸に平行に離隔
    した軸を中心として回転自在である;ことを特徴とする
    チャンバー内の試料を高温下で覗き窓を通して観察する
    際、試料より発生する蒸気が前記覗き窓に蒸着して観察
    ができなくなつたときに、前記第1フランジ、第2フラ
    ンジの何れか少なくとも1つを所定角度回転させて前記
    覗き窓の蒸着部位を光軸から移動させることにより連続
    的に長時間試料を観察することのできるようにしてなる
    チャンバーに設けられた覗き窓を含む高温顕微鏡。 2、特許請求の範囲第1項記載の高温顕微鏡において、
    第2フランジはその内周側面において互に離隔して上下
    にそれぞれ設けられたシーリング用リング材を介して第
    1フランジを囲繞してなる高温顕微鏡。 3、特許請求の範囲第1または2項記載の高温顕微鏡に
    おいて、第2フランジはその外周側面において、互に離
    隔して上下にそれぞれ設けられたシーリング用リング材
    を介して第3フランジによつて囲繞されてなる高温顕微
    鏡。 4、特許請求の範囲第2または3項記載の高温顕微鏡に
    おいて、第2フランジの内周側面と外周側面を貫通する
    通気孔が第2フランジに設けられており; 前記通気孔の中間部より立上つて前記通気孔と逆T字状
    に連通する連通孔が設けられており;前記通気孔の第2
    フランジの内周側面と外周側面の開口部はそれぞれ第2
    フランジの内周側面と外周側面に互に離隔して上下に設
    けられたシーリング用リング材の上下方向の中間位置に
    開口しており;および 前記連通孔が立上つた第2フランジの上面の開口部は排
    気手段に連結されてなる; 第2フランジの内周側面および外周側面においてチャン
    バー内の気密性が向上されてなる高温顕微鏡。 5、特許請求の範囲第1〜4項の何れかに記載の高温顕
    微鏡において、前記チャンバー内には試料支持台が設け
    られており、支持台上の試料は覗き窓と共に対物レンズ
    の光軸線と交わるように配設自在の高温顕微鏡。 6、特許請求の範囲第1〜5項の何れかに記載の高温顕
    微鏡において、前記チャンバーは試料支持台に載置され
    る試料を高濃度に調整加熱自在の加熱手段を有する高温
    顕微鏡。 7、特許請求の範囲第1〜6項の何れかに記載の高温顕
    微鏡において、前記チャンバーはチャンバー内の雰囲気
    ガス変換手段を有する高温顕微鏡。 8、特許請求の範囲第1〜7項の何れかに記載の高温顕
    微鏡において、前記チャンバーはチャンバー内を高度の
    真空乃至高度の圧力の間に調整自在の真空ならびに加圧
    手段を有する高温顕微鏡。
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