JPH04108327U - フアスナー付電気防護シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気絶縁防護シートにファスナーを設け、防
護外れによる感電事故を防止する。 【構成】電気防護シート１を、の字状としてその合せ目
にファスナー２を設け、連結用として両端にマジックテ
ープ３，４を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、電線を覆うことで、感電の危険を防止するための電気防護具に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、電気絶緑シート（以下シートと言う）で電線を覆い、そのシートをクリ ップ（洗濯ハサミのような物）で支持し、電線を防護していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

これはつぎのような欠点があった。 （イ） クリップが外れやすい。 （ロ） 電線曲がり部がシート合せ目から露出しやすい。 （ハ） ２つ折りにしたり、巻きつけて防護するため、シートを大きく制作し ていた。 （ニ） 防護が大きくなるために作業状態の監視が容易ではなかった。 以上のような欠点があるために、その作業は電線の防護状態を常に注意をして 作業を進めており、その制作にあたっては材料を多く要していた訳である。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

シート（１）を、の字状として、外部合せ目にファスナー（２）を設け、シー トの両端にマジックテープａ（３）マジックテーブｂ（４）を設ける。 本考案は、以上のような構成よりなるシートである。

【０００５】

【作用】

シート（１）のファスナー（２）を開き、電線（５）を覆いファスナー（２） を閉じて、電線（５）を防護して、感電を防止する。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 シート（１）を、の字状として、外部合せ目にファスナー（２）を設け、シー トの両端に連結用のマジックテーブａ（３）マジックテープｂ（４）を設ける。

【０００７】 本案は以上のような構成で、これを使用するときは、シート（１）のファスナ ー（２）を開いて、電線（５）を中に収めるように覆い、ファスナー（２）を閉 じて電線（５）を防護し、これを連結するときは、マジックテーブａ（３）とマ ジックテープｂ（４）を重ね合せて行なう。

【０００８】

【考案の効果】

ファスナーによりシートが閉じているので、電線を曲げてもシートの合せ目よ り電線が露出することがないために、感電の危険がなく安心して作業に専念でき 、少ないシートで目的の防護ができるため、作業状態の監視が容易となり、制作 にあたってもシート地は少なく、また、ファスナーを開くことでシート内部の点 検が容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案使用状態を示す側面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【符号の説明】

（１）は電気防護シート （２）はファスナー （３）はマジックテープａ （４）はマジックテープｂ （５）は電線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】シート（１）を、の字状として、外部合せ
   目にファスナー（２）を設け、シートの両端にマジック
   テープａ（３）マジックテープｂ（４）を設けたことを
   特長とするファスナー付電気防護シート。