JPS61256808A - フイルタ - Google Patents

フイルタ

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JPS61256808A
JPS61256808A JP9832685A JP9832685A JPS61256808A JP S61256808 A JPS61256808 A JP S61256808A JP 9832685 A JP9832685 A JP 9832685A JP 9832685 A JP9832685 A JP 9832685A JP S61256808 A JPS61256808 A JP S61256808A
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JP
Japan
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thin film
inductor
capacitor
filter
circuit
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Application number
JP9832685A
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English (en)
Inventor
Chihiro Kawaguchi
川口 千廣
Kuniaki Kiyosue
邦昭 清末
Hiromi Tokunaga
裕美 徳永
Hiromitsu Tagi
多木 宏光
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、絶縁基板上に導電性膜を被着形成する平面回
路によって構成されるフィルタに関するものである。
従来の技術 テレビの共同アンテナからの受信信号を、VHF信号と
UHF信号とに分離する際に、一般にバイパスフィルタ
及ヒローパヌフィルタよす成ル分波器をテレビ受信機の
アンテナ端に設けている。
最近、テレビ受信機の小形化にともなって、分波器も更
に小形な形状で、しかも、vHF信号とUHF信号の分
離性能がよいものが要求されている。
以下に従来の平面回路で構成されるフィルタの一例とし
て、テレビ受信機用分波器の例を説明する。従来は第8
図に示されるような回路を用いていた。すなわち、UH
F信号が通過するフィルタ回路(以下UHF回路とする
)SOはキャパシタC5、低域通過用のインダクタL3
、インダクタL4及びキャパシタC4より成る並列共振
回路より構成されている。一方VHF信号が通過するフ
ィルタ回路(以下VHF回路とする)61はインダクタ
L4、高域通過用のキャパシタC1、インダクタL2及
びキャパシタC2より成る並列共振回路より構成されて
いる。第9図は第8図における分波器の回路を平面回路
で構成したものを示しており、実公昭55−5109公
報に記載されたものである。
基板中央部に入力端子が接続される金属薄膜39(以下
薄膜とする)を形成し、VHF回路部51の上部にイン
ダクタL1を構成する帯状薄膜4oを、また下部にはイ
ンダクタL2及びキャパシタC2による並列共振回路を
構成する帯状薄膜41を形成している。またキャパシタ
C1を構成するため、インダクタ薄膜40及び薄膜41
に接続される電極用薄膜42と、VHFH2O量−ス側
出力端子が接続される薄膜43を互いに重なるよう形成
している。ホット側出力端子が接続される薄膜44ばV
HF回路部51の左側角部に薄膜41の一部と重なり合
うよう設けられている。
一方、UHF回路部5oの左側には一部が薄膜39に重
なシ合ってキャパシタC3を構成する電極用薄膜45と
、薄膜46に接続され、インダクタL3を構成する帯状
薄膜46が形成されている。4了はアース側出力端子が
接続される薄膜で、薄膜46の他端が接続されている。
また右側には薄膜46に接続され、インダクタL4及び
キャパシタC4による並列共振回路を構成する帯状薄膜
48が形成されている。ホット側出力端子が接続される
薄膜49はUHF回路部50の右側角部に薄膜48の一
部が重なシ合うよう形成されている。ただし、インダク
タL2とキャパシタC2による並列共振回路、及びイン
ダクタL4とキャパシタC4による並列共振回路は、帯
状薄膜をループ状に形成し、基板の表裏で重ね合わせる
ことによシ、自己インダクタンス及び分布容量を利用し
て構成している。また本従来例では分波特性を劣化させ
ずに小形化するため、各素子間の浮遊容量による高周波
信号の抜けを防止するように、各素子の金属薄膜とは別
にシールド用薄膜62及び53を設けていた。また、絶
縁基板には厚さが2o〜30μのマイカ板を用いていた
一方、信号の分離性能を向上させるために、第10図に
示すようにVHFH2O量力端子35゜36間に高域通
過用のコンデンサ、C5を、またUHF回路の出力端子
37.38間に低域通過用のインダクタL5をそれぞれ
付加することが提案されている。
発明が解決しようとする問題点 以上のように構成される従来の分波器において、絶縁基
板にマイカを用いると基板を極めて薄く構成する事が出
来、特に隣接金属薄膜相互の浮遊容量を低減させる事が
出来る。しかし、マイカは主に海外(特にインド共和国
)からの輸入に頼っており、資源もとぼしく高価である
。この為、絶縁基板にセラミック等の安価な基板を用い
る事が望ましいが、例えばセラミックを用いた場合は薄
く加工する事が困難であり、厚さが増してしまい、各素
子間の浮遊容量及びインダクタのそれ自身に生じる分布
容量が大きくなり、分波特性が劣化する。または分波特
性を劣化させないためには各素子の構成密度を低くする
必要があるため全体を大きく構成する必要があった。一
方、信号の分離性能を向上させるために、第10図に示
す回路を平面回路で構成した場合、UHF回路部50に
おいて主に遮断周波数以下の信号を通過させるインダク
タL3. L5には分布容量が生じないようにする必要
があり、例えば第9図のように基板の表裏でずらせて配
置させる必要があるため、所要面積が必要以上に広くな
り、また基板上の必要面積はインダクタンスL3及びL
5の二つ分が必要であるため、全体の形状も大きくなる
という問題点があった。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、分
波特性の劣化を抑え、かつ小形化を可能にした平面回路
によるフィルタを実現する事を目的とする。
問題点を解決するだめの手段 以上の目的を達成するため、本発明は入力端子に続くキ
ャパシタとキャパシタの入力端子側と反対側に持続され
るインダクタを備える第1のフィルタと、入力端子に接
続される第2のインダクタを備える第2のフィルタを有
する平面回路において、絶縁基板上の2分された領域の
第1の領域に第1のフィルタを、第2の領域に第2のフ
ィルタをそれぞれ構成し、第1の領域と第2の領域との
間に入力端子を設け、入力端子に接続される第1の導電
性膜、少なくとも一部が第1の導電性膜に重なり合う第
2の導電性膜、第2の導電性膜に接続され、少なくとも
一部が第1の領域の第2の領域側に位置し、かつ他の部
分が第1の領域の周辺部に位置する第3の帯状の導電膜
を設け、第1の導電膜に接続し、少なくとも一部が第2
の領域の第1の領域側に位置するよう第4の帯状の導電
膜を設けた。
作用 以上のように導電性膜を配置する事によシ、第3の導電
性膜の一部と第4の導電性膜との間に生じる浮遊容量が
入力端子に接続されるキャパシタの一部となり、このキ
ャパシタの重なり面積を小さく出来るとともに、第3の
導電性膜を絶縁基板上の第1のフィルタ部の外周縁部に
設ける事により、第1のフィルタの他の導電性膜を被着
形成し得る領域を広くとる事が出来、他の導電性膜を第
3の導電性膜より離して形成する事が出来、または他の
導電性膜の例えば第10図に示されるインダクタL3及
びL5を構成する導電性膜を広い領域に形成する事が出
来、これら自身に生ずる分布容量を低減させる事が出来
る。
実施例 以下、本発明におけるフィルタをテレビ受信機用分波器
に用いた場合の実施例を図面に基づいて説明する。第2
図に示される本実施例の回路のUHF回路64において
、キャパシタC3は一方が入力端子33に接続され、他
方はキャパシタC4及びインダクタL6の一端に接続さ
れる。キャパシダC4はインダクタL6及びL7の直列
回路に並列に接続されている。キャパシタC4とインダ
クタL6. L7との並列回路は、キャパシタC3とホ
ット側出力端子37との間に接続される。インダクタL
7はインダクタL6とL7の接続点とアース側ラインと
の間に接続される。
次にVHF回路56について説明する。インダクタL1
は一方が入力端子33に、他方がキャパシタC3及びイ
ンダクタL2よ構成る並列回路に接続されている。キャ
パシタC4はインダクタL1とキャパシタC2及びイン
ダクタL2の並列回路との接続点とアース側ラインとの
間に接続される。キャパシタC5はホット側出力端子3
6とアース側出力端子3θとの間に接続される。キャパ
シタC2及びインダクタL2より成る並列回路はキャパ
シタ0.のホット側とキャパシタC5のホット側との間
に接続される。
ただし、UHF回路54におけるインダクタL6゜L、
 、 L6よ構成るT形回路は、第10図におけるUH
F回路部のインダクタL3.L4. L5j り成るπ
nH、L5= 30nH、まだ等価変換後はL6=11
nH。
L7=5nH,L8−17nH程度である。
本実施例における分波器は第1図に示すように絶縁基板
1の表面人及び裏面Bに銅または銀などの導電性金属薄
膜を印刷及び蒸着等の手段によυ被着形成して構成する
。基板1には比誘電率が30〜7oの誘電体セラミック
スを用い、その大きさは横23mm、縦emm、厚さ0
.3〜0.6mmとする。
第1図において2は基板1の一方の長辺部中央に設けら
れるホット側入力端子、3は右側端部に設けられるVH
F回路55のホット側出力端子、4は入力端子2及び出
力端子3の間に設けられるVHF回路55のアース側出
力端子、5は同長辺部の左側端部に設けられるUHF回
路54のホット側出力端子、6は入力端子2及び出力端
子5の間に設けられるUHF回路64のアース側出力端
子であり、これらは一端が二股に分割された金属片で、
二股部が基板1の金属膜部を挾み、金属膜に半田付けさ
れる事により電気的に接続されている。なお、アース側
入力端子はUHF又はVHF回路のアース側出力端子4
又は6と共用される。
以下に第1図に基づいて分波器のUHF回路部54にお
ける金属薄膜(以下薄膜と略す)の配置について説明す
る。ただし第1図において表面に被着形成される薄膜の
輪郭は実線で示されており、一方裏面に被着形成される
薄膜の輪郭は破線で示され、裏面の薄膜部は斜線で示さ
れている。
7は入力端子2が接続される薄膜で、基板1の裏面で一
方の長辺部中央に形成される。薄膜8は薄膜7と重なり
合うよう表面に形成され、キャパシタC5の一方の電極
となる。すなわちキャパシタC5は薄膜7と薄膜8との
間に構成される。9は一端が薄膜8に接続され、一部が
UHF回路部とVHF回路部を仕切るよう他方の長辺側
縁部まで直線状に伸び、その他はUHF回路部を囲むよ
う表面の縁部に沿って配置され、他端がUHF@路のホ
ット側出力端子5付近に達するようループ状に形成され
た帯状薄膜である。
1oは裏面に薄膜9と重なり合うよう基板の縁部に沿っ
て配置される帯状薄膜で、一端は開放端で、他端は薄膜
11に接続されている。薄膜11は裏面の角部に形成さ
れ、ホット側出力端子5に接続される。12は一端が薄
膜9の出力端子5に近い端部りに接続され、他端が薄膜
1Qの中間部Eに接続されるル−プ状の帯状薄膜である
。端部りより引き出された薄膜12は表面の薄膜9に囲
まれる部分の左側面にループ状に形成され、スルーホー
ル13を介して裏面に移り、さらに裏面において一部が
表面の薄膜12と重なり合うようループ状に形成されて
薄膜10の中間部Eに接続される。
14は一端が薄膜12の端部Fに接続され、他端が薄膜
15に接続されて表面に形成される帯状薄膜である。薄
膜14は薄膜12側の一部がS字状に形成され、さらに
その他の部分はループ状に形成されており、薄膜9及び
薄膜12に囲まれる部分に配置されている。薄膜15は
アース側出力端子eが接続されている。なお、薄膜14
の一端は、所定の特性を得るためには薄膜9に接続して
もよい。
次に、以上のように被着形成される薄膜の主な作用を説
明する。第2図におけるキャパシタC3は前記のとおり
主に端子膜7と電極膜8との静電容量で構成される。薄
膜14はS字状部及びル−プ状部に形成される事により
第2図におけるインダクタL7の主要部インダクタL:
を構成する。また薄膜14は途中に重なシ部が出来ない
よう表面のみに形成され、帯状の膜上に不要な分布容量
が生じるのを防いでいる。
一方、薄膜9,10.12は第2図におけるインダクタ
L6. L6. L、の一部及びキャパシタC4を構成
する。すなわち薄膜8から薄膜9を通って薄膜12上の
端部Fに至るループによるインダクタをL!、端部より
薄膜12及び薄膜10の一部を通って薄膜11に至るル
ープによるインダクタをL′B。
インダクタL1とインダクタL:との間に生じる相互イ
ンダクタをMとすると、薄膜8.薄膜11゜薄膜15か
ら見た3端子回路は第3図に示されるような等何回路と
なる。第3図に示される回路を自己誘導結合回路に書き
改めると第4図に示される回路となり、インダクタL′
6と相互インダクタMとを合成してインダクタL6、イ
ンダクタL;、ト相互インダクタMとを合成してインダ
クタL8、インダクタL7と相互インダクタMとを合成
してインダクタンスL7を構成する事が出来る。すなわ
ち第4図に示される回路は第5図に示すように書き改め
る事が出来、以上に説明した薄膜9,10.12によf
i L6. L、、 L8  より成るT形回路を構成
したことになる。なお本実施例では、インダクタL:に
対して相互インタリタMは差動的となっているが、各線
状膜の配置が変わると、前動的にもなシ得る。
一方キャパシタ04は薄膜9と薄膜10との重なり部、
及び薄膜12の重な9部に生じる分布容量を利用して構
成される。
次に第1図に基づいて本実施例における分波器の基板1
の右半面のV’HF回路部55について説明する。16
は一端が裏面の薄膜7に接続され、一部が薄膜部よシ薄
膜9に隣シ合うように伸び、その他はVHF回路部55
の左側面にル−プ状に形成され、他端はスルーホー/l
/171Lに至る帯状薄膜である。18は一端がスルー
ホー/l/17aを介して薄膜16に接続され、薄膜1
6部と対向する表面に薄膜16となるべく重ならないよ
うにループ状に形成され、他端部はVHF回路部中央に
一方の長辺側より各端子が設けられた長辺側へ直線状に
設置されてキャパシタC1の一方の電極を構成する薄膜
19に接続される帯状薄膜である。薄膜19は表面のv
Hy回路のアース側出力端子4付近に、アース側出力端
子4を避けるよう配置される。2Qは裏面に薄膜19と
重なり合うよう設置され、アース側出力端子4が接続す
る薄膜である。ただし、薄膜2oは一部が薄膜19部よ
り出力端子3側にはみ出しており、キャパシタC5を構
成すべく薄膜29と重なり合っている。21は薄膜20
に接続され、裏面に薄膜18の端部と重なり合うよう、
他方の長辺側へ直線状に設けられる帯状薄膜である。2
2は一端が薄膜19に接続され、VHF回路のホット側
呂力端子3の付近に配置され、他端がキャパシタC2の
一方の電極を構成する薄膜23に接続される帯状薄膜で
ある。薄膜23は表面の薄膜22と薄膜24の間に接続
され、VHF回路部の短辺側に設けられ、24は一端が
薄膜23に接線され、表面におけるVHF回路部の右側
面にループ状に形成され、他端はヌルーホーノ1/26
を介して裏面に続く帯状薄膜である。26は一端がスル
ーホー/V25を介して薄膜24に接線され、裏面に一
部が薄膜24及び薄膜22と重なシ合うようループ状に
形成され、他端がキャパシタC2の他方の電極を構成す
る薄膜27に接続される帯状薄膜である。薄膜27は裏
面のVHF回路部の短辺側に、薄膜23と重なり合うよ
うに形成されている。28は裏面に形成され、薄膜27
に接続され、VHF回路のホット側呂力端子3が接続す
るホット側出力端子膜である。29は表面に形成され、
出力端子3と接続し、一端が薄膜20と重なシ合ってキ
ャパシタC5の一方の電極を構成する薄膜である。
次に、以上のようにVHF回路部に被着形成される金属
薄膜の主な作用を説明する。第2図に示淳れるインダク
タL1は薄膜16及び薄膜18のループ形状により構成
される。薄膜16の一部はUHF回路部の薄膜9に隣υ
合っており、両者の間に生じる浮遊容量は等測的にキャ
パシタC5と並列に接続され、キャパシタC3の容量を
補っている。
また、薄膜16及び18を出来るだけ重ならないよう配
置して、インダクタL1上に生じる分布容量Co1を低
減させている。もし、薄膜16及び18が接近している
と分布容量C81が大きくなり、VHF回路の減衰特性
は第6図に示されるにVHF回路の特性曲線v2上のイ
ンダクタL1と分布容量Co1 との共振による極点P
2が主にインダクタL2とキャパシタC2の共振による
極点P、に接近して破線V、で示されるよう減衰領域で
の減衰量が低下し、またUHF回路の特性曲線U2に示
される特性から破線円に示される特性となシ、通過領域
での挿入損失が増加してしまう。本実施例ではこのよう
な特性の劣化を防ぐように薄膜16と18を接続させる
ためのスルーホー/l/17&をインダクタL1が置か
れる入力端子2と出力端子4との中間部に設け、薄膜1
6と薄膜18とが出来るだけ重なり合わないようにした
キャパシタC1は主に薄膜19と薄膜2Qとの重なシ部
に生じる静電容量で構成され、また薄膜18の薄膜19
側に接続される側の端部と、端子膜20に接続される薄
膜21との重なり部に生じる静電容量がキャパシタC1
の一部となっている。一方、薄膜20と接続される薄膜
21は裏面において薄膜16側と薄膜26側の間に両者
を仕切るよう配置されるため、例えばインダクタL1と
、薄膜24.26によシ構成されるインダクタL2をシ
ールドするシールド作用を有している。つまシ、薄膜2
1を設ける事により、所要面積を増加させる事なく、キ
ャパシタC4の容量を増加させると共にシールド作用に
より浮遊容量による信号の通り抜けを防止する事が出来
、分波特性を改善させる事が出来る。インダクタL2は
主に薄膜22よシ薄膜23を介し、薄膜24を通シ、薄
膜26の終端部にわたるループ形状部により構成される
。一方、インダクタL2と並列に設けられるキャパシタ
C2は主に前記のごとく薄膜23と薄膜27との間に生
じる静電容量と、これに加えて薄膜26と薄膜22.2
4との重な9部に生じる静電容量により構成される。キ
ャパシタC5は前記のごとく薄膜2゜と薄膜29との重
な9部により構成される。キャパシタC5の値は、容量
結合等によって出力端子のホット側とアース側との間に
特に高域側信号を分流させる程度であって、キャパシタ
C1よシ小さな値でよいので、キャパシタC5の所要面
積はあまシ必要としない。
以上のように構成される本実施例における分波器は第1
0図に示される回路のUHF回路側の一部を、第2図に
示されるよう等価変換して各インダクタの必要な値を小
さくした事によシ、所定の値のインダクタを構成するの
に必要な帯状薄膜のループの大きさ及び巻数を減らす事
が出来、かつ遮断周波数以下の信号をホット側からアー
ス側へ通過させるインダクタ(例えば第10図に示され
るり、、 L5.  第2図に示されるL7)の数を1
つにする事が出来、このインダクタに生じる分布容量の
影響を低減させる事が出来るため、分波特性を劣化させ
ずに分波器を小形化させる事が出来る。その上、インダ
クタL6を構成する薄膜9を一部がVHF回路部側に隣
シ合うように、またその他は基板1の縁部に沿うよう配
置し、薄膜9に囲まれる部分にインダクタL7を構成す
る薄膜14及び薄膜16を配置する事によシ、薄膜14
を設置し得る領域を広くする事が出来、インダクタL6
及びL8を構成する薄膜(例えば薄膜9及び12)と薄
膜14との間の浮遊容量を低減させ、まだ薄膜14自体
に生じる分布容量を低減させるよう構成する事が出来る
。また薄膜9の一部はUHF回路部とVHF回路部との
シールド作用を有しており、例えば薄膜14とVHF回
路部の薄膜18の間の浮遊容量による信号の通過を防止
する事が出来、分波特性を向上させる事が出来る。また
インダクタL6及びL8を連続したループ状の帯状薄膜
を、基板の表裏で重ねて構成した事により、相互インダ
クタMによる相互誘導結合が生じ、この相互インダクタ
MがインダクタL6及びL8の一部となるだめ、・ こ
れらインダクタL6.L8を構成するル−プ状の帯状薄
膜の必要面積を小さくする事が出来る。
一方VHF回路部において、インダクタL、を構成する
薄膜18の一端部と重なシ合うよう裏面に薄膜20に接
続される薄膜21を設けた事により、キャパシタC1の
容量の一部を構成出来るとともに、例えば薄膜16と薄
膜26とをシールドする事が出来、分波特性を劣化させ
る事なくそれぞれの薄膜を接近させる事が出来るため、
全体を小形化する事が出来る。
以上のように本実施例における分波器は、分波特性を劣
化させる事なく、全体を小形化する事が出来、また分波
特性を劣化させる事なく安価な誘電体セラミックスを絶
縁基板を用いる事が出来る。
次に本実施例に用いる絶縁基板について説明する。第7
図に示すよう、セラミック材料を縦幅h”12mm、横
幅W = 23 mW +厚さd = o、3mm 〜
o、emmの板状に形成し、横方向の中心線に沿って基
板1aと基板1bに分割出来るよう切り込み部31を設
け、切り込み部31について対称で、6つ基板1a及び
基板1bに共通な中心線6にっいて対称となるように、
スルーホール13,1了a。
17b 、25を設ける。分波器はこのように構成され
るセラミック基板を治具等によシ固定して、基板1a及
び1bに第1図に示されるよう金属薄膜を被着形成し、
また各入出力端子を接続し、その後切シ込み部31に沿
って分割して作られる。
導体パターンは第1図に示すようにスルーホール13 
、17a 、 26のみを用いて被着形成されるため、
スルーホール1了すは使用されていない。
つまシ、ヌル−ホール ては使用されないが、基板の表裏を逆転させた状、態で
はスルーホー/l/17bが使用され、スルーホール1
71Lは使用されない事となる。
以上のように絶縁基板を構成することにょシ、分波器2
個分の金属膜を一度に形成する事が出来、製造コストを
低減させる事が出来る。また基板に左右及び表裏の区別
なく金属膜を形成する事が出来るため、能率よく作業す
る事が出来る。
発明の効果 以上のように本発明は、第1のフィルタ部の第3の導電
性膜の一部と第2のフィルタ部の第4の導電性膜の一部
が隣り合うように被着形成し、第3の導電性膜を第1の
フィルタの他の素子を囲むよう配置する事によシ、浮遊
容量及び分布容量を低減させて、分波特性を劣化させる
事なく全体を小形化する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるフィルタの平面
図、第2図は同フィルタの等何回略図、第3図は同フィ
ルタの要部等価回路図、第4図は同フィルタの第3図に
示される回路を等価変換した等何回略図、第5図は同フ
ィルタの第4図に示される回路の等何回略図、第6図は
同分波器の周波数特性図、第7図は同フィルタに用いる
絶縁基板の平面図、第8図は従来のフィlレタの等何回
略図、第9図は従来のフィルタの平面図、第10図は従
来のフィルタの等何回略図である。 1・・・・・絶縁基板、2・・・・・・ホット側入力端
子、7゜8.9.16・・・・・・金属薄膜、64・・
・・・・UHF回路部、55・・・・・・VHF回路部
。 第 1 図 第 2 図 第3図 第6図 周速取−→ 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  入力端子に続くキャパシタと少なくとも上記キャパシ
    タの入力端子と反対側に第1のインダクタを備える第1
    のフィルタと、入力端子に続く第2のインダクタを備え
    る第2のフィルタを有する回路を絶縁基板の2分された
    領域にそれぞれ基板の表裏に導電性膜を被着して構成し
    、上記絶縁基板の第1のフィルタが構成される第1の領
    域と第2のフィルタが構成される第2の領域の間に入力
    端子を設け、上記入力端子付近に上記入力端子に接続さ
    れる第1の導電性膜を設け、上記絶縁基板上の上記第1
    の導電性膜に対向する面に少なくとも一部が第1の導電
    性膜に重なり合う第2の導電性膜を設け、第2の導電性
    膜に接続され、主に第1のインダクタを構成する第3の
    帯状導電膜を、少なくとも一部が第1の領域の第2の領
    域側に位置するよう、残りの部分は第1の領域の周辺部
    に位置するように設け、第1の導電性膜に接続され主に
    第2のインダクタを構成する第4の帯状導電性膜を少な
    くとも一部が第2の領域の第1の領域側に位置するよう
    設けた事を特徴とするフィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1168499A (ja) * 1997-08-11 1999-03-09 Hitachi Metals Ltd 積層型分波器
JP2006128881A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Kyocera Corp ダイプレクサ

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