JPS61249448A - Ｃｔ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は被検体のスキャノ像上に断面変換像を組み合せ
て表示するようにしたＣＴ装置に関するものである。

［発明の技術的背景とその問題点］ 従来、医療診断に用いられるＣＴ装置においては一般に
被検体のスキャノ像や被検体の体軸と直交する方向のＣ
Ｔ像（断層像）を表示手段に表示し、これらを診断に供
することが行われている。

この場合、スキャノ像は被検体に対するＸ線のスキャン
を実施する場合の大まかな位置を計画するために用いら
れており、かつ、このスキャノ像は被検体の体軸に平行
な方向から収集されたものであるため、ＣＴ像との関連
は薄く例えば病変部の位置情報を適確に得ることができ
ないという問題がある。

［発明の目的］ 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、連続し
て得られるＣＴ像を基に作成した断面変換像をスキャノ
像に組み合せることにより、被検体の病変部の位置情報
を適確に得ることができるＣ■装置を提供することを目
的とするものである。

［発明の概要］ 上記目的を達成するための本発明の概要は、被検体に向
けてＸ線を１射し、透過Ｘ線を基に被検体のスキャノ像
及びＣ１ｌを作成しこれらを表示手段上に表示するよう
にしたＣＴ装置において、被検体のスキャノ像と、被検
体のＣＴｌ１を断面変換して得られた断面変換像とを互
いに対応づけつつ表示手段上に組み合せて表示するよう
にしたことを特徴とするものである。

［発明の実施例１ 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図に示す実施例装置は、回転可能に構成された架台
１と、この架台１の中心部に出入可能に構成された寝台
２と、寝台２上に横臥して架台１の中心部に挿入される
被検体Ｍを挾んで対峙するように架台１に取り付けられ
たＸ線管３及び検出器４と、前記架台１及び寝台２の駆
動状態を制御する架台・寝台制御部５と、前記Ｘ線管３
によるＸ１ｉｌｌｌＩ射の諸条件（管電圧、管電流、＠
射タイミング等）を制御するＸ線管制御部６と、前記検
出器４により得られるＸＳ＊透過データを収集するデー
タ収集部７と、この装置全体の制御を行なうＣＰＬＩを
含むシステム制御部８と、このシステム制御部８に接続
された表示手段９．入力部１０及びラインプリンタ１１
と、システム制御部８に接続され第２図のフローチャー
トで示すような画像処理プログラムを格納したメモリを
含む記憶部１２とを有して構成されている。

前記表示手段９は例えばＣＲＴディスプレイにより、前
記入力部１０はキーボード又はトラックボールにより構
成されている。また、前記記憶部１２は磁気テープ、フ
ロッピーディスク、！！気ディスク等により構成されて
いる。

次に上記構成の装置の作用を説明する。

まず被検体Ｍのスキャノ像を求める手順について説明す
る。

寝台２上に被検体Ｍを横臥させた状態で、架台・寝台制
御部５により架台１及び寝台２を駆動制御し、ｘＩ管３
及び検出器４を第３図に示すように水平位置で固定する
とともに被検体Ｍを同図に矢印で示すＸ方向に移動させ
る。そして被検体Ｍの移動と同時にＸ線管３より被検体
Ｍに向けてファンビームＦＢを＠射し、被検体Ｍを透過
した透過Ｘ線を検出器４で検出する。検出器４で得られ
たＸ線透過データはデータ収集部７で収集され、さらに
システム制御部８により記憶部１２に格納されるととも
に表示手段９上にスキャノ像として表示される。

次に、このスキャノ像を基にＣＴ像及び断面変換像を求
める手順について説明する。

オペレータは第５図（ａ　）に示すように表示手段９上
のスキャノ像に対しスキャン計画によりスキャン予定位
ｆｌｓ１．ｓｚ・・・を計画する。そして、このスキャ
ン予定位１ｉｓｔ　、８２・・・にしたがって架台・寝
台制御８Ｂ５に対し入力部１０からシステム制御部８を
介して信号を送り、寝台２を一定位置に固定するととも
に被検体ＭのまわりにＸＰｌ管３及び検出器４を一定角
度づつ回転させつつスキャンを行い第４図に示すように
スキャン予定位置８１．８２・・・にそれぞれ対応する
ＣＴ画像Ｃｔ　。

ＳＣ２・・・を求める。この場合、ＧＴ像ＳＣｔ　、Ｓ
Ｃ２・・・に対応する収集データは記憶部１２に格納さ
れ、かつ、システム制御部８で処理されて表示手段９上
に随時表示可能となる。

オペレータは第１番目のＣＴｆｆｌｋＳＣｔを表示手段
９上に表示し、この第１番目のＣＴ像Ｓりｔ上に断面変
換ＩＩＰを設定する。

システム制御部８は、画像処理プログラムにしたがい第
１番目のＣＴｉ１ｌＳＣｔと第２番目のＣＴ像ＳＣ２に
対応する収集データを記憶部１２から読み出し、これら
の収集データを基にスキャン予定位１ｉｓｔ　、８２間
のデータを補間処理により求めて断面変換像を作成し、
さらにスキャノ像のピクセルサイズに対応させるための
ビクセル変換（拡大又は縮小）処理及び−次変換（回転
、平行移動）処理を行いこの処理結果を一旦記憶部１２
に格納する。そして、システム制御部８は予め記憶部１
２に記憶されているＣ丁像作成時の寝台２の位置情報を
基に、既に格納されているスキャノ像の収集データと断
面変換像のデータとを読み出し、これらを重ね合せて表
示手段９に送る。この結果、表示手段９上には第５図（
ｂ）に示すようにスキャノ像上のスキャン予定位Ｍｓｔ
　、８２間における断面変換像が表示される。

以降同様にして各スキャン予定位置間の断面変換像が順
次表示手段９上のスキャノ像に重ね合されて表示され、
この結果、第５図（Ｃ）に示すように例えば被検体Ｍの
病変部Ｑの位置がスキャノ像上に明確に表示されること
になるので、診断上極めて有効な被検体Ｍの情報を得る
ことができる。

本発明は上述°した実施例に限定されるものではなく、
その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。

例えば、スキャノ像を用いながらスキャン計画を行うと
きにこの装置を利用すれば直ちに目的部位の断面変換像
を得ることができるため、それ以後の不要なスキャンを
省略でき被検体の負担軽減やスキャン処理の迅速化を図
ることができる。

また、断面変換線の設定は、第４図に示すスキャノ像の
収集方向とは直交する方向のばか任意の角度をもつ方向
とすることができ、サジタル像ばかりでなくコロナル像
を得ることも可能である。

〔発明の効果〕

以上詳述した本発明によれば、スキャノ像の所望の部位
にＣＴ像を基に作成した断面変換像を組み合せて表示す
ることができ、被検体の病変部の位置苫診断に有効な情
報を適確に得ることができるＣＴ装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置を示すブロック図、第２図
は同装置の記憶部に格納する画像処理プログラムの内容
を示すフローチャート、第３図はスキャノ像を作成する
場合のＸ線管及び検出器と被検体との位置関係を示す説
明図、第４図はスキャノ像とＣＴ像とを示す説明図、第
５図（ａ　）はスキャノ像上にスキャン予定位置を計画
する場合の説明図、第５図（ｂ）はスキャノ像上に第１
番目及び第２番目のＣＴ像を基に作成した断面変換像を
組み合せた状態を示す説明図、第５図（０）はスキャノ
像上に断面変換終了後の断面変換像を組み合せた状態を
示す説明図である。 １・・・架台、２・・・寝台、３・・・Ｘ線管、４・・
・検出器、５・・・架台・寝台制御部、６・・・Ｘ線管
制御部、７・・・データ収集部、８・・・システム制御
部、９・・・表示手段、１０・・・入力部、１１・・・
ラインプリンタ、１２・・・記憶部、Ｍ・・・被検体。 代理人　弁理士　則　近　憲　佑（ほか１名）ＣＧ） （ｂ） （Ｃ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検体に向けてＸ線を曝射し、透過Ｘ線を基に被
   検体のスキャノ像及びＣＴ像を作成しこれらを表示手段
   上に表示するようにしたＣＴ装置において、被検体のス
   キャノ像と、被検体のＣＴ像を断面変換して得られた断
   面変換像とを互いに対応づけつつ表示手段上に組み合せ
   て表示するようにしたことを特徴とするＣＴ装置。
2. （２）前記断面変換像はサジタル像である特許請求の範
   囲第１項記載のＣＴ装置。