JPS61247969A - カルシウムの分析方法およびその分析用試薬 - Google Patents

カルシウムの分析方法およびその分析用試薬

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JPS61247969A JP61093488A JP9348886A JPS61247969A JP S61247969 A JPS61247969 A JP S61247969A JP 61093488 A JP61093488 A JP 61093488A JP 9348886 A JP9348886 A JP 9348886A JP S61247969 A JPS61247969 A JP S61247969A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液体中、特に体液中のカルシウムを分析するた
めの試薬およびその分析方法に関する。
オルト−クレゾールフタレインコンプレクソンを使用し
、液体中のカルシウムを分析する方法は多くの工業的お
よび臨床的研究室で慣用されている方法である。カルシ
ウムとの赤色錯体の生成は1955年に初めて報告され
た〔アナリスト80,713頁(1955年)参照〕。
その後、この方法は絶えず改良され、この間に、この方
法は連続測定装置、遠心分析装置および個々に測定を行
う装置を使用するシステムで行うことができるようにな
った。
カルシウムの測定につき文献に知られている方法には、
原子吸収法があるが、この方法は非常に時間がかかる。
今日では、炎光光度法が一般に、臨床的研究室で血清中
のカルシウムの分析に使用されているが、この方法はす
) IJウムイオンにより干渉されるために適当な炎光
光度計を必要とする。一般に、測光分析法は血清中のカ
ルシウムの分析に適するだけであり、これらは問題を生
じやすく、また、原子吸収法または炎光光度法による分
析法とは良好な適応性を示さない。既知の測光分析法の
もう一つの欠点は、シアン化カリウムを使用することで
あV(西ドイツ国特許第2,335,350号明細書参
照)、この化合物からは酸性にすると、致死的毒性を有
するシアン化水素が生成する可能性がある。
双性イオン性緩衝剤の存在下にカルシウムを分光光度分
析するための試薬が米国特許第3.822,116号に
記載されている。この特許にあげられている緩衝物質お
よび格別に使用されているグリシンは呈色反応に必要な
一範囲で要求される緩衝能を有せず、従ってこの方法の
感度は相当程度低下する。
本発明の目的は簡便な操作と良好な感度および精度を特
徴とし、かつ、分析対象拭科として。
血清、血漿および尿並びに、たとえば分析流出液などを
予備処理することなく、そのまま、直接に使用できると
いうカルシウムイオンの測光分析方法およびその分析用
試薬を提供することにある。この試薬および(または)
方法は、通常の実験室で使用されている光度計および自
動分析機で使用でき、そして、操作方法もこの目的に適
う方式で行い得る。本発明のもう一つの目的は、シアン
化物または毒性の緩衝物質、たとえばジエチルアミンお
よびジェタノールアミンを含有しない測光分析用試薬お
よび(または)分析方法を提供することにある。これは
最近の分析機が多数の異なる試験を同時に行なうもので
あり、従って分析後の物質またはすすぎ液が別の試験か
らの酸と接触し、シアン化水素が生成する可能性がある
からである。
上記の目的は、本発明によジ双性イオン性緩衝剤として
スルホン酸アミン化合物を使用することにより達成され
る。驚くべきことに、この緩衝剤を塩基として使用する
場合には、前記の欠点が生じないことが見い出された。
従って、本発明は液体中のカルシウムの分析用試薬であ
って、実質的にオルトークレゾールフタレインコンブレ
クンン、酸および双性イオン性緩衝剤を含有し、その緩
衝剤が一般式(式中R1およびR2は同一または異なり
、Hであるかまたはそれぞれ8個までのC原子を有する
アルキル、ヒドロキシアルキルあるいはシクロアルキル
を表わし、そしてR3は8個までのC原子を有するアル
キルまたはヒドロキシアルキルを表わす)で示されるス
ルホン酸アミン化合物の少なくとも一種であることを特
徴とする試薬に関する。
本発明は、また、液体中のカルシウムの分析方法に関す
るものであり、この方法は、被分析試料をオルトークレ
ゾールフタレインコンブレクソン、酸および上記一般式
で表わされる双性イオン性緩衝剤と混合し、次いで9〜
11の一領域で生じる色の強度を測定することよりなる
方法である。
好適な緩衝剤としては、上記一般式において、R1カシ
クロヘキシルまたはヒドロキシエチルを表わし、R2が
水素を表わし、そしてR5が2〜6個のC原子を有する
アルキルまたはヒドロキシアルキルを表わす化合物、特
に〔3−(シクロヘキシル)−アミノコ−プロパンスル
ホン酸、[2−(シクロヘキシル)−アミノコ−エタン
スルホン酸、(3−(ジヒドロキシエチル)−アミノコ
−2−ヒドロキシブロノぞンスルホン酸および〔6−(
シクロヘキシル)−アミノコ−2−ヒドロキシプロパン
スルホン酸並びにこれらの化合物の混合物があげられる
本発明による試薬は、オルト−クレゾールフタレインコ
ンプレクソン、酸および上記の緩衝剤を含有し、そして
必要に応じ、マグネシウムイオンを遮蔽するための8−
ヒドロキシキノリン並びに洗剤および安定化剤などを含
有させることができる。
好ましい態様において、本発明による試薬は。
オルトークレゾールスルホフタレインコンブレクソン、
8−ヒドロキシキノリンおよび酸を含有する酸性呈色剤
およびアルカリ・性双性イオン緩衝剤よりなる。これら
2種の溶液は、分析に際して、呈色反応に必要な約9〜
11の領域の一値が得られるように混合される。
酸呈色剤はオルト−クレゾールフタレインコンプレクソ
ン0.01〜1s7t、s−ヒドロキシキノリン0〜5
y7tおよび試験に用いられるその他の成分を併存し得
、かつ、呈色反応を干渉しない酸0.01〜0.3モル
/lを含有する。酸は0.5〜約3の範囲内の−が得ら
れるような量で加えられる。使用できる酸は、例えば、
塩酸、硫酸、硝酸またはリン酸のような鉱酸あるいは重
硫酸カリウム、スルホサリチル酸、ナフタレンスルホン
酸、ナフタレンジスルホン酸、サリチル*。
アセチルサリチル酸、クエン酸または酒石酸のような固
体の、非揮発性酸のいずれでもよい。
固体の酸は呈色剤を凍結乾燥させた形で、錠剤として、
または担体に結合させて使用する場合に特に必要である
。乾燥状態で調製されている呈色剤は溶剤の添加により
使用状態におかれる。
溶剤は、たとえば水、分析対象試料それ自体または別の
溶剤などいずれでもよい。
前記の双性イオン性緩衝溶液は別個に製造する。この溶
液は、前記の緩衝物質を0.05〜1モル/lの濃度で
含有し、そして、必要に応じ。
ポリオキシルエチルエーテルまたはポリエチレングリコ
ールモノアルキルエーテルのような湿潤剤を含有する。
この緩衝溶液の−は、アルカリ溶液、たとえば水酸化ナ
トリウム溶液を用いて要求されるアルカリ度に調整され
る。この緩衝剤は溶液の形で使用できる。また、このも
のは凍結乾燥物の形で、あるいは錠剤形で、あるいはま
た紙、ガラス、繊維、ウール、プラスチック、プラスチ
ックフオーム等のような担体に結合して使用することも
でき、この場合、溶剤の添加により使用状態におかれる
。この溶剤は、被分析用生物学的流体であってもよく、
また別の溶剤であってもよい。
カルシウムイオンを分析するには、呈色試薬および緩衝
剤を適当な形で一緒に合せ、分析試料を添加し、次いで
生成した着色錯体の色強度を540nmの波長で測光す
る。すぐに使用できる好ましい溶液は、たとえばオルト
−クレゾールフタレインコンプレクソン0.02〜0.
5,9.#、8−ヒドロキシキノリン0,5〜2.5i
7t、塩酸0.01〜0.2モル/l、  ポリオキシ
エチレンエーテル0.01〜51/lおよび本発明によ
る上記緩衝剤0.05〜1モル/lを含有する。この溶
液の−は水酸化ナトリウム溶液を用いて、予め約10〜
11.8の領域の声値に調整されている。
例  1 下記の試薬混合物を調製する: 呈色剤: オルト−クレゾールフタレイン    0.1ミリモル
/1コンブレクンン 8−ヒドロキシキノリン        6.0ミリモ
ル/を塩 酸、pH20,,01モル/l 緩衝剤: ホリオキシエチレンエーテル     2.0 1/l
NaOH,pH10,7 呈色剤と緩衝剤とを1=1の比率で混合する。
それにより98の…となる。
分析はセル中に下記の量をピはットを用いて加えること
により行なう。
水         10μm      −−標準液
     10μl  − 試   料                    
10μl試薬混合物  1.000μm   1,00
0μm  1,000μノこれらの溶液を、セル内で混
合し、540nmの波長における吸光値を67℃で1分
後に読み取る。この吸光値は少なくとも30分間安定で
ある。カルシウムイオンの濃度は標準液の吸光値および
試料の吸光値から試薬のブランク値を差し引くことによ
り算出される。従って、カルシウムの濃度は次式により
計算される:この方法により算出されたカルシウムの分
析値は炎光光度分析法により得られた分析値と比較して
、次表から見ることができるように厳密に直線的関係に
あることが判る: 第  1  表 1.00  0.1530 2.01  0.2650 3.00  0.4000 4.02  0.5332 4.98  0.6650 10.00  1.3286 例  2 下記の試薬混合物を調製する: 呈色剤: 8−ヒドロキシキノリン       6.0ミリモル
/を重硫酸カリウム        0.06モル/l
双性イオン性緩衝剤ニ ルエーテル NaOH,pH= 10.7 呈色剤と緩衝剤とを1:1の比率で混合する。
分析は例1と同様にして行なう。
この試薬を用いて得られたカルシウム分析値を本発明に
おける前記の緩衝剤の代りにグリシンを含有する試薬を
用いて得られた分析値と比較すると、本発明に係る新規
な試薬の感度が既知の試薬よりも明白に高いことが判る
第  ■  表 20゜2640 0.0660 4  0.5278 0.1310 6  0.7924 0.1902 8  1.0560 0.2488 10  1.3203 0.3006 例  3 メツ2−社(メミンゲン)製のポリウレタンフォームM
A 5044からディスク(直径18W:厚さ8鵡)を
作成した。これらのディスクを10チ濃度の炭酸ナトv
ウム溶液中で2時間沸とうさせることにより抽出し、次
いで蒸留水で数回洗浄した後、乾燥させる。これらのデ
ィスクの2枚に下記の呈色剤溶液(200μl)および
双性イオン性緩衝剤溶液(200μl)をそれぞれ含浸
させることにより担体試験パックを作成する。
呈色剤: 8−ヒドロキシキノリン      30.0ミリモ/
L71重硫酸カリウム            0.3
ミリモル/l双性イオン性緩衝剤ニ ーチル NaOH,pH= 10.7 デイスクを減圧で乾燥させる。呈色剤を含有する一枚の
ディスクと双性イオン性緩衝剤を含有する一枚のディス
クとを使い捨てシリンジ(直径18■)中に挿入して、
各試験の用意を整える。こうして調製した上記のシリン
ジ中に水1−を数回吸い上げ、排水し、次いで試料とと
もにセル中に入れる。測定および評価は例1と同様に行
なう。例1と同一の結果が得られた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体中のカルシウムの分析用試薬であつて、実質
    的にオルト−クレゾールフタレインコンプレクソン、酸
    および双性イオン性緩衝剤を含有し、その緩衝剤が一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1およびR_2は同一または異なり、Hであ
    るかまたはそれぞれ8個までのC原子を有するアルキル
    、ヒドロキシアルキルあるいはシクロアルキルを表わし
    、そしてR_3は8個までのC原子を有するアルキルま
    たはヒドロキシアルキルを表わす)で示されるスルホン
    酸アミン化合物の少なくとも一種を含有することを特徴
    とするカルシウム分析用試薬。
  2. (2)前記の緩衝剤として、〔3−(シクロヘキシル)
    −アミノ〕−プロパンスルホン酸、〔2−(シクロヘキ
    シル)−アミノ〕−エタンスルホン酸、〔3−(ジヒド
    ロキシエチル)−アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンス
    ルホン酸および(または)〔3−(シクロヘキシル)−
    アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸を含有す
    る特許請求の範囲第1項記載の試薬。
  3. (3)被検査試料をオルト−クレゾールフタレインコン
    プレクソン、酸および一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1およびR_2は同一または異なり、Hまた
    はそれぞれ8個までのC原子を有するアルキル、ヒドロ
    キシアルキルあるいはシクロアルキルを表わし、そして
    R_3は8個までのC原子を有するアルキルまたはヒド
    ロキシアルキルを表わす)で示されるスルホン酸アミン
    化合物の少なくとも一種を含有する双性イオン性緩衝剤
    と混合し、次いで9〜11のpH領域で生じる色の強度
    を測定することを特徴とする液体中のカルシウムの分析
    方法。
JP61093488A 1985-04-24 1986-04-24 カルシウムの分析方法およびその分析用試薬 Expired - Lifetime JPH0644000B2 (ja)

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