JPS6126418Y2 - - Google Patents

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JPS6126418Y2
JPS6126418Y2 JP15176581U JP15176581U JPS6126418Y2 JP S6126418 Y2 JPS6126418 Y2 JP S6126418Y2 JP 15176581 U JP15176581 U JP 15176581U JP 15176581 U JP15176581 U JP 15176581U JP S6126418 Y2 JPS6126418 Y2 JP S6126418Y2
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heater
heating
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heat
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JP15176581U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、アスフアルト混合物によつて舗装し
た路面等を修理する場合に使用する補修用加熱装
置に関するものである。
一般に、アスフアルト混合物により舗装された
舗装道路の面は、重交通等により経時的に塑性変
形して凹凸が発生することが多い。また、寒冷
地、降雪地においては、スリツプを防止するため
自動車にタイヤチエンやスパイクタイヤが使用さ
れているので、これらのタイヤにより舗装面が摩
耗し轍が発生する。上記轍等凹凸の発生は、舗装
構造を変化させる。これにより舗装構造体が支持
力を失ない、舗装面は破壊される方向に進むとと
もに、舗装面を走行する自動車のスムーズな運行
に支承をきたす。また、降雨等によつて上記轍な
ど凹凸部に生じた水たまりは、ハイドロプレーニ
ング現象を発生し、自動車の走行安全性を大きく
損なう。したがつて、今日の様に交通の道路依存
性の高い時代においては、道路舗装面の補修維持
は極めて重要な問題となつている。
ところで、舗装面を補修する場合には、道路規
制を最小限にとどめ、現位置において加修もしく
は再生等の施工を行う必要がある。
通常、アスフアルト舗装面を補修する場合に
は、補修面を加熱軟化してほぐし、アスフアルト
混合物を追加して締固める方法が行われている。
しかしアスフアルト混合物の加熱においては、
500℃以上に加熱すると、アスフアルト材が劣化
するとともに燃焼により炭化して舗装体の役をし
なくなる。このため、アスフアルト舗装の轍修理
面を幅広く均一に加熱することは困難であり、通
常比較的狭い幅の部分を注意しながら加熱するの
で人手と時間がかかる不都合があつた。また特開
昭52−3239号公報にはバーナを散在させて加熱と
放熱を適当に行い最適加熱温度を得ようと試みた
ものもみられる。しかしこのものはバーナによる
補修面の局所的加熱部分を散在させるから、加熱
不良部が存在して平面的にも深さ的にも均一加熱
は不可能であり、また加熱と冷却のコントロール
が困難で局所的にバーナによる過熱を生じたり、
或いはバーナ加熱温度が不足すると加熱が多過ぎ
て深度のある加熱ができなくなるという不都合が
ある。更にバーナを散在して局所的な間欠加熱を
行うから熱効率が極めて悪いものである。
本考案は、上記の事情に鑑み、ほぐし作業が容
易に出来るように舗装の補修面を幅広く均一に加
熱、軟化することができる補修用加熱装置を提供
することを目的とするものである。
そして本考案の要旨とするところは、加熱面に
対面し複数のバーナによつて加熱されて赤外線を
放射する所定加熱面積の放熱板により下面を塞い
だ間接加熱型の加熱器本体を用い、自走可能な車
両に前部、中間部、後部に加熱器本体を所定間隔
をもつて取り付け、これらによつて順に補修面を
加熱すると共に各加熱器本体間では補修面からわ
ずかの熱量を放出させることにより、補修面の過
熱を防止しつつしかも長時間加熱可能として補修
面加熱が深く均一に浸透するようにする。そして
その結果車両進行方向に加熱部分長さが徒らに長
くなつてしまうことをおそれるために、前後部加
熱器本体が水平動可能にかつ水平状態を保持して
上下動自由に構成し、曲率の小さい補修面であつ
ても加熱部全体で均一に該補修面を加熱できるよ
うにする。更に輸送に便ならしめるために、前記
前後部加熱器本体を格納位置に搬送格納させる格
納装置を設ける。
次に本考案を図面を参照して説明する。
第1図および第2図は、本考案に係る補修用加
熱装置の一実施例を示すもので図中符号1は前後
のタイヤ2,3によつて自走出来る車両である。
この車両1の本体フレーム4は、中空となつてお
りダクトを兼ねている。また車両1の上部には運
転台5が設けられ、運転台5の前部には、エンジ
ン6が搭載されている。このエンジン6は、チエ
ン6aを介して後タイヤ3を駆動するとともに油
圧ポンプ(図示せず)を介して各部の動力源とな
つている。また、車両1には、ダクト4を介して
各部に空気を圧送するブロア7と燈油、重油等の
オイルタンク8が設けられている。
また、上記車両1の前部には、前部加熱器支持
部材9が水平方向回動自在に取付けられている。
この前部加熱器支持部材9と上記車両1の前端と
の間には、加熱器支持部材9を水平方向に旋回さ
せる油圧シリンダ10(水平回動手段)が設けら
れている。また、上記前部加熱器支持部材9の前
部には、前ブラケツト11が上下方向の移動自在
に取付けられている。この前ブラケツト11と上
記前部加熱器支持部材9の間には、前ブラケツト
11を介して前部加熱器Aを水平状態のまま上下
させる手段である油圧シリンダ12が配設されて
いる。また前記前ブラケツト11には、前方に突
出するように前部加熱器支持アーム13が上下方
向の回動自在に取付けられている。この前部加熱
器支持アーム13と上記車両1の前上部との間に
は、前部加熱器支持アーム13を垂直面内に回動
する油圧シリンダ14が配設されていて、前記加
熱器支持アーム13を上方位置に持ち上げ、前部
加熱器本体16をその格納位置に搬送し格納する
格納手段を構成する。
前部加熱器支持アーム13の下部には、前部加
熱器本体16が取付けられている。この前部加熱
器本体16の幅は、上記車両1とほぼ同じ幅とな
つている。
前部加熱器本体16の上板には、中空の複数の
角錐体20が基盤目状に規則的に配列され、前部
加熱器本体16内に開口している。各角錐体20
の頂部には夫々バーナ15が取付けられ、角錐体
20の内部に開口している。このバーナ15は、
ホース等(図示せず)によつて上記オイルタンク
8、ダクト(フレーム本体)4とそれぞれ連結さ
れている。また、上記前部加熱器本体16の下面
には、バーナ15によつて加熱された赤外線を放
射する放熱板21が加熱面に対面して下面を塞ぐ
ように設けられている。
以上のように構成された前部加熱器本体16の
左右には、加熱器エキステンシヨン22が取付け
られ前部加熱器Aが形成されている。上記加熱器
エキステンシヨン22は、下面に放熱板21を有
し、通常250mmピツチで、これを適当数組合せ
て、上記前部加熱器本体16に取付けることによ
り、任意の幅の前部加熱器Aが形成出来る。
また、車両1の後部には、前部加熱器Aと対称
な構成により後部加熱器Bが取付けられているが
同様な構成となつているので同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
車両1の前記前後部加熱器本体16,16間の
本体フレーム4の下方には、これら加熱器本体1
6,16と間隔を保つて中間部加熱器本体17が
設けられている。この中間部加熱器本体17は、
一端が車両1に取付けられた複数の油圧シリンダ
18によつて水平状態を維持しつつ上下動自在に
支持されている。この中間部加熱器本体17の左
右には、加熱器エキステンシヨン22が取付けら
れ中間部加熱器Cが形成されている。この中間部
加熱器Cの構成も前部加熱器Aと同様であるので
同一部には同一符号を付して説明を省略する。
なお、車両1は既設舗装面上でかつ加熱面を走
行するためタイヤが使用されているが、このタイ
ヤ2,3の内部には、パンクを防止するため特殊
発泡ゴムが充填されている。また、車両1の走行
速度は、作業中において1〜5m/分、回送中は
20Km/時である。したがつて、広い変速範囲が選
べる減速構造を有す。また、操向は前タイヤ2を
油圧シリンダ(図示せず)によりパワーステアリ
ングすることによつて行われる。また、上記バー
ナ15の調節、油シリンダ10,12,14等の
操作等は、運転台5において操作盤23の操作に
よつて行うことが出来るようになつている。
次に本考案に係る加熱装置の作用を説明する。
先ず、加熱器エキステンシヨン22を外しかつ
油圧シリンダ14,14を操作して前後部加熱器
本体16,16を第1図の二点鎖線で示す格納位
置に搬送格納して、加熱装置の幅および長さを道
路交通法上の輸送限界(幅<2.5m、長さ<12
m)内とした後、工事現場に自走回送する。工事
現場においては、前後部加熱器本体16,16を
油圧シリンダ14,14を作動せしめて水平に位
置させるとともに加熱器本体16,16,17に
上向きに折曲げて格納している加熱器エキステン
シヨン22を取付け、各加熱器A,B,Cを補修
路面に応じた所定の幅とする。次いで、油圧シリ
ンダ12,12,18を操作して各加熱器A,
B,Cを水平状態を維持しつつ上下動してこれら
の放熱板21の下面と加熱、軟化する舗装面との
間隔を調整する。しかる後、バーナ15にオイル
および空気を送り点火し、火勢を調整する。次い
で加熱装置を所定の速度で走行させる。この場
合、放熱板21はバーナ15によつて加熱され赤
外線を発生し、路面を均一に加熱する。加熱装置
は、相互に離間した前後部および中間部加熱器
A,B,Cによる広い加熱面を有し、かつ放熱板
21より発生する熱浸透度の優れた赤外線によつ
て均一に適度な温度で路面を加熱するので、本装
置が通過した補修面は焦げることなく広い幅で均
一に軟化され、つまり補修面はまず前部加熱器A
によつて加熱され、該加熱器Aが通過後少し放熱
される。その後中間部加熱器Cによつて再加熱さ
れ少し放熱された後また後部加熱器Bによつて加
熱される。もしこのような広い加熱面積によつて
連続的に長時間加熱されれば補修面が過熱して不
都合となるが、中間に放熱区間が存在するため、
補修面の過熱が防止されると同時に、長時間加熱
を受けて補修面深く加熱範囲が浸透し、面積的に
も深さ的にも広範囲な均一加熱が行われるのであ
る。これによつて、後続するリペーバ、ローラ
(図示せず)等により補修部分全体を短時間に補
修することが出来る。また補修する部分がカーブ
している場合には、油圧シリンダ10,10の操
作により、第2図の二点鎖線に示すように前後加
熱器A,Bを水平に動かして、加熱面を有効に働
かすことが出来るようになつている。したがつて
直線部分と同様、舗装面を均一に放熱の無駄なく
加熱軟化させることが出来る。
工事が終了した後は、上記した手順と逆の操作
によつて装置の幅、長さを輸送限界内として次の
補修現場に自走回送する。
なお、上記加熱器エキステンシヨン22は、そ
れぞれの加熱器本体16,16,17の上部に基
端部を回動自在に取付けたアーム(図示せず)の
先端に支持させ、このアームを上方に回動させて
各加熱器エキステンシヨンを格納するようになつ
ている。
以上述べたように、本考案に係る加熱装置は、
前部、中間部、後部の各加熱器本体を所定の間隔
をもつて配設し、これら加熱器本体を水平状態を
維持して上下位置を調節することにより、順に放
熱板から放射される赤外線で補修面の広範囲な長
時間加熱と短時間の放熱とを行うことができるか
ら、補修面の過熱を防止しつつ加熱深さを深く浸
透させ広範囲な均一加熱を可能とする。また装置
が大型となつても曲率の小さい補修面に対し、前
及び後部加熱器本体が水平回動して補修面のカー
ブに沿わせることができるから、加熱面が補修面
から外れることなく加熱が可能であつて放熱ロス
がない。更に前及び後部加熱器本体は格納装置に
より格納可能であるから車両運搬に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る加熱装置の
一実施例を示すもので、第1図は側面図、第2図
は、第1図の装置の各加熱器の位置的関係を示す
平面図である。 1……車両、6……エンジン、9……前及び後
部加熱器支持部材、10……前及び後の油圧シリ
ンダ、11……前及び後ブラケツト、12……前
及び後の油圧シリンダ、13……前及び後部加熱
器支持アーム、14……前後の油圧シリンダ、1
5……バーナ、16……前及び後部加熱器本体、
17……中間部加熱器本体、18……油圧シリン
ダ、21……放熱板、A……前部加熱器、B……
後部加熱器、C……中間部加熱器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自走出来る車両と、前記車両の前部および後部
    に水平旋回手段および水平状態を維持して上下動
    させる手段を介してそれぞれ取り付けられた前部
    加熱器本体および後部加熱器本体と、これ等前後
    部加熱器本体を格納位置に搬送格納する格納手段
    と、前記車両の前記前後部加熱器本体間にこれら
    加熱器本体とは所定間隔だけ離間して上下動自在
    に取り付けられた中間部加熱器本体と、を具備し
    てなり、前記それぞれの加熱器本体は、舗装道路
    等の加熱面に対面し複数のバーナによつて加熱さ
    れて赤外線を放射する所定加熱面積の放熱板によ
    り下面を塞いだことを特徴とする舗装道路等の補
    修用加熱装置。
JP15176581U 1981-10-13 1981-10-13 舗装道路等の補修用加熱装置 Granted JPS5859811U (ja)

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JP15176581U JPS5859811U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 舗装道路等の補修用加熱装置

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JP15176581U JPS5859811U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 舗装道路等の補修用加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS5859811U JPS5859811U (ja) 1983-04-22
JPS6126418Y2 true JPS6126418Y2 (ja) 1986-08-08

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JP15176581U Granted JPS5859811U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 舗装道路等の補修用加熱装置

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JPS5859811U (ja) 1983-04-22

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