JPS61263923A - インタ−ロイキン−2誘起剤 - Google Patents

インタ−ロイキン−2誘起剤

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JPS61263923A
JPS61263923A JP60103807A JP10380785A JPS61263923A JP S61263923 A JPS61263923 A JP S61263923A JP 60103807 A JP60103807 A JP 60103807A JP 10380785 A JP10380785 A JP 10380785A JP S61263923 A JPS61263923 A JP S61263923A
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JP
Japan
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interleukin
inducer
3pts
interleukine
shosaikoto
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Application number
JP60103807A
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JPH0469610B2 (ja
Inventor
Masaki Yuda
正樹 油田
Yasuhiro Komatsu
靖弘 小松
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Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura Juntendo Inc
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業−にの利用分野 本発明はインターロイキン−2誘起剤に関するものであ
る。
従来の技術 インターロイキン−2は、ヒトまたは、動物の免疫応答
細胞であるTリンパ球によって産生される物質であり、
インターロイキン−2依存性T細胞増殖活性を示すとと
もに、γ−インターフェロンやT細胞産生性の種々のリ
ンホカイン産生を促すことが知られている。従ってイン
ターロイキン−2の産生能を高めることが、免疫不全症
の治療に有効であることが期待できる。従来、インター
ロイキン−2の産生能を高める物質としてコンカナバリ
ンAやPHA等が知られているが、強い毒性のためにイ
ンターロイキン−2誘起剤として臨床の場で供されるこ
とはなかった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は毒性の低い、インターロイキン−2誘起剤を提
供するものである。
問題を解決するための手段 本発明者等は種々の漢方処方についてインターロイキン
−2誘起効果に関する研究を行った結果、柴胡、黄苓、
甘草、人参、主要、大組、半夏からなる漢方処方、すな
わち小柴胡湯にインターロイキン−2誘起効果のあるこ
とを見い出した。本発明はこの知見に基づくもので、本
発明は小柴胡湯よりなるインターロイキン−2誘起剤で
ある。小柴胡湯は漢方処方の古典(傷寒論、金圓要路)
にその構成生薬、分量、抽出法等が記載されており、肝
機能障害、慢性胃腸障害、産後回復不全等の諸疾患に使
用されているが、インターロイキン−2誘起効果のある
ことは従来全く知られていなかったことである。
小柴胡湯は古典に則って、柴胡7g、黄”43 g。
甘草2g、人参3g、主要tg、大川3g、半夏5gを
600ccの水で煎じて350ccとし滓を取り去り1
、再び薬液だけを煎じつめて200ccとし、これをイ
ンターロイギン−2誘起剤として3回に分けて服用する
こともできるが、服用のし易さ、携帯の便利さを考慮し
て漢方薬エキス製剤としたものをインターロイキン−2
誘起剤として用いることもできる。たとえば、柴胡4〜
7重量部、黄苓3重量部、甘草2重量部、人参2〜3重
量部、主要1重量部、大川2〜3重量部、半夏4〜5重
量部を10倍量の水で熱時抽出して得られた抽出液をア
過後、乾燥してインターロイキン−2誘起剤である小柴
胡湯乾燥エキス粉末を得、これに通常の製剤に用いる適
当な賦形剤、補助剤等を加えて製剤製造の常法に従って
散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤などの製剤にすること
ができる。
本発明のインターロイキン−2誘起剤の製造の具体例を
示すと次の如くである。
具体例1 柴胡7g、黄芥3g、甘草2g、人参3g、主要1g、
大用3g、半夏5gの混合生薬に10倍量すなわち24
0mQの水を加えて1時間、100℃で加熱抽出し、得
られた抽出液をシ濾過後、スプレードライして2.3g
の乾燥エキス粉末を得た。
発明の効果 本発明のインターロイキン−2誘起剤のインターロイキ
ン−2誘起作用について実験例を挙げて説明する。
実験例 健常人前腕部静脈から採取した血液をヘパリン処理し、
更に重層遠心法によって単核細胞を分離し、この単核細
胞にlθ%非働化ウシつ仔血清を含むイーグルMEM液
を加えて、lXIO3細胞/ mQの単核細胞浮遊液を
作製した。
この単核細胞浮遊液に、具体例1で得られた本発明のイ
ンターロイキン−2誘起剤をイーグルMEM液に、最終
濃度200μg/mQになるように溶解し、さらに細胞
浮遊液中の雑菌を除くため100ユニツト/mQのペニ
シリン、loottg/mQのストレプトマイシンを添
加し、37℃で48時間インキュベートシた。この培養
液の上清を採取して、インターロイキン−2を測定した
。尚、コントロールとして、具体例1で得られた本発明
のインターロイキン−2誘起剤を添加しない以外は」二
記と同様にして得られた培養液の上清を採取してインタ
ーロイキン−2を測定した。
インターロイキン−2の測定は、インターロイキン−2
依存性細胞[C57Bu/6マウス由来の胛臓細胞(東
北大学薬学部衛畳欅教室より人手)]が]インターロイ
キンーの量に依存して特異的に増殖することにより、増
殖に伴う311−チミジンの取り込み量を指標として行
った。すなわちインターロイギン−2依存性細胞の増殖
に3H−チミジンが必要であるため、インターロイキン
−2依存性細胞が3Il−チミジンを取り込む量が多け
れば、それだけインターロイキン−2が多いことになる
インターロイキン−2依存性細胞をイーグルMEM液を
用いて希釈してlXl0’細胞/+80dに調製し、1
80/ずつ40器の培養器(well’)に入れて培養
した。40器のうち20器それぞれに4一 本発明のインターロイキン−2誘起剤を添加して培養し
た培養液の」−清を20縛加え、残りの20器それぞれ
にコントロールとして培養した培養液の上清20叡を加
え37℃で20時間培養し、更に40器すべてに3H−
チミジンをI器あたり0.5μC4添加して、4時間後
にインターロイキン−2依存性細胞への3H−チミジン
の取り込みを液体ンンチレーションカウンターにて測定
した。
その結果、コントロールの3H−チミジンの取り込み量
を100%とすると、本発明のインターロイキン−2誘
起剤添加により3H−チミジンの取り込み量が148%
に増加した。このことより、本発明のインターロイキン
−2誘起剤がインターロイキン−2誘起効果をもつこと
が認められた。
次に、本発明のインターロイキン−2誘起剤の経口投与
での急性毒性試験をddY系雄性マウス、及びウィスタ
ー(W 1star)系雄性ラットを用いて行ったとこ
ろ、具体例1で得た本発明のインターロイキン−2誘起
剤は、15g/kg(投与限界)の経口投与でも、死亡
例はなかった。このように、本発明のインターロイキン
−2誘起剤は、極めて毒性が低く安全性の高いものであ
る。尚、小柴胡湯は古来より現在に至るまで漢方薬とし
て臨床に用いられ、副作用が少ないことが確認されてい
る。
本発明における実験データ及び急性毒性試験の結果から
考えて、本発明のインターロイギン−2誘起剤の有効投
与量は、患者の年令、体重、疾患の程度によっても異な
るが、通常成人量で乾燥エキス粉末量として1日量1〜
10gを症状に合わせて、1日3回に分けての服用が適
当と認められる。
次に、実施例を示して、具体的に説明するが、本発明は
、これにより制限されるものではない。
実施例I 上記の具体例1により製造した薬剤200gを乳糖89
g及びステアリン酸マグネシウムtgと混合し、この混
合物を単発式打鍵機にて打錠して、直径20 mm、重
量的2.3gのスラッグ錠を作りこれを、オシレーター
にて粉砕し、整粒し、篩別して20〜50メツシユの粒
子の良好な顆粒剤を得た。
この顆粒剤は、症状に合わせて1重量0.5〜4.5g
(本発明のインターロイキン−2誘起剤の乾燥エキス粉
末重量として0.34〜3.lOgに相当)を1日3回
服用する。
実施例2 上記の具体例1により製造した薬剤200’gを微結晶
セルロース20gおよびステアリン酸マグネシウム5g
と混合し、この混合物を単発式打錠機にて打錠して直径
7 mm、重量225mgの錠剤を製造した。本錠剤1
錠中には本発明のインターロイキン−2誘起剤の乾燥エ
キス粉末を200a+g含有する。本錠剤は、症状に合
わせて1同量2〜=7− 16錠を1日3回服用する。
実施例3 上記の具体例1により製造した薬剤500mgを硬カプ
セルに充填した。本カプセルは、症状に合わせて2〜2
0カプセルを1日3回に分けて服用する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 小柴胡湯よりなるインターロイキン−2誘起剤
JP60103807A 1985-05-17 1985-05-17 インタ−ロイキン−2誘起剤 Granted JPS61263923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60103807A JPS61263923A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 インタ−ロイキン−2誘起剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60103807A JPS61263923A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 インタ−ロイキン−2誘起剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61263923A true JPS61263923A (ja) 1986-11-21
JPH0469610B2 JPH0469610B2 (ja) 1992-11-06

Family

ID=14363670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60103807A Granted JPS61263923A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 インタ−ロイキン−2誘起剤

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JP (1) JPS61263923A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992000086A1 (en) * 1990-06-27 1992-01-09 Shinya Okubo Antitumor agent
CN1055022C (zh) * 1997-03-03 2000-08-02 中国预防医学科学院生物技术新药研究中心 复方干扰素抗病毒合剂及其制作技术和用途

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992000086A1 (en) * 1990-06-27 1992-01-09 Shinya Okubo Antitumor agent
CN1055022C (zh) * 1997-03-03 2000-08-02 中国预防医学科学院生物技术新药研究中心 复方干扰素抗病毒合剂及其制作技术和用途

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JPH0469610B2 (ja) 1992-11-06

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