JPS61262525A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は加熱室の下方に電気部品を収納する機械室が
設けられた高周波加熱装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

一般に、高周波加熱装置１例えば電子レンジには装置本
体の内部に加熱室および機械室がそれぞれ形成されてい
る。この機械室内にはマグネトロン（高周波発振器）、
高圧トランス、高圧コンデンサおよび高圧ダイオード等
の各電気部品が収納されている。

ところで、従来構成のものにあっては高周波加熱装置の
製造時には加熱室が装置本体に装着される前に、予め加
熱室にマグネトロンが取付けられるよう罠なっている。

そして、マグネトロンが取付けられた状態の加熱室が装
置本体に組み込まれるようＫｆｋｖている。この場合、
装置本体内の各電気部品は例えば第７図に示すように結
線されている。第７図中で、１は電源である。この電源
１にはヒユーズ２、ドアスイッチ３ａ、タイマ接点７ｍ
、調理スイッチ４およびマグネトロンサーマル５を介し
てリレー６が接続されている。さらに、調理スイッチ４
にはリレー６の常開接点６＆が並列に接続されている。

また、電源ＩＫはヒユーズ２．ドアスイッチＪａ、タイ
マ接点７１．調理スイッチ４とリレー接点６ａとの並列
回路およびマグネトロンサーマル５を介してタイマ７が
接続されている。

さらに、電源１にはヒユーズ２．ドアスイッチ３ｍ、タ
イマ接点７＆、調理スイッチ４とリレー接点６ａとの並
列回路およびマグネトロンサーマル５を介して高圧トラ
ンス８の一次側８ａが接続されている。この高圧トラン
ス８の二次側８ｂには高圧コンデンサ９および高圧ダイ
オード１０からなる倍電圧整流回路を介してマグネトロ
ン１１のアノード・カソード間が接続されている。さら
に、マグネトロン１１のヒータ（カソード）は高圧トラ
ンス８の二次側８Ｃに接続されている。また、マグネト
ロン１１のアノードは接地されている。なお、３ｂはド
アモニタスイッチである。

したがりて、加熱室に取付けられているマグネトロン１
１の端子部には機械室に取付けられている高圧トランス
８．高圧コンデンサ９および高圧ダイオード１０からの
リード線がそれぞれ接続されるようになりている。その
ため、加熱室を装置本体に取付ける前に、マグネトロン
１１と高圧トランス８、高圧コンデンサ９および高圧ダ
イオード１０との間の結線が行なわれるようになりてお
シ、これらの結線が終了した状態で加熱室が装置本体に
取付けられるようＫなりている。

しかしながら、加熱室の下方に機械室を形成し、この機
械室内にマグネトロン１１を配設する構成にした場合に
は装置本体く加熱室を装着した状態では機械室の内部が
閉塞されてしまうので、機械室内の各配線の設置状態が
確認できない問題があった。そのため、機械室内の各配
線が自由に屈曲して高圧部側が低圧部側に接触したり、
充電部側が非充電金属部分等に接触するおそれがあった
。

〔発明の目的〕

この発明は加熱室の下方に機械室が配設された構成であ
りても機械室内の各配線の設置状態を確実に確認するこ
とができ、安全性の向上を図ることができる高周波加熱
装置を提供することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

この発明は機械室の底部に高周波発振器の取付位置を規
制する高周波発振器保持部を設けるとともに、加熱室を
その底面位置が高周波発振器保持部上に取付けられた高
周波発振器の本体の上端面位置と同一高さ位置となるよ
うに配設したことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図乃至第６図を参照し
て説明する。第１図および第２図は高周波加熱装置、例
えば電子レンジの外観を示すもので、２１は装置本体で
ある。この装置本体２１の前面には上部に開閉扉２２、
下部に操作・譬ネル２３がそれぞれ設けられている。こ
の操作・母ネル２３にはタイマ設定つまみ２４．ドアオ
ープン釦２５および調理スイッチ釦等の各種の操作釦が
設けられている。

また、装置本体２１には例えば金属材料によって形成さ
れた加熱室構成部材２６および例えばプラスチック材料
によって形成された機械室構成部材２７がそれぞれ設け
られている。この加熱室構成部材２６は第３図に示すよ
うに前面が開口された略箱形の部材で、この加熱室構成
部材２６の内部忙加熱室２８が形成されている。

そして、この加熱室構成部材２６の前面開口部に開閉扉
２２が取付けられ、この開閉扉２２によって加熱室２８
が開閉されるようになっている。なお、２９は加熱室２
８の底部に配設された棚板で、この棚板２９と加熱室２
８の底板２Ｒｈとの間には適宜の間隔を形成されている
。

また、機械室構成部材２２は゛上面が開口された略箱形
の部材である。この機械室構成部材２７は加熱室構成部
材２６の下部に配設されておシ、この機械室構成部材２
７の上面開口部が加熱室構成部材２６によりて閉塞され
て機械室構成部材２７の内部に機械室３０が形成されて
いる。

さらに１機械室３０の内部には第３図および第４図に示
すようにマグネトロン（高周波発振器）３１、冷却ファ
ン３２．タイマ３３および図示しない高圧トランス、高
圧コンデンサ、高圧ダイオード等の各電気部品が収納さ
れている。

一方１機械室３０の内底部には第５図および第６図に示
すようにマグネトロン３１の取付位置を規制する保持部
３４および通風ダクト３５が機械室構成部材２７にそれ
ぞれ一体に形成さ“　　れている、この保持部３４はマ
グネトロン３１の脚部ＪＪａを保持してマグネトロン３
１が横方向に移動することを防止するもので、略矩形枠
状の突設部によって形成されている。さらに、機械室３
０の高さ寸法は保持部３４上にマグネトロン３１を保持
させた状態でマグネトロン３ノの本体の上端面ｓｉｂ位
置と機械室３０の上端開口面位置とを一致させるように
設定されておシ、機械室構成部材２７の上に加熱室構成
部材２６を取付けた状態で加熱室２８の底面位置とマグ
ネトロン３１０本体の上端面３１ｂ位置とが同一高さ位
置となるように設定されている。また、通風グクト３５
は略コ字状の仕切壁によって形成されており、冷却ファ
ン３２から送シ出される冷却風の通風方向に対しマグネ
トロン３１の下流側にマグネトロン３１の冷却風流出面
側全体を囲む状態で設置されている。この通風ダクト５
ｓｉａ上端開口面位置が加熱室２８の底面と同一の高さ
位置まで延出されている。さらに、加熱室２８の底板２
８＆における通風ダクト３５の上端開口面と対向する部
分には多数の第１の・譬ンチング孔（通風孔）３６・・
・が形成されているとともに、機械室３０の底板３０ａ
ＩＩｃおける通風ダクト３５の下端開口面と対向する部
分には多数の第２の・譬ンチング孔（排気孔）３７・・
・が形成されている。そして、冷却ファン３２の駆動時
にはマグネトロン３１を冷却した冷却風は通風ダクト３
５内に導入されたのち、この冷却風の一部が第１のノ４
ンチング孔３６・・・を介して加熱室２８内に導入され
るとともに、残シの冷却風は第２の・母ンチング孔３７
・・・を介して外部側に排出されるようＫなってｈる。

そこで、上記構成のものＫあっては機械室３０の内底部
にマグネトロン３１の取付位置を規制する保持部３４が
形成されているとともＫ。

機械室構成部材２７の上に加熱室構成部材２６を取付け
た状態で加熱室２８の底面位置とマグネトロン３１の本
体の上端面３１ｂ位置とが同一高さ位置となるように設
定されて−るので、装置本体の組立て作業時には加熱室
構成部材２εの取付けによって加熱室２８の底板２８ａ
と機械室３０の保持部３４とによってマグネトロン３１
の位置を規制し、この状態で加熱室２８の内部側からね
じ３８・・・等によってマグネトロン３１を固定するこ
とができる。そのため、従来のように加熱室２８と機械
室３０とを連結する前忙マグネトロン３１を加熱室２８
に取付ける必要がないので、加熱室２８と機械室３０と
を連結する前にマグネトロン３１を機械室３０内に配設
してマグネトロン３１と高圧トランス、高圧コンデンサ
および高圧ダイオードとの間の配線を行ない、これらの
配線作業が終了した状態で加熱室２８と機械室３０とを
結合することができる。したがって、機械室、９０内の
各配線の設置状態等を正しく確認することができるので
、高圧部側が低圧部側に接触したシ。

充電部側が非充電金属部分等に接触することを確実に防
止することができ、安全性の向上を図ることができる。

また１機械室３０内には通風ダクト３５が設けられてお
）、マグネトロン３１の動作時にはマグネ）ｏン３１を
冷却した冷却風がこの通風ダクト３５ｆ：介して加熱室
２８内または外部側に導かれるようＫなっているので、
マグネトロン３１を冷却したのち高温度に加熱された冷
却風が機械室３０内の他の電気部品（高圧トランス、高
圧コンデンサ、高圧ダイオード等）の冷却効果が低下す
るおそれがなく、各電気部品の耐久性の向上を図ること
ができる。さらに、機械室構成部材２７をプラスチック
材料によって形成したので、装置本体２１全体を金属材
料で成形した場合に比べて装置本体２１全体の軽量化を
図ることができる。また、機械室３ｏの内底部にマグネ
トロン３１の保持部３４および通風ダクト３５をそれぞ
れ一体に形成したので、従来に比べて組立て作業時の作
業性の向上を図ることができるとともに、コスト低下を
図ることができる。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施でき
ることは勿論である。

〔発明の効果〕

この発明によれば機械室の底部に高周波発振器の取付位
置を規制する高周波発振器保持部を設けるとともに、加
熱室をその底面位置が高周波発振器保持部上に取付けら
れた高周波発振器の本体の上端面位置と同一高さ位置と
なるように配置したので、加熱室の下方に機械室が配設
された構成であっても機械室内の各配線の設置状態を確
実に確認することができ、安全性の向上を図ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図はこの発明の一実施例を示すもので、
第１図は電子レンジの外観を示す正面図、第２図は同側
面図、第３図は同縦断面図、第４図は要部の縦断面図、
第５図はマグネトロンの取付状態を示す縦断面図、第６
図は同分解斜視図、第７図は電子レンジの電気回路の一
例を示す概略構成図でらる。 ２８・・・加熱室、３０・・・機械室、３１・・・マグ
ネトロン（高周波発振器）、ＪＪ−・・冷却ファン、３
４・軸保持部。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第１図 第３図 第２図 丞 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱室の下方に機械室が形成され、この機械室内
   に高周波発振器、高圧トランスおよび冷却ファン等の各
   電気部品が収納された高周波加熱装置において、前記機
   械室の底部に前記高周波発振器の取付位置を規制する高
   周波発振器保持部を設けるとともに、前記加熱室をその
   底面位置が前記高周波発振器保持部上に取付けられた高
   周波発振器の本体の上端面位置と同一高さ位置となるよ
   うに配設したことを特徴とする高周波加熱装置。
2. （２）機械室はプラスチック材料の構成部材の内部に形
   成されるとともに、上端開口面位置が加熱室の底面と同
   一の高さ位置まで延出され、高周波発振器を冷却した冷
   却風を前記加熱室側または外部側に導く通風ダクトが一
   体成形されたものであることを特徴とする特許請求の範
   囲第（１）項記載の高周波加熱装置。