JPS6125833A - 複合体の製造方法 - Google Patents

複合体の製造方法

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JPS6125833A
JPS6125833A JP59148086A JP14808684A JPS6125833A JP S6125833 A JPS6125833 A JP S6125833A JP 59148086 A JP59148086 A JP 59148086A JP 14808684 A JP14808684 A JP 14808684A JP S6125833 A JPS6125833 A JP S6125833A
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conductive
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柏崎 幸彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は導電性を有するシートまたはフィルム状の複合
体の製造方法に関する。
従来技術とその問題点 従来、帯電により破損を招く危険性のある集積回路等の
電子部品の包装用に使われる導電性シートとして、ポリ
塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂にカーボンブラックを配
合したプラスチックシートや導電性繊維を含有する不織
布と紙あるいはプラスチックフィルムとの積層物が知ら
れている(特開昭58−163649号公報、特開昭5
9−91133号公報等)。しかしながら、カーボンブ
ラックを配合したプラスチックシートは、所期の導電性
を得るためには多量のカーボンブラックを配合する必要
があり、プラスチック本来の機械的特性が低下したり、
透明性が失なわれる等の欠点があった。また導電性不織
布から成る積層物は、不織布の存在する面の耐摩耗性が
弱く、毛羽立ったり、毛羽が脱落して塵埃を発生すると
いう問題があり、導電性不織布の両面をプラスチックフ
ィルムで覆ったのでは制電機能が低下することになり満
足な材料とはいえなかった。
本発明の目的は導電性を出来るだけ損うことなく、毛羽
立ちが無く、かつ、透明性に秀れたシート状複合体を提
供するにある。
問題点を解決するための手段 本発明者は上記の目的達成のため鋭意研究の結果、導電
性繊維と他の繊維(以下この両者を一括して高融点繊維
ということがある)および該高融点繊維の融点または劣
化温度のうち最も低い温度よりさらに20℃以上低い融
点を有する繊維(以下これを低融点繊維ということがあ
る)とから成り、高融点繊維は総延長が50,000m
 / m”以下、但し導電性繊維は総延長1.s OO
m/m’以上となるように配され、低融点繊維の熱融着
により組織が安定化された、機械方向の不織布強力が5
00,975crn巾以上でかつ比抵抗が1×1050
・α以下である導電性不織布を、前記高融点繊維の融点
または劣化温度以下で低融点繊維の融点以上の融点を有
するプラスチックフィルムもしくはシート(以下単にフ
ィルムということがある)と積層し、高融点繊維の融点
または分解温度以下でフィルムの融点以上の温度に加熱
し、圧密して一体化することにより毛羽立ちが無く、透
明性に秀れかつ導電性を有する複合体を得ることができ
ることを知り本発明を完成するに到った。
作    用 本発明で用いる高融点繊維は導電性繊維を主体とし、こ
れに不織布強度の向上あるいは着色等の目的で必要に応
じて他の繊維素材を混合したものである。導電性繊維と
しては、金属細線、金属メッキ繊維、金属蒸着繊維、炭
素繊維、導電性カーボン含有繊維等があり、常温での比
抵抗がI X 10’Ω・σ程度以下で繊維長が3朋以
上のものが好ましく用いられる。
導電性不織布中に配するこの高融点繊維を総延長50,
000 ml、、j以下とする理由は、高融点繊維は後
述の導電性不織布とプラスチックフィルムとを積層した
後もフィルム中に繊維形態を残して存在するためso、
ooom/mを超すと毛羽伏せが困難になるほか得られ
る複合体がこれを包装材として使用した場合その被包装
物の形状が判別しにくいほど透明度が低下する等の不都
合が生ずるためである。また導電性繊維の総延長を1.
 s o o m/m’以上とする理由は、一般に3〜
10朋程度の長さの繊維を不織布化する湿式抄紙法や乾
式パルプ法あるいは30〜102m程度の長さの繊維を
不織布化する乾式法等いずれの方法によっても、導電性
繊維の総延長が1,500m /m2に未たないと均質
な導電性繊維の網目構造の形成がむずかしく、導電性繊
維の密度斑に帰因する導電性の著しく低下した部分の発
生を回避することが困難となるからである。ここで高融
点繊維の総延長は、平方米当りの使用量(グラム数)と
繊度(デニール)あるいは比重と断面積とから次式(1
)マたは(2)を用いて簡単に算出することができる。
l = 9000 X w / d       ・・
・・・ (1)1=W/(ρXI)XIO”    ・
・・・・・ (2)ここで、l−総延長 W−使用量(g/m’) d−デニール数 ρ−比 重(g/cnL) S−断面積(crI) 上記高融点繊維は低融点繊維と混合され、低融点繊維の
融点以上、高融点繊維の融点あるいは分解温度以下の温
度で熱処理することKより不織布化される。低融点繊維
の熱融着により不織布化することにより、高融点繊維は
何等劣化あるいは溶融等の変形を受けることなく、かつ
バインダー等により被覆されることもなく、当初の導電
性を保持したまま不織布とすることが出来る。低融点繊
維としては、上記熱処理の条件設定を容易とするために
、高融点繊維の融点あるいは劣化温度のうち最も低い温
度より更に20’C以上低い融点を有する繊維を用い、
具体的にけポリプロピレン繊維、プロピレン系共重合体
繊維、ポリエチレン繊維、エチレン系共重合体繊維、低
融点ポリエステル繊維等の単体繊維の他に低融点ポリマ
ーを複合成分とする複合繊維、例えばポリプロピレン/
ポリエチレン複合繊維、ポリプロピレン/エチレン・酢
酸ビニル共重合体複合繊維、ポリエステル/低融点ポリ
エステル複合繊維等の中から適宜選択することができる
導電性不織布は、後工程でフィルムと積層する際に、シ
ワを防ぐために与えられる張力によって破損しないよう
に機械方向K 500 、!;’/ 5CII+巾以上
の不織布強力を持たねばならない。また、積層により不
織布はフィルム中に埋没した状態となり、その比抵抗は
約1桁程度大きくなることから、一般に導電性フィルム
に要求される比抵抗lXl0’Ω・σを保障するために
、導電性不織布の比抵抗はl×105Ω・σ以下である
必要がある。このような強力および比抵抗を有する導電
性不織布は前記高融点繊維および低融点繊維を適宜組み
合せて熱処理することによって得ることが出来る。
導電性不織布とフィルムとの積層は、該不織布を予め成
形されたフィルムとを重ね合せ、フィルムの融点以上に
加熱しながら圧密して一体化することも可能であるが、
該不織布にフィルムの素材のプラスチックを溶融押出法
によりコーティングしながら圧密する方法がより簡便で
好ましい。この積層を高融点繊維の融点または劣化温度
以下の温度で実施することにより、高融点繊維は導電性
を損うことなく、不織布中に存在したままの繊維状の均
一なネットワークを保持するため、得られる複合体も均
一で斑のない導電性を有するものとなる。また、積層を
低融点繊維の融点以上で実施することにより、低融点繊
維は融解し繊維形状を失うので複合体の透明度の低下を
防ぎ、かつ、融解により平面状となってフィルム表面に
接着することにより高融点繊維に対して優れた毛羽伏せ
効果を発揮する。
積層に用いるフィルムとしては、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、プロピレン系共重合体、エチレン系共重合体
、ポリ塩化ビニル等を用いることが出来る。
このようにして得られた導電性の複合体には必要に応じ
その導電性の不織布と反対側に1他のフィルム、シート
、不織布、編織物、発泡シート等を積層して強度、弾力
性、厚さ、外観等を向上させる二次加工を施すことがで
きる。
実施例 本発明を実施例および比較例にlっで、更に具体的に説
明する。なお、各側で用いられた物性値の測定方法およ
び評価方法は以下の通りである。
不織布強力 JIS L 1096に準じ、5G幅の試料片、つかみ
間隔106rn %引張り速度100 @ /xisで
測定毛羽立ち度 摩擦試験機(学振型、染色物摩擦堅牢度試験機:福田医
化器械製)にて、荷重200,9.速度1、8 see
/ 1往復、振幅10m、幅2α、摩擦回数200回の
摩擦を行い、試料の毛羽立ち度を下記の基準で評価した
毛羽の発生が全く認められないもの       Oわ
1(支)藏繊維単系の毛羽立ちが認められるもの  へ
明らかに毛羽立ちが認められるもの     ×透明性 明朝体5号活字で1導電性フイルム」と黒色でタイプ印
刷した白紙の上に複合体を重ね50Gの距離から文字が
判読可能か否かで評価した。
判読可能     〇 一部の文字が判読困難       Δ判読不能   
  × 比抵抗 JIS K6911に準じて測定した。
実施例1,2  比較例1 アクリル系繊維に銅をキレート結合させた導電性繊維(
商品名サンダーロン:日本蚕毛染色、明瞭な融点はなく
250℃以下では軟化せず)1.5d×38.、と、ポ
リプロピレン(融点165℃)とポリエチレン(融点1
30℃)とから成る複合繊維(商品名チッソポリプロE
8:fッソ)3dX 51 Imとを第1表に示した配
合比で配合し、カード機でウェブを得た後熱カレンダー
ロール(温度170℃、線圧5kg/Crn)で熱処理
して導電性の不織布を得た。
次に、この不織布と厚さ30ミクロンの二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムとをダイレクトラミネション工程に供
給し、ポリプロピレン層の厚さが合計で40ミクロンと
なるように250℃でポリプロピレンを押出し積層した
。これら不織布ならびに複合体の物性を第1表に示した
実施例1の複合体は充分な導電性を有し、毛羽立ちも無
く、かつ透明性も良く、例えばICキャリヤーの包装材
として優れたものであった。
実施例2の複合体はわずかに毛羽立ちが認められ、透明
性も若干力るが、例えばクリーンルーム内で着用する衣
服の包装材として充分使用可能であった。比較例1の複
合体は毛羽立ちが目立ち、透明性も悪いものであった。
実施例3〜5、比較例2 実施例1で用いた導電性繊維にポリエチレン繊維(融点
132℃)を第2表に示した比率で配合し、実施例1と
同様にカーディングおよび熱処理して導電性不織布を得
た。次に、この不織布をダイレクトラミネーション工程
に送り、ポリエチレンをその厚さが250ミクロンとな
るように215℃で溶融押出しして積層した。
得られた複合体の物性を第2表に示した。
実施例3の複合体は優れた性状を示し、例えば粉塵を嫌
うマイクロコンピュータ−の包装材として好ましいもの
であった。実施例4の複合体は、温度30 % (RH
)以下の環境では導電性に若干問題があるが、湿式40
 % (RH)以−ヒでは満足な性能を示した。実施例
5の複合体は、ダイレクトラミネーション工程で不織布
の張力を低下させる配慮が必要で、高速運転に多少難が
あった。比較例2では実施例5より更に張力の低下が必
要で、不織布にシワを発生させない程度の張力で切断が
発生し、安定した運転ができなかった。
実施例6、比較例3 高融点線維として、直径30ミクロンの銅繊維(カット
長38龍、融点1000℃以上)とプロピレン系共重合
体繊維(実施例6:エチレン・プロピレン共重合体、融
点153℃、3dx s 11K、比較例3 ’エチレ
ン・プロピレン・ブテン−1共重合体、融点145℃、
3d×511m)を用い、低融点繊維としてポリエチレ
ン繊維(融点130℃、3d×51m1L)を用い、第
3表に示した比率で配合し、実施例1と同様にカーディ
ングおよび熱処理して導電性不織布を得た。次にこの不
織布をダイレクトラミネーション工程に送り、ポリエチ
レンをその厚さが0、811となるよう140℃で溶融
押出しして積層した。得られた複合体の物性を第3表に
示した。
実施例6の複合体は毛羽立ち、透明性、導電性がいずれ
も優れ、更に引裂き強度が高く、例えば炭坑内における
防爆シートとして有用であった。比較例3においては、
積層時にプロピレン系共重合体繊維が収縮し、一部は融
解して繊維形状を失い、得られた複合体はノツチを入れ
た個所から容易に引裂くことができ、実用性の乏しいも
のであった。
発明の効果 毛羽立ちが無く、透明性に優れ、かつ実用上充分な導電
性を有する複合体の製造方法が提供された。
以−F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)導電性繊維と他の繊維(以下この両者を一括して高
    融点繊維ということがある)、および該高融点繊維の融
    点または劣化温度のうち最も低い温度よりさらに20℃
    以上低い融点を有する繊維(以下これを低融点繊維とい
    うことがある)とから成り、高融点繊維は総延長が50
    ,000m/m^2以下、但し導電性繊維は総延長1,
    500m/m^2以上となるように配され、低融点繊維
    の熱融着により組織が安定化され、機械方向の不織布強
    力が500g/5cm巾以上でかつ比抵抗が1×10^
    5Ω・cm以下である導電性不織布を、前記高融点繊維
    の融点または劣化温度以下で低融点繊維の融点以上の融
    点を有するプラスチックフィルムもしくはシート(以下
    単にフィルムということがある)と、高融点繊維の融点
    または分解温度以下でフィルムの融点以上の温度で圧密
    積層する導電性の複合体の製造方法。
JP59148086A 1984-07-17 1984-07-17 複合体の製造方法 Granted JPS6125833A (ja)

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