JPS6125366Y2 - - Google Patents

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JPS6125366Y2
JPS6125366Y2 JP16129182U JP16129182U JPS6125366Y2 JP S6125366 Y2 JPS6125366 Y2 JP S6125366Y2 JP 16129182 U JP16129182 U JP 16129182U JP 16129182 U JP16129182 U JP 16129182U JP S6125366 Y2 JPS6125366 Y2 JP S6125366Y2
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JP
Japan
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heel
outsole
midsole
hard
thickness
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JP16129182U
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JPS5972902U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案の目的は扁平足を予防できる幼児靴の提
供にある。
幼児の扁平足は、足の筋肉の発達段階に相応し
ない不適正な歩行が行われた結果として、巨骨が
内側にはみ出して舟状骨が落ち込むことによつて
できる形態である。巨骨が内側にはみ出すのを予
防するために、ヒールカウンターの内側を不踏部
まで延長することは、実開昭52−36534号に開示
されている。
しかしながら、一般に幼児靴は底部を柔軟にし
ているのでヒールカウンターで側面を支えても、
そのヒールカウンターの基盤となつている底部が
屈曲変形するため、ヒールカウンターは根元から
傾くことになり充分に側面を支える機能が発揮で
きないうらみがあつた。
また、巨骨の内側へのはみ出しは、内側から支
えることによりある程度予防できるが、それだけ
では不充分であつて、踵骨が後方に張出しても巨
骨が内側にはみ出す原因となりうるのである。幼
児が立つているときの体重は、大体踵部に50%、
拇指に20%、拇指及びその他の指の付け根に30%
の割合で受けとめられており、踵部に多くの体重
がかかり過ぎると踵骨が後へ張り出すようにな
り、扁平足の原因をつくることになるのである。
本考案は、従来のヒールカウンターによつて内側
を支える方法に改良を加え、更に踵骨の張り出し
を予防するために考案されたものである。
本考案の構成は、不踏部から後方にはプレスボ
ード等からなる固い半中芯が中底と本底の中間に
層着されており、ヒールカウンターは硬度の高い
ゴムからなりその内側下端が不踏部まで到達して
おり、踵部における本底の接地面と中底の表面間
の合計厚みが爪先部における同上厚みよりも2mm
ないし4mm厚くなつているものである。本考案の
半中芯としては、プレスボードやレザーボード等
のように、一般に革靴用や中底やカウンターに用
いられる固いものが利用される。本考案のヒール
カウンターは、革靴用に用いられる材料では幼児
の足に当る感触がやや硬きに過ぎるので、材料と
しては足になじみの良いゴムが用いられ、JIS硬
度でHs=83〜93程度の硬度の高いものが用いら
れる。本底接地面から中底表面(足裏接触面)ま
での合計厚みは、中底の爪先先端及び踵後端から
夫々15mm及び20mm内側へ入つた点で測定される。
本底接地面に対して中底表面が前方へ傾斜する勾
配をもつことになり、爪先部と踵部の本底厚みを
変えてもよく、また、踵部に楔形の詰物(ウエツ
ジ)を挿入して厚みを調整しても良く、各種の手
段が講じられる。
以下に実施例を説明する。第1図は、本考案の
実施例の断面図である。中底1の踵部下面に楔形
のウエツジ4を貼付け、その下面にプレスボード
の半中芯3を不踏部から後方にかけて貼付け、そ
の下面に周縁に胛被7の吊込み代を残して底芯6
を貼付け、一方、胛被7の踵部外面に硬度の高い
ゴムからなるヒールカウンター5を縫着し、これ
を中底に吊込み、そのとき、内胛側ではヒールカ
ウンター5の先端が不踏部に到達するようにす
る。本底2は、接地面に細かい意匠が施されてい
るが、底厚みは均一に製作され、上記胛部の下面
に胚付けるとともに、胛被7に巻上げ接着されて
いる。ウエツジ4はレザーボード、ゴム、コルク
等が使用され、特に材質に限定されるものではな
いが、踵部の緩衝を兼ねて発泡体を使用すること
もできる。この際は履用時に厚み変化のない半中
芯の厚みによつて、主として前傾勾配が保てるよ
うに考慮する。ウエツジ4と半中芯3と合計厚み
を、サイズ120cmの靴については2mmに、サイズ
140cmのくつについては4mmに製作した。本底及
び中底を均一に厚みにしたので、爪先部と踵部の
厚み差は、ウエツジ4と半中芯3の合計厚みに等
しくなつた。前傾勾配が小さすぎると効果が薄
く、また大きすぎると体の安定性が損なわれる。
また、プレスボード等の固い半中芯を不踏部から
後方に、中底と本底の中間に配しているので、踵
部の底部は屈曲に対して抵抗性があり、ヒールカ
ウンターの側面に力が加わつても根元から容易に
傾くことを防ぎ、足の側面を支える機能を充分発
揮される。
一般に幼児の歩行は、靴底は柔く足の屈曲を妨
げないものが好ましいといわれているが、歩行時
の屈曲は中足骨と指骨間の関節及び指骨間の関節
の屈曲のみで、その他の踵骨、巨骨、舟状骨、楔
骨、中足骨はむしろ固定化して屈曲することがな
く、扁片足はこの固定化が弛緩することによつて
発生するものともいえる。
しかるに本考案の構造は、固い半中底によつて
上記骨類の弛緩を防止し、且つ踏付部は、従来の
柔い底構造としているので、中足骨と指骨間の関
節及び指骨間の関節における屈曲を妨げることな
く、歩行には全く支障を来たすことがない。
本考案は、硬度の高いゴムからなるヒールカウ
ンターを不踏部の内側下端まで装着し、且つ固い
半中芯と強固に接着一体化しているので、歩行時
に於ても移動屈曲することがなく確実に巨骨を内
側から支えることができ、巨骨が内側へはみ出す
ことを防止すると共に、中底表面(足裏接触面)
において、接地面に対し2〜4mmの前傾勾配を附
与しすることにより体重が踵部にかかり過ぎない
ようにして、踵骨の後へのはみ出しを防止してい
る。
即ち、硬度の高いゴムからなるヒールカウンタ
ーを不踏部の内側下端まで装着し、固い半中芯と
強固に接着一体化するとともに、中底表面におい
て接地面に対し2〜4mmの前勾配を附与すること
により、それぞれの効果が相俟つて扁平足の発生
をより確実に予防出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の縦断面図、第2図は実施例の
内側外面図である。 1……中底、2……本底、3……半中芯、4…
…ウエツジ、5……ヒールカウンター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不踏部から後方にはプレスボード等からなる固
    い半中芯が中底と本底の中間に層着されており、
    ヒールカウンターは硬度の高いゴムからなりその
    内側下端が不踏部まで到達しており、踵部におけ
    る本底の接地面と中底の表面間の合計厚みが爪先
    部における同上厚みよりも2mmないし4mm厚くな
    つている幼児靴。
JP16129182U 1982-10-23 1982-10-23 幼児靴 Granted JPS5972902U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16129182U JPS5972902U (ja) 1982-10-23 1982-10-23 幼児靴

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JP16129182U JPS5972902U (ja) 1982-10-23 1982-10-23 幼児靴

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Publication Number Publication Date
JPS5972902U JPS5972902U (ja) 1984-05-17
JPS6125366Y2 true JPS6125366Y2 (ja) 1986-07-30

Family

ID=30354512

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JP16129182U Granted JPS5972902U (ja) 1982-10-23 1982-10-23 幼児靴

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JPS5972902U (ja) 1984-05-17

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