JPS61259954A - 包装容器中の金属物の防▲せい▼方法 - Google Patents

包装容器中の金属物の防▲せい▼方法

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JPS61259954A
JPS61259954A JP9593185A JP9593185A JPS61259954A JP S61259954 A JPS61259954 A JP S61259954A JP 9593185 A JP9593185 A JP 9593185A JP 9593185 A JP9593185 A JP 9593185A JP S61259954 A JPS61259954 A JP S61259954A
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JP
Japan
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rust
packaging
wood
aqueous solution
carboxylic acid
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JP9593185A
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隆昭 伊藤
直林 茂樹
大胡 栄一
昌宏 野田
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Yushiro do Brasil Industria Quimica Ltda
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Yushiro do Brasil Industria Quimica Ltda
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、例えば、自動車用の金属部品等を包装する
場合に施される防錆方法の技術分野に属する。
而して、この出願の発明は包装容器を成す木材に表面処
理を施して包装後の収納金属製品等の錯発生を防止する
防錆方法に関する発明であり、特に、カルボン酸のアル
カリ金属塩又はアミン塩やこれらと気化性防錆剤の混合
物の水溶液を包装容器の木材部分に塗布するようにした
包装容器中の金属物の防錆方法に係る発明である。
〈従来技術〉 一般に、自動車用部品等の金属製品を輸出等のために輸
送又は保管する場合には安価である点等から水利製の包
装容′a(箱、枠、支持台等)が多用されている。
しかしながら、これらの包装容器を例えば、高温高湿の
環境下で使用した場合には金属製品が木材に接触するか
否かにかかわらず、錆が発生するという問題があった。
このように錆が発生する原因について調査を行った結果
、木材から放出される水や酢酸、その他の腐蝕性物質、
合板の場合にあってはこれに加えて接着剤に含まれるポ
ルマリン等が原因となっていることが判明し、金属製品
に防錆剤を塗布しても充分ではなかった。
これに対処するに、従来から包装容器内にポリエチレン
シートを張設する方法や包装容器内にジシクロヘキシル
アンモニウムナイトライトやジイソプロピルアンモニウ
ムナイトライト等の気化性防錆剤を入れたり、特公昭5
8−6540号公報に開示されている塗料や防錆油を容
器内面に塗布する方法が採用されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 さりながら、上述従来技術に基づく金属製品の防錆方法
にあっては、容器内面に防錆剤や塗料を塗布する方法の
場合には、高温高湿の環境下において、容器から発生す
る誘錆物質を確実に封するには充分でないという欠点が
あった。
又、ポリエチレンシートを容器内面に張設する方法にあ
っては、輸送等に際しシートに少しでも欠損が生じた場
合には全くその機能を課さないばかりか、シート張設作
業が必要となり包装の作業能率が低下するという難点が
あり、包装コス1〜がアップする不利点があった。
この発明の目的は上述従来技術に基づく包装容器中の金
属物の防錆方法の問題点を解決すべき技術的課題とし、
収納包装容器内の金属部品の発錆を確実に防止すると共
に包装作業の能率をアップさせるようにし梱包産業にお
ける防錆利用分野に益する優れた包装容器中での金属防
錆方法を提供せんとするものである。
〈問題点を解決するための手段・作用〉上述目的に沿い
先述特許請求の範囲を要旨とするこの発明の構成は、前
述問題点を解決するために、包装容器を成す木材に表面
処理を施して包装後の収納金属物の錆発生を防止するた
めに、カルボン酸のアルカリ金属塩若しくはアミン塩、
又は、これらに気化性防錆剤を混合したものの水溶液を
包装容器の木材部分に塗布することにより木材中の揮発
性の酸性誘鎖成分を中和させて不揮発性の塩とするよう
にした技術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この発明を第1.2図に基づいて説明すれば以下
の通りである。
先づ、この実施例において使用されるカルボン酸アルカ
リ金属、アミン、気化性防錆剤について検31シ、塗布
用水溶液の製造方法、防錆方法について述べる。
(カルボン酸) この実施例の方法で使用するカルボン酸塩水溶液をつく
るためカルボン酸としては脂肪族、又は芳香族のカルボ
ン酸を広く用いることができる。
(I)脂肪族カルボン酸 炭素原子数が6〜12のモノカルボン酸またはジカルボ
ン酸がと(に防錆効果において優れている。
飽和酸でも不飽和酸でもよく、又、直鎖のカルボン酸で
も分岐カルボン酸でもよい。
Nl)芳香族カルボン酸 安息香酸または炭素原子数が1〜8のアルキル基を有す
るアルキル安息香酸が防錆効果において優れている。
(アルカリ金属) アルカリ金属塩をつくるためのアルカリ金属としては、
リチウム、ナトリウム、カリウム等を用いることができ
るが、ナトリウム及びカリウムが実用的である。
(アミン) アミン塩をつくるためのアミンとしては、モノエタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン
、モノイソプロパツールアミン、ジインプロパツールア
ミン、トリイソプロパツールアミン、モノセカンダリ−
ブタノールアミン、ジセカンダリーブタノールアミン、
トリセカンダリ−ブタノールアミン等のアルカノールア
ミンモノエチルアミン、ジエヂルアミン等のアルキルア
ミンを挙げることができる。
(気化性防錆剤) この実施例の方法で使用する水溶液中にカルボン酸の塩
とともに含有すべき気化性防錆剤としてはジシクロヘキ
シルアンモニウムナイトライト(以下DrCHANとい
う)及び、ジイソプロビルアンモニウムナイトライト(
以下DIPAN)を挙げることができる。
(塗布用水溶液の製造方法) 第一の発明において木材部に塗布するためのカルボン酸
の水溶液を製造するには、常法によりカルボン酸に水酸
化アルカリ金属またはアミンを加えて塩をつくり、これ
を水に溶解するか、水中にカルボン酸と水酸化アルカリ
金属を加えるかいずれかの方法によればよい。
第二の発明においては木材部に塗布するための水溶液を
製造するには上記の方法で製造したカルボン酸の水溶液
に気化性防錆剤を加えればよい。
上述水溶液の成分の濃度は塗布するのに不都合のない限
り高い方がよく、気化性防錆剤は飽和溶解度に近い濃度
で用いるのがよい。
(防錆方法) 上記の方法で製造した水溶液を包装容器の木材部にへケ
塗り、浸漬、スプレー塗布、その他の任意の方法で塗布
し、乾燥して金属製品の包装に供する。
したがって、塗布された水溶液は容器の木材内の揮発性
の酸性成分を中和させ安定した塩に変えることにより、
容器の内部に酸性成分が発生して金属製品を発明させる
ことはない。
尚、包装前の金属製品の処理は、防錆油の塗布、その他
の従来の方法を使用すればより効果的である。
次に、上述実施例に則した実験例に基づいて具体的に説
明する。
(塗布用水溶液の調整) 表−1に示す実施例No、1〜13のカルボン酸の塩ま
たはこれに気化性防錆剤を加えたものの水溶液を調整し
た。
カルボン酸の量を0.1モル/水100gとし、気化性
防錆剤を添加するときはその添加量を0.01モ(評価
試験) 第1.2図に示す様に、外壁1と蓋2をベニヤ板でつ(
す、ラワン材の柱3、M2の内枠4、及び、試験片の支
持台5を有する包装容器としての木箱6(外壁1、及び
、W2の厚さ51I11、内容積190X 200X2
0011m )の内面に上記の水溶液を塗布したのら、
24時間放置して乾燥した。
秤量によって塗布Fを計算すると約100g/m2であ
った。
そして、上記支持台5に形成された溝にナフサで洗浄し
た試験片としてのダル鋼板7(SPCC−3D、形状の
0,8x 70x 150iv )を5枚静置し、下記
のサイクル数で実施例N0.1〜13について防錆効果
を評価した。
尚、湿潤サイクルは下記の条件により木箱6を湿潤箱内
に収容したのち室内静置した。
湿潤箱内(50℃、湿度95%)  8時間室内静置 
        16時間 又、比較するために後述する比較例N0.14〜18に
ついても試験した。
その結果を表−2に示ず。
表−2 (JIS  NP−2相当)   (塗布量2001J
/ 12)比較例No、15ニアクリル変性アルキド樹
脂を主成分とする防錆剤(JIS  NP−19相当)
   (塗布量200g/12)比較例N0.16:水
溶性エマルション型防錆剤(FJi布r11200g/
I2〉比較例N0.17:木箱6には何も塗布せず、木
箱内にD I CHAN3(+入れた。
比較例No、18:何も処置をしなかった。
(実験結果) 以上、実験結果から表−2で示される様に、実施例N0
11〜13は比較例N0.14〜18に比し、錆発生ま
でのサイクル数を多く必要とし、悪条件の基でも錆発生
が起こり難いことが明らかにされた。
〈他の実施例〉 尚、この出願の実施態様は上述実施例に限られるもので
ないことは勿論であり、例えば、予め防錆剤を塗布した
木材により包装容器を形成しても良い等積々の態様が採
用可能である。
〈発明の効果〉 以上この発明によれば、基本的に包装容器を成す木材か
らの誘錆成分の発散を確実に防止でき、収納金属物を長
期開鎖発生から確実に保護し得るという優れた効果が奏
される。
又、防錆処理が簡単に行なえるため、従来の如く包装に
手間がかからず、包装の作業効率が向上するという優れ
た効果が奏される。
加えて、包装作業の能率がアップし包装コストが低減さ
れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は防錆試験に用いた木箱内に鋼板の試験片を収納し
た状態を示すものであり、第1図は立面図、第2図は平
面図である。 1・・・外壁、  2・・・蓋、 3・・・柱、  4・・・内枠、 5・・・支持台、  6・・・木箱、 7・・・試験片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)包装容器を成す木材に表面処理を施して包装後の
    収納金属物の錆発生を防止する防錆方法において、カル
    ボン酸のアルカリ金属塩またはアミン塩の水溶液を包装
    容器の木材部分に塗布することを特徴とする包装容器中
    の金属物の防錆方法。
  2. (2)包装容器を成す木材に表面処理を施して包装後の
    収納金属物の錆発生を防止する防錆方法において、カル
    ボン酸のアルカリ金属塩またはアミン塩及び気化性防錆
    剤の混合物の水溶液を包装容器の木材部分に塗布するこ
    とを特徴とする包装容器中の金属物の防錆方法。
JP9593185A 1985-05-08 1985-05-08 包装容器中の金属物の防▲せい▼方法 Granted JPS61259954A (ja)

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JP9593185A JPS61259954A (ja) 1985-05-08 1985-05-08 包装容器中の金属物の防▲せい▼方法

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JPS61259954A true JPS61259954A (ja) 1986-11-18
JPH0260578B2 JPH0260578B2 (ja) 1990-12-17

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4735362U (ja) * 1971-05-13 1972-12-19
JPS5014957A (ja) * 1973-05-11 1975-02-17
JPS57143175U (ja) * 1981-02-28 1982-09-08

Patent Citations (3)

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