JPS61262569A - 膨張弁 - Google Patents

膨張弁

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JPS61262569A
JPS61262569A JP60103566A JP10356685A JPS61262569A JP S61262569 A JPS61262569 A JP S61262569A JP 60103566 A JP60103566 A JP 60103566A JP 10356685 A JP10356685 A JP 10356685A JP S61262569 A JPS61262569 A JP S61262569A
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pressure
chamber
refrigerant
operating rod
passage
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一郎 野口
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Diesel Kiki Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

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  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は冷凍システムの蒸発器への冷媒供給量を制御す
るための膨張弁に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、上述のような膨張弁は例えば特開昭59−144
875号公報に開示の如く公知であるが、これは高圧冷
媒が作動杆の径大部外周面と通路内周面との摺接面間か
らダイアフラムの下側の室(作動空間)に漏洩するのを
防止するため前記径大部にシール部材を設けているが、
このようにシール部材を設けるものではその経時に伴う
シール部材の摩耗によりシール機能が低下することによ
り高圧冷媒がダイアフラムの下側の室に流入する結果、
蒸発器出口の温度と圧力を検出して蒸発器への冷媒流入
量を制御する所謂加熱度制御を正確に行なうことができ
ない、しかも、シール部材を設けるものではそのシール
性を高めるべく該シール部材と通路内周面との摩擦力を
大きくすると作動杆の摺動性が悪化し、逆に該摺動性を
良くしようとするとシール性が低下してしまい、両者が
満足するようにシール部材と通路内周面との摩擦力を設
定することは極めて困難である。更に、高圧室(通路)
と低圧室(弁室)との間を開閉する弁本体のテーパ状弁
座(シート部)が高圧室と低圧室との間の鋭角な弁座(
シート部)に接触時、該弁本体の低圧室内に位置する部
分の外径が前記鋭角な弁座の直径より大きいため調整弁
体の開弁時に高圧冷媒の影響を受けて該調整弁体が開弁
方向に所定リフト以上動きその分だけ多く冷媒が高圧室
から低圧室へ流れてしまい、蒸発器の出口冷媒加熱度が
必要以上に小さくなってしまう。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、シール部材
を設けることなく高圧冷媒がダイアフラムの作動杆側の
作動空間に流入するのを防止し得て長期に亘って加熱度
制御を正確に行なえるようにした膨張弁を提供すること
を第1の目的とする。
また、調整弁体が開弁時に高圧冷媒の影響を受けて開弁
方向に所定リフト以上動くということなく蒸発器の出口
冷媒加熱度が必要以上に小さくなることのないようにし
た膨張弁を提供することを第3の目的とするものである
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明の第1は冷凍システ
ムの蒸発器への冷媒供給量を制御するための膨張弁にお
いて、圧縮機の吐出口側管路に接続されると共に高温・
高圧冷媒が流入する高圧室と、該高圧室と蒸発器の入口
側管路に夫々接続されると共に低温・低圧冷媒が流入す
る低圧室と、作動杆嵌装室と、該作動杆嵌装室内に摺動
自在に嵌装された作動杆と、該作動杆の一端にこれと一
体的に作動し得る如く設けられて前記高圧室と低圧室と
の間の通路開口面積を調整すると共にばねにて閉弁方向
に付勢さた調整弁体と、前記作動杆の他端に設けられ且
つ両端面に作用する圧力の差に応じて前記作動杆の軸線
方向に変位する圧力応動部材と、該圧力応動部材の反作
動杆側に位置して設けられ且つ前記蒸発器の出口から圧
縮機の吸入口に至る途中の冷媒が通過する冷媒通過室と
、前記圧力応動部材の前記作動杆側端面に対向して設け
られ且つ前記冷媒通過室と連通ずる作動空間と、前記圧
力応動部材の反作動杆側端面に設けられ且つ前記冷媒通
過室内の温度変化に応じて前記圧力応動部材を介して作
動杆を開弁方向に押圧する圧力を発生する圧力発生手段
と、前記高圧室の冷媒が前記作動杆外周面と作動杆嵌装
室内周面との摺動面間に漏洩した際該漏洩冷媒を前記冷
媒通過室へリークさせるリーク手段とを具備してなる構
成としたものである。また、本発明の第2は冷凍システ
ムの蒸発器への冷媒供給量を制御するための膨張弁にお
いて、圧縮機の吐出口側管路に接続されると共に高温・
高圧冷媒が流入する高圧室と、該高圧室と蒸発器の入口
側管路に夫々接続さ −れると共に低温・低圧冷媒が流
入する低圧室と、該低圧室と前記高圧室とを接続する通
路周縁に設けられ且つ前記低圧室内径より小径な鋭角シ
ート部と、作動杆嵌装室と、該作動杆嵌装室内に摺動自
在に嵌装された作動杆と、前記低圧室内に位置して前記
作動杆の一端にこれと一体的に作動し得る如く設けられ
てそのテーバ状シート部が前記通路の鋭角シート部に接
離することにより前記高圧室と低′圧室との間の通路開
口面積を調整すると共にばねにて閉弁方向に付勢された
截頭円錐状の調整弁体と、前記作動杆の他端に設けられ
且つ両端面に変位する作用する圧力の差に応じて前記作
動杆の軸線方向に圧力応動部材と、該圧力応動部材の反
作動杆側に位置して設けられ且つ前記蒸発器の出口から
圧縮機の吸入口に至る途中の冷媒が通過する冷媒通過室
と、前記圧力応動部材の前記作動杆側端面に対向して設
けられ且つ前記冷媒通過室と連通ずる作動空間と、前記
圧力応動部材の反作動杆側端面に設けられ且つ前記冷媒
通過室内の温度変化に応じて前記圧力応動部材を介して
作動杆を開弁方向に押圧する圧力を発生する圧力発生手
段とを具備し、前記調整弁体の鋭角シート部に接触する
部分より低圧室側に位置する部分の外径を前記鋭角シー
ト部の直径に可能な限り近い値に設定した構成としたも
のである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図は
本発明の膨張弁を組み込んだ冷凍システムの構成図で、
同図中1は本発明の膨張弁全体を示し、該膨張弁1はハ
ウジング2内にその一端部(図中下端部)に設けた挿入
口3がら膨張弁本体4を複数(本実施例では3本)の0
リング(シール部材)51.52.53を介して挿入し
て閉塞部材6にて前記挿入口3を気密に閉塞することに
より、前記ハウジング2内に膨張弁本体4を固定してな
る。
前記ハウジング2はアルミニウム材を用いてグイキャス
ト成形したものであるが、冷間鍛造酸は熱間鍛造にて成
形してもよい。前記ハウジング2は一端部(図中下端部
)が開口し且つ他端部(図中上端部)が閉塞された中空
円筒状をなし、その内孔部分が膨張弁本体挿入室7とな
っている。前記ハウジング2の一側周壁の軸方向略中間
部には第1接続口8が径方向に貫通して設けられている
前記ハウジング2の他側周壁の軸方向略中間部より一端
側(挿入口3側)には第2接続口9が径方向に貫通して
設けられている。前記ハウジング2の他側周壁の他端側
(反挿入口3側)には第3接続口10が径方向に貫通し
て設けられている。前記ハウジング2の一側周壁の他端
側には前記第3接続口10と対向させて第4接続口11
が径方向に貫通して設けられている。
前記膨張弁本体4は前記ハウジング2の膨張弁本体挿入
室7内に径嵌合されたケーシング12を有しその一端部
(図中下端部)の段部12aがハウジング2の挿入口3
内の段部3aに当接し、他端部(図中上端部)とハウジ
ング2の挿入室7内端部との間に冷媒通過室である間隙
7aを有し、該冷媒通過室7a内に前記第3及び第4接
続口1゜及び11が夫々開口している。前記ケーシング
12は両端面が開口する中空円筒状をなし、その内周面
は、軸方向略中間部に位置してその軸線と直交する面と
された段部13を介してこれより一端側(図中下端側)
が他端側(図中上端側)より大径とされている。前記ケ
ーシング12内の小径部分は作動杆嵌装室14となって
おり、該作動杆嵌装室14内に作動杆15が摺動自在に
嵌装されている。該作動杆15は軸方向略中間部の段部
16を介して一端側(図中下端側)より他端側(図中上
端側)が大径とされ、該大径部15aの外周面が作動杆
嵌装室14の内周面に摺動自在に径嵌合されている。前
記作動杆15の一端部には調整弁体17が一体的に作動
し得る如く装着されている。該調整弁体17は、前記段
部13の内周部側に位置して前記作動杆嵌装室14とを
接続する通路18の周縁に設けられた鋭角シート部19
に接離するテーパ状シート部20を有する截頭円錐形状
をなしている。前記調整弁体17のテーパ状シート部2
0が前記通路18の鋭角シート部19に接触した閉弁状
態において、前記作動杆嵌装室14内の作動杆15の段
部16と調整弁体17のテーパ状シート部20側(図中
上端側)端部との間に高圧室21が画成される。前記調
整弁体17はばね22により閉弁側(図中上側)に付勢
されており、該ばね22は前記調整弁体17と前記ケー
シング120大径部の一端側内周面に螺装されたばね受
部材23との間に介装されている。前記ケーシング12
0大径部内における前記段部13とばね受部材23との
間に低圧室24が画成される。前記ケーシング12の周
壁には高圧室21及び低圧室24に夫々開口する第1通
孔25及び第2通孔26が径方向に貫通して設けられて
いる。なお、これら第1通孔25及び第2通孔26はケ
ーシング12の両側に夫々設けられ、−側の第2通孔2
6は第1接続口8に、他側の第1通孔25は第2接続口
9に夫々合致連通している。
前記ケーシング12の外周面には、第1通孔25より一
端側、第1通孔25と第2通孔26との間、及び第2通
孔26より他端側に夫々位置して環状溝2’h 、27
2,273が設けられており、これら環状溝271,2
72,273に前記0リング5+ 、52.53が夫々
嵌装され、これらQ IJソング1〜53にてハウジン
グ2の挿入室7内周面とケーシング12の外周面との間
の高圧側と低圧側とが気密に区画されている。
前記ケーシング12の他端に設けた凹部内にはダイアフ
ラム(圧力応動部材)28が設けられている。該ダイア
フラム28はその外周部が前記ケーシング12の他端の
凹部内底壁外周部とプレート29の外周部との間に挾持
され、該プレート29とダイアフラム28との間に空隙
29aを有している。前記ダイアフラム28の中央部が
前記作動杆15の他端面(反間整弁体17側端面)に当
接しており、該作動杆15の軸線方向に変位する。
前記ダイアフラム28の作動杆15側端面とケー  7
シング12の凹部内底壁との間には作動空間30が設け
られ、該作動空間30はケーシング12の周壁に径方向
に沿って設けた第3通孔31 (外部均圧通路)及びケ
ーシング12の外周面とハウジング2内の膨張弁本体挿
入室7の内周面との間の関l5i32を介して、前記ハ
ウジング2内の膨張弁本体挿入室7の反挿入口3側端内
部、即ち、冷媒通過室7a内と連通ずる。
前記ケーシング12の他端側にはダイアフラム28と対
向させて圧力発生手段33が設けられている。該圧力発
生手段33は前記プレート290反ダイアフラム28側
端に略半球状カバー34を装着して構成した密閉空間3
4.a内に温度に比例して膨張するガスを封入したもの
で、前記密閉空間34a内はプレート29に穿設された
透孔36を介してダイアフラム28とプレート29との
間の空隙29a内と連通されている。前記カバー34を
介して冷媒通過室7a内を通過する冷媒の温度が密閉空
間34a内に伝達され、当該温度に応じて前記ダイアフ
ラム28を介して作動杆を開弁方向に押圧する圧力を発
生するようになっている。
前記閉塞部材6はねじ部材よりなり前記挿入口3の内周
面に螺装され、該閉塞部材6とケーシング12との間は
0リング37にて気密にシールされており、該0リング
37は閉塞部材6の内端面の環状溝38内に嵌装されて
いる。
前記高圧室21の冷媒が前記作動杆15の大径部15a
の外周面と作動杆嵌装室14の内周面との摺動面間に漏
洩した際該漏洩冷媒を前記冷媒通過室7aヘリークさせ
るリーク手段が設けられている。該リーク手段は前記作
動杆15の大径部15aの外周面に設けられた環状リー
ク溝39と、該環状リーク溝39と冷媒通過室7aとを
連通ずる如くケーシング12の周壁に径方向に貫通して
設けたリーク通路40とからなり、該リーク通路40は
前記ケーシング12の外周面とハウジング2の挿入室7
の内周面との間の間隙32を介して冷媒通過室7a内と
連通している。なお、リーク通路40と前記第3通孔3
1とはケーシング12の周方向に180°変位しており
、これによりリーク通路40からの冷媒が第3通孔31
へ直接流入するのを防止している。
前記調整弁体エフの鋭角シート部19に接触する部分よ
り低圧室24側に位置する部分の外径りを、前記鋭角シ
ート部19の直径D1に可能な限り近い値に設定されて
いる。
上述のように構成された本発明の膨張弁1は、第1の接
続口8をレシーバタンク41及び凝縮器42を順次弁し
て圧縮機43の吐出口43aに、第4接続口11を圧縮
機43の吸入口43bに、第2接続口9を蒸発器44の
入口44aに、第3接続口lOを該蒸発器44の出口4
4bに夫々接続することにより冷凍システムに組み込ま
れる。
(作用) 次に、上記構成の膨張弁1の作用を説明する。
圧縮機43の駆動により圧縮された高温・高圧の冷媒は
凝縮器42−レシーバタンク41→第2通孔26−高圧
室21−低圧室24→第1通孔25−蒸発器44−冷媒
通過室7aの径路を経て再び圧縮機43に戻る。このよ
うな冷凍サイクルにおいて、蒸発器44の出口から流出
する冷媒の温度は冷媒通過室7a内においてカバー34
にて検出され、当該温度に応じて密閉空間34a内の封
入ガスが膨張(縮小)し、ダイアフラム28を介して作
動杆15を開弁(閉弁)方向に下降(上昇)させる。該
密閉空間内の圧力は冷媒通過室7a内の冷媒温度によっ
て決まるもので、該圧力とばね22のばね力とのバラン
スにより調整弁体17の開度が決定し、該開度に応じて
高圧室21から低圧室24への冷媒流入量が決定され、
これに伴い蒸発器44内への冷媒流入量が決定される。
即ち、前記ダイアフラム28の開弁方向への押圧力F。
は、蒸発器44の出口からの冷媒が通過する冷媒通過室
7a内の冷媒圧力及び温度をPl及びT1、密閉空間3
4a内の圧力をP2、ダイアフラム28の受圧面積をA
とすると、Fo= (P2−Pl)  ・Aとなる。こ
こでP2はT1に対応して決まる圧力であり、ばね22
のばね力をFspとすればFD=F3p= (P2−P
l)  ・Aとなり、またP2はT1の関数であるから
、Fspと密閉空間34a内のT1に対する圧力変化特
性を適当に選択することにより、Plに相当する飽和温
度とT1の差、即ち蒸発器44の出口冷媒加熱度を適正
範囲に制御できるものである。
このような膨張弁1の作動時において、調整弁体17の
外径りを鋭角シート部19の直径D1に可能な限り近い
値に設定されているから、開弁時に高圧冷媒の影響を受
けて調整弁体17の開度(絞り量)が所定値以上に小さ
くなるということがない。
また、高圧室21内の高圧冷媒が作動杆15の大径部1
5aの外周面と作動杆嵌装室14の内周面との摺動面間
に漏洩した場合、該漏洩冷媒は環状リーク溝39内にた
まった後1、リーク通路40及び間隙32を介して冷媒
通過室7a内へリークされる。従って、漏洩冷媒が作動
空間30内へ流入することにより該作動空間30内の圧
力が高まりダイアフラム28が閉弁方向に所定以上に変
位される結果、調整弁体17の開度(絞り量)が所定値
以下となっていまい、更には流量不足から蒸発器44の
出口冷媒加熱度を過大にしてしまうという不具合を生じ
るということがない。
更に、膨張弁本体4の保守、点検、整備等の際は、閉塞
部材6を挿入口3から取り外してハウジング2の挿入口
3から膨張弁本体4を引き出せばよく、他の圧縮機43
や蒸発器44等の機器との接続部分は接続状態のままで
よいから、メンテナンス性が良好であり、またハウジン
グ2の膨張弁本体挿入室7内端部の冷媒通過室7a内の
冷媒温度を直接感知する方式のため設置場所に制約を受
けない。
なお、上記実施例においては環状リーク溝39を作動杆
15の大径部15aの外周面に設けた場合について説明
したが、これに限られることなく、作動杆嵌装室14の
内周面に設けてもよい。
(発明の効果) 以上の如く本発明の第1は、冷凍システムの蒸発器への
冷媒供給量を制御するための膨張弁において、圧縮機の
吐出口側管路に接続されると共に高温・高圧冷媒が流入
する高圧室と、該高圧室と蒸発器の入口側管路に夫々接
続されると共に低温低圧冷媒が流入する低圧室と、作動
杆嵌装室と、該作動杆嵌装室内に摺動自在に嵌装された
作動杆と、該作動杆の一端にこれと一体的に作動し得る
如く設けられて前記高圧室と低圧室との間の通路開口面
積を調整すると共にばねにて閉弁方向に付勢さた調整弁
体と、前記作動杆の他端に設けられ且つ両端面に作用す
る圧力の差に応じて前記作動杆の軸線方向に変位する圧
力応動部材と、該圧力応動部材の反作動杆側に位置して
設けられ且つ前記蒸発器の出口から圧縮機の吸入口に至
る途中の冷媒が通過する冷媒通過室と、前記圧力応動部
材の前記作動杆側端面に対向して設けられ且つ前記冷媒
通過室と連通ずる作動空間と、前記圧力応動部材の反作
動杆側端面に設けられ且つ前記冷媒通過室内の温度変化
に応じて前記圧力応動部材を介して作動杆を開弁方向に
押圧する圧力を発生する圧力発生手段と、前記高圧室の
冷媒が前記作動杆外周面と作動杆嵌装室内周面との摺動
面間に漏洩したPJ該漏洩冷媒を前記冷媒通過室へリー
クさせるリーク手段とを具備したから、シール部材を設
けることなく高圧冷媒がダイアフラムの作動杆側の作動
空間に流入するのを防止し得て長期に亘って加熱度制御
を正確に行えるという効果を奏する。
また、本発明の第2は、冷凍システムの蒸発器への冷媒
供給量を制御するための膨張弁において、圧縮機の吐出
口側管路に接続されると共に高温・高圧冷媒が流入する
高圧室と、該高圧室と蒸発器の入口側管路に夫々接続さ
れると共に低温・低圧冷媒が流入する低圧室と、該低圧
室と前記高圧室とを接続する通路周縁に設けられ且つ前
記低圧室内径より小径な鋭角シート部と、作動杆嵌装室
と、該作動杆嵌装室内に摺動自在に嵌装された作動杆と
、前記低圧室内に位置して前記作動杆の一端にこれと一
体的に作動し得る如く設けられてそのテーバ状シート部
が前記通路の鋭角シート部に接離することにより前記高
圧室と低圧室との間の通路開口面積を調整すると共にば
ねにて閉弁方向に付勢された截頭円錐状の調整弁体と、
前記作動杆の他端に設けられ且つ両端面に作用する圧力
の差に応じて前記作動杆の軸線方向に変位する圧力応動
部材と、該圧力応動部材の反作動杆側に位置して設けら
れ且つ前駆蒸発器の出口から圧縮機の吸入口に至る途中
の冷媒が通過する冷媒通過室と、前記圧力応動部材の前
記作動杆側端面に対向して設けられ且つ前記冷媒通過室
と連通ずる作動空間と、前記圧力応動部材の反作動杆側
端面に設けられ且つ前記冷媒通過室内の温度変化に応じ
て前記圧力応動部材を介して作動杆を開弁方向に押圧す
る圧力を発生する圧力発生手段とを具備し、前記調整弁
体の鋭角シート部に接触する部分より低圧室側に位置す
る部分の外径を前記鋭角シート部の直径に可能な限り近
い値に設定したから、調整弁体が開弁時に高圧冷媒の影
響を殆ど受けることがないので、蒸発器の出口冷媒過熱
度が必要以上に小さくなることがないという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図は冷凍システムに組み込んだ状態の本発明の膨張弁の
一実施例を示す断面図である。 1・・・膨張弁、2・・・ハウジング、3・・・挿入口
、4・・・膨張弁本体、51〜53・・・0リング(シ
ール部材)、6・・・閉塞部材、7・・・膨張弁本体挿
入室、7a・・・冷媒通過室、8・・・第1接続口、9
・・・第2接続口、10・・・第3接続口、11・・・
第4接続口、14・・・作動杆嵌装室、15・・・作動
杆、17・・・調整弁体、18・・・通路、19・・・
鋭角シート部、20・・・テーパ状シート部、21・・
・高圧室、22・・・ばね、24・・・低圧室、25・
・・第1通孔、26・・・第2通孔、28・・・ダイア
フラム(圧力応動部材)、30・・・作動空間、31・
・・第3通孔(外部均圧通路)、33・・・圧力発生手
段、39・・・環状リーク溝、40・・・リーク通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、冷凍システムの蒸発器への冷媒供給量を制御するた
    めの膨張弁において、圧縮機の吐出口側管路に接続され
    ると共に高温・高圧冷媒が流入する高圧室と、該高圧室
    と蒸発器の入口側管路に夫々接続されると共に低温・低
    圧冷媒が流入する低圧室と、作動杆嵌装室と、該作動杆
    嵌装室内に摺動自在に嵌装された作動杆と、課題作動杆
    の一端にこれと一体的に作動し得る如く設けられて前記
    高圧室と低圧室との間の通路開口面積を調整すると共に
    ばねにて閉弁方向に付勢さた調整弁体と、前記作動杆の
    他端に設けられ且つ両端面に作用する圧力の差に応じて
    前記作動杆の軸線方向に変位する圧力応動部材と、該圧
    力応動部材の反作動杆側に位置して設けられ且つ前記蒸
    発器の出口から圧縮機の吸入口に至る途中の冷媒が通過
    する冷媒通過室と、前記圧力応動部材の前記作動杆側端
    面に対向して設けられ且つ前記冷媒通過室と連通する作
    動空間と、前記圧力応動部材の反作動杆側端面に設けら
    れ且つ前記冷媒通過室内の温度変化に応じて前記圧力応
    動部材を介して作動杆を開弁方向に押圧する圧力を発生
    する圧力発生手段と、前記高圧室の冷媒が前記作動杆外
    周面と作動杆嵌装室内周面との摺動面間に漏洩した際該
    漏洩冷媒を前記冷媒通過室へリークさせるリーク手段と
    を具備してなることを特徴とする膨張弁。 2、前記冷媒通過室と作動空間とを連通する連通部の前
    記冷媒通過室側開口端と、前記リーク通路の前記冷媒通
    過室側開口端とを前記作動杆の周方向に互いに略180
    °変位させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の膨張弁。 3、前記圧力応動部材はダイアフラムであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の膨張弁。 4、前記リーク手段は前記作動杆外周面に設けられた環
    状リーク溝と、該環状リーク溝と前記冷媒通過室とを連
    通するリーク通路とよりなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の膨張弁。 5、前記リーク手段は前記作動杆嵌装室内内周面に設け
    られた環状リーク溝と、該環状リーク溝と前記冷媒通過
    室とを連通するリーク通路とよりなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の膨張弁。 6、冷凍システムの蒸発器への冷媒供給量を制御するた
    めの膨張弁において、圧縮機の吐出口側管路に接続され
    ると共に高温・高圧冷媒が流入する高圧室と、該高圧室
    と蒸発器の入口側管路に夫々接続されると共に低温・低
    圧冷媒が流入する低圧室と、該低圧室と前記高圧室とを
    接続する通路周縁に設けられ且つ前記低圧室内径より小
    径な鋭角シート部と、作動杆嵌装室と、該作動杆嵌装室
    内に摺動自在に嵌装された作動杆と、前記低圧室内に位
    置して前記作動杆の一端にこれと一体的に作動し得る如
    く設けられてそのテーパ状シート部が前記通路の鋭角シ
    ート部に接離することにより前記高圧室と低圧室との間
    の通路開口面積を調整すると共にばねにて閉弁方向に付
    勢された截頭円錐状の調整弁体と、前記作動杆の他端に
    設けられ且つ両端面に作用する圧力の差に応じて前記作
    動杆の軸線方向に変位する圧力応動部材と、該圧力応動
    部材の反作動杆側に位置して設けられ且つ前記蒸発器の
    出口から圧縮機の吸入口に至る途中の冷媒が通過する冷
    媒通過室と、前記圧力応動部材の前記作動杆側端面に対
    向して設けられ且つ前記冷媒通過室と連通する作動空間
    と、前記圧力応動部材の反作動杆側端面に設けられ且つ
    前記冷媒通過室内の温度変化に応じて前記圧力応動部材
    を介して作動杆を開弁方向に押圧する圧力を発生する圧
    力発生手段とを具備し、前記調整弁体の鋭角シート部に
    接触する部分より低圧室側に位置する部分の外径を前記
    鋭角シート部の直径に可能な限り近い値に設定したこと
    を特徴とする膨張弁。 7、前記圧力応動部材はダイアフラムであることを特徴
    とする特許請求の範囲第6項記載の膨張弁。
JP60103566A 1985-05-14 1985-05-14 膨張弁 Granted JPS61262569A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01230966A (ja) * 1988-03-10 1989-09-14 Fuji Koki Seisakusho:Kk 冷凍システムの制御方法及び温度膨脹弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01230966A (ja) * 1988-03-10 1989-09-14 Fuji Koki Seisakusho:Kk 冷凍システムの制御方法及び温度膨脹弁

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