JPS6125806Y2 - - Google Patents

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JPS6125806Y2
JPS6125806Y2 JP608483U JP608483U JPS6125806Y2 JP S6125806 Y2 JPS6125806 Y2 JP S6125806Y2 JP 608483 U JP608483 U JP 608483U JP 608483 U JP608483 U JP 608483U JP S6125806 Y2 JPS6125806 Y2 JP S6125806Y2
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JP
Japan
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needle
frequency
tip
insulating coating
needle holder
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JP608483U
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JPS59114147U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は血管腫を治療するための高周波電気治
療針に関する。
血管腫とは人体皮膚の表皮より1.0〜1.5mmの範
囲にある真皮中の毛細血管が部分的に拡張し、異
状に拡張された血管中の血液の色によつて皮膚の
色が赤、紫、青等の班点状に見えるいわゆるあざ
のことで、今迄は適切な治療法がなく患者の悩み
の種であつた。
近年に至つて、レーザ光線等により拡張血管を
焼切り凝固させることにより、血行を少くして血
管腫を治療する方法が提案されたが、拡張血管が
表皮近くにある時には或る程度成功したものの、
深部にある血管腫に対しては余り有効でなく、し
かも、表皮、真皮上層部迄も熱作用を受け火傷す
る欠点があつた。
本考案の目的は、表皮近くにある血管腫はもと
より深部にある血管腫に対しても有効であり、し
かも表皮には全く熱作用による影響を与えず、安
全で、しかも取扱いの極めて簡単な高周波電気治
療針を提供するものである。
本考案の目的を達成するために、本考案の高周
波電気治療針は、高周波電気発生装置に接続され
るニードルホルダと、そのニードルホルダの先端
に取付けたニードルよりなり、ニードルホルダ及
びニードルの表面に絶縁被膜を設けるが、ニード
ルの先端部のみは露出せしめたものである。
この治療針のニードルを治療すべき患部の表皮
に突刺し、拡張血管の存在する位置にニードルの
先端を位置せしめ、瞬間的に高周波電流を流せ
ば、ニードル先端部より流れる高周波電流の発熱
作用により、一定範囲の拡張血管を焼切り凝固せ
しめるので、その部分に過剰に流れていた血行を
少くし、表皮を傷めずに血管腫を選択的に完治せ
しめ得るものである。
次に、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第1図は本考案の治療針を高周波電気発生装置
に接続した状態を示すもので、高周波電気発生装
置2は、高周波発振機3、増幅器4、出力回路5
よりなり、通常、最大出力50W、発生周波数5〜
10MHzのものが適している。
治療針1は、把手12の一端に接続したL字形
のニードルホルダ11の先端に設けた凹孔16に
ニードル10の基部を挿入し、かしめて固定して
構成したものである。ニードルホルダ11は高周
波発生装置2の端子9より、中空の把手12の内
部を通つて導かれた導線19に端子18を介して
接続されている。
また、ニードルホルダ11及びニードル10の
表面には弗素樹脂よりなる絶縁被膜13が設けら
れており、さらに、ニードルホルダ11の表面に
はシリコーン樹脂よりなる絶縁被膜14が上記の
弗素樹脂の被膜13の上に設けられている。
しかし、ニードル10の先端部15には絶縁被
膜が設けられておらず、電気的に露出されてい
る。
このニードル10は極めて微細なものであつ
て、直径0.1〜0.2mm、長さ0.5〜1.0mm、先端部1
5の長さ0.1〜0.2mmであり、ニードルホルダ11
の直径は約1.0mm程度のものである。
ニードル及びニードルホルダの材質はいづれも
ステンレス等の不銹鋼が適当である。
また、弗素樹脂の絶縁被膜13は次の様にして
設けられる。
すなわち、例えば、ポリテトラフルオロエチレ
ンをポリエーテルサルホン等の有機溶剤に溶解し
た溶液に、前記のニードルホルダ及びニードルを
浸漬し、乾燥後、約300℃で数分間焼付けること
によつて、約0.02mmの厚さの弗素樹脂の被膜を設
けることできる。
シリコーン樹脂の被膜14を設けるには、厚さ
約0.2mmの熱収縮性シリコーンゴムのパイプをニ
ードルホルダに覆せ、約150℃の熱風を当てて収
縮せしめれば、図示のように、ニードルホルダの
先端迄完全に被覆した被膜が得られる。
なお、ニードル10の先端部15は、上記の様
に被覆した弗素樹脂の被膜を研麿等によつて除去
して露出せしめればよい。
次に本考案の高周波電気治療針の使用法を作用
効果と共に述べる。
高周波発生装置2の一端子8に接続した極板7
を患者に握らせ、+端子9に接続した治療針1の
ニードル10を、第3図に示すように、表皮20
より拡張血管22の点在する真皮21中に挿入
し、ニードル10の先端15が拡張血管22の位
置に達した時、フートスイツチ6を閉ぢ、瞬間的
に0.2〜0.5mmAの高周波電流を流せば、皮膚中に
挿入されたニードル10の表面には絶縁被膜13
が施されているので、高周波電流は図示の様に先
端部15からのみ流れ、先端部15を中心とする
球状23の範囲に存在する拡張血管22のみを熱
作用により焼切り凝固させる。
なお、血管腫はその症状により、表皮20の近
くのみ存在するもの、皮下組織24の近くのみに
存在するもの、真皮21中にまんべんなく点在す
るもの等さまざまである。したがつて、その症状
に応じ、ニードル10の長さを変え、必要な箇所
のみを選択的に加熱するのが望ましいので、ニー
ドル10の長さも、0.5〜1.0mmの範囲で、数種類
用意しておく必要がある。
また、ニードルホルダ11の肩部17は、特に
電流が集中して被膜13が破壊され易いので、更
に、シリコーン被膜14によつて2重に保護する
ことにより、この部分から電流の漏洩による表皮
等に火傷が発生することを予防している。
本考案の高周波電気治療針は、上記の様に構成
されているので、今迄完治が困難であつた血管腫
を極めて簡単な操作によつて、安全に、しかも、
皮膚等の火傷を伴わずに治癒することができるの
で、実用的な価値は極めて高いものといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の治療針を高周波発生装置に接
続した状態を示す概要図、第2図は本考案の治療
針の要部拡大断面図、第3図は本考案の治療針の
使用状態を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高周波電気発生装置に接続されるニードルホ
    ルダと、そのニードルホルダの先端に突出して
    設けたニードルとよりなり、ニードルホルダ及
    びニードルの表面に絶縁被膜を設け、ニードル
    の先端部のみを露出せしめたことを特徴とする
    血管腫用高周波電気治療針。 (2) ニードルの表面には弗素樹脂よりなる絶縁被
    膜を設け、ニードルホルダの表面には下層に弗
    素樹脂よりなる被膜と上層にシリコーン樹脂よ
    りなる被膜の2層の絶縁被膜を設けたことを特
    徴とする登録請求範囲第1項記載の血管腫用高
    周波電気治療針。
JP608483U 1983-01-21 1983-01-21 血管腫用高周波電気治療針 Granted JPS59114147U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP608483U JPS59114147U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 血管腫用高周波電気治療針

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP608483U JPS59114147U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 血管腫用高周波電気治療針

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JPS59114147U JPS59114147U (ja) 1984-08-01
JPS6125806Y2 true JPS6125806Y2 (ja) 1986-08-04

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JP608483U Granted JPS59114147U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 血管腫用高周波電気治療針

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KR20010000523A (ko) * 2000-10-04 2001-01-05 김용성 고주파를 이용한 주름 제거 방법
KR100549109B1 (ko) * 2002-08-28 2006-02-06 주식회사 프라임 메디텍 액취증 치료기

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JPS59114147U (ja) 1984-08-01

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