JPS61257559A

JPS61257559A - 大空間構造物用開閉式屋根

Info

Publication number: JPS61257559A
Application number: JP9666585A
Authority: JP
Inventors: 徹青柳
Original assignee: Ohbayashi Gumi Ltd; Obayashi Corp
Current assignee: Ohbayashi Gumi Ltd; Obayashi Corp
Priority date: 1985-05-09
Filing date: 1985-05-09
Publication date: 1986-11-15
Also published as: JPH0563586B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、大空間構造物、例えば競技場や催物会場な
どの屋根構造に関し、特に天候に応じて部分的に開閉で
きる屋根構造に関する。

（従来技術と問題点）周知のように、野球場、陸上競技場などの運動競技用の
構造物には、屋根が取付けられていない。

これは、運動競技をできるだけ自然環境下で行えるよう
に配慮しているのであるが、雨天や競技中に降雨がある
と競技を中断あるいは中止しなければならない。

そこで、近時全天候型の競技場が提案されており、例え
ば空気膜構造が注目されている。

しかしながら、空気膜構造には以下の問題がある。

すなわち、空気膜構造は、合成樹脂などで作られた膜材
で屋根部分を構成し、内部に大気圧よりも若干高い加圧
空気を密封するものであるが、この構造部は加圧空気が
外部に漏出しないようにするため出入口構造が複雑とな
る。

また、内部の採光や換気が難しくなるだけでなく、自然
環境の下で競技を行ったり、あるいはこれを観るといっ
た趣向が損われてしまう。

また、催物会場では、上述した如き屋根の開閉構造とと
もに、来場者の注目を惹くために特殊形状の屋根形状が
望まれることもあって、開閉構造の採用をより困難にし
ていた。

この発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、天候に応じて屋根部を部分的に開閉し、晴
天時には自然の採光、換気を可能にして自然環境下で運
動競技や催物の開催ができるとともに、雨天時にもこれ
を可能とし、且つこれらの開閉操作が容易に行える大空
間構造物用開閉式屋根を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するため、この発明は、平面が略四角形
状の大空間構造物の屋根構造において、該四角形の各辺
の中点から中心に向けて上方に傾斜した４本の棟線を形
成し、該棟線のそれぞれから該四角形の対角線上に向け
てそれぞれ下方に傾斜する屋根形状であって、中央に該
四角形と相似形の開口が形成された固定屋根と、中心か
ら咳棟線と対角線上に架設された梁材と、該開口を該対
角線上で四分割する三角形状の可動屋根と、該棟線上と
該開口の四辺を外方に延長した線上に位置し該固定屋根
上に設けられたガイドとを有し、該可動屋根をそれぞれ
該ガイド上に沿って移動可能に配設したことを特徴とす
る。

（作　用）三角形状の可１！ＩＩＩ根は、ガイドに案内されて相互
に近接する方向に移動して開口を閉塞して屋根を完成す
る一方、相互に離間する方向に移動して開口を開放する
。

（実　施　例）以下、この発明の好適な実施例について添附図面を参照
にして詳細に説明する。

第１図から第３図は、この発明に係る大空間構造物用開
閉式屋根の一実施例を示している。

同図に示す構造物は、大空間の周囲を画成すべく地上に
立設された平面が略四角形の閉断面からなる外壁１０と
、外壁１０で囲まれた内部を覆う屋根１２とから構成さ
れ、外Ｗ１０は四角形の中点がそれぞれ上方に突出した
山形に形成されている。

屋根１２の全体形状は、後述する可動屋根で開口を閉塞
すると、上記外壁１０の四角形の各辺の中点（Ｏτ、０
２　、Ｏス、０４）から中心（ＯＯ）に向けて上方に傾
斜した４本の棟線（Ａ＋　、Ａ２　。

Ａ３　、　Ａ４　）を形成し、この棟線Ａ、〜Ａ４のそ
れぞれから四角形の対角線（Ｂ＋　、Ｂ２　）に向けて
それぞれ下方に傾斜している。

屋根１２は、中心（Ｏｏ）から各棟線（Ａ、〜Ａ４　）
と対角線（Ｂ＋　、８２　）に沿って延び外壁１０に架
設されたトラス構造の梁材１４と、この梁材１４上に配
設され外壁１０の四角形と相似形をなし、略１／２の長
さに形成された開口１６を有し、平面が額縁状の固定屋
根１８と、この開口１６を対角線（Ｂ嘗、８２　）で四
分割した三角形平面であって、棟線（Ａ　＋〜Ａ４　）
の位置で折曲された可動屋根２０．２０と、棟線（Ａ　
＋〜Ａ４）上の梁材１４上とこれに沿った固定屋根１８
上に亘って設けられた移動機構、例えばラックとビニオ
ンあるいはチェーンと歯車付のガイドレール２２．２２
と、前記開口１６の四辺を外方に延長した線上に位置し
、固定屋根１８上に設けられたガイドレール２．２４と
を有し、各移動屋根２０゜２０はガイドレール２２．２
４に沿って移動可能に配設されている。

各可動屋根２０．２０と固定屋根１８との対角線（Ｂ７
．８２　）方向への傾斜角度は実質的に同じ角度であっ
て、長さもそれぞれ同じに設定されている。

また、上記対角線（Ｂ＋　、８２　）上には、梁材１４
上と固定屋根１８上に亘って雨水を集水するための谷樋
２６が設けられている。

さて、以上の構成からなる開閉式屋根では、上記移動機
構付ガイドレール２２のビニオンやギヤーを例えば電動
機、圧縮空気などで回転駆動し、各可動屋根２０を中心
（０（＋　）に向けて移動すると、開口１６を閉塞して
固定屋根１８と可動屋根２０でもって、方形型の屋根の
中心を上方に突出させた如き形状の屋根が完成する。

一方、これとは逆に各可動屋根２０を移動させ、これら
を固定屋根１８上に位置させると、固定屋根１８の開口
１６が開放される。

（発明の効果）以上、実施例で説明したように、本発明に係る大空間構
造物用開閉式屋根では以下の効果が奏せられる。

（ａ）風雨の際でも移動屋根によって開口を閉塞すれば
、競技や催物の開催が可能となり、また、夏期の直射日
光を遮ることもできる。

（ｂ　）中間季や晴天時には開口を開放して天空下での
競技などを可能にする。

（Ｃ）夜間には屋根の内側に照明具を取付け、天井から
の反射光が得られる。

（ｄ　’）屋根面が球面でなく傾斜しているため、雨水
の集水排除が簡単にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図は本発明の大空間構造物用開閉式屋根
の一実施例を示しており、第１図は全体鳥隊図、第２図
は側面図、第３図は平面図である。１０・・・・・・外　壁　　　　１２・・・・・・屋　
根１４・・・・・・梁　材　　　　１６・・・・・・開
　口１８・・・・・・固定屋根　　　２０・・・・・・
可動屋根２２・・・・・・移動機構付ガイドレール２４
・・・・・・ガイドレール特許出願人　　　　　　　株式会社　大　林　組代　理
　人　　　　　　　　　弁理士　−色健輔＠２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

平面が略四角形状の大空間構造物の屋根構造において、
該四角形の各辺の中点から中心に向けて上方に傾斜した
４本の棟線を形成し、該棟線のそれぞれから該四角形の
対角線上に向けてそれぞれ下方に傾斜する屋根形状であ
つて、中央に該四角形と相似形の開口が形成された固定
屋根と、中心から該棟線と対角線上に架設された梁材と
、該開口を該対角線上で四分割する三角形状の可動屋根
と、該棟線上と該開口の四辺を外方に延長した線上に位
置し該固定屋根上に設けられたガイドとを有し、該可動
屋根をそれぞれ該ガイド上に沿つて移動可能に配設した
ことを特徴とする大空間構造物用開閉式屋根。