JPS61256987A - 消波ブロツク用養生カバ−およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテトラポット（登録商標）等の消波ブロックの
養生の際に用いる養生カバーおよびその製造方法に関す
るものである。

〔従来の技術〕

従来、消波ブロック用の養生カバーとしては、一枚の大
きなシートを、消波ブロックの外周に巻きつけるように
して覆い、そのシートの端部をブロックの下部に押し込
むなどして固定していた。

しかし、この従来の方式ではブロックの容積に対し、必
要以上の広さのシートを要し、その巻きつけ端部の処置
についても安定したものとは云えなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は上記のよう表シートの無駄を省くと共に養生カ
バーとしてブロックに装着しやすい形状にしたもので、
主としてテトラポット　（登録商標）等の三角錐状のブ
ロックに好適な円錐または円錐台のキャップ状に形成し
たことを特徴とするものである。

〔発明の構成〕

本発明に係る消波ブロック用養生カバーの基本的な形態
は円錐キャップ状のもので、第１図に示す実施例は截頭
円錐すなわち円錐台キャップ状のものであり、円錐面が
予め閉じられているものである。この養生カバー■の素
材は、従来の養生シートと同様の含水性に優れ馴染みの
よい発泡開繊糸等により形成された強靭なものである。

第１図の養生カバー■は、頂部■および円錐面■の胴部
が縫製あるいは溶着等の適宜な手段によシ完全に閉じら
れているもので、円錐面の胴部中央には胴部９紐■が設
けられ、裾部には糊絞シローブ（図示せず）が通せるハ
トメ■が設けられているものである。

第２図に示す養生カバー■は、頂部■と円錐の截頭縁の
みが予め固定されており、円錐面の一部が縦方向に開閉
可能になっているものである。この養生カバーは円錐台
キャップ状の円錐面■の一部即ち直線状の開口端縁（７
）（８）が分れていて、一方の端縁■の内面には例えば
ベルクロファスナ−のオス部材■を、他方の端縁■の外
面にはベルクロファスナ−のメス部材［相］を設けたも
のである。なおσは開口端縁■から少しずらした位置に
、直線状に設けられたベルクロファスナ−のメス部材で
、円錐キャップの大きさを全体的に小さくする際に利用
するものである。

この養生カバーにも、開口端縁■の中央部に胴部シ紐（
Ａ）を、また裾部には糊絞夛ロープ■が袋縫いの部分０
に通されているが、これらの紐やロープの取付形態につ
いては特に限定するものではなく、またこれら紐やロー
ブの緊結手段についてもバックルその他各種の器具を利
用することができるものである。

なお、上記の実施例は截頭円錐状のカバーについて図示
したが、この頂部■の形状は日収外の多角形状でもよく
、また頂部が尖った単純な円錐キャップ状のものでもよ
いことは云うまでもない。

また、図中［相］は透明または開閉可能な点検窓で、養
生中のブロックの養生状態を、カバーを外さずに点検す
るためのものである。

次に、本発明に係る養生カバーの製造方法について説明
する。

第８図は半円状の裁断シートから円錐台キャップ状の養
生カバーをつくる際の裁断状態を示すもので、平面シー
）Ａ上に円［相］を描き、これを２分し中央に同心円の
切欠きによる截頭縁（４）を設けるとすように裁断する
。すなわち、裁断されたものは図中斜線にて示された平
面形状が半円状のものとなシ、この頂部と截頭縁を接合
すると共に直線状の両端縁（７）（８）を接着又は縫着
あるいはベルクロファスナ−等の適宜な手段にて固定し
て第１図のような円錐台キャップ状に形成するものであ
る。従って、１つの円［相］から２つの養生カバーが造
れるもので、この養生カバーは円錐台キャップ状とした
場合の円錐角は約６５°のものとなる。

第４図は扇形状の裁断シートから円錐台キャップ状の養
生カバーをつくる際の裁断状態を示すもので、平面シー
ｈＡ上に円［相］を描き、これから扇形角１４３°の扇
形状シート２枚と同じく７４°の扇形状シート１枚をと
るようにしたものであって、この小さいシートは２枚つ
ないで１枚となるものであるからこの扇形状シートでは
２つの円で５つの扇形状の養生カバーを造ることができ
る。

この場合の円錐角は約５０°のものとなる。

この場合においても中央に同心円の切欠きによる截頭縁
（４）を設けると共に、この截頭縁に接して、円周の長
さを該截頭縁の長さとほぼ同じ長さとする円形状の頂部
■を残すように裁断する。ナなわち、裁断されたものは
図中斜線にて示された平面形状が扇形状のものとなり、
大きな２つの扇形シートについては、その直線状の両端
縁（７）（８）を接合すると共に頂部を截頭縁■と固定
して第１図のような円錐台キャップ状に形成するもので
ある。

第４図の場合、中央の円形の頂部■は１枚のシートで３
つ分とれるが、小さい扇形シートについては他の円の同
形の扇形シート（頂部なしのもの）と直線の両端縁にて
接合一体化して円錐台キャップ状に形成するものである
。

第５図は頂部■の形状が四角形のものの裁断展開図であ
り、この場合にも中央部に四角形の三辺の部分を切り込
むと共にその周囲に鉤形の切り込みによる截頭縁（４）
を形成したものである。この養生カバーは頂部の形状は
四角形になるが円錐面を形成している素材が可撓性のシ
ートであるため円錐面としては特定の角張った形状には
ならずほぼ円錐台キャップ状になるものである。従って
、本発明に云う円錐台キャップ状という表現はこの頂部
形状を特に限定するものではない。

なお、第２図に示す円錐面の開閉可能な形態の養生カバ
ーとする場合には、直線両端縁（７）（８）を固定せず
両端縁にベルクロファスナ−のオス部材■とメス部材［
相］あるいはファスナー等を設けて着脱自在となし、開
閉を適宜性ない得るようにすればよい。

一方、単なる円錐キャップ状の養生カバーを得る際には
中央の切欠による截頭縁■および頂部■は不要であるこ
とは云うまでもない。

〔発明の効果〕

本発明に係る養生カバーは、予め円錐キャップ状または
円錐台キャップ状に形成した適宜な大きさのものを、そ
の大きさに応じたテトラポット（登録商標）等の消波ブ
ロック養生用のカバーとして被せ、裾部分を絞ると共に
必要により胴部をも紐にて絞って使用するものであるた
め、装着が容易で取扱いが極めて便利なものである。

また、円錐面の一部が開閉可能なものについては、消波
ブロンつて被せた後開閉端縁を重ね合せるようにして固
定、もしくは胴絞り紐（Ａ）を巻きつけて固定すると共
に裾部のロープを絞って固定するものである。

この際ベルクロファスナ−のメス部材Ｃを円錐面に縦方
向に複数本設けておけば消波ブロックの大きさに応じて
円錐キャップの大きさを変えることができるので、不必
要なたるみを防止できるメリットがある。

また、製造時の裁断に際しても、はとんど無駄な部分が
なくシートが利用できるのでコスト的にもメリットがあ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は円錐台
キャップ状養生カバーの斜視図、第２図は同じく円錐面
が開閉可能な形態の斜視図、第８図は裁断形状を示す平
面図、第４図、第５図は別の裁断形状を示す平面図であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）保水性を有する強靭なシートにより形成された円錐
   キャップ状あるいは円錐台キャップ状の消波ブロック用
   養生シート。 ２）円錐面の一部が縦方向に開閉可能なものである特許
   請求の範囲第１項記載の消波ブロック用養生カバー。 ３）円錐面の胴部中央に胴絞り紐を有するものである特
   許請求の範囲第１項記載の消波ブロック用養生カバー。 ４）円錐面の下端周縁に裾絞り紐を有するものである特
   許請求の範囲第１項記載の消波ブロック用養生カバー。 ５）保水性を有する強靭な平面シート（Ａ）を扇形状ま
   たは半円状に裁断するに際し、その要部に切欠による截
   頭縁（４）を設けると共にこの截頭縁に接して、この截
   頭縁の長さとほぼ同じ長さの周囲長を有する円形状また
   は多角形状の頂部２を残して裁断し、その後円形状また
   は多角形状の頂部外周と切欠いた截頭縁４とを適宜な手
   段にて固定し、次いで必要により扇形状または半円状の
   直線両端縁（７）（８）相互を固定するようにしたこと
   を特徴とする円錐台キャップ状の消波ブロック用養生カ
   バーの製造方法。