JPS6125423Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は垂設した支柱間に透明板を配設して
内部を透視可能に構成して成る箱状の本体上端
に電飾看板を設けたシヨーケースに関する。

(ロ) 従来技術 第１図を参照して従来技術を説明する。１は
冷蔵シヨーケース本体で、冷凍サイクルに含ま
れる図示しない電動圧縮機等を収納設置した機
械室２上の四方に支柱３を垂設し、該支柱３間
に透明な複層ガラスにて形成された透明板４を
配設して左右側壁と前壁を形成し、後面に商品
収納及び取出用の開口５を形成してこの開口５
は前記透明板４と扉枠体６によつて形成された
開閉自在な扉７により閉塞され、内部には複数
段の商品展示棚８が設けられている。また本体
１の上端には支柱３にて連結された電飾看板９
が設けられている。この電飾看板９は支柱３間
と、天面と、該電飾看板９と商品収納庫１０と
の間に透光可能な半透明のパネル１１をそれぞ
れ配設し、照明装置１２を内設して商品収納庫
１０内の照明及びパネル１１に印刷等を施して
PRと周辺照明を行なつていた。

しかしながら、かかる構成の冷蔵シヨーケー
スは店先だけでなく店内の明るい照明の下に設
置したり、壁面の中へ部分埋設して設置される
ことが多い。そして店先に設置した場合は特に
夜間に電飾看板９の照明装置１２による照明が
不可欠であるが、店内に設置した場合は節電の
ために電飾看板９の照明装置１２を消灯して使
用しないことが多く、また店内の壁面の中へ埋
設して設置する場合にも電飾看板９が不用とな
ることが多い。しかし店内または壁面に照明装
置１２を消灯した状態にて設置すると、節電効
果は有るものの商品収納庫１０内が電飾看板９
の影となつて店内照明装置の照明が行き届か
ず、商品の展示効果を半減させる欠点を生じて
いた。

(ハ) 考案の目的 本考案は上記のようなことから、店内等の周
囲の明るい所に設置する場合には電飾看板を不
使用と成して節電を図るとともに商品収納庫内
を周囲の照明装置にて充分に照明可能なシヨー
ケースの電飾看板装置を提供するものである。

(ニ) 考案の構成 本考案は四方に垂設した支柱間に透明板を配
設して一面に開口を形成する本体を構成し、前
記開口に透明板を設けた扉を開閉自在に取付け
るとともに本体上端に電飾看板を設けたシヨー
ケースにおいて、前記支柱の上端にて支柱間に
天面枠体を架設し、該天面枠体に本体天面を形
成する透光可能な天板を設けた本体と、前記天
面枠体に着脱自在に嵌合係止する看板枠体上に
外周を透光可能なパネルを設けて該パネル内に
照明装置室を形成するとともに該照明装置室に
照明装置を設けた電飾看板とを設け、前記天面
枠体に開口した孔に対向して天面枠体内に設け
た電源コンセントと前記照明装置の電源プラグ
とを着脱自在に連結して前記電飾看板を前記本
体の上端天面枠体上に着脱自在に嵌合載置した
構成である。

(ホ) 実施例 第２図乃至第５図は本考案の実施例を示し、
従来例と同一符号のものは同一であり既に説明
した符号は説明を省略する。２０は支柱３の上
端にて両端をそれぞれ対向する支柱３に固定し
た天面枠体で、各支柱３に固定した天面枠体２
０にて形成される天面には透光可能な半透明の
天板２１を嵌込み取付けている。該天板２１は
半透明な複層ガラスにて形成されており、周縁
を前記天面枠体２０に嵌合して取付られる。ま
た２２は天面枠体２０の上面に開口された孔
で、該孔２２に対向して天面枠体２０内に電源
コンセント２３を固定している。該電源コンセ
ント２３は機械室２内から支柱３内を通して配
線されている。２４は合成樹脂材にて形成され
た閉塞部材で、前記孔２２に着脱自在に嵌着
し、孔２２を閉塞する。２５は支柱３上端と天
面枠体２０の結合部を覆うように設けたカバー
部材である。即ち冷蔵シヨーケース本体２６は
下部の機械室２と、該機械室２上の四方に支柱
３を垂設して該支柱３間に透明な複層ガラスに
て形成される透明板４を配設し、左右側壁と前
壁を形成するとともに本体２６の天面を形成す
る透光可能な天板２１とにより後面に商品収納
及び取出用の開口５を形成した商品収納庫１０
とを有し、該収納庫１０内には上下多段に商品
展示棚８が設けられている。一方、２７は前記
本体２６の上端に着脱自在に嵌合載置する電飾
看板であり、前記天面枠体２０上部の内面に嵌
合係止する嵌合部２８ａと天面枠体２０上面に
載置係合する当接面２８ｂとを形成した看板枠
体２８と、透光可能な半透明の合成樹脂材にて
一体成形され前記看板枠体２８上に着脱可能に
取付けられて照明装置室２９を形成するパネル
３０と、蛍光灯３１を含む照明装置３２を照明
装置室２９内の略中央に位置するように看板枠
体２８から照明装置室２９内中央へ延出する固
定部材３３とにより構成される。そして、前記
本体２６の天面枠体２０に開口した孔２２に対
応する看板枠体２８には照明装置３２の電源プ
ラグ３４を設け、電飾看板２７を本体２６上端
に嵌合載置したときに電源プラグ３４が前記孔
２２内に設けられた電源コンセント２３に対応
するとともに嵌合連結して導通状態になるよう
に構成される。

かかる構成において、店内等の周囲の明るい
場所に設置する場合は、電飾看板２７を本体２
６上端から取外して天面枠体２０に開口する孔
２２を閉塞部材２４で閉塞し設置することによ
り、天板２１からも周囲の照明が収納庫１０内
に到達出来るため、商品展示に支障を来たすこ
となく節電を図ることが出来る。また夜間時の
店頭等、周囲の暗い場所に設置する場合は電飾
看板２７の看板枠体２８の嵌合部２８ａを本体
２６の天面枠体２０上部内面に嵌合係止し、当
接面２８ｂを天面枠体２０の上面に載置係合す
るとともに本体２６側の電源コンセント２３に
電源プラグ３４を対応せしめて嵌合連結するこ
とにより、該電飾看板２７を本体２６上端に嵌
合載置することが出来、照明装置３２の蛍光灯
３１を点灯させることが出来る。

なお、本実施例での天板２１は透光可能な半
透明の複層ガラスにて形成しているが、透明な
複層ガラスにて形成しても良く、この場合は電
飾看板２７の下面に照明装置室２９を閉塞する
透光可能な半透明の合成樹脂製パネルを設けて
照明装置室２９内を覆うことが好ましい。

(ヘ) 考案の効果 本考案は上記したように、上端に透光可能な
天板を設けた本体上端に、照明装置を内設した
電飾看板を着脱自在に嵌合載置し、本体側の電
源コンセントと電飾看板の電源プラグとを対応
位置させるとともに着脱自在に嵌合連結したも
のであるから、設置場所及び周囲の照明具合い
等によつて本体と電飾看板を容易に連結または
分離が出来、節電を図ることが出来る実用的効
果大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す冷蔵シヨーケースの後方
斜視図、第２図乃至第５図は本考案の実施例を示
すもので、第２図は冷蔵シヨーケースの後方斜視
図、第３図は要部の拡大斜視図、第４図は電飾看
板を外した要部拡大斜視図、第５図は要部の断面
図である。 ３……支柱、２０……天面枠体、２１……天
板、２２……孔、２３……電源コンセント、２７
……電飾看板、２８……看板枠体、２９……照明
装置室、３０……パネル、３２……照明装置、３
４……電源プラグ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 四方に垂設した支柱間に透明板を配設して一面
   に開口を形成する本体を構成し、前記開口に透明
   板を設けた扉を開閉自在に取付けるとともに本体
   上端に電飾看板を設けたシヨーケースにおいて、
   前記支柱の上端にて支柱間に天面枠体を架設し、
   該天面枠体に本体天面を形成する透光可能な天板
   を設けた本体と、前記天面枠体に着脱自在に嵌合
   係止する看板枠体上に外周を透光可能なパネルを
   設けて該パネル内に照明装置室を形成するととも
   に該照明装置室に照明装置を設けた電飾看板とを
   設け、前記天面枠体に開口した孔に対向して天面
   枠体内に設けた電源コンセントと前記照明装置の
   電源プラグとを着脱自在に連結して前記電飾看板
   を前記本体の上端天面枠体上に着脱自在に嵌合載
   置したことを特徴とするシヨーケースの電飾看板
   装置。