JPS6126545Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、室のコーナー部の一区画を仕切つて
小室を形成する際に使用する吊下式折り畳み間仕
切装置に関するものである。

従来、この種の吊下式折り畳み間仕切装置は、
第１図に示す如く、室のコーナー部イで直角に結
合する相隣在する壁面ロ間において、湾曲したレ
ールハを天井面に固定し、該レールハに折り畳み
間仕切ニをスライド自在に吊設したものであつた
が、レールハの湾曲部分の外側のスペースホだけ
どうしても仕切られる小室ヘが狭くなり、しか
も、折り畳み間仕切ニの中程の小室ヘのコーナー
部分での開閉ができず、小室ヘへの出入に不便を
感じるという欠点があつた。

本考案の吊下式折り畳み間仕切装置は、係る点
に鑑みて考案されたもので、すなわち、室のコー
ナー部で直角に結合する相隣在する壁面より各々
直角にレールを突設し、両レールの先端を直角に
結合し、両レールは天井面に固定し、両レールに
各々折り畳み間仕切をスライド自在に吊設し、両
折り畳み間仕切の相互に当接する開閉端面を平行
になるように傾斜せしめ、両開閉端面に相互に着
脱自在に磁着する磁着体を設けてなるため、仕切
られる小室のスペースを無駄なく大きく確保で
き、しかも、小室のコーナー部分の両折り畳み間
仕切の間で開閉できて、小室への出入が容易であ
り、又、両折り畳み間仕切の間では、両開閉端面
が安定して当接磁着して、隙間なく確実に閉じら
れるものである。

以下、本考案を図面に基いて説明する。

第２図に示す吊下折り畳み間仕切装置は、本考
案の一実施例で、室のコーナー部１で直角に結合
する相隣在する壁面２より各々直角にレール３を
突設し、両レール３の先端を直角に結合し、第３
図に示す如く、両レール３は天井面４に固定し、
両レール３に各々折り畳み間仕切５をその上端に
設けられたランナー６を転動自在に係止してスラ
イド自在に吊設し、両折り畳み間仕切５の相互に
当接する開閉端面７を平行になるように傾斜せし
め、両開閉端面７に相互に着脱自在に磁着する磁
着体８を設けてなるものである。折り畳み間仕切
５は、第４図にも示す如く、中空帯状パネル９が
軟質材１０で連結されて形成されたもので、その
開閉端部には中空端部材１１が連絡されており、
該中空端部材１１の開閉端面７が45゜傾斜され、
該開閉端面７に磁着体８が埋設されている。した
がつて、該吊下式折り畳み間仕切装置において
は、折り畳み間仕切５が分割されて各々が直線的
にスライドするようになつており、レール３が湾
曲していないため、仕切られる小室１２のコーナ
ー部分を直角にしてスペースを無駄なく大きく確
保でき、しかも、小室１２のコーナー部分の両折
り畳み間仕切５の間で開閉できて、小室１２への
出入が容易であり、又、両折り畳み間仕切５の間
では、両開閉端面７が平行であるので、両者は安
定して当接磁着して、隙間なく確実に閉じられる
ものであり、又、開ける際に、両開閉端面７の磁
着した磁着体８は斜方向に摺接しながら離脱され
るため、滑らかに開けることができるものであ
る。

なお、本考案の吊下式折り畳み間仕切において
は、第５図に示す実施例の如く、伸縮自在な骨組
芯体１３の外側に表面シート１４を被着して折り
畳み間仕切５を形成しても良く、この場合、骨組
芯体１３の端部に枢着された端部芯材１５の外側
に、表面シート１４の端部を介して、傾斜した開
閉端面７及び磁着体８を有する開閉端部材１６を
嵌着して取付けても良く、又この場合、第６図に
示す如き、傾斜していない開閉端面７及び磁着体
８を有する開閉端部材１６を用意して、取替え得
るようになせば良く、又、第７図に示す実施例の
如く、傾斜していない開閉端面７及び磁着体８を
有する中空端部材１１の外側に、傾斜した開閉端
面７及び磁着体８を有する開閉端部材１６を取外
し得るように嵌着して取付けても良く、又、第８
図、第９図に示す実施例の如く、中空端部材１１
の両側壁１７を伸縮自在となし、開閉端面７が磁
着体８と共に軸受部１８を中心に回動し得るよう
になして、開閉端面７及び磁着体８が角度自在に
傾斜するようになしても良いものである。

上述の如く、本考案の吊下式折り畳み間仕切装
置は、室のコーナー部で直角に結合する相隣在す
る壁面より各々直角にレールを突設し、両レール
の先端を直角に結合し、両レールは天井面に固定
し、両レールに各々折り畳み間仕切をスライド自
在に吊設し、両折り畳み間仕切の相互に当接する
開閉端面を平行になるように傾斜せしめ、両開閉
端面に相互に着脱自在に磁着する磁着体を設けて
なり、したがつて、折り畳み間仕切が分割されて
各々が直線的にスライドするようになつており、
レールが湾曲していないため、仕切られる小室の
コーナー部分を直角にしてスペースを無駄なく大
きく確保でき、しかも、小室のコーナー部分の両
折り畳み間仕切の間で開閉できて、小室への出入
が容易であり、又、両折り畳み間仕切の間では、
両開閉端面が平行であるので、両者は安定して当
接磁着して、隙間なく確実に閉じられるものであ
り、又、開ける際に、両開閉端面の磁着した磁着
体は斜方向に摺接しながら離脱されるため、滑ら
かに開けることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す概略平面図、第２図は本
考案の一実施例を示す概略平面図、第３図は同実
施例の部分拡大図、第４図は同実施例の要部断面
図、第５図は別の実施例を示す要部断面図、第６
図は同実施例において取替えられる開閉端部材を
示す断面図、第７図は又別の実施例を示す要部分
解断面図、第８図、第９図は更に別の実施例を示
す各々異なる使用状態における要部断面図であ
る。 図において、１はコーナー部、２は壁面、３は
レール、４は天井面、５は折り畳み間仕切、６は
ランナー、７は開閉端面、８は磁着体、９は中空
帯状パネル、１０は軟質材、１１は中空端部材、
１２は小室、１３は骨組芯体、１４は表面シー
ト、１５は端部芯材、１６は開閉端部材、１７は
側壁、１８は軸受部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室のコーナー部で直角に結合する相隣在する壁
   面より各々直角にレールを突設し、両レールの先
   端を直角に結合し、両レールは天井面に固定し、
   両レールに各々折り畳み間仕切をスライド自在に
   吊設し、両折り畳み間仕切の相互に当接する開閉
   端面を平行になるように傾斜せしめ、両開閉端面
   に相互に着脱自在に磁着する磁着体を設けてなる
   吊下式折り畳み間仕切装置。