JPS61254526A - 経口投与用抗腫瘍剤 - Google Patents

経口投与用抗腫瘍剤

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JPS61254526A
JPS61254526A JP9535885A JP9535885A JPS61254526A JP S61254526 A JPS61254526 A JP S61254526A JP 9535885 A JP9535885 A JP 9535885A JP 9535885 A JP9535885 A JP 9535885A JP S61254526 A JPS61254526 A JP S61254526A
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JP
Japan
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formula
pyrimidine
oral administration
general formula
antitumor
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JP9535885A
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English (en)
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Takeo Kawaguchi
川口 健夫
Nobuaki Hanashima
伸明 花嶋
Yoshiki Suzuki
嘉樹 鈴木
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、経口投与用抗に3剤に関する。
更、に詳細には1本発明は、 1nvitro での抗
腫瘍活性には優れるが、経口投与による有効性が低いピ
リミジン系核酸誘導体に対して、ピリミジン系核酸誘導
体の腸管での分解酵素の阻薔剤を含有せしめてなるビ1
7 jジン系核識誘導体の経口投与による有効性の著し
く改善された抗腫瘍剤に関する。
〈従来技術〉 ピリミジン系核酸誘導体はピリミジン塩基誘導体に比べ
jn vitroでの抗に瘍活性は10〜100倍高い
ことが報告さtている〔キャンサー・リサーチ(Can
cer Re5earch ) + 35 +1121
(1975))。しかしながら、担瘤動物を用いたin
 vivo  の実験では、ピリミジン系核酸誘導体の
効果は十分ではなく、@に経口投与された場合の抗腫瘍
活性は、ピリミジン塩基誘導体に比べむしろ低いことが
報告されている〔キャンサー・リサーチ(Cancer
Research)t11+494(1959);ブー
シーディング・ソサイエテイー・イクスペアリメンタル
・バイオロジー・アンド・メデイスン(Proc、So
c、Exp、Biol、Med、)NY +旦7,47
0(195B);1bid、、104,127(196
G);Ann、N、Y、Acad、Sci 、 、 7
6 、575 (1958) )。
この原因としては生体内圧おいて、ピリミジン系核酸誘
導体はビリミジンヌクンオシドホスホリラーゼによつ【
急速に分解されるためと考えられている(イクスペアリ
メンタル・セル・リサーチ(EXp、C1!111 R
ag、 ) + 5upp1.9+462(1963)
;バイオケミカル・ファーマフロジイ−(Bioche
m、Pharmac 、 ) + 1 t 328(1
959))。
この欠点を改善する目的で現在までに種々のピリミジン
系核酸ff!導体に対して、さらに化学的修飾を行う研
究がなされている。例えば、3−7シルー5−フルオロ
−2′−デオキシウリジン(%開昭54−163586
号公報)。
3位及び3’、5’位の両者をアシル化した5−フルオ
ロ−2′−デオキシウリジン(%開昭56−1137t
J5 、56−113796 # 56−113797
号公報)などが知られている。しかしながらこれらの誘
導体においても経口投与による抗腫瘍活性は満足すべき
結果を示していない。
他方、1−((2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕ラウ
シル類が腫瘍細胞およびマウス肝臓のサイドシル区分中
のウリジンホスホリラーゼの阻害剤となることが報告さ
れている(バイオケミカル・ファーマコロジイー(Bi
ochem、Pharmae、)C30+2097(1
981L)、、・ 1bid、3111857(1982))。しかしこれ
ら化合物の正常消化管内のピリミジンヌクレオサイドホ
スホリラーゼに対する効果および正常肝ホモジエネート
中ピリミジンヌクレオサイドホスホリラーゼに対する効
果は全く知られていない。さらにピリミジン系核酸誘導
体と1−((2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕ウラシ
ル類とを経口投与によって、腸管内に同時に投与する方
法も報告されていない。
〈発明が屏決しようとする問題点〉 ピリミジン系核酸誘導体を、ピリミジンヌクレオサイド
ホスホリラーゼによる分解から保睦されうる形で経口投
与できれば優れた抗腫瘍効果が期待できる。しかしなが
ら、このような剤形および投与法は従来の技術では困難
とされている。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、ピリミジン系核酸誘導体の経ロ投与用シ
剤を得る目的で鋭意研究した□その結果ピ17 ミジン
系核@誘導体の分解#素活性は腸管が他臓器に比べ着し
く高く、さらK、この腸管内分解酵素活性に対して1−
〔(2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕ウラシル類が強
い阻害作用を有することからピリミジン系核Ml#導体
に対して1−((2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕ウ
ラシル類を配合せしめてなる抗腫瘍剤が所期の目的を達
成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち1本発明は一般式CI) で表わされるピリミジン系核酸誘導体の少なくとも1種
及び一般式(ff) で表わされる1−((2−ヒドロキシエトキシ)メチル
〕ウラシル類の少なくとも181を活性成分として含有
することを特徴とする経口投与用抗腫瘍剤である。
本発明に依れば、一般式〔■〕で表わされる1−((2
−ヒドロキシエトキシ)メチル〕ウラシル類はそれ自体
には抗臘瘍活性は認められないが、腸管に存在するピリ
ミジンヌクレオサイドホスホリラーゼ活性を強力に阻害
することkよって、一般式(1)で表わされるピリミジ
ン系核酸誘導体の腸管における分解を防ぎ、経口投与を
可能にする。
一般式CI)で表わされるビy6ジン系核酸誘導体は、
公知の化合物であり、これらは公知の方法〔プロシーデ
ィング・ソサイエテイー・イクスペアリメンタル・バイ
オロジー・アンド・メデイスン(Proc、Soc、I
Exp、Biol、)(N、Y、)、97.470(1
958))K従って製造される。
一般式(ff)で表わされる1−((2−ヒドロキシエ
トキシ)メチル〕ウラシル類は、公知若しくは新規の化
合物であり、これらは公知の方法〔ジャーナル・オブ・
ザ・メデイシナル・ケミストリー(JoMed、Che
m、) 24 。
753(1981))に従つ【あるいは準じてシ11゛ 造される。
本発明で使用される一般式CI)のビIJ jジン系核
酸誘導体の具体例としては次のものが挙げられる。
(l)5−フルオル−21−チオキシウリジン(2) 
5−トリフルオロ−2′−デオキシウリジン 131 5−フルオロウリジン 本発明で使用される、一般式[]I)で表わされる]−
((2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕ウラシル類の具
体例としては、次のものが挙げられる。
+4+t−((2−ヒドロキシエトキン)メチル〕−5
−メチルウラシル (511−((2−ヒドロキシエトキシ)メチルツー5
−ブロモウラシル +611−((2−ヒドロキシエトキシ)メチルツー5
−ヨウドウラシル +711−((2−ヒドロキシエトキシ)メチルツー5
−アミノウラシル (811−((2−ヒドロキシエトキシ)メチルツー5
−フルオロウラシル (9) 1−((2−ヒドロキシエトキシ)メチルツー
5−ニトロウラシル all−((2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕ウラシ
ル 本発明の抗腫瘍剤に於て、一般式CI)で表わされるピ
リミジン系核rIItWs導体と一般式(II)で表わ
される1−((2−ヒドロキシエトキシメチル〕ウラシ
ル類の使用割合は1選択する化合物の種類に応じて異な
り一概には言えないが、一般には前者1モルに対して後
者を0.1〜lOモル用いるのがよい。好ましくは0.
5〜3モル倍である。
本発明では一般式CI)で表わされる化合物と一般式(
II)で表わされる化合物の両者を予め配合しておき、
一つの製剤中に含有せしめて投与するのが好ましい。
また本発明ではピリミジン系核a!誘導体と1−((2
−ヒドロキシエトキシ)メチル〕ウラシル類とを、それ
ぞれ別の製剤中に含有せしめ、それらの製剤を一つのセ
ットとした態様も本発明に含まれる。
本発明の抗腫瘍剤は、錠剤、8粒剤、#1粒剤あるいは
顆粒、#1粒を充填したカプセル剤の形態にあるのが好
ましい。これらの製剤は。
通常用いられる賦形剤、結合剤等を用いて。
通常の方法によりシ造される。
本発明の抗ha剤は、錠剤、顆粒剤、a粒剤等KM浴性
物質を被&したものが特に好ましい。腸溶性物質として
は、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースフタレート9メチルメタクリレー
トとメタクリル酸の共重合体などが好まし−1゜ 腸溶性物質をコーティングするには、腸溶性物質を適当
な溶媒に溶解し、この溶液を、パンコーティング法、流
動層コーティング法などの方法によって錠剤、顆粒剤等
に被援する方法が挙げられる。
本発明の経口投与用抗腫瘍剤に配合されるべきビリsジ
ン系核酸誇導体の量は、その種類によって異なり1%に
限定することはできないが、臨床用量は通常、1日当り
一般的には0.5へ50M9/ゆ、さらに望ましくは1
.0〜10■/kIIである。1−((2−ヒドロキシ
エトキシ)メチル〕ウラシル類の配合量は、ピリミジン
系核酸誇導体に対して0.1〜lOモル倍、好ましくは
0.5〜3モル倍である。
〈作用効果〉 かくして得られるビIJjジン系核酸訪導体とホスホリ
ラーゼ阻害剤である1−((2−ヒドロキシエトキシ)
メチル〕ウラシル−を活性成分とする抗腫瘍剤は経口投
与に°よって高い抗腫瘍性を示し、例えば肝癌、胆嚢妙
胃癌、肺癌9食道癌、大腸蜘、胃癌、皮屑陥等に対して
すぐれた薬理作用を発現する医薬品として用いられる。
〈実施例〉 以下本発明を実施例により更に詳細に説明1)・ する。
試皺例1 SD系雄性ラットの小腸、肝臓、腎臓ホモジエネート中
のおよびプラズマ中のピリミジンヌクレオサイドホスホ
リラーゼ活性を、各酵素糸を含むp)17.0 リン酸
緩衝液37℃中での5−フルオロ−21−デオキシウリ
ジン(!Jl#許請求の範囲第一項記載の一般式CI)
で示されるピリミジン系核WllWM導体の1つ)の分
解速度を指標に棚定し比較した。
ホモジエネートおよびプラズマの凝度および5−フルオ
O−2′−チオキシウリジン(10pglILI )の
分解速度定数を第1表に示した。
第1表 第1表かられかるようK、ピリミジンヌクレオサイドホ
スホリラーゼ活性は、小腸が他臓器と比較して著しく高
く、このことがピリミジン系核酸誘導体の経口投与によ
る有効性を著しく制限している。
試験例2 SD系雄性ラットおよび雄性ピーグル大の小腸ホモジエ
ネート中ピリミジンヌクレオサイドホスホリラーゼ活性
に対する1−((2−ヒドロキシエトキシ)メチルツー
5−メチルウラシル、1−((2−ヒドロキシエトキシ
)メチルクー5−フルオロウラシル、1−〔(2−ヒド
ロキシエトキシ)メチルツー5−グロモウラシルの阻害
効果を5−フルオロ−21−デオキシウリジン(11度
: 0.025−)の分解速度の低下を指標に掬”定し
、チミジン。
デオキシウリジンの同阻害効果と比較した。
結果を第2表に示した。
第2表 2−b表 ピーグル犬小腸ホモジエネートjll&2表
に示したようにラットおよびピーグル大小腸における5
−フルオル−2′−デオキシウリジンの分解は、デオキ
シウリジンよりもチミジンによって強く阻害されること
からチミジンホスホリラーゼによるものであることがわ
かる。
また、このチミジンホスホリラーゼ活性に対して、!#
杵請求の範囲第一項の一般式(II)で表わされる1−
((2−ヒドロキシエトキシ)メチルウラシル類は強い
1i111!F活性を示し、またそれ自身は酵素的に安
定であることがわかる。
実施例1 5−メチルウラシル25■) 乳  糖                     
 50m9コーンスターチ             
   40〜カルボキシメチルセルロースカルシウム 
        57■ステアリン酸マグネシウム  
          311g計          
          200IIjP実施例2 −メチルウラシル25〜) 乳  糖                     
  97mg結晶セルロース            
   50〜ステアリン酸マグネシウム       
     3〜実施例3 実施例3において製造した錠剤を35〜のヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースフタレートを用いてコーティン
グした。
実施例4 乳   糖                    
587ダエチルセルロース             
  10■コーンスターチ             
  250■カルボキシメチルセルp−スカルシウム 
       100〜ステアリン酸マグネシウム  
          3〜実施例5 実施例6において製造した顆粒剤を250■のセルロー
スアセテートフタレートを用いてコーティングし250
■づつ5個のゼラチンハードカプセルに充填した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 〔式中、Xはフッ素原子又はトリフルオロ メチル基を示す。Rは水素原子又は水酸 を示す。〕 で表わされるピリミジン系核酸誘導体の少なくとも1種
    及び一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔II〕 〔式中、Yはフッ素原子、水素原子、臭素 原子、ヨウ素原子、メチル基、ベンジル基、ニトロ基又
    はアシノ基を示す。〕 で表わされる1−〔(2−ヒドロキシエトキシ)メチル
    コウラシル類の少なくとも1種を活性成分として含有す
    ることを特徴とする経口投与用抗腫瘍剤。 2、一般式〔 I 〕で表わされる化合物1モルに対して
    、0.1〜10モルの一般式〔II〕で表わされる化合物
    を含有する特許請求の範囲第1項記載の経口投与用抗腫
    瘍剤。 3、錠剤、顆粒剤又は細粒剤の形態にある特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の経口投与用抗腫瘍剤。 4、腸溶性物質をコーティングを施した特許請求の範囲
    第3項記載の経口投与用抗腫瘍剤。
JP9535885A 1985-05-07 1985-05-07 経口投与用抗腫瘍剤 Pending JPS61254526A (ja)

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EP86303333A EP0202056B1 (en) 1985-05-07 1986-05-01 Antitumor agent
US06/860,390 US4916121A (en) 1985-05-07 1986-05-07 Antitumor composition comprising pyrimidine type nucleic acid derivative and 1-[(2-hydroxyethoxy)methyl]uracil derivative
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530295A (ja) * 2006-03-14 2009-08-27 アルト ソリューションズ インコーポレーテッド 癌およびその他の疾患の予防および治療

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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