JPS6126109B2 - - Google Patents

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JPS6126109B2
JPS6126109B2 JP7956478A JP7956478A JPS6126109B2 JP S6126109 B2 JPS6126109 B2 JP S6126109B2 JP 7956478 A JP7956478 A JP 7956478A JP 7956478 A JP7956478 A JP 7956478A JP S6126109 B2 JPS6126109 B2 JP S6126109B2
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JP
Japan
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resource
area
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resource area
management table
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JP7956478A
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Yotaro Kitadate
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPS556666A publication Critical patent/JPS556666A/ja
Publication of JPS6126109B2 publication Critical patent/JPS6126109B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、共有資源管理処理方式、特に複数の
データ処理装置が共有資源を互に独立にアクセス
しつつ処理を進めるに当つて、上記共有資源を複
数の共有資源領域に区分し、又は上記共有資源を
段階的に細分して、ツリー状に体系化し、排他的
占有を限られた最小限に保つよう占有範囲を可変
にすると共に占有処理を効率よく行なわせるよう
にした共有資源管理処理方式に関するものであ
る。
複数のデータ処理装置が共有資源を利用しつつ
処理を進める場合、1つのデータ処理装置が処理
を行なつている間に他のデータ処理装置が当該資
源を非所望に変更すると論理矛循を生ずることが
ある。このため、上記の如き場合には、一般に排
他的占有を行なつた上で処理を実行する。しか
し、排他的占有が行なわれる範囲は可能な限ぎり
最小限度であることが望まれ、また排他的占有が
行なわれる範囲が処理の態様に応じて任意に可変
であることが望まれる。
例えば領域Aが複数の領域B,C,Dに分割さ
れ、分割されて得られる各領域B,C,Dがまた
さらに分割され、これらの分割がさらに何段階か
続いているとしよう。これによつて最終の分割段
階においては、元の領域Aは比較的に小さい、多
数の領域に分割されることになる。
一般にデータ処理はデータ処理装置によつて遂
次的に実行される。そしてその実行の流れはいく
つかの遂次処理単位に分割でき、それらが遂次実
行されることにより実行されると考えることがで
きる。各遂次処理単位はそれぞれ固有のデータ処
理範囲を有している。すなわち、該遂次処理単位
は、これに固有なデータ処理範囲内のデータのみ
を書きかえ、また、他の同時に進行する処理によ
つて該データ処理範囲内のデータが変更されない
ことが必要とされる。もし、該範囲内のデータが
途中で他の処理によつて変更されると、元の処理
単位の実行結果が正しいという保障がなくなる。
複数のデータ処理装置によつてそれぞれ遂次実
行される処理がそれぞれ遂次処理単位に分割さ
れ、又、それぞれの遂次処理単位に対してデータ
処理範囲が定義されているとする。このデータ処
理範囲は処理内容によつて決られるが、一方、シ
ステムによつて共有されるデータはある単位をも
つて、一つの処理に割り当てられる。従つて、複
数の処理ができるだけ並行して処理できるために
は、割当単位はできるだけ細分されていることが
望ましい。もし、単位が大きくなると、データ処
理範囲を包含する最小割当て単位を選んで割り当
てるため、不必要な領域まで含めて割当てられ、
他の並行する処理を停止させることになり、シス
テムのスループツトが低下する。また逆に、単位
が細かくなると、他の処理を無用に停止させる可
能性は減るが、割当て処理によるオーバヘツドが
増大し、システム全体のスループツトが低下す
る。これらの事柄から、排他的占有が行われる範
囲は出来る限り小さくかつ処理の態様に応じて可
変であることが望まれる。
ところで、データ処理装置の中のデータは、小
さなデータ単位の単なる集合というよりは、大き
い単位より小さい単位に順次分割されて体系づけ
られていることが多い。たとえば、データレコー
ドが集まつてフアイルを作り、フアイルが集まつ
て1つのデータベーを作り、こられが集まつてシ
ステムのデータを作る。
従つて、遂次処理単位のデータ処理範囲はいず
れかの段階での分割であることが多い。このた
め、分割単位相互の関係はツリー構造によつて表
わされ、分割単位の占有はツリーの中のノード
(節)の占有によつて完了する。
本発明は、上記の点を考慮して、共有資源を複
数の資源領域に区分すると共に該各資源領域をツ
リー状に体系化し、又は共有資源を段階的に複数
の突資源領域に細分するとともに、各資源領域を
総体としてツリー状に体系化して、各資源領域に
対応して管理テーブルを用意し、(i)自資源が直接
処理されつつあるか、(ii)自資源よりも下位に位置
する資源領域が処理されつつあるか、(iii)上記(i)状
態でもなくかつ上記(ii)状態でもないか、の3通り
の状態をチエツクできるようにし、排他的占有を
行なおうとする際に上記管理テーブルを参照する
ことによつて占有できるか否かをチエツクできる
ようにして、排他的占有が行なわれる範囲を最小
限度に絞り、かつ可変に制御できるようにした共
有資源管理処理方式を提供することを目的として
いる。そしてそのため、本発明の共有資源管理処
理方式は複数のデータ処理装置が主記憶装置上に
格納されている共通の資源を互に独立にアクセス
回路手段を介してアクセスしつつ処理を進め、上
記少なくとも1つのデータ処理装置が上記共通の
資源をアクセスする際に自己の処理が関与する資
源領域を占有するデータ処理システムにおいて、
上記共通の資源を複数の資源領域に区分すると共
に該各資源領域をツリー構造に体系化せしめ、上
記各資源領域に対応して管理テーブル情報をもう
け、該情報中に(i)自資源領域が処理されつつある
ことを表わす少なくとも1ビツトの処理中指示情
報、(ii)自資源領域よりも下位に位置する資源領域
が処理されつつあることを表わす下位資源領域処
理中カウント値を用意し、処理装置の1つが新し
く上記資源領域又は当該資源領域よりも下位に位
置する資源領域のいくつかを処理しようとすると
き、(A)当該資源領域または当該資源領域よりも上
位に位置する資源領域において上記処理中指示情
報が立つている場合、あるいは(B)当該資源領域又
は当該資源領域よりも下位に位置する資源領域の
いくつかの上記下位資源領域処理中カウント値が
値「0」でない場合に、当該資源領域に対する処
理を禁止することを特徴としている。以下図面を
参照しつつ説明する。
第1図は本発明によるツリー構造を利用した共
有資源管理処理方式の概念を説明する説明図、第
2図は管理テーブルの一実施例を説明する説明
図、第3図は本発明が適用されるデータ処理シス
テムの一実施例全体構成図、第4図はコンベア・
アンド・スワツプ命令を説明する説明図、第5図
ないし第7図は上記コンベア・アンド・スワツプ
命令を用いた場合の本発明による管理処理方式の
一実施例を示す。
1つの共有資源全体は、第1図図示の如く、複
数の共有資源領域A,B,C…の如く区分した上
で体系化できることが知られている。このように
体系化した場合、 (A) 或る資源領域例えば領域Gが今排他的に占有
されているものとすると、 (B) 新らたに他データ処理装置が当該領域Gある
いは当該領域よりも下位に位置する領域Kを利
用しようとするとき、当該処理は禁止される。
(C) また新らたに他データ処理装置が当該領域G
よりも上位に位置する領域BあるいはAを利用
しようとするとき、当該処理は禁止される。
(D) 新らたに他データ処理装置が図示領域C,
D,E,F,H,I,J,を利用しようとする
とき、当該処理は許可される。
このことから、上記各領域AないしKに対応し
て管理テーブルをもうけ1実施態様として次の処
理を行なつてゆくことにより、排他的占有の可否
が容易に判定される。即ち、 (1) 或る領域例えばGの占有が許可されると、当
該領域のGの管理テーブルの値を強制的に値
「−1」にセツトし、領域Gよりも上位に位置
する領域B,Aの管理テーブルの値を+1す
る。
(2) 次いで図示領域Cについての占有を行なおう
とするとき、領域Cの上位に位置する領域Aか
ら順に、先づ領域Aの管理テーブルの値が値
「−1」かあるいはプラス値をもつか否かを調
で、次いで領域Cの管理テーブルの値が値「−
1」かあるいはプラス値をつか否かを調べる。
(3) 仮に領域Aの管理テーブルの値が値「−1」
であれば、領域Cの占有は禁止される。また領
域Cの管理テーブルの値が「−1」であるかプ
ラス値をもつ場合、領域Cの占有は禁止され
る。
(4) 上記領域Gのみが占有されている場合、領域
Aの管理テーブルの値は「+1」であり、かつ
領域Cの管理テーブルの値は「0」である。こ
のことから、領域Cの占有が許可される。そし
て、領域Aの管理テーブルの値が+1され、領
域Cの管理テーブルの値が強制的に「−1」に
セツトされる。
(5) 次いで図示領域Hについて占有を行なおうと
するとき、領域A,B,E,Hの各管理テーブ
ルの値が値「−1」でなく、しかも目的とする
領域Hの管理テーブルの値がプラス値をもつて
いないことから、占有が許される。そして (6) 領域A,B,Eの各管理テーブルの値が+1
され、領域Hの管理テーブルの値に強制的に
「−1」がセツトされる。
(7) この状態で例えば領域Kの占有を行なうとす
ると、領域A,B,G,Kに至るルートにおい
て、領域Gの管理テーブルの値が「−1」にあ
ることから領域Kの占有は禁止される。
(8) また領域Eを占有しようとするとき、領域
A,B,Eに至るルート中に管理テーブルの値
が「−1」となつている領域は存在しないが、
目的とする領域Eの管理テーブルの値がプラス
値をもつていることから、領域Eの占有は禁止
される。
(9) 領域Gの占有が解除されるとき、領域Gの管
理テーブルの値を値「0」に戻し、それよりも
上位に位置する領域B,Aの各管理テーブルの
値を−1とする。
(10) 領域Hの占有が解除されるとき、領域Hの管
理テーブルの値を値「0」に戻し、それよりも
上位に位置する領域E,B,Aの各管理テーブ
ルの値を−1する。
上記のように処理するとき、 (i) 新らしく或る領域Xを占有しようとすると
き、当該領域Xおよび当該領域Xよりも上位に
位置する領域の管理テーブルの値が値「−1」
をもつものがある場合、当該領域Xの占有は禁
止される。
(ii) 新しく或る領域Xを占有しようとするとき、
当該領域Xおよび当該領域Xよりも上位に位置
する領域の管理テーブルの値が値「0」がプラ
ス値をもつかである場合(即ち「−1」をもた
ない場合)でも、当該領域Xの管理テーブルの
値がプラス値をもつ場合、当該領域Xの占有は
禁止される。
(iii) 新しく或る領域Xを占有しようとするとき、
当該領域Xよりも上位に位置する領域の管理テ
ーブルの値が値「0」かプラス値をもつ場合で
あつて、当該領域Xの管理テーブルの値が値
「0」である場合、当該領域Xの占有は許可さ
れる。
ことを簡単に知ることが可能となる。
第2図は、上記各資源領域A,B,…に対応し
てもうけられる管理テーブルの一実施例を示して
いる。1Aないし1Kは夫々領域A,B,…Kに
対応する管理テーブルで、該テーブル中の値は第
1図において、領域G,C,Hが夫々占有されて
いる状態を表わしている。即ち、上述の如く、(i)
領域Gが占有されたとき、領域Gに対応して値
「−1」が書込まれ、かつ領域BとAとに夫々値
を+1するようにされ、即ち値「+1」とされ、
(ii)次いで領域Cが占有されたとき、領域Cに対応
して値「−1」が書込まれ、かつ領域Aに対応し
て値「+2」とされ、(iii)更に領域Hが占有された
とき、領域Hに対応して値「−1」が書込まれ、
かつ領域Eに値「+1」がセツトされ、かつ領域
Bに値「+2」がセツトされ、かつ領域Aに値
「+3」がセツトされている。
該管理テーブルを用いることによつて、例えば
領域Eに対する占有が許されるか否かは次のよう
に調べることによつて決定される。即ち、領域A
に対応する管理テーブル1Aの値が「−1」でな
い。これにより領域Bに対応する管理テーブル1
Bの値を調べると「−1」でない。これにより領
域Eに対応するる管理テーブル1Eの値を調べ
る。該テーブル1Eの値がプラス値をもつている
ことから、当該領域Eに対する占有は禁止され
る。
第3図は本発明が適用されるデータ処理システ
ムの一実施例全体構成図を示している。図中の符
号1は管理テーブル群であつて第2図に示す各管
理テーブル1Aないし1Kに対応するもの、2は
記憶装置であつて共有資源が格納されているも
の、3はアクセス・ユニツトであつて記憶装置2
をアクセスする処理を仲介するものでデータ処理
装置(後述)が直接的に記憶装置2をアクセスす
るシステム構成の場合には省略されてもよいも
の、4−0ないし4−nは夫々データ処理装置で
あつて記憶装置2上の共有資源をアクセスしつつ
処理を進めるものを表わしている。なお本発明に
いうアクセス回路手段は第3図図示構成の場合に
はアクセス・ユニツト3内に存在していると考え
てよい。
今各管理テーブル1Aないし1Kが第2図図示
の状態にあるとき、例えばデータ処理装置4−0
が資源領域Eを利用しようとするとき、データ処
理装置4−0は、他データ処理装置4−1ないし
4−nから管理テーブル1Aないし1Kの内容が
変更されることを禁止した上で、資源領域Eに対
応する管理テーブル群1の内容を調べるようにす
る。
このとき、各資源領域A,B,…の階層関係
(第1図参照)に対応して、第2図図示の如く、
領域Aに対応する管理テーブル1Aの番地を
「(A),(0),(0),(0),」とし、領域Bに対応する管
理テーブル1Bの番地を「(A),(B),(0),(0)」と
し、…領域Eにに対応する管理テーブル1Eの番
地を「(A),(B),(E),(0)」とし、…領域Kに対応
する管理テーブル1Kの番地を「(A),(B),(G),
(K)」と定めるようにしておくと次のような便利
さがある。即ち、例えば領域Eに対する占有を考
慮するとき、データ処理装置4−0が領域Eに対
応する管理テーブル1Eの番地を発して管理テー
ブル群1をアクセスする。このとき、テーブル1
Eの番地「(A),(B),(E),(0)」にもとづき、番地
「(A),(0),(0),(0)」のテーブル1A、番地
「(A),(B),(0),(0)」のテーブル1B、番地「(A),
(B),(E),(0)」のテーブル1Eの内容を1図のフ
エツチ要求によつて一斉にフエツチしてチエツク
することが可能となる。この例の場合には、占有
が禁止される場合であつた。同様に第2図図示の
状態のもとにあるとき、仮に領域Jに対する占有
を行なう場合には、領域Jに対応するテーブル1
Jの番地「(A),(B),(F),(J)」にもとづき、番地
「(A),(0),(0),(0)」のテーブル1A番地「(A),
(B),(0),(0)」のテーブル1B、番地「(A),(B),
(F),(0)」のテーブル1F、番地「(A),(B),(F),
(J)」のテーブル1Jの内容を一斉にフエツチし
てチエツクする。そして占有が許可されることか
ら、テーブル1A,1B,1Fの内容を夫々+1
し、テーブル1Jの内容を強制的に「−1」にセ
ツトした上で、記憶装置1上に格納し、次いで他
データ処理装置による管理テーブル群1に対する
アクセスを許すようにする。
上記処理方式の場合、階層関係にある各管理テ
ーブルを1図のフエツチ要求によつて一斉にフエ
ツチできる利点をもつているが、一方記憶装置2
上に置かれる管理テーブル1A,1B,…の番地
に制約を受けることになる。以下他の処理方式例
えばコンベア・アンド・スワツプ命令を用いて上
記フエツチ処理、チエツク処理、テーブル変更処
理、ストア処理を行なう処理方式について説明す
る。
第4図は公知のコンベア・アンド・スワツプ命
令を説明する説明図である。該命令の場合、例え
ば図示の如くCS(a,REG1,REG2)なる形で
命令が与えられる。これによつて、1命令によ
り、記憶装置2上の番地aの内容とレジスタ
REG1の内容とが比較され、一致する場合レジス
タREG2の内容が記憶装置2上の番地aにストア
される。
第4図図示のコンベア・アンド・スワツプ命令
(以下CS命令と呼ぶ)を用いる場合、各資源領域
A,B,…に対応する管理テーブル1A,1B,
…のストア番地は全くランダムであつてよい。第
5図は、今資源領域A,B,E,Hに対応する管
理テーブル1A,1B,1E,1Hのストア番地
が夫々番地N1,N2,N3,N4であるものと
して示されている。また、個々の管理テーブル1
A,1B,…には、夫々、待ち行列ビツトQ(本
発明にいう待ち行列情報)、占有ビツトR(本発
明にいう処理中指示情報)、および占有カウンタ
C(本発明にいう下位資源領域処理中カウント
値)をもつている。
本実施例の場合、或る資源領域Xに対する占有
が許可されてとき、当該領域Xの管理テーブル1
Xに対して、上述の如く「−1」がセツトされる
代わりに、上記占有ビツトRが論理「1」とされ
る。また当該資源領域1Xよりも上位に位置する
領域に対応する管理テーブルに対して、上記占有
カウンタの値がプラス1される。また占有が禁止
されたとき、当該領域Xの管理テーブル1Xに対
して、上記待ち行列ビツトQが論理「1」とさ
れ、先に占有処理が行なわれたが不許可となつた
ことを指示し、図示しない待ち行列中に資源領域
1Xに対応する情報がストアされて占有許可とな
る状態を待つ。なお該待ち行列に対応した処理
は、システムがそなえているオペレーテイング・
システム(OS)によつて処理されると考えてよ
い。
更に或る資源領域Xの占有が解除されるとき、
当該領域Xの管理テーブル1Xにおいて、上記占
有ビツトRが論理「0」に戻されると共に、当該
領域Xよりも上位に位置する領域の各管理テーブ
ルにおいて、占有カウンタの内容が夫々マイナス
1される。
第6図は上記CS命令を用いた場合の占有処理
をフローチヤートの形で示した一実施例を示す。
今第1図図示領域Hのに対する占有処理が行な
われるものとする。
(11) 最初図示処理aにより、第5図図示の番地N
1に位置する管理テーブル1Aについて、待ち
行列ビツトQが論理「0」か、かつ占有ビツト
Rが論理「0」かを予め調べる。そしていずれ
かの条件が満足されないとき、第6図図示
ENQに進み、待ち行列処理による待ち状態に
入る。
(12) 上記処理(11)に示す2つの条件が共に満足さ
れるとき、CS命令によつて、上記2つの条件
が再びチエツクされた上で該条件が満足される
とき、管理テーブル1Aについて占有カウンタ
Cの値がプラス1される。
(13) 上記処理(11),(12)に述べたと同様な処理が、
図示処理b,……によつて実行される。即ち、
第5図図示の管理テーブル1B,1Eについて
実行される。
(14) そして、図示処理Cによつて、第5図図示
の管理テーブル1Hについて実行され、このと
き該管理テーブル1H中のカウンタCの値は
「0」のままで、占有ビツトRに論理「1」が
立てられる。
(15) なお、待ち行列の登録された占有処理は、
図示しない待ち行列処理によつて、占有可にな
る状態まで待たされ、占有可の状態となると、
第6図図示DEQによつて上記待ち行列からは
ずされて、占有が行なわれる。
(16) なお、図示処理a,b,cなどは、第6図
図示右辺に示すCS命令を用いた処理を簡易化
して示したものである。即ち、最初番地a(こ
の場合管理テーブル1Aのストア番地N1と考
えてよい)の内容が読出されてレジスタR1に
セツトされる。そしてレジスタR1の内容をレ
ジスタR2に転記する。管理テーブル1Aの待
ち行列ビツトQの内容が論理「0」か否か調べ
られる。次いで同じく占有ビツトRの内容が論
理「0」か否か調べられる。そして上記2つの
条件が満足されるとき、レジスタR2の内容を
プラス1する(占有カウンタの内容をプラス1
する)。該前処理が終つた状態で、CS命令が実
行される。即ち、今1度改めて、番地a(即ち
管理テーブル1Aのストア番地N1)がアクセ
スされ、改めて管理テーブル1Aの内容とレジ
スタR1の内容とが一致するか否かを調べ(前
処理の間に変更がなかつたことを確認して)、
一致している場合にレジスタR2の内容(即ち
前処理においてプラス1されている占有カウン
タCの内容をもつて番地aにストアする。
第7図はコンベア・アンド・スワツプ命令を
用いた場合の占有解除の処理をフローチヤート
の形で示した一実施例を示す。
今、第1図図示領域Hの占有解除処理が行な
われるものとする。
(17) この場合、最初に処理dにより、管理テー
ブル1Hについて、待ち行列ビツトQが論理
「0」か否かを予め調べる。論理「0」でない
場合には待ち行列処理側に通知される。そして
論理「0」であるとき、管理テーブル1Hにつ
いての占有ビツトRが論理「0」に戻される。
(18) 次いで処理eにより、管理テーブル1Eに
ついて、待ち行列ビツトQが論理「0」かと
か、占有カウンタの値が「2」以上であるかと
が調べられる。いずれか一方でも満足すれば、
管理テーブル1Eについての占有カウンタCの
値がマイナス1される。またいずれも満足され
ないときは、待ち行列処理に通知される。
(19) 以下領域1B,1Aについて上記処理(18)
と同様に処理される。
(20) この場合にも、図示処理d,e,…,f
は、第6図右辺に示したと略同様に、前処理に
よつて条件が満足されるか否かを調べておき、
満足されるとき、CS命令によつて改めて管理
テーブルの内容を確めた上で占有ビツトRや占
有カウンタCについての復元処理が1命令で実
行される。
以上説明した如く、本発明によれば、共有資源
を資源領域に区分してツリー構造に体系化し、各
資源領域に対応して管理テーブルを用意して、占
有可否をチエツクし管理してゆくようにしてい
る。このため、上記管理テーブルの内容をサーチ
する処理を一挙に実行でき、占有範囲を可能な限
ぎり最小限に止める処理を簡単に実行できる。
なお、上記説明において、待ち行列処理につい
て説明を省略したが、周知の待ち行列処理を行な
えば足りる。ただ、本発明の場合、上記占有ビツ
トRが論理「1」となつていたために生ずる待ち
状態と、占有カウンタの値がプラス値をもつてい
たことによる待ち状態とが存在する。このことを
上記待ち行列処理に導入して、後者に優先順位を
与えて相対的に上位の資源領域要求に対する待ち
行列解除を優先させるようにすることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるツリー構造を利用した共
有資源管理処理方式の概念を説明する説明図、第
2図は管理テーブルの一実施例を説明する説明
図、第3図は本発明が適用されるデータ処理シス
テムの一実施例全体構成図、第4図はコンベア・
アンド・スワツプ命令を説明する説明図、第5図
ないし第7図は上記コンベア・アンド・スワツプ
命令用いた場合の本発明による管理処理方式の一
実施例を示す。 図中、A,B,C,…は夫々資源領域、1A,
1B,…は夫々管理テーブル、1は管理テーブル
群、2は記憶装置、4−0,4−1,…は夫々デ
ータ処理装置を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のデータ処理装置が主記憶装置上に格納
    されている共通の資源を互に独立にアクセス回路
    手段を介してアクセスしつつ処理を進め、上記少
    なくとも1つのデータ処理装置が上記共通の資源
    をアクセスする際に自己の処理が関与する資源領
    域を占有するデータ処理システムにおいて、上記
    共通の資源を複数の資源領域に区分すると共に該
    各資源領域をツリー構造に体系化せしめ、上記各
    資源領域に対応して管理テーブル情報をもうけ、
    該情報中に(i)自資源領域が処理されつつあること
    を表わす少なくとも1ビツトの処理中指示情報、
    (ii)自資源領域よりも下位に位置する資源領域が処
    理されつつあることを表わす下位資源領域処理中
    カウント値を用意し、処理装置の1つが新しく上
    記資源領域又は当該資源領域よりも下位に位置す
    る資源領域のいくつかを処理しようとするとき、
    (A)当該資源領域または当該資源領域よりも上位に
    位置する資源領域において上記処理中指示情報が
    立つている場合、あるいは(B)当該資源領域の上記
    下位資源領域処理中カウント値が値「0」でない
    場合に、当該資源領域又は当該資源領域よりも下
    位に位置する資源領域のいくつかに対する処理を
    禁止することを特徴とする共有資源管理処理方
    式。 2 上記管理テーブル情報は、当該資源が先にア
    クセスされようとした処理に対応して待ち行列に
    登録されていることを表示する待ち行列情報をそ
    なえ、待ち行列によつて当該資源に対する処理が
    管理されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の共有資源管理処理方式。 3 上記1つのデータ処理装置が上記資源領域を
    利用して処理しようとするとき、当該資源領域に
    対応した上記管理テーブル、および当該資源領域
    よりも上位に位置する資源領域に対応した上記管
    理テーブルの内容がデータ処理装置によつて変更
    されない状態でサーチされることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の共有資源
    管理処理方式。
JP7956478A 1978-06-30 1978-06-30 Control system for common-use resources Granted JPS556666A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7956478A JPS556666A (en) 1978-06-30 1978-06-30 Control system for common-use resources

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