JPS61251585A - 窒化珪素質摺動部材の製造方法 - Google Patents
窒化珪素質摺動部材の製造方法Info
- Publication number
- JPS61251585A JPS61251585A JP9196685A JP9196685A JPS61251585A JP S61251585 A JPS61251585 A JP S61251585A JP 9196685 A JP9196685 A JP 9196685A JP 9196685 A JP9196685 A JP 9196685A JP S61251585 A JPS61251585 A JP S61251585A
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- JP
- Japan
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- silicon nitride
- pores
- sliding member
- manufacture
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- Prior art date
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えばカーエアコンのコンプレッサ内部の潤
滑油の洩れを防ぐために用いられる窒化珪素質摺動部材
に関し、詳細にはその製造方法に関するものである。
滑油の洩れを防ぐために用いられる窒化珪素質摺動部材
に関し、詳細にはその製造方法に関するものである。
(従来の技術)
従来この種のものとしては、特公昭49−36892号
公報あるいは特開昭57−157864号公報に記載さ
れている。ごとく、摺動部材に例えば油溜部としての気
孔を設ける点が開示されている。
公報あるいは特開昭57−157864号公報に記載さ
れている。ごとく、摺動部材に例えば油溜部としての気
孔を設ける点が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、これら従来技術のものには気孔を設ける
ための具体的方法は何ら記載がない。
ための具体的方法は何ら記載がない。
一方、最近、上記のごとき摺動部材として窒化珪素(s
tsN、)焼結体を採用しようとする試みがある。当然
、この5L3N、焼結体にも上述の気孔を設けなければ
ならないが、該St、N。
tsN、)焼結体を採用しようとする試みがある。当然
、この5L3N、焼結体にも上述の気孔を設けなければ
ならないが、該St、N。
焼結体は非常に高強度でかつ難加工性であるため、例え
ば後加工では気孔などの油溜部を形成するのは極めて困
難である。
ば後加工では気孔などの油溜部を形成するのは極めて困
難である。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、燃結助剤を含む窒化珪素粉末に、粒径5〜1
50μの可燃性物質を外容量%で3〜15容量%添加し
、所定の形状に成形した後、前記可燃性物質を熱分解さ
せ、非酸化性雰囲気中で焼成して表面に気孔を形成した
ものである。
50μの可燃性物質を外容量%で3〜15容量%添加し
、所定の形状に成形した後、前記可燃性物質を熱分解さ
せ、非酸化性雰囲気中で焼成して表面に気孔を形成した
ものである。
本発明において、可燃性物質の粒径および添加量は上記
のごとくであるが、粒径が5μを下回るとSt、N、焼
結体の焼成収縮により気孔が生成せず、一方150μを
超えると気孔の絶対数が少なくなる。
のごとくであるが、粒径が5μを下回るとSt、N、焼
結体の焼成収縮により気孔が生成せず、一方150μを
超えると気孔の絶対数が少なくなる。
また、添加量が3容量%(VOI%)を下回ると、やは
り気孔数が少なく、1・5v01%を超えると気孔が連
続孔を形成し、油などの液体が洩れてしまい気密が保た
れなくなる。
り気孔数が少なく、1・5v01%を超えると気孔が連
続孔を形成し、油などの液体が洩れてしまい気密が保た
れなくなる。
本発明においては、可燃性物質として、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、メラミン樹脂
等の他にグラファイトも使用可能である。
フェノール樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、メラミン樹脂
等の他にグラファイトも使用可能である。
本発明の材料の成形法としては金型成形の他に、ワック
ス、αオレフイン共重合物、高密度ポリエチレンを成形
バインダーとして用いた射出成形法でもよい。
ス、αオレフイン共重合物、高密度ポリエチレンを成形
バインダーとして用いた射出成形法でもよい。
(作 用)
本発明によれば、可燃性物質の分解跡が気孔となる。
(発明の効果)
従って、本発明はSt、N4の焼結体より成る摺動部材
に、油などの液体を溜める気孔を簡単に形成できる。
に、油などの液体を溜める気孔を簡単に形成できる。
(実施例)
平均粒径2μ以下のSi、N4原料に、焼結助剤として
、内型量%でスピネル5wt%およびY2O,5wt%
を添加し混合した。これに可燃物として原料段階の粉末
状のエポキシ樹脂を表10隘で示す割合で混合し、次に
造粒バインダー、−例としてアクリル系樹脂を加え、成
形材料とした。
、内型量%でスピネル5wt%およびY2O,5wt%
を添加し混合した。これに可燃物として原料段階の粉末
状のエポキシ樹脂を表10隘で示す割合で混合し、次に
造粒バインダー、−例としてアクリル系樹脂を加え、成
形材料とした。
この材料を所定の形状に金型成形し、400℃で可燃物
の熱分解および脱酸形バインダー行った。
の熱分解および脱酸形バインダー行った。
次いで、1750℃、N2雰囲気で焼成し、Si3 N
4焼結体を得た。ここで可燃物の熱分解跡は、焼結体中
に添加可燃物により制御された大きさく例えば10〜1
00μ)および量(例えば300個/mm”)を持つ気
孔となる。この気孔は、摺動部材として加工された摺動
面で、潤滑液体を保持する効果をもち、耐久性が向上す
る。
4焼結体を得た。ここで可燃物の熱分解跡は、焼結体中
に添加可燃物により制御された大きさく例えば10〜1
00μ)および量(例えば300個/mm”)を持つ気
孔となる。この気孔は、摺動部材として加工された摺動
面で、潤滑液体を保持する効果をもち、耐久性が向上す
る。
本発明のSi、N、焼結体を摺動部材の代表であるメカ
ニカルシールに適用した例を示す。第1図に示すように
、メカニカルシールはコンプレッサハウジング1に固定
された固定環2と回転軸6に固定された従動環3の摺接
により密封流体の洩れを防ぐものであり、ここで、固定
環2に窒化珪素焼結体を、従動環3に樹脂結合カーボン
を配した。図中、4はスプリングで、従動環3を固定環
2に圧接するものであり、5は0リングである。
ニカルシールに適用した例を示す。第1図に示すように
、メカニカルシールはコンプレッサハウジング1に固定
された固定環2と回転軸6に固定された従動環3の摺接
により密封流体の洩れを防ぐものであり、ここで、固定
環2に窒化珪素焼結体を、従動環3に樹脂結合カーボン
を配した。図中、4はスプリングで、従動環3を固定環
2に圧接するものであり、5は0リングである。
5fxNa焼結体は、摺動面として2μダイヤモンドに
よりラップ加工を実施した。
よりラップ加工を実施した。
表1に示した試料について、それぞれ油洩れ量を測定し
た結果を第2図に示す。オイル洩れ量は回転軸6上にフ
ェルトを配設し、固定環2と従動環3との摺動面より洩
れる油をフェルトで吸収し、該フェルトの重量を測定す
ることで求めた。第2図において、可燃性物質“の粒径
が5μを下回ると耐久性が劣化するが、これは、焼成収
縮により、気孔が生成しないためである。隘8ように1
50μを超えた場合は、気孔の絶対数が少なく油潤滑が
円滑でないため、特性劣化する。また、添加量が1lh
lのように3V01%を下回った場合には同様に気孔数
が少なく添加量がNa1Oのように15VOI%を超え
ると、気孔が連続孔を形成し、気密が保たれるなくなる
。
た結果を第2図に示す。オイル洩れ量は回転軸6上にフ
ェルトを配設し、固定環2と従動環3との摺動面より洩
れる油をフェルトで吸収し、該フェルトの重量を測定す
ることで求めた。第2図において、可燃性物質“の粒径
が5μを下回ると耐久性が劣化するが、これは、焼成収
縮により、気孔が生成しないためである。隘8ように1
50μを超えた場合は、気孔の絶対数が少なく油潤滑が
円滑でないため、特性劣化する。また、添加量が1lh
lのように3V01%を下回った場合には同様に気孔数
が少なく添加量がNa1Oのように15VOI%を超え
ると、気孔が連続孔を形成し、気密が保たれるなくなる
。
(以下余白)
表1
なお、本発明はコンプレッサ以外の他の種々の用途にも
使える。
使える。
第1図は本発明方法により得られた摺動部材を使用した
メカニカルシールを示す断面図、第2図は本発明方法の
効果を説明する特性図である。 2・・・固定環。 代理人弁理士 岡 部 隆 第 1 図 第2図 四Fk?11Fl(Hr ) 手続補正書 昭和60年 5月 3日
メカニカルシールを示す断面図、第2図は本発明方法の
効果を説明する特性図である。 2・・・固定環。 代理人弁理士 岡 部 隆 第 1 図 第2図 四Fk?11Fl(Hr ) 手続補正書 昭和60年 5月 3日
Claims (2)
- (1)燃結助剤を含む窒化珪素粉末に、粒径5〜150
μの可燃性物質を外容量%で3〜15容量%添加し、所
定の形状に成形した後、前記可燃性物質を熱分解させ、
非酸化性雰囲気中で焼成して表面に気孔を形成した窒化
珪素質摺動部材の製造方法。 - (2)前記可燃性物質は、エポキシ樹脂である特許請求
の範囲第1項記載の窒化珪素質摺動部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60091966A JPH0631178B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 窒化珪素質摺動部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60091966A JPH0631178B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 窒化珪素質摺動部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61251585A true JPS61251585A (ja) | 1986-11-08 |
JPH0631178B2 JPH0631178B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=14041286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60091966A Expired - Lifetime JPH0631178B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 窒化珪素質摺動部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631178B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01239071A (ja) * | 1988-03-17 | 1989-09-25 | Kanebo Ltd | セラミック多孔体の製造方法 |
JP2002121073A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-23 | Asahi Glass Co Ltd | 窒化ケイ素フィルタの製造法 |
WO2018003258A1 (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-04 | 日本ピラー工業株式会社 | メカニカルシール |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59156954A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-06 | 三井造船株式会社 | 多孔質セラミツクスの製造方法 |
-
1985
- 1985-04-26 JP JP60091966A patent/JPH0631178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59156954A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-06 | 三井造船株式会社 | 多孔質セラミツクスの製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01239071A (ja) * | 1988-03-17 | 1989-09-25 | Kanebo Ltd | セラミック多孔体の製造方法 |
JP2002121073A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-23 | Asahi Glass Co Ltd | 窒化ケイ素フィルタの製造法 |
WO2018003258A1 (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-04 | 日本ピラー工業株式会社 | メカニカルシール |
JP2018003965A (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 日本ピラー工業株式会社 | メカニカルシール |
US10876633B2 (en) | 2016-07-01 | 2020-12-29 | Nippon Pillar Co., Ltd. | Mechanical seal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0631178B2 (ja) | 1994-04-27 |
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