JPS61260206A - 重合方法並びに樹脂製品 - Google Patents

重合方法並びに樹脂製品

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JPS61260206A
JPS61260206A JP10135685A JP10135685A JPS61260206A JP S61260206 A JPS61260206 A JP S61260206A JP 10135685 A JP10135685 A JP 10135685A JP 10135685 A JP10135685 A JP 10135685A JP S61260206 A JPS61260206 A JP S61260206A
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JP
Japan
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laser
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infrared laser
liquid composition
polymerization
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JP10135685A
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English (en)
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Takaya Masutani
升谷 孝也
Hiroshi Terao
寺尾 弘
Kuniyuki Eguchi
州志 江口
Seikichi Tanno
丹野 清吉
Yoshiaki Okabe
義昭 岡部
Noriaki Takeya
竹谷 則明
Hideki Asano
秀樹 浅野
Motoyo Wajima
和嶋 元世
Masahiko Ibamoto
正彦 射場本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/13Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method
    • G02B6/138Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method by using polymerisation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は重合方法及びこれによって得られる樹脂製品に
係り、特に光導波路等の光学部品への適用に好適な重合
方法及び樹脂製品に関する。
〔発明の背景〕
レーザー光は散乱が少なく集束性が良いので、微小な部
分に高いエネルギーを集中させることが可能であり、材
料に局部的な加熱を施したり、高エネルギーと単色性を
利用して選択的な化学反応を引き起こすことが可能であ
る。
選択的な化学反応においては、紫外・可視レーザーの電
子励起による場合と、赤外レーザーの分子振動励起によ
るものとがある。前者の場合1重合に関しては1例えば
アプライド・フィジックス・レターズ(Appl、Ph
ys、Lett、)6 、93 (1965)における
Y、H,パオ(Pao )  等の文献がある。後者の
重合に関しては1例えばカナディアン・ジャーナル・オ
ブ・ケミストリイ第54巻第2341頁〜第2342頁
(1976)におけるS、L、チン(CHIN)の文献
やジャーナル・オブ・オイル・アンド・カラー・ケミス
ツ・アソシエーション(J、Oil、CoΩChem、
As5oc、)  1973年、56.第439頁〜第
445頁におけるH、D、ハナス(Hanus)等が文
献が挙げられる。
これらの公知例では1分子量の大きいポリマーが得られ
たり1選択的にオリゴマーが得られたりする例が述べら
れているが、収率が非常に低かったり、気相反応で圧力
をかけて反応させたりしなければならなかった。従って
側底レーザーによる樹脂重合製品は得られなかった。
また、可視光に対する感光性を改良しアルゴンレーザー
に感光する重合組成物を開発した例(特開昭58−14
2336号公報)や、光増感剤を工夫してアルゴンレー
ザーに感光する重合組成物を開発した例(特開昭59−
89303号公報)等があるが、赤外レーザー用に重合
組成物を改良した例は見当たらない。
更に、感光性樹脂のベーキングにレーザーを用いた例(
特開昭57−52052号公報)や、ヒートモード記録
にレーザーを用いた例(特開昭57−208646号公
報、特開昭57−210894号公報、特開昭58−9
8289号公報等)が見られ、微小ピット作製等に有効
である。しかしレーザーを単に微小部分の熱変形成いは
熱歪を起こす為の加熱源にしか使用しておらず、レーザ
ー光本体の際立つ特性、つまり単色性、集束性、高エネ
ルギーを充分に活かして局所部分の重合を行うような応
用はなされていない。
要するに公知の紫外・CO2O2−ザー利用のものは、
高圧気相反応のみであるから所望形状や所望パターン等
の樹脂製品は得られず、また重合と言うよりはむしろ変
質である。他方可視レーザーの利用によっては重合度が
低過ぎて筒底所望形状や所望パターンの樹脂製品は得よ
うが無かった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、レーザーの有する高エネルギー性、エ
ネルギーの集中可能性及び集束性等の特徴を生かして容
易に有機重合体を形成させる重合方法と、これによって
得られた樹脂製品とを提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明は要するにレーザーを利用して液状樹脂組成物を
重合することに初めて成功したものである。
本願第1番目の発明に係る重合方法の特徴は、赤外レー
ザーを液状組成物に照射して液状組成物の照射部分を重
合させる点にある。
本願第2番目の発明に係る重合方法の特徴は、赤外レー
ザーを液状組成物に照射して重合膜を形成する点にある
本願第3番目の発明に係る重合方法の特徴は、液状組成
物を基板上に塗布し、赤外レーザー照射装置を走査して
この塗膜に赤外レーザーを照射する点にある。
本願第4番目の発明に係る樹脂製品の特徴は。
赤外レーザー照射による重合部分を含むことにある。
本願第5番目の発明に係る樹脂製品の特徴は、赤外レー
ザー照射による重合部分と他の室温乃至熱重合による重
合部分とを含むことにある。
本願第6番目の発明に係る樹脂製品の特徴は。
室温乃至熱重合による重合体と同じ原料樹脂組成物を重
合させて得られるものであって、かつ前記重合体よりも
高密度及び/または高屈折率である重合部分を備えてな
る点にある。
本願第7番目の発明に係る樹脂製品の1特徴は。
共に同じ樹脂組成物の液膜を硬化させて得られ。
部分的に薄膜化されている点にある。
赤外レーザーの波長領域は0.75〜7.00μmが好
ましい、特に使用するレーザーはヤグレーザ−(Y A
 G ;イツトリウム・アルミニウム・ガーネットレー
ザーの意味、尚、ネオジムの3価のイオンNd0をレー
ザー活性媒質として使うための母体結晶としてYAGを
使用している。)が好ましい。
使用する原料となる液状組成物は少なくとも赤外線に対
して透過性を有するものであることが望ましい。
液状組成物は基板上に塗布した後、塗膜上に赤外レーザ
ーを照射する方法が実用的である。この方法により、照
射部分の重合膜は厚さ100μm以下のような薄膜体と
なし得る。
一方この場合に使用する基板は、少なくとも赤外線に対
して透過性を有するものであることが望ましい。
赤外レーザー照射による重合部分は他の重合部分よりも
高密度となし得るし、また、高屈折率ともなし得る。
本発明は、以上の如く局所的に短時間に重合させる方法
に係り、光学部品等の作製、改良に好適な 林レーザーを用いた重合法を提供するものである。
重合方法には、重合開始剤を利用した熱や光による方法
があるが1局所的に短時間で重合させるにはレーザー光
を利用することが有効と考えられる。しかしながら、紫
外・可視レーザーの場合、光重合と同様に光増感剤等の
補助調整が必要であったり1局所的に重合させるにはマ
スクを必要としたりして処理が煩雑になる。また1強力
な紫外レーザーでは°材料の劣化(特に分解)の恐れも
ある。赤外レーザーの場合でも、例えば、炭酸ガスレー
ザーのような超ハイパワーなものでは、熱エネルギーが
大きいため、熱重合を起こすにとどまらず、七ツマ−が
直ちに燃焼する可能性の方が大きいとも言える。そこで
1本発明者は、赤外レーザーの波長域で熱エネルギーの
みならず、多光子吸収により反応が開始するような重合
法を、レーザー及び樹脂モノマーの双方で検討した。
その結果、YAGレーザーを含む赤外レーザーを液状反
応性組成物に照射して重合させる方法を見い出し1本発
明に至った。
レーザーの波長域として、紫外・可視域は、増感剤添加
等の補助調整の必要性や材料の劣化等により除き、 7
.00μmより長波長は超ハイパワーな炭酸ガスレーザ
ーが含まれるので除き1本発明の赤外レーザーの波長域
を0.75〜7.00μmとし、この波長域で液状反応
性組成物との関連において適宜波長を選択することが可
能である。この波長域でも特にYAGレーザーの発振波
長である1、06μm付近が1本発明の赤外レーザー重
合法にとって有効である。また、レーザーの発振形態と
して。
パルス発振、連続発振の如何は問わない。
液状反応性組成物は、レーザー光に対し燃焼しない程度
の透過性を有するもので、アクリル系モノマー、スチレ
ン系モノマー、カルボン酸エステル系七ツマー等があり
、特に含金属透明樹脂モノマーのようにBa、Pb、L
a等の金属を含む樹脂モノマーが好ましい、これは、金
属と液状組成物中の他の原子との相互作用が、赤外レー
ザーを照射することにより影響を受け、液状反応性組成
物が重合していくのに好都合に働くためだと考えられる
。尚1重合開始剤は液状反応性組成物に含まれている必
要はないが、含まれていても構わない、また、液状反応
性組成物を保存する目的で重合禁止剤が含まれていても
構わない。
重合しているか否かはクロマトグラフィーにて確認が可
能である。
本発明の方法を、基板に塗布した液状反応性組成物に赤
外レーザーを照射するという形で行ったところ、レーザ
ーの照射部分が重合するとともに薄膜化されることを見
い出した。液状反応性組成物を塗布する基板は、少なく
とも赤外線に対し透過性を有し、過度に熱エネルギーを
吸収しないものが良く、例えば、ガラスや透明プラスチ
ックが好ましい。
この薄膜を形成する方法においては、液状反応性組成物
を塗布した基板を、レーザー光を集束するレンズの焦点
の外側に置いて、レーザー光を照射するが、これは、液
状反応性組成物を燃焼させずに、エネルギーを適度に拡
散し重合させつる為の必須条件である。また、焦点から
の距離やレーザーの照射条件を適当に定め、エネルギー
量を調整したり、液状反応性組成物の成分や組成を工夫
することにより、重合面積や重合度を制御することが可
能である。
形成される薄膜の膜厚は100μm以下であるが、膜厚
は、レーザーの照射条件、液状反応性組成物の成分や組
成、予め基板に塗布する液状反応性組成物の厚さ等で制
御することが可能である。
本発明の方法により得られた重合生成物と、同一の成分
、組成の液状反応性組成物を熱重合させたちのとを比較
すると、それらのIRスペクトル等分光学的特性の評価
において相違点が見られ、更には、エネルギー収支の計
算を考慮すると、本発明による赤外レーザー重合物が単
なる熱重合ではないことが明らかである。
赤外レーザーによる液状反応性組成物の重合とヒ 重合謹同時に薄膜化する手法は、従来報告されていない
ものであり、そのメカニズムについては、未だ完全に解
明しているものとは言えないが、本発明者は更に詳細な
検討を行い、具体的な重合方法や重合条件を確立した。
尚1本発明に使用可能な液状組成物や基板は上述の通り
赤外透過性があるものが望ましいが、とれは可視的に見
て不透明のものでも使用可能である。
尚、液状樹脂組成物にカルボン酸基(−COOH)を含
むものをレーザー重合すると、その重合部分から一〇〇
〇Hがある程度乃至完全に消失し代わりにこの部分は塩
若しくはエステルに全て置換されており、他の熱重合室
温硬化等による部分には一〇〇〇Hが所定量残存してい
ることが確認されている。
〔発明の実施例〕
実施例1 第1図は、本発明の方法により薄膜を形成する際の基本
光学系構成図である。
パルス発振のヤグレーザ−1より照射した波長1.06
μmの赤外レーザー光2をレンズ3で集光させた。その
焦点4の外側10.、g’mの位置に、液状反応性組成
物6(実施例2)を0.5Jrmの厚さに塗布したガラ
ス基板5を置き、レーザー光を照射した。その結果、第
2図に示すように、光軸を中心としてレーザーのビーム
の形状に合わせてほぼ円形状に重合し、薄膜が形成され
た。尚、第1図の7は赤外レーザー光吸収板で、この場
合、力一ボン板を用いた。YAGレーザーの照射条件は
、パルス発振で、エネルギー13J/パルス、パルス幅
9ミリ秒くり返し数、2パルス/秒、照射回数100回
であった。薄膜化した部分の径は、2.60+u+、膜
厚は平均1320人であった。
実施例2 液状反応性組成物の中で金属を含んでいる一例を以下に
記す。
ケイ皮酸15部(重量部、以下同じ)、アクリル酸13
部をベンゼンに溶解させ、40℃に保ちながら水酸化バ
リウムを1部ずつ30分おきに計12部加え、更に12
時間反応させた。ここに、混合、Aチ、、(オ2.h/
バう=60/40)を39部加え、減圧下ベンゼンと副
生成物の水を除去し、液状反応性組成物を得た。
実施例3 ヤグレーザ−の照射条件の内、照射回数を200回とし
、他は実施例1と同様の方法で重合、薄膜を形成した。
薄膜化した部分の径は、5.20mm、膜厚は平均12
20人であった。
実施例4 ヤグレーザ−の照射条件の内、照射回数を300回とし
、他は実施例1と同様の方法で重合、薄膜を形成させた
。薄膜化した部分の径は、6.75mm、膜厚は平均1
120人であった。
実施例5 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを17J/パ
ルスとし、他は実施例1と同様の方法で重合、薄膜を形
成させた。薄膜化した部分の径゛は、 3.65mm、
膜厚は平均1210人であった。
実施例6 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを17J/パ
ルス、照射回数を200回とし、他は実施例1と同様の
方法で重合、薄膜を形成させた。
薄膜化した部分の径は6.40mm、膜厚は平均120
0人であった。
実施例7 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを17J/パ
ルス、照射回数を300回とし、他は実施例1と同様の
方法で重合、薄膜を形成させた。
薄膜化した部分の径は8.OO+am、膜厚は平均12
20人であった。
実施例8 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを21J/パ
ルスとし、他は実施例1と同様の方法で重合、薄膜を形
成させた。薄膜化した部分の径は4.70mm、膜厚は
平均1260人であった。
実施例9 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを21J/パ
ルス、照射回数を200回とし、他は実施例1と同様の
方法で重合、薄膜を形成させた。
薄膜化した部分の径は7.35mm、膜厚は平均121
0人であった。
実施例10 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを21J/パ
ルス、照射回数を300回とし、他は実施例1と同様の
方法で重合、薄膜を形成させた。
薄膜化した部分の径は8.65IllI、膜厚は125
0人であった。
実施例11 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを10J/パ
ルス、パルス幅3ミリ秒、くり返し数5パルス/秒、照
射回数100回とし、他は実施例1と同様の方法で重合
、薄膜を形成させた。薄膜化した部分の径は0.80m
m、膜厚は平均2200人であった。
実施例12 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを10J/パ
ルス、パルス幅3ミリ秒、くり返し数5パルス/秒、照
射回数300回とし、他は実施例1と同様の方法で重合
、薄膜を形成させた。薄膜化しへ部分の径は1.35m
m、膜厚は平均2280人であった。
実施例13 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを10J/パ
ルス、パルス幅3ミリ秒、くり返し数5パルス/秒、照
射回数500回とし、他は実施例1と同様の方法で重合
、薄膜を形成させた。薄膜化した部分の径はl 、 8
0mm、膜厚は平均2280人であった。
実施例14 ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを25J/パ
ルス、くり返し数5パルス/秒、照射回数300回とし
、他は実施例1と同様の方法で重合、薄膜を形成させた
。薄膜化した部分の径は2.25m腫、膜厚は平均11
80人であった。
実施例15 パルス発振のヤグレーザ−の代わりに、連続発振のヤグ
レーザ−を用い、照射条件を出力40W、照射時間12
00秒とし、他は実施例1と同様の方法で重合、薄膜を
形成させた。薄膜化した部分の径は1.75+ua、膜
厚は平均2240人であった。
実施例16 パルス発振のヤグレーザ−の代わりに、連続発振のヤグ
レーザ−を用い、照射条件を出力45W、照射時間12
00秒とし、他は実施例1と同様の方法で重合、薄膜を
形成させた。薄膜化した部分の径は2.35mm、膜厚
は平均2300人であった。
実施例1,3〜10におけるパルス当たりの照射エネル
ギーとヤグレーザ−を照射して重合し。
薄膜化した部分の径との関係を表わすグラフを第3図に
記す。
また、実施例1,3〜10における1パルス当たりの照
射エネルギーとヤグレーザ−と照射して重合、薄膜化し
た部分の膜厚との関係を表わすグラフを第4図に記す。
第3図のデータが示しているように、液状反応性組成物
を塗布したガラス基板の同一個所に100゜200.3
00回、パルス発振のヤグレーザ−を照射した場合、照
射回数が多い程、はぼ円形状に重合、薄膜化した部分の
径は大きくなっている。
また、パルスあたりの照射エネルギーに比例して。
それぞれの照射回数で、径は大きくなっている。
また第4図が示すように、液状反応性組成物を塗布した
ガラス基板の同一個所に100,200゜300回、パ
ルス発振のヤグレーザ−を照射したうちで、照射回数が
100回の場合、1パルスの照射エネルギーに対し膜厚
は多少ばらついており、200回の場合、膜厚はほぼ一
定である。また300回の場合、1パルス当たりの照射
エネルギーが大きくなるにつれ、膜厚は厚くなっている
ところで、こうして得られたレーザー重合部。
周囲の熱重合部の複合樹脂製品につき、当該試料をアニ
ーリングし1表面研磨の上、同一厚さにし、再度アニー
リングした後に、干渉計を用いて屈折率差を求めた。
その結果、上記実施例の如きバリウム系についてはアニ
ーリングしない場合は研磨の前後を問わず屈折率が0.
0011 (レーザー重合部1,563 、熱重合部1
.552 )であり、アニーリング後は0.009(レ
ーザー重合部1,562 、熱重合部1.553 )で
あった、また上記組成物に準じてランタン系について調
べたところ、屈折率差はアニーリング後で0.011 
 (レーザー重合部で1.574 、熱重合部で1.5
63 )であり、いずれにせよレーザー重合部の屈折率
が他の部分より高くなることを確認した6実施例17 ラウリン酸23部、アクリル酸16部をベンゼンに溶解
させ、40℃に保ちながら水酸化バリウムを1部ずつ3
0分おきに計14部加え、更に8時間反応させた。ここ
に、混合クロロスチレン(オルト/パラニ60/40)
を47部加え、減圧下ベンゼンと副生成物の水を除去し
、液状反応性組成物を得た。
ヤグレーザ−の照射条件の内、エネルギーを17J/パ
ルス、照射回数を200回とし、他は実施例1と同様な
方法で重合、薄膜を形成させた。
薄膜化した部分の径は4.26+am、膜厚は平均11
80人であった。また、この材料において、レーザー照
射によって薄膜化した部分は透明であるのに対し。
レーザー非照射部分は時間が経つにつれて白色粒状物が
析出するため不透明となった。この白色粒状物は分析の
結果、ラウリン酸であることがわかった。そのためレー
ザー照射部分は均一な重合層を形成していることが確認
できた。
実施例18 実施例17で得た液状反応組成物を用い、ヤグレーザ−
の照射の内、エネルギーを17J/パルス、照射回数を
300回とし、他は実施例1と同様な方法で重答、薄膜
を形成させた。薄膜化した部分の径は6.50+u+、
膜厚は平均1210人であった。
またレーザー照射によって薄膜化した部分は透明である
のに対し、レーザー非照射部分は時間が経匹 つ※つれて白色粒状物が析出するため不透明となった。
実施例19 本発明における赤外レーザー重合法を用いて作製した光
導波路の実施例を示す。
実施例2で得た液状反応性組成物を50X20■のガラ
ス基板に0.5 mmの厚さに塗布した後、それを第1
図におけるレーザー焦点4の外側2■の位置に置き、連
続発振のヤグレーザ−を用い、照射条件を出力40W、
掃引速度1+*m/20分で第5図の(a)に示す7字
形の導波路形状に沿って照射した。レーザー照射された
部分は幅0.2+++m、厚さ約2500人の薄膜の導
波路を形成した。このガラス基板を40〜50℃におい
て2時間放置した後、その上に再び、実施例1で得た液
状反応性組成物を塗布し、同じ条件、同一の導波路形状
に沿ってレーザー照射を行った。得られた薄膜の導波路
部は幅0.2 ++u++、厚さ約6000人となった
。このような方法で、レーザー照射を10回繰り返した
結果、第5図(b)、(c)に示すような幅0.2 m
m。
厚さ約20μmの導波路部を得た。符号9は光導波路部
分である。導波路部上にクラッドとして新たに実施例2
で得られた液状組成物を塗布した後。
70℃2時間加熱硬化して、第5図の(d)に示すよう
な端面を有する導波路を得た。尚、符号1oはレーザー
照射部分、11はガラス基板、12はレーザー非照射部
分、13はクラッド層である。この導波路をガラス基板
を残したまま切断し、端面を研磨した後、一端よりHe
 −N eレーザー光を入射させると、光は導波路部を
進行し、Y字に分岐することが確かめられた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、煩雑な装置を必要とせず、単にレーザ
ーを照射するだけで、短時間で安定に液状反応性組成物
を重合させ、また、薄膜化できるので、光学部品等やそ
の材料を容易に提供するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例に使用する光学系機器の
断面概略図、第2図は本発明の一実施例で得られる樹脂
製品を示し同図Ca)はその製品見取り図、同図(b)
はその製品断面図、第3図は照射エネルギーと薄膜した
部分の径との関係を示す特性図、第4図は照射エネルギ
ーと薄膜化した部分の膜厚との関係を示す特性図、第5
図は本発明方法で得られる光導波路を含む素子の工程図
を示し同図(a)はこの素子の平面図、同図(b)。 (c)及び(d)はこの素子の端面図である。 1・・・赤外レーザー発振器、2・・・赤外レーザー光
、3・・・集光用レンズ、4・・・焦点、5・・・基板
、6・・・液状組成物、7・・・赤外レーザー光吸収板
、8・・・薄膜形成部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、赤外レーザーを液状組成物に照射して該液状組成物
    の照射部分を重合させることを特徴とする重合方法。 2、特許請求の範囲第1項記載において、前記赤外レー
    ザーの波長領域が0.75〜7.00μmであることを
    特徴とする重合方法。 3、特許請求の範囲第1項記載において、前記赤外レー
    ザーはヤグレーザーであることを特徴とする重合方法。 4、特許請求の範囲第1項記載において、前記液状組成
    物は少なくとも赤外線に対して透過性を有するものであ
    ることを特徴とする重合方法。 5、赤外レーザーを液状組成物に照射して重合膜を形成
    することを特徴とする重合方法。 6、特許請求の範囲第5項記載において、前記重合膜は
    厚さが100μm以下であることを特徴とする重合方法
    。 7、特許請求の範囲第5項記載において、前記赤外レー
    ザーの波長領域は0.75〜7.00μmであることを
    特徴とする重合方法。 8、特許請求の範囲第5項記載において、前記赤外レー
    ザーはヤグレーザーであることを特徴とすす重合方法。 9、特許請求の範囲第5項記載において、前記液状組成
    物は少なくとも赤外線に対して透過性を有するものであ
    ることを特徴とする重合方法。 10、特許請求の範囲第5項乃至第9項いずれか記載に
    おいて、前記液状組成物を基板上に塗布した後、該塗膜
    上に赤外レーザーを照射することを特徴とする重合方法
    。 11、液状組成物を基板上に塗布し、赤外レーザー照射
    装置を走査して該塗膜に赤外レーザーを照射することを
    特徴とする重合方法。 12、特許請求の範囲第11項記載において、前記赤外
    レーザーは照射装置はヤグレーザーを照射する機能を有
    することを特徴とする重合方法。 13、特許請求の範囲第11項記載において、前記液状
    組成物は少なくとも赤外線に対して透過性を有するもの
    であることを特徴とする重合方法。 14、特許請求の範囲第11項記載において、前記基板
    は少なくとも赤外線に対して透過性を有するものである
    ことを特徴とする重合方法。 15、赤外レーザー照射による重合部分を含むことを特
    徴とする樹脂製品。 16、赤外レーザー照射による重合部分と他の室温乃至
    熱重合による重合部分とを含むことを特徴とする樹脂製
    品。 17、特許請求の範囲第16項記載において、赤外レー
    ザー照射による重合部分は他の重合部分よりも高密度で
    あることを特徴とする樹脂製品。 18、特許請求の範囲第16項記載において、赤外レー
    ザー照射による重合部分は他の重合部分よりも高屈折率
    であることを特徴とする樹脂製品。 19、室温乃至熱重合による重合体と同じ原料樹脂組成
    物を重合させて得られるものであつて、かつ前記重合体
    よりも高密度及び/または高屈折率である重合部を備え
    てなることを特徴とする樹脂製品。 20、共に同じ樹脂組成物の液膜を硬化させて得られ、
    部分的に薄膜化されていることを特徴とする樹脂製品。
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NL1021661C2 (nl) 2002-10-16 2004-04-27 Doornes Transmissie Bv Drijfriem met dwarselementen en stansinrichting voor de vervaardiging van dwarselementen.

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