JPS6391604A - 有機光導波路およびその製造方法 - Google Patents
有機光導波路およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS6391604A JPS6391604A JP61236146A JP23614686A JPS6391604A JP S6391604 A JPS6391604 A JP S6391604A JP 61236146 A JP61236146 A JP 61236146A JP 23614686 A JP23614686 A JP 23614686A JP S6391604 A JPS6391604 A JP S6391604A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- refractive index
- optical waveguide
- change
- organic optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 42
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 239000000178 monomer Substances 0.000 claims abstract description 14
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims abstract description 8
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 125000003178 carboxy group Chemical group [H]OC(*)=O 0.000 claims description 8
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000011368 organic material Substances 0.000 claims description 4
- -1 carboxyl group ion Chemical class 0.000 claims description 3
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 claims description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 3
- 229910021645 metal ion Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 6
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract description 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract description 5
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 abstract description 3
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 abstract description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N Benzene Chemical compound C1=CC=CC=C1 UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000000862 absorption spectrum Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N Methanol Chemical compound OC OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 2
- 238000012844 infrared spectroscopy analysis Methods 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 238000012719 thermal polymerization Methods 0.000 description 2
- WBYWAXJHAXSJNI-VOTSOKGWSA-M .beta-Phenylacrylic acid Natural products [O-]C(=O)\C=C\C1=CC=CC=C1 WBYWAXJHAXSJNI-VOTSOKGWSA-M 0.000 description 1
- BEQKKZICTDFVMG-UHFFFAOYSA-N 1,2,3,4,6-pentaoxepane-5,7-dione Chemical compound O=C1OOOOC(=O)O1 BEQKKZICTDFVMG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- SMZOUWXMTYCWNB-UHFFFAOYSA-N 2-(2-methoxy-5-methylphenyl)ethanamine Chemical compound COC1=CC=C(C)C=C1CCN SMZOUWXMTYCWNB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 2-Propenoic acid Natural products OC(=O)C=C NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- SBYMUDUGTIKLCR-UHFFFAOYSA-N 2-chloroethenylbenzene Chemical compound ClC=CC1=CC=CC=C1 SBYMUDUGTIKLCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-N Acetic acid Chemical compound CC(O)=O QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- WBYWAXJHAXSJNI-SREVYHEPSA-N Cinnamic acid Chemical compound OC(=O)\C=C/C1=CC=CC=C1 WBYWAXJHAXSJNI-SREVYHEPSA-N 0.000 description 1
- 238000005773 Enders reaction Methods 0.000 description 1
- 229910003327 LiNbO3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 229910052788 barium Inorganic materials 0.000 description 1
- DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N barium atom Chemical compound [Ba] DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 229930016911 cinnamic acid Natural products 0.000 description 1
- 235000013985 cinnamic acid Nutrition 0.000 description 1
- 238000006880 cross-coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 239000002019 doping agent Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000005342 ion exchange Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- WBYWAXJHAXSJNI-UHFFFAOYSA-N methyl p-hydroxycinnamate Natural products OC(=O)C=CC1=CC=CC=C1 WBYWAXJHAXSJNI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229920006254 polymer film Polymers 0.000 description 1
- 239000003505 polymerization initiator Substances 0.000 description 1
- 230000000379 polymerizing effect Effects 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000001308 synthesis method Methods 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Integrated Circuits (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、有機透明物体中に屈折率分布をもち、しかも
、屈折率差の大きな光導波路およびその製造方法に関す
る。
、屈折率差の大きな光導波路およびその製造方法に関す
る。
光通信や光情報処理分野において利用される光集積回路
の研究は、近年、急速な進歩をとげ、その中でも先導波
路の開発はめざましいものがある。
の研究は、近年、急速な進歩をとげ、その中でも先導波
路の開発はめざましいものがある。
光導波路はLiNbO3にTiを拡散させた無機結晶や
イオン交換によるガラスなどの他に、高分子光導波路が
ある。高分子光導波路の利点は製造が容易であり、しか
も、自由に導波路パターンを形成できるため、光の簡単
な分岐・結合用導波路として有用性が高い。
イオン交換によるガラスなどの他に、高分子光導波路が
ある。高分子光導波路の利点は製造が容易であり、しか
も、自由に導波路パターンを形成できるため、光の簡単
な分岐・結合用導波路として有用性が高い。
高分子先導波路は、モノマを含む高分子薄膜を作製した
後、マスクを用いて紫外線゛で選択的に重合させ、階段
状屈折率分布を形成する方法や、半重合体に異種モノマ
を、内部、あるいは、外部へ選択的に拡散させて屈折率
分布を形成させる方法などがある。これらの方法は導波
路パターンを形成するためにマスクを用いる必要がある
ため、工程が煩雑であること、さらに、前者では屈折率
分布が階段状のものしか形成できないこと、後者は異種
モノマがマスク内に浸入するため、パターン形成が困麗
なことなど種々の問題がある。これらの問題を解決し、
導波路パターンをより自由に形成するため、レーザを照
射して高屈折率の導波路を形成する方法が特開昭46−
3342号公報に提案されている。
後、マスクを用いて紫外線゛で選択的に重合させ、階段
状屈折率分布を形成する方法や、半重合体に異種モノマ
を、内部、あるいは、外部へ選択的に拡散させて屈折率
分布を形成させる方法などがある。これらの方法は導波
路パターンを形成するためにマスクを用いる必要がある
ため、工程が煩雑であること、さらに、前者では屈折率
分布が階段状のものしか形成できないこと、後者は異種
モノマがマスク内に浸入するため、パターン形成が困麗
なことなど種々の問題がある。これらの問題を解決し、
導波路パターンをより自由に形成するため、レーザを照
射して高屈折率の導波路を形成する方法が特開昭46−
3342号公報に提案されている。
しかし、上記従来技術は屈折率変化特性が物質の密度変
化に起因しているため、必然的に屈折率差が小さくなる
。そのため、例えば、光ファイバーとの分岐・結合にお
いて、屈折率差がファイバーと導波路との間で異なり、
光損失が大きくなる6また、先導波路部の屈折率差が小
さい場合、光の分岐・結合の効率が小さいという問題が
あった。
化に起因しているため、必然的に屈折率差が小さくなる
。そのため、例えば、光ファイバーとの分岐・結合にお
いて、屈折率差がファイバーと導波路との間で異なり、
光損失が大きくなる6また、先導波路部の屈折率差が小
さい場合、光の分岐・結合の効率が小さいという問題が
あった。
さらに、レーザとして主に紫外線レーザを用いるため、
導波路が光によって劣化しやすいという問題も考えられ
る。
導波路が光によって劣化しやすいという問題も考えられ
る。
本発明の目的は、導波路パターンを容易にしかも自由に
形成し、屈折率差が大きく、光劣化の小さい有機光導波
路およびその製造方法を提供することにある。
形成し、屈折率差が大きく、光劣化の小さい有機光導波
路およびその製造方法を提供することにある。
上記目的は、実質的に透明な有機物質にレーザ照射によ
る光導波路形成を行ない、さらに、レーザ照射部に少な
くともレーザのエネルギに応じた組成および/または構
造の変化をおこさせることによって屈折率分布を形成さ
せ、レーザ照射部と非照射部の屈折率の差を5×10″
″8以上にすることによって達成される。
る光導波路形成を行ない、さらに、レーザ照射部に少な
くともレーザのエネルギに応じた組成および/または構
造の変化をおこさせることによって屈折率分布を形成さ
せ、レーザ照射部と非照射部の屈折率の差を5×10″
″8以上にすることによって達成される。
〔作用〕 ・
レーザの照射によって光導波路パターンを形成する時に
生じる屈折率の変化は1重合の進行1重合体連鎖の誘起
交叉結合、熱歪などの物質の密度を変える効果に起因す
ることがほとんどであるが。
生じる屈折率の変化は1重合の進行1重合体連鎖の誘起
交叉結合、熱歪などの物質の密度を変える効果に起因す
ることがほとんどであるが。
本発明は、レーザの照射によって屈折率が高くなるよう
な組成および/または構造の変化を伴うものである。こ
れらの変化はもっばら分子の分極率を高くするものであ
り、有機物の場合、密度の変化よりも分極率の変化の方
が屈折率変化に対する寄与が大きい1本発明の組成およ
び/または構造の変化は、レーザ照射によってのみ選択
的に生じ、しかも長期間安定であることが好ましいため
、例えば、透明な有機物中にドーパントを混入させて、
その変化で屈折率変化をおこさせることはあまり好まし
くない、さらに、紫外レーザ、または、可視レーザに敏
感に反応する組成および/または構造の変化では、長期
間の安定性にやや問題がある。
な組成および/または構造の変化を伴うものである。こ
れらの変化はもっばら分子の分極率を高くするものであ
り、有機物の場合、密度の変化よりも分極率の変化の方
が屈折率変化に対する寄与が大きい1本発明の組成およ
び/または構造の変化は、レーザ照射によってのみ選択
的に生じ、しかも長期間安定であることが好ましいため
、例えば、透明な有機物中にドーパントを混入させて、
その変化で屈折率変化をおこさせることはあまり好まし
くない、さらに、紫外レーザ、または、可視レーザに敏
感に反応する組成および/または構造の変化では、長期
間の安定性にやや問題がある。
そのため1本発明は、主に高エネルギの赤外線レーザ照
射によって変化する組成および/または構造に着目する
。
射によって変化する組成および/または構造に着目する
。
この目的を達成する材料としては種々のものが考えられ
るが、例えば、含金属透明の単量体組成物または樹脂が
ある。この材料は構造中に金属イオンならびにカルボキ
シル基を含むものであり。
るが、例えば、含金属透明の単量体組成物または樹脂が
ある。この材料は構造中に金属イオンならびにカルボキ
シル基を含むものであり。
高エネルギの赤外線レーザを照射した場合、少なくとも
カルボキシル基(−C○○H)がカルボキシル基イオン
(−〇〇〇〇)へ変化することが赤外吸収スペクトルか
ら確認される。この変化は構造的に分子の分極率を大き
くするものであり、屈折率変化に対して大きな寄与をす
る。さらに、この変化はレーザのエネルギパワーに応じ
ておこるため、屈折率分布も同時に形成されることがわ
かった。
カルボキシル基(−C○○H)がカルボキシル基イオン
(−〇〇〇〇)へ変化することが赤外吸収スペクトルか
ら確認される。この変化は構造的に分子の分極率を大き
くするものであり、屈折率変化に対して大きな寄与をす
る。さらに、この変化はレーザのエネルギパワーに応じ
ておこるため、屈折率分布も同時に形成されることがわ
かった。
本発明で用いる赤外線レーザは種々のものがあるが、そ
のエネルギパワーや取り扱い易さの点からYAGレーザ
が好ましい。この場合のYAGレーザは連続およびパル
スの両方が使える。本発明の有機光導波路は高エネルギ
の赤外線レーザの照射で形成されるため、通常の赤外域
における光通信用光源である半導体レーザでは容易に劣
化しない。
のエネルギパワーや取り扱い易さの点からYAGレーザ
が好ましい。この場合のYAGレーザは連続およびパル
スの両方が使える。本発明の有機光導波路は高エネルギ
の赤外線レーザの照射で形成されるため、通常の赤外域
における光通信用光源である半導体レーザでは容易に劣
化しない。
本発明ではレーザ照射によって生じる組成および/また
は構造の変化が最も容易におこるものとして、含金属透
明材料ならびにYAGレーザをあげたが、これによって
本発明を特に限定するものではない。紫外および可視レ
ーザで分子の分極率を上げることができる組成および/
または構造の変化を期待できる材料があれば、本発明の
効果とは原理的に同一のものである。なお、本発明では
、単に1分子の分極率を上げるような組成および/また
は構造の変化だけではなく、密度の変化が同時におこっ
ても良い。そうすれば、光導波路部の屈折率差がより大
きくなる。
は構造の変化が最も容易におこるものとして、含金属透
明材料ならびにYAGレーザをあげたが、これによって
本発明を特に限定するものではない。紫外および可視レ
ーザで分子の分極率を上げることができる組成および/
または構造の変化を期待できる材料があれば、本発明の
効果とは原理的に同一のものである。なお、本発明では
、単に1分子の分極率を上げるような組成および/また
は構造の変化だけではなく、密度の変化が同時におこっ
ても良い。そうすれば、光導波路部の屈折率差がより大
きくなる。
本発明の先導波路の屈折率差は光の分岐・結合効率から
考慮して0.5 X i O−8以上であることが望ま
しく、それ未満では有機光導波路としての利用価値は極
めて薄い。
考慮して0.5 X i O−8以上であることが望ま
しく、それ未満では有機光導波路としての利用価値は極
めて薄い。
本発明の製造方法の概略を述べると、透明な有機単量体
組成物、または、半重合体をガラスや透明プラスチック
などの基板の上に塗布するか、あるいは、そのままで、
一定のパターンに沿ってレーザを照射させた後、そのも
のを加熱することによってレーザ未照射部分の重合を進
める。このようにして、レーザ照射部分に屈折率分布を
形成する。
組成物、または、半重合体をガラスや透明プラスチック
などの基板の上に塗布するか、あるいは、そのままで、
一定のパターンに沿ってレーザを照射させた後、そのも
のを加熱することによってレーザ未照射部分の重合を進
める。このようにして、レーザ照射部分に屈折率分布を
形成する。
以下、本発明を実施例および図により説明する。
〈実施例〉・・・含金属透明の単量体組成物の合成法ア
クリル酸0.150モル、ケイ皮酸0.352モルをベ
ンゼン60mflに均一に溶解し、バリウムエチレート
(B a (OC2H3)2) 0 、0424モルを
加えて反応を行なわせた。この溶液からベンゼンとメチ
ルアルコールを減圧下で除いた後、この組成物50重量
部にクロルスチレン50重量部を加えて無色透明の単量
体組成物を得る。
クリル酸0.150モル、ケイ皮酸0.352モルをベ
ンゼン60mflに均一に溶解し、バリウムエチレート
(B a (OC2H3)2) 0 、0424モルを
加えて反応を行なわせた。この溶液からベンゼンとメチ
ルアルコールを減圧下で除いた後、この組成物50重量
部にクロルスチレン50重量部を加えて無色透明の単量
体組成物を得る。
〈実施例2〉・・・レーザ照射
第1図はレーザ照射の基本光学系の構成と光導波路の製
造方法を示す図である。
造方法を示す図である。
パルス発振、または、連続発振のYAGレーザ1より照
射した波長1.06μmの赤外レーザ光をミラー2で反
射させた後、レンズ3により焦光させた。その焦点の内
側、または、外側に、実施例1で得られた単量体組成物
4を一定の厚さのスペーサシート5で挾んだガラス板中
6に注入した試料を置き、レーザ光を重量に照射しなが
ら導波路パターンに沿って一定速度で移動させる。その
後、レーザが照射されていない未重合部分を60℃四時
間、90℃三時間で熱重合させた。この時、レーザ照射
部と非照射部の屈折率の差はマツハツエンダ−干渉計に
よってw1測した。
射した波長1.06μmの赤外レーザ光をミラー2で反
射させた後、レンズ3により焦光させた。その焦点の内
側、または、外側に、実施例1で得られた単量体組成物
4を一定の厚さのスペーサシート5で挾んだガラス板中
6に注入した試料を置き、レーザ光を重量に照射しなが
ら導波路パターンに沿って一定速度で移動させる。その
後、レーザが照射されていない未重合部分を60℃四時
間、90℃三時間で熱重合させた。この時、レーザ照射
部と非照射部の屈折率の差はマツハツエンダ−干渉計に
よってw1測した。
第2図に膜厚50μmの試料を用い、パルス発振のYA
Gレーザ(パルス幅3m秒、エネルギ4J/パルス、パ
ルス回数100回、パルス間隔2 Hzアウトホーカス
10mm)で20μm/秒の速度で移動しながら照射し
た後、熱重合して得た光導波路の断面における屈折率差
の測定結果を示す、この導波路は屈折率分布を有してお
り、屈折率差は0.03である。また、He−N eレ
ーザを集光し、この先導波路を伝送させた結果、光損失
は0.4dB/cmであった。
Gレーザ(パルス幅3m秒、エネルギ4J/パルス、パ
ルス回数100回、パルス間隔2 Hzアウトホーカス
10mm)で20μm/秒の速度で移動しながら照射し
た後、熱重合して得た光導波路の断面における屈折率差
の測定結果を示す、この導波路は屈折率分布を有してお
り、屈折率差は0.03である。また、He−N eレ
ーザを集光し、この先導波路を伝送させた結果、光損失
は0.4dB/cmであった。
〈実施例3〉
実施例2で得た光導波路のレーザ照射部と非照射部の赤
外分光分析を日立製作新製260−50型赤外分光光度
計によって行なった。第3図はレーザ非照射部の赤外吸
収スペクトル7と照射部の赤外吸収スペクトル8である
。第3図に示すように、レーザ照射部ではレーザ非照射
部に存在していた1680cm−”に現われるカルボキ
シル基(−COOI+)の C=oによる吸収が得失し
ており、レーザ照射によりカルボキシル基イオン(−C
OOHθ)になっている。このように、レーザ照射部と
非照射部では明らかに構造が異なっていた。
外分光分析を日立製作新製260−50型赤外分光光度
計によって行なった。第3図はレーザ非照射部の赤外吸
収スペクトル7と照射部の赤外吸収スペクトル8である
。第3図に示すように、レーザ照射部ではレーザ非照射
部に存在していた1680cm−”に現われるカルボキ
シル基(−COOI+)の C=oによる吸収が得失し
ており、レーザ照射によりカルボキシル基イオン(−C
OOHθ)になっている。このように、レーザ照射部と
非照射部では明らかに構造が異なっていた。
〈実施例4〉
実施例1で得られた単量体組成物を膜厚10μmの試料
とし、パルス発振のYAGレーザ(パルス幅3m秒、エ
ネルギ3J/パルス、パルス回数150回、パルス間隔
2Hz、アウトホーカス5mm)を用いて実施例2と同
様の方法で20μm/秒の速度で移動しながら照射した
。その後、熱重合して得た光導波路の断面における屈折
率差の測定結果を第4図に示す、この導波路は屈折分布
を有しており屈折率差は0.028 である、また、H
e −N eレーザを集光し、この光導波路を伝送させ
た結果、光損失は0.3dB/amであった。
とし、パルス発振のYAGレーザ(パルス幅3m秒、エ
ネルギ3J/パルス、パルス回数150回、パルス間隔
2Hz、アウトホーカス5mm)を用いて実施例2と同
様の方法で20μm/秒の速度で移動しながら照射した
。その後、熱重合して得た光導波路の断面における屈折
率差の測定結果を第4図に示す、この導波路は屈折分布
を有しており屈折率差は0.028 である、また、H
e −N eレーザを集光し、この光導波路を伝送させ
た結果、光損失は0.3dB/amであった。
〈実施例5〉
実施例1で得られた単量体組成物100重量部に重合開
始剤としてシミリスチルパーオキシジカーボネート0.
2 重量部を均一に混合した後、シリコール離型した3
0X70mmのガラス板及び外径1mmのテフロンチュ
ーブから成る鋳型の中に流し込み、60℃三時間で硬化
した。その後、鋳型からとりはずし、半重合状態の透明
な板を得た。
始剤としてシミリスチルパーオキシジカーボネート0.
2 重量部を均一に混合した後、シリコール離型した3
0X70mmのガラス板及び外径1mmのテフロンチュ
ーブから成る鋳型の中に流し込み、60℃三時間で硬化
した。その後、鋳型からとりはずし、半重合状態の透明
な板を得た。
この透明な板にパルス発振のYAGレーザ(パルス幅3
m秒、エネルギ8J/パルス、パルス回数150回、パ
ルス間隔2 Hz 、アウトホーカス51+111)を
用いて20μm/秒の速度で実施例2と同様に照射した
。その後、透明板の上・下に、実施例1で得られた単量
体組成物を塗布し60℃二時間、80℃三時間で重合を
進めて光導波路を得た。この光導波路の屈折率差は0.
011 である。
m秒、エネルギ8J/パルス、パルス回数150回、パ
ルス間隔2 Hz 、アウトホーカス51+111)を
用いて20μm/秒の速度で実施例2と同様に照射した
。その後、透明板の上・下に、実施例1で得られた単量
体組成物を塗布し60℃二時間、80℃三時間で重合を
進めて光導波路を得た。この光導波路の屈折率差は0.
011 である。
また、He−Neレーザを焦光し、この先導波路を伝送
させた結果、光損失は0.4dB/amであった。なお
、実施例3と同様に、レーザ照射と非照射部の赤外分光
分析を行なったところ、レーザ照射部ではカルボキシル
基(−COOH)による1680cm″″五の吸収が消
失していた。
させた結果、光損失は0.4dB/amであった。なお
、実施例3と同様に、レーザ照射と非照射部の赤外分光
分析を行なったところ、レーザ照射部ではカルボキシル
基(−COOH)による1680cm″″五の吸収が消
失していた。
本発明によれば、導波路パターンを容易にしかも自由に
形成でき、屈折率差が5X10”−3以上と従来のレー
ザ照射の方法による光導波路よりも屈折率差の大きな有
機光導波路が得られる。そのため、光ファイバなどとの
分岐・結合がより容易になり、光通信や光情報処理分野
の光学部品として有用性が高い。
形成でき、屈折率差が5X10”−3以上と従来のレー
ザ照射の方法による光導波路よりも屈折率差の大きな有
機光導波路が得られる。そのため、光ファイバなどとの
分岐・結合がより容易になり、光通信や光情報処理分野
の光学部品として有用性が高い。
第1図は本発明の一実施例のレーザ照射の基本光学系の
構成と光導波路の製造方法を示す図、第2図は実施例2
に従って得た有機光導波路の断面における屈折率差を示
す図、第3図はレーザ非照射部とレーザ照射部の赤外吸
収スペクトルを示す図、第4図は実施例4に従って有機
光導波路の断面における屈折率差を示す図である。 1・・・YAGレーザ、2・・・ミラー、3・・・レン
ズ、4・・・単量体組成物、5・・・スペーサシート、
6・・・ガラス板、7・・・レーザ非照射部の赤外吸収
スペクトル、ギ 1 日 茅 2 固 仮 1 (筑琶) $3 口
構成と光導波路の製造方法を示す図、第2図は実施例2
に従って得た有機光導波路の断面における屈折率差を示
す図、第3図はレーザ非照射部とレーザ照射部の赤外吸
収スペクトルを示す図、第4図は実施例4に従って有機
光導波路の断面における屈折率差を示す図である。 1・・・YAGレーザ、2・・・ミラー、3・・・レン
ズ、4・・・単量体組成物、5・・・スペーサシート、
6・・・ガラス板、7・・・レーザ非照射部の赤外吸収
スペクトル、ギ 1 日 茅 2 固 仮 1 (筑琶) $3 口
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、実質的に透明な有機物質にレーザを照射することに
よつて選択的な屈折率の変化をつけるにあたり、前記レ
ーザの照射部に少なくとも前記レーザのエネルギに応じ
た組成および/または構造の変化をおこさせて屈折率分
布を形成させ、前記レーザの照射部と非照射部の屈折率
の差を5×10^−^3以上にしたことを特徴とする有
機光導波路。 2、前記レーザがYAGレーザであることを特徴とする
特許請求の範囲の第1項記載の有機光導波路。 3、実質的に透明な有機物質が少なくとも金属イオンな
らびにカルボキシル基を含む単量体組成物および/また
は重合体であることを特徴とする特許請求の範囲の第1
項記載の有機光導波路。 4、レーザ照射部に生じるレーザのエネルギに応じた組
成および/または構造の変化が少なくともカルボキシル
基(−COOH)のカルボキシル基イオン(−COO^
■)への変化であることを特徴とする特許請求の範囲の
第1項記載の有機光導波路。 5、実質的に透明な有機単量体組成物または半重合体に
一定のパターンに沿つてレーザを照射させた後、未照射
部分を加熱下で、重合を進めさせることによつてレーザ
照射部分に屈折率分布を形成することを特徴とする有機
光導波路の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61236146A JPS6391604A (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 有機光導波路およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61236146A JPS6391604A (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 有機光導波路およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6391604A true JPS6391604A (ja) | 1988-04-22 |
Family
ID=16996437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61236146A Pending JPS6391604A (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 有機光導波路およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6391604A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000047046A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-18 | Toshiyuki Watanabe | 屈折率分布型光学成形体の製造方法 |
US6438307B1 (en) | 1999-03-25 | 2002-08-20 | Kyocera Corporation | Optical waveguide and process for producing same |
-
1986
- 1986-10-06 JP JP61236146A patent/JPS6391604A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000047046A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-18 | Toshiyuki Watanabe | 屈折率分布型光学成形体の製造方法 |
US6438307B1 (en) | 1999-03-25 | 2002-08-20 | Kyocera Corporation | Optical waveguide and process for producing same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0507880B1 (en) | Method for forming optically active waveguides | |
US3809732A (en) | Photo-locking technique for producing integrated optical circuits | |
KR100810546B1 (ko) | 삼차원 광학 소자의 가공 방법 | |
US5106211A (en) | Formation of polymer channel waveguides by excimer laser ablation and method of making same | |
Yamashita et al. | Waveguide shape control and loss properties of light-induced self-written (LISW) optical waveguides | |
BR8101183A (pt) | Processo de fabricacao de lentes de contato por moldagem | |
Hoshino et al. | Refractive index change in photochromic diarylethene derivatives and its application to optical switching devices | |
US5104771A (en) | Optical components | |
WO1992019995A1 (en) | Nonlinear optically responsive polymeric waveguides | |
JP3987787B2 (ja) | 三次元ポリイミド光導波路の製造方法 | |
JP2006154447A (ja) | フィルム状光導波路の製法 | |
Henzi et al. | Modification of polymethylmethacrylate by deep ultraviolet radiation and bromination for photonic applications | |
TW200420901A (en) | Method for making optical device structures | |
Weber et al. | Organic materials for integrated optics | |
JP2003131058A (ja) | 光導波路および光導波路の作製方法。 | |
JPS6391604A (ja) | 有機光導波路およびその製造方法 | |
Lalama et al. | Organic materials for integrated optics | |
JP2002350664A (ja) | 光導波路、光配線板、電気・光混載回路基板及び光導波路の製造方法 | |
JP2000047046A (ja) | 屈折率分布型光学成形体の製造方法 | |
JPH0412333A (ja) | 機能性プラスチック光導波路 | |
Itoh et al. | Thin films of peroxopolytungstic acids: applications to optical waveguide components | |
Ichihashi et al. | Material investigation of alicyclic methacrylate copolymer for polymer waveguide fabrication | |
JPH10186163A (ja) | 光結合デバイス及びその製造方法 | |
JP2533859B2 (ja) | 光学用感光性樹脂組成物 | |
JP2003014965A (ja) | レーザ直接描画導波路及びその製造方法 |