JPS6125301B2 - - Google Patents

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JPS6125301B2
JPS6125301B2 JP54146232A JP14623279A JPS6125301B2 JP S6125301 B2 JPS6125301 B2 JP S6125301B2 JP 54146232 A JP54146232 A JP 54146232A JP 14623279 A JP14623279 A JP 14623279A JP S6125301 B2 JPS6125301 B2 JP S6125301B2
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Osamu Maehara
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Ono Sokki Co Ltd
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Ono Sokki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5669531A publication Critical patent/JPS5669531A/ja
Publication of JPS6125301B2 publication Critical patent/JPS6125301B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M13/00Testing of machine parts
    • G01M13/02Gearings; Transmission mechanisms
    • G01M13/021Gearings

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば噛合歯車機構等のような動力
伝達機構において、入力軸と出力軸間の伝達誤差
を測定する装置に関する。
本出願人は、この種の装置として先に特開昭55
−78229「噛合試験装置」を提案した。
これは、駆動歯車の回転軸を入力軸とし、従動
歯車の回転軸を出力軸とし、各軸にロータリエン
コーダを取付けて、各軸が微小一定角度回転する
ごとにパルス信号を発生させると共に、その各パ
ルス信号を互に噛合う相手側の歯車の歯数で分周
して二つのパルス信号の周波数を同一にし、次い
で、その同一周波数のパルス信号の位相差を算出
するようにしたものである。
この装置は、ロータリエンコーダの出力パルス
信号を歯数に応じて分周することにより、同一周
波数の二つのパルス信号を形成し、事実上各歯車
がその噛合円周上を同一距離回動するごとにパル
スが得られるようにしているものであり、伝達誤
差が生じれば、二つのパルス信号の位相差は伝達
誤差の大きさに比例して変わることになり、した
がつて位相差を算出すれば、伝達誤差が求められ
ることになる。
なお、両歯車の歯数の比が約分可能であれば、
その約分した分子と分母の値で、ロータリエンコ
ーダの出力パルスを分周すればよいが、一般的に
は、特定の歯どうしが噛合うことを防ぐため、歯
数の比を約分不能にしている例が多い。したがつ
て、出力パルス信号は直接相手歯車の歯数で分周
することが多く、そうすると歯車の1回転ごとに
得られる分周後のパルス数は、歯数が多い程少な
くなり、その結果、歯車1回転中の伝達誤差の測
定点数も減少してしまうことになる。
ところで、駆動歯車と従動歯車間の回転の伝達
挙動を検討するのに、いま、駆動歯車が一定の滑
らかな回転であれば、従動歯車軸の回転は、両歯
車間に伝達誤差がない場合には両歯車の伝達比を
その一定回転に乗じたものとなり、伝達誤差があ
る場合には、その伝達誤差に応じて前記の滑らか
な回転が変動させられたものとなる。したがつ
て、この場合には従動歯車にロータリエンコーダ
を取り付け、その出力パルス信号の周期変動を測
定し、それから変動角変位成分を演算することに
より伝達誤差が判明し、しかも、この変動成分の
測定は、従動歯車軸の取り付けたロータリエンコ
ーダの出力パルスピツチに対応する回動角ごとに
求められるので、伝達誤差の測定点数を大にでき
ることになる。
しかしながら、実際には、駆動歯車を一定回転
させることは、駆動源自体のもつ変動や従動歯車
を介して加わる負荷の変動のために困難であり、
駆動歯車の回転そのものがある所定の一定回転を
中心に変動し、この結果、従動歯車軸の回転変動
成分中には、前記の伝達誤差に起因したものの他
に、駆動歯車の回転変動成分に伝達比倍した成分
が加わることになる。とすると、従動歯車軸の一
様回転に対する変動成分と、駆動歯車の一様回転
に対する変動成分とを別々に求めれば、その前者
の変動成分から後者の変動成分に伝達比倍した成
分を差引くことにより伝達誤差が求められること
になる。しかして、これら各歯車軸の回転変動成
分は、そこに取り付けられたそれぞれのロータリ
エンコーダの出力パルスのピツチ角に対応する微
小一定回動角ごとに求められるものであり、これ
によれば伝達誤差は、その微小一定回動角ごとに
測定され、結局、測定点数が大にできることにな
る。
本発明は、上記検討に基づいて創案された被測
定体の入力軸と出力軸間の伝達誤差の測定装置で
あり、被測定体の入、出力軸にそれぞれ取り付け
られた第1、第2のロータリエンコーダと、その
第1、第2のロータリエンコーダから出力される
第1、第2のパルス信号を入力し、その中心周波
数に対応した周波数をそれぞれ有する第1、第2
の基準パルス信号を形成する第1、第2の基準パ
ルス発生器と、前記第1のパルス信号と第1の基
準パルス信号および前記第2のパルス信号と第2
の基準パルス信号を入力し、それぞれの位相差を
それぞれ算出する第1、第2の位相差演算器と、
前記入、出力軸間の伝達比に応じて前記第1、第
2の位相差演算器の位相差出力の少なくとも一方
を係数倍する乗算器と、その乗算器出力と他方の
位相差演算器出力を入力し、その差を算出する減
算器とからなる。
以上のものにおいて、第1、第2のロータリエ
ンコーダから送出される第1、第2のパルス信号
は、第1、第2の基準パルス発生器に送られ、そ
れぞれの中心周波数に対応した周波数の第1、第
2の基準パルス信号が形成され、続いて、第1、
第2の位相差演算器において、それぞれ第1の基
準パルスと第1のパルス信号、第2の基準パルス
と第2のパルス信号の位相差が算出され、その位
相差出力の一方に対して入出力軸間の伝達比に対
応した係数が乗算され、その乗算器出力と他方の
位相差出力との差が算出される。
しかして、前記第1、第2の基準パルス信号の
周期は、それぞれ入力軸、出力軸が定常回転状態
において微小一定角度回動する時間に相当し、こ
の結果、それら基準パルス信号に対する第1、第
2のパルス信号の各ずれ時間は、定常回転角度回
動に対して変動した角度分の回動時間に対応し、
結局そのずれ時間と基準パルス信号の周期の比に
比例する各位相差は、入力軸、出力軸の定常回転
に対して変動したそれぞれの角変位成分となる。
したがつて、この一方の位相差出力、例えば第2
の位相差演算器の出力に出力軸から入力軸への伝
達比を乗じた値は、出力軸の角変位変動を入力軸
での角変位変動に換算したものとなり、結局この
換算値と実際の第1の位相差出力との差が、入力
軸の微小一定回動角度に対する出力軸の角変位変
動、すなわち伝達誤差を入力軸の回動角度に換算
して表わしたものとなる。
以下、実施例につき詳細に説明する。
第1図において、1は被測定体、例えば駆動歯
車13と従動歯車14とを噛合せた歯車機構であ
り、駆動歯車13の回転軸11の一端にはモータ
15が結合されている。したがつて、その回転軸
11は入力軸となり、その回転が歯車13,14
を介して伝達される駆動歯車14の回転軸12は
出力軸となる。
2,2′はロータリエンコーダであり、入力軸
11、出力軸12にそれぞれ取付けられ、各軸1
1,12が微小一定角度回動するごとにパルス信
号を発生する。したがつて、いま、駆動歯車の歯
数をZ1、従動歯車の歯数をZ2とすれば、入力軸1
1が1回転した際、出力軸12はZ1/Z2回転し、
この間ロータリエンコーダ2′から送出されるパ
ルス数は、ロータリエンコーダ2の送出パルス数
のZ1/Z2倍となる。
第8図の2,2′は、Z1/Z2が0.9の場合のロー
タリエンコーダ2,2′の出力パルス信号を示し
たもの〔以下、各要素の出力波形は要素の番号に
( )を付して示す〕である。その各周期は、モ
ータ15の回転数がn一定であれば、2′,2′に
拡大して示すように1/nP、(10/9)/nP[但
し、Pはロータリエンコーダ2,2′の1回転あ
たりの発生パルス数]となるわけであるが、実際
にはモータ15の回転変動や従動歯車14を介し
て伝達される負荷変動によりパルス出力2′の周
期は一点鎖線で示すように変動し、同様にパルス
出力2′の周期も、前記2′の変動が10/9倍され伝
達されてることによる変動と両歯車13,14間
の伝達誤差に起因する変動との和に応じて一点鎖
線に示すように変動する。
3,3′はロータリエンコーダ2,2′の出力パ
ルス信号がそそれぞれ導入され、そのパルス信号
の中心周波数に対応する周波数を有する基準パル
スを形成する基準パルス発生器であり、以下、そ
の詳細を説明する。
第2図は、基準パルス発生器3の実施例であ
り、クロツクパルス発振器31のクロツクパルス
を計数すると共に、ロータリエンコーダ2からの
出力パルスによつてその計数周期が制御され、パ
ルス周期ごとにその周期をクロツクパルスの数に
変換して出力する周期測定部32と、その周期計
数値をパルス周期ごとに入力し、その適宜複数個
の移動平均値を算出する中心周期測定部33と、
その中心周期値を入力すると共に、前記クロツク
パルス発振器31からのクロツクパルスを入力
し、クロツクパルスの計数値が中心周期値に一致
するごとに基準パルスを送出するパルス発生器3
4とからなり、その基準パルスが後述の位相差演
算器4に送出されている。
第3図は、第2図における中心周期測定部33
の実施例を示す詳細図であり、前記の周期測定部
32の出力と後記の減算器333の出力の導入さ
れる加算器331と、その加算器331の出力が
導入され、その導入ごとにその値をラツチするラ
ツチ回路332と、ラツチ回路332の出力とそ
の1/Nの出力桁の出力とが導入され、両値の差
を算出する前記減算器333とからなる。これに
おいては、前記の周期測定部32からロータリエ
ンコーダ2の出力パルス周期ごとに送出される周
期計数値xを加算器331に導入し、その導入ご
とに減算器333の出力と加算した値をラツチ回
路332にラツチするようになつており、そのラ
ツチ回路332からはそこにラツチされたラツチ
値yとその1/Nの値(ただし、Nは移動平均回
数であり、ラツチ値yの1/Nの出力はラツチ回
路332のy/Nのラツチ桁から取出される)を
前記減算器333に送出して両値の差y−y/N
を算出後、前記加算器331に送るようになつて
いる。したがつていま、周期測定部32からi番
目の周期計数値xiが加算器331に導入された
際は、ラツチ回路332にはそれ以前のN個の周
期計数値xi-1、xi-2、………xi-Nに対応した移
動加算値yi-1がラツチされていることになり、
その結果減算器333の出力はyi-1−yi-1/N
となつているので、新らたに加算器331で加算
され、ラツチ回路332にラツチされる値yi
は、xi+yi-1−yi-1/Nとなり、結局、yi/N
の出力は周期計数値N個の移動平均値、すなわ
ち、ロータリエンコーダ2から出力されるパルス
信号の中心周波数の周期に対応する平均周期とな
る。そして、その平均周期は、前記のパルス発生
部34に送出されている。
次に、第4図は、前記第2図におけるパルス発
生部34の実施例を示す詳細図であり、前記第3
図に例示た中心周期測定部33のラツチ回路33
2から送出される平均周期を記憶するメモリ34
1と、前記クロツクパルス発振器31(第2図)
からのクロツクパルスを計数するカウンタ343
と、メモリ341とカウンタ343の計数値とを
比較し、両値が一致するごとに後述の位相差演算
器4に基準パルスを送出すると共に、そのパルス
で前記カウンタ343をリセツトする比較回路3
42とからなつている。したがつて、比較回路3
43からは、メモリ341に記憶された平均周期
ごとに基準パルスが送出されることになり、結局
基準パルスの周波数は、ロータリエンコーダ2か
ら出力されるパルス信号の中心周波数と対応した
ものとなる。
第9図は、前記第2〜4図により詳述した基準
パルス発生器3の各要素の出力波形図であり、ロ
ータリエンコーダ2の出力パルス信号2は、周期
測定部32において、その周期ごとにクロツクパ
ルスより周期計数値32、すなわちXi、Xi+1
………に変換され、その周期計数値Xi、Xi+1
………は、中心周期測定部33′[第3図]にお
いて、そのN個の移動平均値33、すなわちy/
N[i番目の周期計数値Xiが導入されたときの
移動平均値yi/Nは、(Xi+yi-1−yi-1
N)/Nとなる]が演算される。しかしてこの移
動平均値y/Nに対する個々の周期計数値(X
i、Xi-1、………)の寄与率は1/Nであり、し
かも、それらの周期計数値は定常回転周期1/
nPに対応した周期計数値に対して正負に変動
することになり、結局、その移動平均値y/Nは
33定常回転周期計数値Xに対応したものとな
る。この移動平均値y/Nはパルス発生部34
[第4図]のメモリ341に記憶されていて、カ
ウンタ343でのクロツクパルスの計数値343
がy/Nと一致するごとに比較回路342から基
準パルス342が送出される。
以上、第1図における基準パルス発生器3の実
施例につき詳述したが、基準パルス発生器3′も
同様のものであり、基準パルス発生器3′から
は、ロータリエンコーダ2′の出力パルス信号の
中心周波数に対応する周波数を有する基準パルス
信号が送出されることになる。
再び第1図において4,4′は位相差演算器で
あり、位相差演算器4には、ロータリエンコーダ
2の出力パルス信号と基準パルス発生器3の基準
パルスが導入され、位相差演算器4′には、ロー
タリエンコーダ2′の出力パルス信号と基準パル
ス発生器3の基準パルスが導入され、各位相差演
算器4,4′では、それぞれ導入されているそれ
ら両パルスの位相差をそれぞれ算出するようにな
つている。
このように、パルス信号の中心周波数に相当す
る周波数の基準パルス信号ロータリエンコーダの
出力パルス信号の間の位相差を、パルス信号の周
期ごとに求めることは、結局定常的な回転に伴い
回動すべき角変位と実際に個々のパルス周期ごと
に生じた角位位との差、すなわち、本来回動すべ
き角変位に対する実際の角変位の進みあるいは遅
れ量を求めていることになり、いま、基準パルス
の周期をT、その間に本来回動すべき角変位(ロ
ータリエンコーダ2,2′のパルスピツチに対応
する軸11,12の回転角)をθ、個々のパルス
信号の周期と基準パルスの周期Tの間に生じた位
相ずれ時間を△Tとおけば、実際に生じた角変位
の進みあるいは遅れ量△θは次のように表わされ
る。
△θ=θ・△T/T (1) 第5図は、上記演算を高速で実行する前記位相
差演算器4の実施例であり、特開昭52−142568号
[高速型位相差変換器]として公知のものであ
る。これは大別して基準パルスの周期の逆数値
1/Tを算出する逆数演算器4A、位相ずれ時間
△Tを算出するずれ時間算出器4B、それに両値
1/Tと△Tを乗算する乗算器4Cとからなつて
いる。
先ず、逆数演算器4Aは、クロツクパルス発振
器41のクロツクパルス(周波数f)が導入され
る第1の比率乗算器42、その出力クロツクパル
スが導入される第2の比率乗算器43、その出力
クロツクパルスが減算端子に導入される減算カウ
ンタ44を主要素とし、減算カウンタ44は、前
記第1図の基準パルス発生器3から送出される基
準パルスを遅延回路45によつて所定の一定時間
遅延した遅延パルスが導入されるごとに初期値M
に復旧すると共に、その初期値Mから第2の比率
乗算器43の出力パルスを減算する動作を開始
し、その減算によつて時時刻々変化する減算カウ
ンタ44の計数値Nを前記第1、第2の比率乗算
器42,43の比率値設定端子に送り、それらの
比率値をN/M(Mは比率乗算器42,43のビ
ツト数により定まる一定値)に設定するようにな
つている。また、同時にその計数値Nは、第1の
ラツチ回路46にも送られており、基準パルス発
生器3からの基準パルスが第1のラツチ回路46
に印加されるごとに、そのときの計数値Nがラツ
チされるようになている。
したがつて、いま、減算カウンタ44が減算動
作を開始してから時間がtだけ経過したときの計
数値をN、それから微小時間△t経過したときの
計数値の変化量を△Nとすれば、△Nは次のよう
に表わされる。
△N=−(N/M)2f△t (2) 上式の△N、△tをdN、dtとおき、積分し、
t=0のとき、すなわち、減算開始時の計数値M
を初期条件として代入すれば、減算開始後、時間
がtだけ経過した際の計数値Nは次のようになつ
ていることわかる。
N=M/f・1/(t+M/f) (3) 第10図は、前記式(3)によつて表される減算カ
ウンタ44の計数値と時間tの関係を表した図で
あり、結局逆数を求めようとする時間より減算カ
ウンタ44の動作時間を一定時間M/fだけ遅ら
せるようにすれば、両者の関係は逆数関係とな
る。
そこで、前記遅延回路45の遅延時間をM/f
に設定しておくと、基準パルスが送出されてから
M/f遅れて減算カウンタ44が減算を開始し、
次の基準パルスが送出された際、そのときの減算
カウンタ44の計数値が第1のラツチ回路46に
ラツチされることになるので、減算カウンタ44
のこの間の減算時間tは、基準パルスの周期Tよ
りM/fだけ短い時間、すなわち、 t=T−M/f (4) となる。
したがつて、ラツチ回路46にラツチされる計
数値Nは、(4)式を(3)式に代入して得た次式から明
らかなように、基準パルスの周期の逆数値に比例
したものとなる。
N=M/f・1/T (5) 以下、この動作は基準パルスの周期ごとに繰返
されることになる。
次に、ずれ時間算出器4Bは、基準パルス発生
器3からの基準パルスぎ導入されると開き、ロー
タリエンコーダ2からのパルス出力が導入される
と閉じ、両パルスの位相ずれ時間に応じた時間幅
のゲート信号を形成するゲート制御回路47と、
そのゲート信号の開いている間、クロツクパルス
発振器41のクロツクパルスを導通するゲート回
路48とからなり、第11図に示す[各要素の出
力は要素番号に( )を付して示す]ように基準
パルス3とロータリエンコーダ2の出力パルス信
号2のずれ時間△Tに対応したゲート信号47を
形成し、そこにクロツクパルスを導入して△Tに
対応するクロツクパルスの群48を形成し、乗算
器4Cに送出している。
乗算器4Cは、前記ずれ時間算出器4Bから送
出される△Tに対応するクロツクパルス数をもつ
パルス群が導入されると共に、前記逆数演算器4
Aの第1のラツチ回路46のラツチ値(基準パル
ス周期の逆数値に比例した(5)式の値)が比率設定
端子に導入され、パルス群に比率値N/M(Mは
一定値)を乗ずる第3の比率乗算器49と、その
比率倍されたパルス群を計数するカウンタ50
と、カウンタ50の計数値をロータリエンコーダ
2からのパルス信号が印加されるごとにラツチす
る第2のラツチ回路51とからなり、前記カウン
タ50は、基準パルスが印加されるごとにリセツ
トされるようになつている。
これにおいては、第11図に示すように前記ゲ
ート回路48からのクロツクパルス群48が、比
較値倍されてその群中のクロツクパルス数が変え
られ、その比率倍されたクロツクパルス群49は
カウンタ50により計数され、その計数値50は
前記パルス信号2の送出ごとにラツチ回路51に
ラツチされる。
したがつて、カウンタ50に計数され、ラツチ
回路51にラツチされる計数値Cは、ずれ時間△
Tに対応したクロツクパルス数に、基準パルスの
周期の逆数値1/Tに対応した比率値を乗じた数
値となり、次式のようになる。
C=(f・△T)(M/f・1/T)/M=M・△T
/T (6) 前記(1)式とこの(6)式を比較すれば明らかなよう
に、Cは△θに比例することになり、これでロー
タリエンコーダ2の出力パルス信号の周期ごとに
生じた入力軸11の定常的な角変位に対する実際
の角変位の進みあるいは遅れが求められたことに
なる。
以上、第1図の位相差演算器4の実施例につき
詳述したが、他方の位相差演算器4′も同様のも
のであり、第8図に4′として示したように位相
差演算器4′からはロータリエンコーダ2′の出力
パルス信号の周期ごとに生じた出力軸11の定常
的な角変位に対する実際の角変位の進みあるいは
遅れが求められることになる。
次に位相差演算器4,4′の出力を利用して伝
達誤差を求めることになるが、伝達誤差は一方の
歯車の回転角変位を基準にして定められるもので
あり、先ず、その一方の角度に他方の角度を換算
する必要がある。すなわち、いま、伝達比9/10
の減速歯車系を例にとると、位相差演算器4(入
力軸11側)からは入力軸11がθ回転するごと
に角変位の進み、遅れ出力が送出され、入力軸1
1が(10/9)θ回転したとき、出力軸12はθ
だけ回転して位相差演算器4′から出力軸12の
θごとの角変位のみ、遅れが送出されることにな
る。したがつて、入力軸11の角変位を基準にし
て出力軸12の角変位をみると、出力軸12の角
変位は入力軸11の9/10であり、入力軸11の
角変位を基準にした伝達誤差を求めるには、出力
軸12の角変位を10/9倍した上で、入力軸11
の角変位と出力軸12の角変位の10/9倍した換
算値との差を求める必要がある。
ところで、位相差演算器4,4′の出力は、
入、出力軸11,12のそれぞれの定常角変位に
対する進み、遅れの角変位に対応したものであ
り、したがつて、入力軸11の角変位を基準にし
た角度単位で伝達誤差を算出するには、位相差演
算器4′の出力に入力軸11の角変位と出力軸1
2の角変位の比を乗じた後、それと位相差演算器
4の出力との差を算出すればよく、また、出力軸
12を基準にした伝達誤差を算出する場合には、
位相差演算器4の出力に出力軸12の角変位と入
力軸11の角変位の比を乗じた後、位相差演算器
4′の出力との差を算出すればよいことになる。
第1図の実施例は、入力軸11を基準にした角
度単位で伝達誤差を求めているものであり、位相
差演算器4′の出力に乗算器6によつて入力軸1
1と出力軸12の角変位の比を乗じ、第8図の
4′中に6として破線で示すように実線の位相差
出力51′の伝達比に対応した換算を行ない続い
て、その乗算器6の出力と位相差演算器4の出力
との差〔第8図7〕を減算器7により算出し、伝
達誤差を求めるようにしたものである。
なお、上記実施例においては、基準パルス発生
器3,3′をクロツクパルス発振器31、周期測
定部33、パルス発生器34により構成した場合
につき例示したが、PLL回路により構成してもよ
い。
第6図は、その実施例であり、位相検出部3
5、ローパスフイルタ36、電圧制御発振器37
からなるPLL回路の位相検出部35に第12図に
示す[各要素の出力波形は要素番号に( )を付
して示してある]ようにロータリエンコーダ2ま
たは2′の出力パルス信号と電圧制御発振器37
の出力パルスを導入し、その位相ずれを位相検出
部35により検出すると共に、それをローパスフ
イルタ36で平滑化し、その平滑電圧に比例した
パルスを電圧制御発振器37から発振させること
により、その発振パルスがロータリエンコーダ2
または2′の出力パルス信号の中心周波数を有す
る基準パルスとなるようにしたものである。
また、上記第6図の位相検出部35の代りに位
相差演算器4または4′を利用し、その出力を平
均化した後、D−A変換し、その変換電圧に応じ
て電圧制御発振器から基準パルスを発生し、それ
を位相差演算器に導入するようにしてもよい。
第7図は、その実施例であり、位相差演算器4
の出力を前記第3図で例示した中心周期測定部3
3と同様の平均回路33′に導入し、その平均位
相差を算出すると共に、それをD−A変換器39
で電圧に変換し、その電圧に応じたパルス信号を
電圧制御発振器38により発生させ、その発振パ
ルスがロータリエンコーダ2の出力パルスの中心
周波数に対応した周波数を有する基準パルスとな
るようにしたものである。
すなわち、これにおいては、位相差演算器4が
第6図の位相検出部35と同じ役割を、また平均
回路33′とその出力をアナログ電圧に変換する
D−A変換器が第6図のローパスフイルタ36と
同じ役割を受けもつことになる。
したがつて、この場合、位相差演算器4の出力
を最初にD−A変換し、それをローパスフイルタ
を介して電圧制御発振器38に導入するようにし
てもよいこともちろんである。
また、位相差演算器4,4′の実施例を第5図
につき例示したが、その逆数演算器4Aはあらか
じめ逆数値をメモリに記憶しておくと共に、ロー
タリエンコーダのパルス周期をクロツクパルスで
計数し、その計数値に対応する逆数値をメモリの
所定番地から読出すようにしてもよく、さらに、
アナログ的に逆数関数を発生させてそれをパルス
周期ごとに取出すようにしてもよい。
以上のとおりであり、本発明は、入力軸、出力
軸のそれぞれにつき、定常的な角変位に対する実
際の角変位の進みあるいは遅れを算出し、最終的
に基準とする軸の角度単位に他方の軸の進み、遅
れ角変位の単位を換算し、差を算出しているの
で、伝達誤差は、基準軸の1回転ごとに、そこに
取付けられたロータリエンコーダの出力パルス数
だけ得られ、微小回動角ごとの伝達誤差が求めら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロツク線図、
第2図は第1図の基準パルス発生器3の実施例を
示すブロツク線図、第3図は第2図の中心周期算
出部の実施例を示すブロツク線図、第4図は第2
図のパルス発生器の実施例を示すブロツク線図、
第5図は第1図の位相差演算器の実施例を示すブ
ロツク線図、第6図、第7図は第1図の基準パル
ス発生器の他の実施例を示すブロツク線図第8図
は第1図のものの出力波形図、第9図は第2〜第
4図のものの出力波形図、第10図は第5図の4
Aの出力波形図、第11図は第5図の4Bおよび
4Cの出力波形図、第12図は第6図のものの出
力波形図である。 1:被測定体、11:入力軸、12:出力軸、
2,2′:ロータリエンコーダ、3,3′:基準パ
ルス発生器、4,4′:位相差演算器、6:表算
器、7:減算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被測定体の入、出力軸にそれぞれ取付けられ
    た第1、第2のロータリエンコーダと、その第
    1、第2のロータリエンコーダから出力される第
    1、第2のパルス信号を入力し、その中心周波数
    に対応した周波数をそれぞれ有する第1、第2の
    基準パルス信号を形成する第1、第2の基準パル
    ス発生器と、前記第1のパルス信号と第1の基準
    パルス信号および前記第2のパルス信号と第2の
    基準パルス信号を入力し、それぞれの位相差を算
    出する第1、第2の位相差演算器と、入、出力軸
    間の伝達比に応じて前記第1、第2の位相差演算
    器の位相差出力の少なくとも一方を係数倍する乗
    算器と、その乗算器出力と他方の位相差演算器出
    力を入力し、その差を算出する減算器とからなる
    ところの伝達誤差測定装置。
JP14623279A 1979-11-12 1979-11-12 Transmission error measuring device Granted JPS5669531A (en)

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CN106840652B (zh) * 2017-01-18 2019-03-22 北京工业大学 一种基于齿轮整体误差的动态传动误差预测方法
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