JPS61268770A - アルミナ系コ−テイング用組成物 - Google Patents

アルミナ系コ−テイング用組成物

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JPS61268770A
JPS61268770A JP10146685A JP10146685A JPS61268770A JP S61268770 A JPS61268770 A JP S61268770A JP 10146685 A JP10146685 A JP 10146685A JP 10146685 A JP10146685 A JP 10146685A JP S61268770 A JPS61268770 A JP S61268770A
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JP
Japan
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alumina
weight
water
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alcohol
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JP10146685A
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Yoshio Ichikawa
好男 市川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業の利用分野) 本発明は基材となる物質が負性に帯電することを防止す
ることによってチリ、ホコリ等の付着を防止すると同時
に、基材の各種表面特性を向上させ、さらには耐熱・耐
候性塗料等を作るための結合剤としても使用できるアル
ミナ系コーティング用組成物に関する。
(発明の目的) 本発明の第1の目的は、ガラス、金属、プラスチック、
繊維、木材その他の物質からなる基材の表面を正に帯電
させることによって負性の静電荷電の発生を防止し、チ
リ、ホコリ、ゴミ等の付着による汚れを防ぐことができ
るコーティング用組成物を提供することにある。
本発明の第2の目的は、金属、セメント、プラスチック
、木材その他の物質からなる基材の耐熱性、耐候性、耐
水性、耐食性、硬度等の各種表面特性を大幅に向上させ
ることができるコーティング用組成物を提供することに
ある。
本発明の第3の目的は、各種の耐熱・耐候性カラー化塗
料、機能性塗料等を製造するための結合剤としてのコー
ティング用組成物を提供することにある。
(目的を達成するための手段) 本発明はと記の各目的を達成するため、(a)コロイダ
ル状アルミナ50重量部または超微粒子アルミナ2〜1
5重量部、水85〜98重量部、に対して酢酸、硝酸、
塩酸のうちの1種を0.Of〜1重量部混置部てなる混
合液を50重量部、 (b)一般式RSi(OR’)jで表わされるケイ素化
合物を10〜50重量部(但し、Rは炭化水素基、R゛
はアルキル基)、 (c)アルコールを10−1000重量部。
それぞれ混合してなるものである。
(実施例) 以下本発明のアルミナ系コーティング用組成5物につい
て詳しく説明する6 本発明は、(a)コロイダル状アルミナ50重量部また
は超微粒子アルミナ2〜15重量部、水85〜98重量
部、に対して酢酸、硝酸、塩酸のうちの1種を0.01
〜1重量部混置部てなる混合液50重量部と、(b)一
般式RSi(OR’))で表わされるケイ素化合物10
〜50重量部(但し、Rは炭化水素基、R′はアルキル
基)と、(C)アルコール10〜i ooo重量部とを
混合してなるものである。
コロイダル状アルミナは、市販されているアルミナゾル
のことであり、A11036〜23%に、分散媒として
の水と、安定化材としての硝酸、酢酸、塩酸をそれぞれ
添加してPHが2,5〜6となるように調整したもので
ある。このアルミナゾルの比表面積は200〜500 
m”/gであり、アルミナ粒子が極度に高い正電荷を帯
びているものである。このようにこのアルミナ粒子は通
常のアルミナの製造法である沈降法、熱分解法、鉱物精
製法等によって製造されるものとはその性質を異にして
いる。
超微粒子アルミナは、公知の無水塩化99%以上からな
り、比表面積が80〜150m/g、PHが4〜5で、
上記アルミナゾル同様非常に高い正電荷を帯びているも
のである。
分散媒としての水は、水道水であってもよいが、蒸留水
のほうが好ましい。
安定化剤としては、酢酸が最も適している。
次に、一般式RS i (OR”)3で表わされるケイ
素化合物において、Rとはメチル、エチル、ブチル等の
アルキル基、或はビニル、アリル等の不飽和炭化水素基
などの炭化水素基であり、R゛はメチル、エチル、ブチ
ル等のアルキル基である。
このケイ素化合物としては、メチルトリメトキシシラン
が最も適している。
アルコールとしては、低級脂肪族アルコールが適してお
り、そのなかでもとりわけイソプロピルアルコールが好
ましい。
以上の構成を有するアルミナ系コーティング用組成物は
、以下のような多様な特性を有している。
(1)金属、セメント、ガラス、セラミックス、木材、
繊維、紙、プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、テフロンなどの官能性を有しないものを除く)等、
殆ど全ての基材に対して優れた密着性を示す。
(2)透明または半透明の硬く緻密な膜が形成される。
この膜は膜厚が約2ミクロン以下で透明、それ以上で半
透明となり、膜厚が増大するに従って透明度が低下して
ゆく。その硬度は、例えば鉄にコーティングして120
℃で30分間加熱した場合、鉛筆硬度8H以上であった
。3回のコーテイング後に120℃で60分間加熱する
ことによって形成された20ミクロンの膜は、20℃で
l O”Ω−cm以上の体積抵抗値(市販のioo。
Vの電気抵抗値測定器による測定結果)を示した。
(3)加熱条件としては、60〜200℃の温度で、1
0〜100分間の加熱時間が適しており、とくに120
℃で30分の加熱が最適である。コーティング後直ちに
(常温乾燥すること無く)、加熱することができるばか
りでなく、予め基材表面を加熱しておいてからコーディ
ングすることもできる。
(4)負性に帯電しやすい物質からなる基材表面を正に
帯電させて静電荷電の発生を防止することができるため
、汚れの付着を阻止することができる。 これは強い正
電荷を有したアルミナ粒子の働きによるものである。
(5)耐熱性、耐候性、耐水性、耐食性、耐海水性、耐
酸性、耐有機薬品性、撥水性、撥油性に優れている。
(6)常温下での保存性が良好であり、長期間安定した
状態を保つことができる。これは、一般にはケイ素化合
物は水及び酸(本発明の組成物を構成する水及び酸)の
存在によって加水分解をおこしゲルからゾルになるが、
本発明においてはアルミナ粒子が溶液中において負性に
帯電したゾルと結合して安定した凝集物を生成するため
ゲル化せず、長期間安定した状態を保つことができるか
らである。
(7)本発明の組成物に無機質顔料を添加すると分散性
の良い1耐熱・耐候性カラー化塗料が生成される。これ
にノニオン、カチオン系界面活性剤を加えると、分散性
が向上する。また、無機質顔料の代りに炭化ケイ素、窒
化ケイ素、シリカ、アルミナ、ジルコニアなどの微粉末
を加えると、様々な機能性塗料を得ることができる。
以下に本発明の具体的な実施例を示す。
実施例(1) 第1表、第2表に示すコーティング用組成物を作り、室
内に4ケ月間放置し、その経時変化、保存安定性を調べ
た。
第1表 (重量部)  第2表 (重量部)アルミナゾ
ル  45 超微粒子アルミナ 5メチルトリメト 2
5 水       35キシシラン イソプロピル  30 酢酸     0.05アルコ
ール メチルトリメト 20 キシシラン インプロピル  40 アルコール 第−表のアルミナゾルはAl 0分20.84重量パー
セント、分散媒として水、安定化剤として硝酸(0,6
重量パーセント)を使用したもので比重は20℃で1.
2、PHは4.5粘度は25℃で10c、Pである。ま
た第2表の超微粒子アルミナは一次粒子平均径約20 
u−m 、 X、比重約60g1見、A10分99.6
%以上、表面積100±15Il/gのものである。
第1、第2、表で作られた組成物の物性を第3表に示す
第3表 第1表のもの 第2表のもの 外  観     乳白色液体  乳白表液体比重20
℃     1.05   0.97PH4,5〜5.
0 4.5〜5.0 粘度25℃、G、P  10−12  20〜25固型
分重量パーセント 約15   約101記2種の組成
物の経時変化を4ケ月間にわたり10日目毎に主として
粘度に関して調べたが変化は全く起らず、4ケ月間経過
後の粘度も第3表のものと同じであった。これにより室
温における保存安定性は4ケ月以りあることが確認され
た。
実施例(2) 本発明の静電荷電発生防止効果を調べるため透明なガラ
ス板とアクリル板にコーティングしてほこりの付着状態
を透明度により比較観察した。1100X100/wの
透明ガラス板とアクリル板を各4枚づつ作り、各2枚づ
つに第1表の組成物を約2ミクロン塗布した。加熱条件
はガラス板が100℃で30分、アクリル板が80℃で
60分であった。また毛糸、薄紙、シリカ微粉、炭化ケ
イ素微粉などで微細なほこり状のものを作った。
500X500X100Os/m の箱の中ニコーティ
ングした板4枚、コーティングしない板4枚を立てかけ
、前記のほこり状のものを扇風機により30分間吹き付
けた。その結果は第4表の通りである。
第4表 テストピース          結  果コーティン
グした   僅かに付着しているが殆ガラス板■ ど透
明である。
〃     ■ ■より少し付着量が多いが殆ど透明で
ある。
コーティングしない  多量に付着して透明度はガラス
板■ 殆どない。
/l     ■ ■にほぼ同じである。
コーティングした   ■とほぼ同じで殆ど透明アクリ
ル板■ である。
〃     ■ ■にほぼ同じである。
コーチイブしない   ■と■の中間で半透明でアクリ
ル板■ ある。
〃     ■ ■より付着量は少ないが透明度は殆ど
ない。
これにより十分な静電荷電の防止効果を有していること
が明らかとなった。
実施例(3) 耐熱性、耐食性、硬度などを調べるため第1表の組成物
をサイズ50X50X3m/mのS45鋼板片面にスプ
レーで3回塗布した。1回塗布毎に120℃で20分加
熱し、3回目に120℃で40分加熱し、硬化させた。
平均膜厚は約20ミクロンである。試験結果を第5表に
示す。
第5表 試験項目     試験条件     試験結果硬  
 度  鉛筆硬度(JIS法)    88以上密 着
 性  セロテープ剥離テスト 剥離せず〃    五
盤目テスト100/100  合  格耐 熱 性  
500℃で120時間加熱 異常なし絶 縁 性  大
気中(Ω−cm)    10以上耐 水 性  水道
水60日間浸漬   異常なし耐沸騰水性  水道水7
2時間煮沸   異常なし耐塩水噴霧性 4z食塩水2
40時間噴霧 異常なしこのように種々の特性上顕著な
効果を有し、基材の表面特性向上に大きく貢献すること
がわかった。
(発明の効果) 以上に述べてきたごとく、本発明のアルミナ系コーティ
ング用組成物は優れた特性を有し、産業利用上、有効な
ものであると言うことができる。
手続補正書 昭和60年4月 夕日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)PH2、5〜6のコロイダル状アルミナ50重量
    部またはPH4〜5の超微粒子アルミナ2〜15重量部
    に水85〜98重量部を添加し、さらにこの液に対して
    酢酸、硝酸、塩酸のうちの1種を0.01〜1重量部添
    加してなる混合液を50重量部、 (b)一般式RSi(OR′)で表わされるケイ素化合
    物を10〜50重量部(但し、Rは炭化水素基、R′は
    アルキル基)、 (c)アルコールを10〜1000重量部、混合してな
    ることを特徴とするアルミナ系コーティング用組成物。
JP10146685A 1985-05-15 1985-05-15 アルミナ系コ−テイング用組成物 Pending JPS61268770A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505817A (ja) * 2008-10-20 2012-03-08 エージーシー グラス ユーロップ 改良された耐薬品性を有するガラス物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012505817A (ja) * 2008-10-20 2012-03-08 エージーシー グラス ユーロップ 改良された耐薬品性を有するガラス物品

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