JPS6125951A - 着火時振動の包絡線波形の統計的特徴を利用するエンジンの異常診断方式 - Google Patents

着火時振動の包絡線波形の統計的特徴を利用するエンジンの異常診断方式

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JPS6125951A
JPS6125951A JP14733284A JP14733284A JPS6125951A JP S6125951 A JPS6125951 A JP S6125951A JP 14733284 A JP14733284 A JP 14733284A JP 14733284 A JP14733284 A JP 14733284A JP S6125951 A JPS6125951 A JP S6125951A
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envelope waveform
waveform
vibration
engine
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JP14733284A
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Hideo Nakamura
秀雄 中村
Hiroshi Tatara
多々良 宏
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KYUSHU DENKI SEIZO KK
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KYUSHU DENKI SEIZO KK
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/12Testing internal-combustion engines by monitoring vibrations

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、発電用、゛船舶用等の大型のディーゼル・エ
ンジンをはじめ各種エンジンの異常検知と診断を行う方
式に関する。
(従来技術) エンジンの故障、例えば発電用ディーゼル・エンジンの
故障には排気弁ふきぬけ、排気弁タペット間隙大、燃料
弁ばねゆるみ、燃料噴射角の狂い、等がある。これらは
いずれもエンジンの出力低下。
エンジン効率の劣化、温度の異常上昇、機械的磨耗の促
進などにつながるが、とくに排気弁の亀裂(ふきぬけ)
が弁の破損に進展し、その破片が後段の過給機に侵入し
た場合には重大故障をひきおこすことが多い。このよう
なエンジン異常を検知するために、排気ガスの温度変化
、エンジンから発生ずる振動・音・超音波などを監視す
る方法が試みられているが、いずれも決定的な異常検出
法とは言えず、まして異常診断には程遠い現状である。
(発明の目的) 本発明はエンジン等の着火時振動波形の特徴に着目して
エンジンの異常を検知・診断し、重大故障への発展を未
然に防止する新規な方式を提供することを目的とするも
のである。
即ち、エンジン等の着火時の振動波形をエンジン等の種
々の運転状態について調べたところ、振動の包絡線波形
は故障の種類に応じてそれぞれ特有の形状を示すことが
分かった。そしてその包絡線波形の統計的特性値によっ
て波形の差異を定量的に評価でき、従ってこの包絡線波
形の統計的特性値の差異を故障判別に利用できることが
分かった。本発明はこのようなエンジン等の故障状態に
ついての解明に基づき新規な異常診断方式を提供するも
のである。
(発明の構成) 本発明の第1の発明によるエンジンの異常診断方式は、
エンジンの着火時のシリンダにおける振動を一定時間毎
に検出する振動検出手段と、その振動検出手段の出力す
る振動信号の包絡線波形を抽出する包絡線抽出手段と、
抽出した包絡線波形からその波形を特徴づける複数個の
統計的特性値を算出する包絡線波形特徴抽出手段と、前
記包絡線波形の統計的特性値と運転状態との対応関係を
表す運転状態判別パターンに対し、前記算出した統計的
特性値を照合して、運転状態を判別する運転状態判別手
段とを備えたことを特徴とする。
前記統計的特性値としては、実効値、相互相関関数の非
対称面積、歪み度、尖かり度の4個の統計的量を用いる
ことができ、これによりエンジンの異常の的確な検知・
診断を行うことができる。
また、前記統計的特性値としてはその指数平滑平均値を
用いることにより、故障による特性変化を的確に捉える
ことができる。
本発明の第2の発明によるエンジンの異常診断方式は、
エンジンの着火時のシリンダにおける振動を一定時間毎
に検出する振動検出手段と、その振動検出手段の出力す
る振動信号の包絡線波形を抽出する包絡線抽出手段と、
正常運転状態に対応する標準包絡線波形および各種の異
常運転状態に対応する基準包絡線波形と、前記包絡線抽
出手段により抽出した包絡線波形とから、各種運転状態
ごとの相互相関関数の非対称面積の指数平均値を算出す
る包絡線波形相似度手段と、前記包絡線波形相似度手段
の出力を記録表示する出力手段とを備えたことを特徴と
する。
本発明の第3の発明によるエンジンの異常診断方式は、
第1の発明と第2の発明の構成を組み合わせた構成を有
し、異常診断の精度をより高めたものである。
(基本的な考え方) 前述のようにエンジン等の着火時の振動波形をエンジン
等の種々の運転状態について調べたところ、振動の包絡
線波形は故障の種類に応じてそれぞれ特有の形状を示す
こと、およびその包絡線波形の統計的特性値によって波
形の差異を定量的に評価でき、従ってこの包絡線波形の
統計的特性値の差異を故障判別に利用できることが分か
った。
これについて更に詳細に説明する。
本発明においては、エンジン着火時のシリンダ側壁にお
ける振動を一定時間(5乃至10分)ごとに゛検出素子
によってとりだし、これを全波整流して得られた包絡線
波形をAD変換器によって数値化した後マイクロコンピ
ュータにとり込み以後の解析に使用する。サンプリング
周期は、第1図の着火暗振動包絡線波形に示すように、
0.5乃至2ms、サンプリング点数Nは40乃至50
点である。なお、シリンダの側壁の振動を用いるのは、
エンジンの各部位のうち側壁における振動波形が故障の
種類によって異なった形状を示し、故障識別が容易とな
るからである。
エンジンに種々の人工故障を起させて、着火時のシリン
ダ側壁の振動包絡線波形を測定した例を第2図に示す。
故障としては、排気弁タペット間隙大E、燃料弁ばねゆ
るみK、燃料噴射角進みH1燃料噴射角おくれ工、排気
弁ふ宇ぬけJ等を人工的に生成した。これらの波形を観
察すると、平常時と故障時および故障の種類によって波
形が異なることが分かる。
第2図のような波形の差異を定量的に評価するために、
マイクロコンピュータにとり込んだ波形のサンプリング
値を用いて下記の4種類の統計量(以下、特性値と呼ぶ
)即ち、(i)実効値(記号:SD)、(ii)相関関
数の非対称面積(記号:81)、(ni)歪み度(記号
:BETAl、)および(tv)尖がり度(記号:BE
TA2)を用いる。
(1)実効値SD 振動波の大きさを表す代表的な量で次式で計算する。
振動の振幅とパワーは、正常時と異常時では異なるので
、その違いをマクロ的に捉えるための特性値としてこの
実効値SDを用いる。
(ii)相関関数の非対称面積Sl 波形(S準波形)Xと波形(測定波形)Yのサンプリン
グ値を用い、相互相関関数の値を次式で計算する。
Cyx <k) = ((1/N)ΣX、・!/+−k
)/ C,、’・−(2−1)・・・(2−2) ただし、てX、は波形Xと波形Yの共分散関数で波形X
の実効値xsoとyの実効値y、。の積として次の(3
−1)〜(3−3)式で定義される。
8、。・五/Njlx、”       ・・(3−1
)kは整数値をとり、波形Xを固定し波形YをXに対し
て相対的に左にずらして積和をとる場合に(2−1)式
、その逆の場合に(2−2)式によってそれぞれCxy
 (k)とCyx (−k)が計算される。波形Xと波
形Yのピーク値の発生時点が異なるとC2Xの値はに=
oの軸に関して左右非対称になる。
第3図に正常時の波形をX、「ふきぬけ」人工故障時の
波形をYとして計算した相互相関関数の例を示す。特性
値S1は図に示すようにC,X(k)と横軸で囲まれた
面積とCア、(−k)と横軸で囲まれた面積との差とし
て定義され、波形Xと波形Yの「相似度」(逆の立場か
ら見れば相異度)を表す特性として用いられる。
(市)歪み度、および(iv)尖がり度歪み度と尖かり
度は、ともに統計学で確率密度曲線の形すなわち事象の
確率分布の形を表わす測度として用いられている統計量
である。本発明では振動の包絡線波形を統計学における
確率密度曲線とみなして、統計学で用いるのと同じ計算
式、すなわち下記の(4)式と(5)式によって歪み度
(BETAI)と尖がり度(BETA2)とを計算する
(4)式と(5)式に示すようにBETAIとBETA
2は、それぞれ波形の3次モーメントと4次モーメント
を同じ波形の分散(つまり2次モーメント)で正規化し
た値である。
第4図(イ)、(ロ)、(ハ)に形状の異なる3個の波
形について歪み度(BETAI)と尖がり度(BETA
2)を計算した例を示す。同図(イ)の波形は歪み度も
尖かり度も大きく、 BεTAに0.506444 、 BETA2 = 3
.5631である。同図(ロ)の波形は(イ)の波形に
比べて歪み度、尖がり度とも小さく、 BETAI = 0.192422 、 BETA2 
= 2.9763である。同図(ハ)は3個の波形のう
ちもっとも歪み度も尖かり度も小さく、 BETAI = 0.221923X10−4. BE
TA2 = 2.49963である。この例かられかる
ように、BETAIとBETA2は波形の差異を評価す
る指標として用いることができる。
次に、エンジン故障と着火時の振動包絡線波形の特性値
との対応関係を明らかにするため、各種エンジンについ
て実験を行なった。その−例について説明する。定格出
力3000kwのディーゼル発電機を用い、人工的に第
1表に示す5種類のエンジン故障JEKHIを発生させ
、75%負荷にて正常運転時と人工故障の下での運転時
と計6種類について各20個づつの振動波形を記録し、
その包絡線のテークにより前記のSD、 SL、 BE
TAI、 BETA2の特性値を計算した。
全敗分析による平均特性値の存在区間の推定法に各運転
状態における各特性値相互の差異を調へるために分散分
析法を用いて有意差の検定を行なった。その結果を第1
表に示す。
F分布表によれば、危険率5%と1%での有意水準は次
の通りである。〔注()内の数値は危険率を示す。〕 
Fム(5%) = 4.10 、 F38(逐) 、 
7.53第2表の値がこの値を越える場合には、上記の
危険率、逆に言えば信頼度95%および99%で、特性
値の平均値は異なる母集団に属するものとみなされる。
第2表の中には、信頼度5%で有意差がある場合には*
、信頼度99%で有意差がある場合には*申を付しであ
る。第5図は各特性値に対する運転状態の判定区間を示
すもので、統計学において標本平均値の存在区間の推定
に用いられる周知のt−分布表によって、20個の特性
値の平均値の存在する推定区間を別の立場から求めたも
のである。当然のことながら第5図の区間と第1表の値
とは密接な関係があり、第5図の推定区間のへだたりが
大きいほど、第1表の分散比が大きい。
第1表 各運転状態における特性値相互の間の分散比有
意水準: 鴎(5%’)  =4.10.  Fふ(]
、5% = 7.53従って、上表の数値が4.10以
上なら信頼度95%で、また7、53以上なら信頼度9
9%で各運転状態における特性値は異なる母集団に属す
ると判定できる。
運転状態Jリパターン 第1表かられかるように、波形の差異を定量的に評価す
るための4種類の特性値は、異なる運転状態の下で、き
わめて有意な差を示す。このことから、これらの特性値
の差異を故障判別に用いる有力な手がかりが得られる。
本発明における第5図に示すような特性値の判別区間は
この点に着目して導かれたものである。エンジンの型式
・定格などの個体差によって、故障の種類と故障判別区
間は定量的には異なってくるが、基本的な異常診断の考
え方はエンジンの型式・定格いかんにかかわらず適用可
能である。
ここで、第5図の各特性値に対する運転状態判定区間の
図について説明すると、各特性値について、前記解析に
基づく各運転状態B、E、に、H。
I、Jの波形の値の範囲を定めるとともに、12区間に
クラス分けしたものである。すなわち第5図のようにS
Dに◎、■、■の3区間、Slに■、■。
■、■の4区間、BETA Iに■、■、■の3区間、
BETA2に[相]、■の2区間の計12区間を設ける
。これを用いて運転状態の判定をするには、第5図にお
いて、たとえばSDが区間O,S1が区間■、 BET
AIが区間■、BETA2が区間[相]に属する場合に
は”′正常運転″と判断し、またSDが区間■、Slが
区間■、BETAIが区間■、BETA2が区間■に属
する場合には゛排気弁ふきぬけ異常″と判断する。第2
表は、それぞれの特性値が属する区間と正常・異常およ
び異常の種別との関係を総括して示す運転状態判別パタ
ーンである。
第2表 運転状態判別パターン 胛Jの利用 上記の解析においては、20個の特性値の平均値を用い
ているが、本発明の異常診断法では、特性値の指数平滑
平均値を用いることが好ましいので、この点について説
明する。
指数平滑平均値は、次の(6)式によって得られる■を
平均特性値とするものである。
2、I=  α・Zイ+(1−α)・2N−□ ・・・
(6)ここで、 Zsは時刻Nにおける指数平滑平均値 zNは時刻Nのデータから計算した特性値α は指数平
滑値で0≦α≦1.0 この(6)式において、指数平滑係数αの値は過去の値
の忘却係数に相当し、αの値が小さいほど過去の特性値
が重視され、逆にαの値が大きいほど現在に近い値が重
視される。種々の運転状態における特性値SDを例にと
って指数平滑平均値を求めたところ、毎回の検出波形か
ら計算したSDの値にバラツキがあっても、指数平滑平
均値の変動が小さいことを確認することができた。
ある平均値のまわりに変動する時系列データの指数平滑
平均値は指数平滑係数αを小さくするほど真の平均値に
近づき、その変動は小さくなるが、一方αを小さくする
と、特性値の急変に対する追従がおくれる。αの値は対
象とする機器に固有の故障による現象の変化特性と、特
性値を計算する時間間隔を考慮して適切にきめられるべ
きであるが、本実験に用いたディーゼル・エンジンに関
しては0.05ないし0.1程度が適当である。
−例として、特性値の一つである相互相関関数の非対称
面積S1に着目し、ある時刻にエンジン故障が発生し、
Slが急変した場合を想定して、Slの指数平滑平均値
(α=O,L)の変化状況をシミュレーションで求めた
結果を第6図に示す。第6図において実線は正常運転状
態が継続する場合を示し、当然のことながら、指数平滑
平均値には顕著な変化は認められない。第6図の点線は
図中に記入したそれぞれの故障が1点鎖線で示した時刻
10の点で発生した場合の特性値の変化状況を示したも
ので、故障発生後、特性値S1は徐々に変化をはしめ、
ある時間後に一定値に達する。
皿低魔騰番 4個の特性値を利用した第2表に示すような運転状態判
別パターンにより、運転状態の判別が可能であることは
前述の通りであるが、2つの波形の相似度を表す相互相
関関数の非対称面積S1の変化からも、故障が進行しつ
つあるかどうか等の運転状態の異常の検知・診断を行う
ことができる。
この相似度による異常の判別は単独に実施し得るが、前
記の運転状態判別パターンによる判別と併用することに
より診断をより的確に行うことが可能となる。
第7図は、この相似度検出の仕方の概略を示すもので、
まず、平常運転時および各種の人工故障試験時の波形デ
ータの適当数を平均してそれぞれ正常、排気弁ふきぬけ
、排気弁タペット大、燃料弁ばねゆるみ、燃料噴射角進
み、燃料噴射角遅れ等の標準波形BS、 JS、 ES
、 KS、 )Is、 ISをつくるこの各々と検出器
によってとり出したエンジンの着火時の波形Tの包絡線
とから、それぞれの相互相関関数の非対称面積5IBT
、 5IJT、 5IET、 5IKT。
5IHT、 5IITを計算する。そして、その指数平
滑平均値を記録計等により記録し、監視することによっ
て運転状態の変化を知ることができる6例えば、第7図
の5IBTの記録が徐々に増加傾向を示すと同時に5I
JTの記録が減少傾向を示す場合には、[排気弁ふきぬ
け故障」が進行しつつあると判断することができる。
(実施例の説明) 以下1本発明の実施例について説明する。
第8図は前記運転状態判別パターンと、波形相似度検出
とによる判断を併用する本発明の一実施例のシステム全
体の構成を示すブロック図である。
振動検出手段1は、エンジンのシリンダ中央側壁部のエ
ンジン着火暗振動をセンサで5〜10分程度の一定時間
毎に検出する部分である。
包絡線抽出手段2は、数百上から数10七にわたる広い
周波数帯の成分を含むセンサ出力波形からその包絡線の
波形を抽出する部分である。包絡線波形の抽出はセンサ
出力を全波整流した後、低域フィルタを通すことにより
行うことができる。
AD変換器3は、前記抽出して包絡線波形をサンプリン
グして数値化する部分である。
包絡線波形特徴抽出手段4は、実効値SDを(1)式に
より、歪み度BATA を(4)式により、尖り度BA
TA2を(5)式により、それぞれ算出するとともに、
それらの指数平滑平均値を(6)式により算出する部分
である。
包絡線相似度検出手段5は、正常、排気弁吹き抜け、排
気弁タペット大、燃料弁ばねゆるみ、燃料噴射角進み、
燃料噴射角遅れ等の参照波形BS。
JS、 ES、 KS、 H5,ISを予め設定してお
き、この各々とAD変換器からのエンジン着火暗振動の
包絡線波形Tとから、それぞれの相互相関関数の非対称
面積5IBT、、 5IJT、 5IET、 S、1に
T、 5IHT、 5IITを(2−1)式および(2
−2)式を用いて計算するとともに、それぞれの指数平
滑平均値を(6)式により計算する部分である。
運転状態判別手段6は、包絡線波形特徴抽出手段4およ
び包絡線波形相似度検出手段5の出力する指数平均値で
表された特性値SD、 BATAI、 BATA2゜5
IBTを第5図に示すような予め設定した運転状態判定
区間◎〜■と比較して、どれとどれの区間に属するかを
決定し、次に第2表の運転状態判別パターンにより運転
状態の種別を判定表示するものである。
連続記録計7は、包絡線波形相似度検出手段5の出力す
る指数平滑平均値で表された相互相関関数の非対称面積
5IBT、 5IJT、 5IET、 5IKT、 S
]、HT。
5LITを連続的に記録する出力手段である。運転員は
この連続記録計7および運転状態判別手段6の表示を監
視してエンジンの状態を総合判定する。
なお、包絡線波形特徴抽出手段4および包絡線波形相似
度検出手段5は、ディジタル論理素子を組み合わせた専
用の個別回路として通常の設計により実現することが可
能であるが、これらの手段4.5をマイクロ・コンピュ
ータとプログラムにより構成すると装置を小形かつ安価
に実現できる。
次に、そのマイクロ・コンピュータを用いた更に具体的
な実施例について説明する。
第9図は、16気筒、回転数45Orpmの4サイクル
デイーゼルエンジンを対称とした装置の例である。
振動検出手段1は16個の各気筒の中央側壁に設けられ
た振動を検出するためのセンサ11からなる。
16個のセンサ出力は、それぞれ全波整流増幅回路12
によって構成された包絡線抽出手段2よって包絡線波形
が抽出され、チャンネル選択サンプル回路13の16C
Hマルチプレクサ14によってエンジンの各気筒の着火
時期に同期して通常のモードでは順次選択され、増幅器
工6により増幅された後、サンプルホールド回路17に
よりサンプリングが行われる。
°即ち、4サイクルエンジンでは2回転で吸気、圧縮、
着火、膨張、排気の一行程を行っている。
また各気筒の点火は軸の回転角度で360’ X2÷1
6=45°づつの遅れで発生する6着火時振動包絡線波
形読み取りのタイミングを示す第10図において(c)
で示すようにある気筒の着火と着火の間隔は60sec
÷45°X 2J:f267msecである。本実施例
の装置では安定した波形を得るために同一気筒の連続す
る10個の着火点の波形を読み取り、それを平均したも
のを用いるようにしいるので全部の読み取りには同図(
b)のように2667m5ecを要する、また、同図(
d) 、 (e)に示すように一つの着火時振動波形は
1m5ec間隔でサンプリングされ、50個の標本化デ
ータが得られる。
上記のように気筒の着火は一定の回転速度で発生するの
で着火時振動波形データを読み取るためにタイミングパ
ルスを発生して始動しなければならない。第11図は角
度信号発生回路であり、エンジン軸51に取り付けたロ
ータリエンコーダ52より1°のパルス(1回転360
個)を発生し、フライホイル53の基$0°(No、1
気筒の着火角度)を光電スイッチ54で検出し、また、
2回転に1回の着火タイミングパルスを得るためにN0
01気筒の燃料噴射弁起動カムの動作を光電変換器55
で検出する。これらの検出した3信号によりN011気
筒の着火開始信号パルス(基準0゛信号パルス)を発生
する。
着火点判別回路26は、No’、1気筒の着火開始信号
を基準としてマイクロコンピュータ25よりアドレスA
。−Atoで指示される気筒の着火開始信号(データ標
本化起動信号)を発生するものである。第13図におい
て、コンピュータ25からのアドレス信号Ao−A、 
。は、No、 1−No、 16の気筒を指定する45
 x (0−]、5)=O−630  (45間隔)の
2進化10進(BCD)コードでありWRITE信号に
よりラッチされる。一方、BCD3桁カウンタ64〜6
6は、基準0°信号により、リセットされロータリエン
コーダ52からの1°信号をカウントする。このカウン
タの値とラッチ回路27にラッチされているアドレス信
号Al、〜A□。の値とが論理素子67〜82からなる
比較回路により比較され、両者が一致した時点でアドレ
ス信号A。−AiOで指定された気筒の着火開始信号を
データ読み込み開始割り込み信号としてマイクロコンピ
ュータ25のIRPRQ端子に入力される。第14図は
着火開始信号のタイミング例を示すものである。
着火点判別回路からの着火点開始信号の入力に応答して
、コンピュータ25はアドレスA。−A7とWRITE
コマンドを出力する。アドレスA4〜A7とコマンドW
RITEにより、CHセレクトラッチ信号およびAD変
換開始信号を発生する。CHセレクトラッチ信号とアド
レス信号A。−A3によりマルチプレクサ14は指定さ
れたCHを選択する。
選択されたCHの気筒の振動の包絡線波形信号は増幅器
16を軽でサンプルホールド回路17へ入力され、サン
プルされる。
一方AD変換開始信号は遅延回路23で多少遅れて8ビ
ツトAD変換器18に与えられ、AD変換を開始する。
同時にEQC(STATUS)がHとなりサンプルホー
ルド回路17は入力信号をホールドしAD変換が行われ
ディジタル量は3ステ一トラツチ回路19ヘラッチされ
る。
AD変換が終了すればEOC信号がLとなりサンプルホ
ールド回路17をサンプル状態とし、コンピュータ25
に変換終了信号として割込みをかける。
そうすると、コンピュータ25は割込みによりアドレス
A。−A7とコマンドREADを出し、3ステートラツ
チに出力可能化信号0UTPUT ENABLEを与え
て、データ信号DB、−DB1を3ステ一トラツチ回路
19から受は取る。
コンピュータ25においては、10個の着火波形のデー
タを平均するとともに、前記の実効値SD、歪み度BA
TA1.尖り度BATA2、相互相関関数の非対称面積
5IBT、 5LJT、 5LET、 5IKT、 5
LIT、 5LITを算出し、且つそれぞれの指数平滑
平均値を算出する。
なお、これらの演算のプログラムは当業者の通常の設計
により実現できる。
また、コンピュータ25のメモリ部には、第5図の運転
状態判定区間のデータ、および第2表の運転状態判定パ
ターンが予め記録されており、これと前記算出した特性
値とを照合することにより運転状態の判別を行う。
第15図は本装置の使用時の動作フローを示、す図であ
る。
(1)回転数を読み込み、正常かどうかを調べる。
(103,104)。本装置では、着火時点を把握する
ために回転数は一定であることが必要である。本装置の
場合回転数は450rpm一定である。
(2)負荷を読み込み、安定かどうかを調べる(105
゜106)。また、比較する負荷対応の正常波形を設定
する。即ち、負荷の大きさによって着火時振動の包絡線
波形は異なるので診断時に負荷に変化がないことを確認
し、参照する基準の波形を設定する。
(3)気筒選択は自動か選択かを調べる(107)。通
常は自動であり、各気筒は順次選択されるが、特定の気
筒で故障が進行しつつあるような場合、スイッチでそれ
を指定することも可能である。ここではそのスイッチの
状態を判別する。
(4)選択される気筒の着火角度即ち着火時点をアトレ
として着火点判別回路28に出力し、また、センサ選択
アドレスを決める(108〜114)。
(5)着火点判別回路28からの起動信号の有無を調へ
(115)、起動信号を確認すればサンプル数を数え、
10個以内であれば同一センサアドレスをマルチプレク
サ14に1m5ecおきに50回送出して50個の標本
を読み取る(116〜124)。
(6)サンプル数が10個を越えれば、再び回転数およ
び負荷を調査する(126〜130)。
(7)変化が無ければ特性値の算出その他の計算を行い
、止具の判定を行い、記録、警報等の出力を行う(13
1)。
(8)計算処理が終れば自動の場合は次の気筒を選択し
てデータを読み取り、各気筒をサイクリックに処理する
(132〜134)。
(発明の効果) 以上のように、本発明はエンジン等の着火時振動の包絡
線波形の統計的特性値を異常判別に利用しているので、
エンジン等の異常を的確に検知・診断することができ、
重大事故への発展を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エンジン着火時振動の包絡線波形を示す図で
ある。 第2図は、エンジンに種々の人工故障を発生させて測定
した着火時振動包絡線波形を示す図である。 第3図は、正常時と排気弁ふきぬけ異常時の波形の相互
相関関数の非対称面積を説明するための図である。 第4図は、異なる波形の歪み度と尖かり度の計算例を示
す図である。 第5図は、各特性値に対する運転状態判定区間を示す図
である。 第6図は、特性値(Sl)が急変した場合の指数平均値
の推移を示す図である。 第7図は相似度検出の原理を示す図である。 第8図は、本発明の一実施例のブロック図である。 第9図は、各特性値等の算出部にマイクロコンピュータ
を用いた具体的実施例を示す図である。 第10図は、着火時振動包絡線波形読み取りのための各
タイミングを示すタイミング図である。 第11図は、角度信号を発生する部分の構成を示す図で
あり、第12図は、得られた各信号のタイミングの関係
を示す図である。 第13図は、着火点判別回路を示す図で、第14図は着
火開始信号のタイミング例を示すものである。 第15図は、第9図の装置の動作フロー図である。 1・・・振動検出手段、2・・・包絡線抽出手段、3・
・・AD変換器、4・・・包絡線波形特徴抽出手段、5
・・・包絡線波形相似度検出手段、6・・・運転状態判
別手段、7・・・連続記録計。 特許出願人 九州電機製造株式会社 第1図 第4図 第5図 第6図 □ (1)       、−、、、’!、−y++6z”
−v第i竹−7螢量1−11〜 □ 3           ざ牙ヤ髪4濃、2に皮、  
 y9打ゆるみ IKI〜に2・−・・010.N01
.、・・・・・・・・1      玉第 で=−一 ・■Tに 31        、         9し fI
l   1211−            剃似幻炸
押手続補正書(自発) 収入印紙金額 1“       IIB %II 594410カ1
.8腸許庁長官 志 賀    学  殿 1 事件の表示  特願昭59−14□332号エンジ
ンの異常診断方式 3 補正をする者 ・11件との関係   出願人 住 所   福岡市南区清水4丁目19番18号て・1
 称  九州電機製造株式会社 代人名           岡   1)  −。 4、化141人 〒105

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの着火時のシリンダにおける振動を一定
    時間毎に検出する振動検出手段と、その振動検出手段の
    出力する振動信号の包絡線波形を抽出する包絡線抽出手
    段と、 抽出した包絡線波形からその波形を特徴づける複数個の
    統計的特性値を算出する包絡線波形特徴抽出手段と、 前記包絡線波形の統計的特性値と運転状態との対応関係
    を表す運転状態判別パターンに対し、前記算出した統計
    的特性値を照合して、運転状態を判別する運転状態判別
    手段と、 を備えたことを特徴とするエンジンの異常診断方式。
  2. (2)前記統計的特性値が、実効値、相互相関関数の非
    対称面積、歪み度、尖がり度の4個の統計的量であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のエンジ
    ンの異常診断方式。
  3. (3)前記統計的特性値としてはその指数平滑平均値を
    用いることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項記載
    のエンジンの異常診断方式。
  4. (4)エンジンの着火時のシリンダにおける振動を一定
    時間毎に検出する振動検出手段と、その振動検出手段の
    出力する振動信号の包絡線波形を抽出する包絡線抽出手
    段と、 正常運転状態に対応する標準包絡線波形および各種の異
    常運転状態に対応する基準包絡線波形と、前記包絡線抽
    出手段により抽出した包絡線波形とから、各種運転状態
    ごとの相互相関関数の非対称面積の指数平均値を算出す
    る包絡線波形相似度手段と、 前記包絡線波形相似度手段の出力を記録表示する出力手
    段と を備えたことを特徴とするエンジンの異常診断方式。
  5. (5)エンジンの着火時のシリンダにおける振動を一定
    時間毎に検出する振動検出手段と、その振動検出手段の
    出力する振動信号の包絡線波形を抽出する包絡線抽出手
    段と、 抽出した包絡線波形からその波形を特徴づける複数の統
    計的特性値を算出する包絡線波形特徴抽出手段と、 前記包絡線波形の統計的特性値と運転状態との対応関係
    を表す運転状態判別パターンに対し、前記算出した統計
    的特性値を照合して、運転状態を判別する運転状態判別
    手段と、 正常運転状態に対応する標準包絡線波形および各種の異
    常運転状態に対応する基準包絡線波形と、前記包絡線抽
    出手段により抽出した包絡線波形とから、各種運転状態
    ごとの相互相関関数の非対称面積の指数平均値を算出す
    る包絡線波形相似度手段と、 前記包絡線波形相似度手段の出力を記録表示する出力手
    段と を備えたことを特徴とするエンジンの異常診断方式。
JP14733284A 1984-07-17 1984-07-17 着火時振動の包絡線波形の統計的特徴を利用するエンジンの異常診断方式 Pending JPS6125951A (ja)

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