JPS6126025Y2 - - Google Patents

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JPS6126025Y2
JPS6126025Y2 JP7903080U JP7903080U JPS6126025Y2 JP S6126025 Y2 JPS6126025 Y2 JP S6126025Y2 JP 7903080 U JP7903080 U JP 7903080U JP 7903080 U JP7903080 U JP 7903080U JP S6126025 Y2 JPS6126025 Y2 JP S6126025Y2
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JP
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oil
tank
lubricating
oil supply
pump
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は射出成形機の型締装置おけるトグルリ
ンクどの可動部分を潤滑する潤滑装置に関する。
従来の射出成形機の型締装置における潤滑装置
は、第1図に示すような給油装置8の給油ポンプ
駆動用電動機20により給油タンク9内の給油ポ
ンプ1を駆動し、これより吐出した潤滑油を給油
配管2及び分配器21を通つてトグルリンク22
のリングピン23との回転接触部分に設けられた
リングブツシユ3や可動盤24のタイバー25と
のスライド部分に設けられた可動盤ブシユ14な
どの可動部分に分配供給し、各給油箇所より滴下
ないし流下した廃油をオイルバン4やベツド18
の上部に設けられた油受け部15などを経て廃油
回収容器16に集める構造になつているが、回収
された廃油は給油箇所での摩擦熱による劣化や微
細金属片の混入、さらに回収過程での塵埃の混入
により回収された状態での再使用は不適当である
と判断されてそのまま廃却処分されていた。とこ
ろが近年、石油価格の高騰や公害問題に対する環
境保護規制の強化に伴い、潤滑油の購入コスト及
び廃油の処理コストの増加が軽視できなくなつて
きているため、廃油再生用の機器を別設し、廃油
を再生して使用するようにした装置が提供される
ようになつてきているが、このような装置では給
油ポンプ1との連動ができないので濾過器への廃
油の注入及び再生油の給油装置8への供給は人手
に頼ることになり、その作業時期の監視と大変な
労動を必要としている。
本考案は前記の欠点を解決するためになされた
ものであつて、潤滑油を自動的に循環させ再使用
する構成にすることによつて、潤滑油の購入コス
ト及び廃油処理コストの高騰に対処して新規の潤
滑油の使用量と廃油処理量の低減及び給油作業の
簡易化を図り、かつ安定した潤滑機能を確保でき
るようにしたものである。
以下、本考案を第2図に示す一実施例に基づい
て説明する。8は射出成形機のベツド18の側面
に固定された給油装置で、リングブツシユ3や可
動盤ブシユ14等の給油箇所への潤滑油の供給を
給油ポンプ1にり給油配管2及び分配器21を通
して行うためのものである。この給油装置8は給
油ポンプ1、給油ポンプ駆動用の電動機20、給
油タンク9、油面の上限検出用の液面スイツチ1
2、下限検出用の液面スイツチ11および図示し
ていいが給油ポンプからの吐出油量と吐出間隔を
制御する電気式または機械式の制御装置より構成
されている。5はベツド18の内部に設置された
濾過装置で、各給油箇所で使用した後の潤滑油を
可動盤24の下部に取付けられたオイルパン4や
ベツド18の上部に設置された傾斜面をもつ油受
け部15に滴下または流下し、更に油受け部15
の下端部よりこれに取付けられたパイプ26を通
して回収油タンク6に回収して集め、この集めら
れた廃油を濾過再生して取出すためのものであ
る。この濾過装置5は回収油タンク6、油面の下
限検出用の液面スイツチ10、回収油中の粗大異
物を除去するための前置フイルタ17、0.1〜1.0
Kg/cm2程度の圧力差を利用した、浸透濾過方式に
より1ミクロン程度の微細粒子まで除去できる市
販の精密濾過器7、回収油タンク6の油を精密濾
過器7及びパイプ27を通して給油タンク9に送
るための濾過器ポンプ13及び濾過器ポンプ駆動
用の電動機19より構成されている。
本考案は上記のような構成であるから、給油ポ
ンプ1より吐出された潤滑油は給油配管2及び分
配器21を通つてトグルリンク22のリングピン
23との回転接触部分に設けられたリングブツシ
ユ3や可動盤24のタイバー25とのスライド部
分に設けられた可動盤ブシユ14に供給される。
給油ポンプ1からの吐出油量や吐出間隔は制御装
置のタイマー等により調整されるとともに配管途
中の分配器21や配管末端の給油箇所に挿挿入さ
れた各種の分配弁によつて各給油箇所への供給油
量は必要に応じて調節される。
各給油箇所で使用された後の潤滑油はオイルバ
ン4や油受け部15に滴下または流下され油受け
部15の下端部よりパイプ26を通つて濾過装置
5の回収油タンク6に回収され蓄えられる。
給油ポンプ1が潤滑油の吐出を繰返すことによ
り給油タンク9内の油量が減少して油面が下限以
下になると、下限検出用の液面スイツチ11が作
動し、これによつて濾過器ポンプ駆動用の電動機
19が駆動されて濾過器ポンプ13が作動せしめ
られ回収油タンク6内の前置フイルタ17を通つ
た油を精密濾過器7を通して給油タンク9に送り
始める。給油タンク9内の油面が上昇して上限検
出用の液面スイツチ12が作動した時点または回
収油タンク6内の油面が下降して下限検出用の液
面スイツチ10が作動した時点で、濾過器ポンプ
駆動用の電動機19が停止せしめられ、これによ
つて濾過器ポンプ13も停止され潤滑油の吐出を
停止する。
上述の説明より明らかなように本考案によれ
ば、潤滑油を給油箇所に分配供給する給油装置8
と、給油箇所より滴下する廃油を回収油タンク6
に回収して濾過し再生して給油装置8の給油タン
ク9に供給する濾過装置5とを備え、給油タンク
9と回収油タンク6の油量を液面スイツチ10〜
12による濾過器ポンプ13の作動制御により調
整し、潤滑油を自動的に循環させ再使用する構成
にしたので、潤滑油の購入コスト及び廃油処理コ
ストの高騰に対処して潤滑油の再使用による新規
の潤滑油の使用量と廃油処理量の低減及び給油作
業の簡易化を図ることができ、かつ安定した潤滑
機能を確保することができると共に潤滑油消費量
の低減による省資源及び廃油処理量の低減による
公害発生要因の削減を達成することができる効果
を奏する。
また、機械の長期間運転中の自然蒸発や配管途
中での油洩れにより潤滑油の循環油量が減少して
給油タンク9の下限検出用の液面スイツチ11と
回収油タンク6の下限検出用の液面スイツチ10
が同時に作動した場合に油量不足の警報が射出成
形機本体からブザーやランプ表示等により出され
るような電気制御回路にしておけば、警報が出た
時点で新しい潤滑油を給油タンク9に補充するこ
とができる。なお、濾過装置5が目詰り等の故障
を起こし給油タンク9の下限検出用の液面スイツ
チ11が作動しているにもかかわらず、給油タン
ク9に濾過された油が補給されない場合には、回
収油タンク6の下限検出用の液面スイツチ10が
作動しないので油量不足の警報が出されないとい
う不具合を生ずるが、これに対しては液面スイツ
チ11の作動時間をタイマーにより計時し、一定
時間を超えると故障警報が出されるような電気制
御回路にしておけば濾過装置5の故障による信頼
性の低下を防止することができる。
また液面スイツチ11の作動位置を給油ポンプ
1の吸込みに必要な油面の下限位置よりも一定量
だけ高く設定し、かつ液面スイツチ11が作動し
ても給油ポンプ1が作動を中止しない電気制御回
路にしておけば、給油タンク9内の油面が給油ポ
ンプ1の吸込みに必要な下限位置に下降するまで
の間も給油ポンプ1は正常な吐出動作を続けるこ
とができるので、機械の運転作業者や保全作業者
が油量不足の警報に気付いて新しい潤滑油を補充
するまでの時間がかなり長引いても機械の運転に
支障をきたすことはない。
更に、第2図において濾過装置5の前置フイル
タ17に微細な粒子の除去が可能なフイルタを追
加し、濾過器ポンプ13、その駆動用の電動機1
9及び精密濾過器7等を使用せず、かつ回収油タ
ンク6と給油タンク9を一体とし、給油ポンプ1
だけで給油と濾過の2つの役割を果たす方式(以
下、一体型濾過給油装置と称する)も考えられる
が、この一体型濾過給油装置においては使用後の
潤滑油を回収するための回収油タンク6に相当す
る部分を油受け部15より低い位置に置かねばな
らないので給油ポンプ1からの吐出量や吐出間隔
を調整したり新油を補充する必要のある給油装置
8に相当する部分も低い位置に置かれることにな
り作業上不便でるばかりでなく、装置外形が大き
くなるので他の装置類との関連から機械上の設置
場所に大きな制約を受ける。本考案においては給
油装置8と濾過装置5を何の制約もなく別個に設
置できるのでこれらの欠点を解消でき、機械の美
観を損うこともない。
また、一体型濾過給油装置の場合はタンクが一
体につているので新油補充時にタンク内の油がか
きまぜられタンク底に沈澱した不純物が再び油中
に混入するため余分な濾過能力が必要になり、清
浄な油を各給油箇所に供給することも困難になる
が、本考案の場合は回収油タンク6と給油タンク
9とが別個に設けられるので回収油中の不純物を
回収油タンク6でゆつくりと沈澱させて除去する
ことができ濾過性能が向上する。
また本考案においては給油ポンプ1とは別に設
けられた濾過器ポンプ13により精密濾過器7に
おける油の浸透濾過に必要な圧力を加えることが
できるので重力を利用した従来の濾過器に比べて
濾過性能が向上すると同時に給油ポンプ1が給油
専用として使用されるので、濾過中と給油用とを
1つのポンプで兼用した場合に濾過器部分での負
荷変動によつて給油圧力の過剰や不足を生じたり
給油圧力を高めた場合に濾過器部分に過大な圧力
が作用して部品が破損したりする欠点を防ぐこと
ができる。
更、本考案においては潤滑装置の取付対象とな
る個々の機械の要求される給油性能や使用環境に
最適なポンプや濾過器を市販品の中から選んで組
み込むことも容易になりコスト的にも有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の潤滑装置の一例を示す簡略正面
図、第2図は本考案の潤滑装置の一実施例を示す
簡略正面図を示す。 1……給油ポンプ、2……給油配管、3,14
……リングブツシユ及び可動盤ブシユ等の給油箇
所、4……オイルパン、5……濾過装置、6……
回収油タンク、8……給油装置、9……給油タン
ク、10,11,12……液面スイツチ、13…
…濾過器ポンプ、15……油受け部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給油装置の給油ポンプより吐出した潤滑油を給
    油配管を経て給油箇所に分配供給する方式の潤滑
    装置おいて、前記給油箇所より滴下する廃油を濾
    過装置の回収油タンクに回収し、この濾過装置の
    濾過器ポンプにより濾過した前記給油装置の給油
    タンクに供給すると共に前記回収油タンク及び給
    油タンクに前記濾過器ポンプの作動を制御して
    各々のタンク内の油量を調整するための液面スイ
    ツチを設置せしめて潤滑油の自動循環回路を形成
    したことを特徴とする射出成形機の潤滑装置。
JP7903080U 1980-06-05 1980-06-05 Expired JPS6126025Y2 (ja)

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JP7903080U JPS6126025Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05

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JP7903080U JPS6126025Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05

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JPS574317U JPS574317U (ja) 1982-01-09
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JPH0237546Y2 (ja) * 1985-03-18 1990-10-11
JP2537089B2 (ja) * 1989-08-22 1996-09-25 ファナック株式会社 射出成形機の自動給脂方法
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CN110901003A (zh) * 2019-12-11 2020-03-24 肖东初 一种两板式注塑机

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