JPS6124732Y2 - - Google Patents

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JPS6124732Y2
JPS6124732Y2 JP7747180U JP7747180U JPS6124732Y2 JP S6124732 Y2 JPS6124732 Y2 JP S6124732Y2 JP 7747180 U JP7747180 U JP 7747180U JP 7747180 U JP7747180 U JP 7747180U JP S6124732 Y2 JPS6124732 Y2 JP S6124732Y2
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JP
Japan
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sliding
balls
axial grooves
retainer
inner member
Prior art date
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Expired
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JP7747180U
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English (en)
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JPS571915U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は等速継手、特に自動車のハンドルシ
ヤフト用等速継手のように、入力軸と出力軸との
交叉角が予め固定的に設定され、運転中に変化す
ることがないようなところに使用される等速継手
に関する。
一般にバーフイールド型と呼称される等速継手
は、トルク伝達素子としての一列に配置された複
数のボールが、入力軸と出力軸との交点を通りか
つその交叉角を2等分する平面上に配列されるこ
とによりその等速要件が満たされる。
このような等速継手においては、入力軸と出力
軸とにそれぞれ対向して設けられる前記ボール係
合用のボール溝が、それぞれの軸線に対して平行
に設けられているために、2軸間に交角が生ずれ
ば、原理的にはボールが自動的に前記2等分面上
に来ることになり、常時20゜以上の交角で使用さ
れる場合は、ボールによりその保持器が強制的に
交叉角の2等分面上に位置決めされることになる
のであるが、実際には前記ボール溝の加工誤差、
ボールの直径のバラツキ等があり、ボールを自動
的に交叉角の2等分面上に位置させることはきわ
めて困難であり、また前記ボール及びボール溝の
精度向上、ボールのころがりにずれが生じないよ
うにすること等には限界がある。
そこで例えば特公昭33−1305号公報に示される
如く、ボール溝の溝底を曲率面で形成し、しかも
内側部材と外側部材とでその曲率面の中心位置
を、2軸の交点外の左右対称位置にずらせること
によりボール位置を制御するようになつたものが
提案されているが、これは内側部材の外周面の曲
率中心とその溝底面の曲率中心、また外側部材の
内周面の曲率中心とその溝底面の曲率中心がそれ
ぞれ異なつているために、前記曲率中心の設定が
面倒であるだけでなく、ボールの位置を正確に制
御するためには前記同様にボール溝の加工を精度
よくシビアに行う必要があつて、コスト高の原因
となる。
一方、特公昭44−22324号公報に示される如
く、内側部材の球面の曲率中心と、外側部材の球
面の曲率中心の位置を、2軸の交点の左右にそれ
ぞれずらせて配置し、曲率中心の異なつた2つの
球面に同時に摺接する2つの椀形の鋼板製フラン
ジの間に各ボールを配置して、ボールの位置を制
御するようになされたものが提案されているが、
前記2個のフランジに、それぞれ曲率中心の異な
つた2つの球面を形成する必要があり、該球面の
曲率中心の設定が面倒であると共に、ボールの位
置を正確に制御するには、前記2個のフランジの
成形精度、内側部材、外側部材の加工精度をシビ
アに管理する必要がある。
この考案は以上のような等速継手、殊に入力軸
と出力軸との交叉角が固定的に設定される等速継
手において、前記の如く曲率中心の異なつた曲率
面或は球面を用いることなく、きわめて簡単な構
造をもつてボールの位置を正確に規制してその等
速要件を満足する等速継手を提供することを目的
とするものである。
実施例について説明すれば、一定の交叉角αを
もつて配置される2本の軸1,2の一方の軸1の
軸端に、ほゞ球形をなす内側部材3が、一体成
形、溶接、その他の方法により同体に結合されて
おり、その外周面に、断面が半円形又はこれに類
似する断面形状の複数(実施例では6条)の軸方
向溝4が円周等配に刻設されている。
他方の軸2の軸端には、内側部材3の外周に被
さるカツプ状の外側部材5が、前記同様に一体成
形、溶接、摩擦圧接、その他の方法により同体に
結合されている。外側部材5はその内周面をほゞ
球形に形成されると共に、前記軸方向溝4に対向
してほゞ同形の断面形状を有する同数の軸方向溝
6が円周等配に刻設されており、対向する軸方向
溝4,6の間にそれぞれボール7を介装して両軸
1,2間にトルクの伝達が行われる構造である。
以上において、前記各ボール7の保持窓8を円
周等配に穿設した球殼状の保持器9を設けると共
に、内側部材5の内底面中央に円筒状の突起10
を突設し、該突起10の外周円筒面と、内側部材
3の前記軸1と結合されたネツク部の外周円筒面
とを案内面11,12となし、前記保持器9の両
端縁に、軸1,2が所定の交叉角αに設定された
状態で前記案内面11,12にそれぞれ摺接する
摺動面13,14を設け、案内面11,12に摺
動面13,14を摺接させることにより、各ボー
ル7を、2軸1,2の交点Oを通り、交叉角αを
2等分する平面15上に位置決めする。
前記内側部材3の先端案内面3a及び外側部材
5の内周面5aは必ずしも球面でなくてもよく、
また保持器9も球殼状でなくてもよいが、前記先
端案内面3aの全部又は一部、内周面5aの一
部、保持器9の内外周面9a,9bを、前記交点
Oを中心とする同心の球面により形成し、内側部
材3と外側部材5の双方に保持器9が摺接する構
造とすれば、ボール7とそれが係合する軸方向溝
4,6との間に多少のハメアイスキマが発生する
状態でも、トルク伝達部、すなわち内側部材3と
外側部材5との間のガタを防止することができ、
回転振動を防止し得る。
案内面11,12と摺動面13,14は、2つ
の軸を予め定めた交叉角に設定させると共に、ボ
ールを、交叉角の2等分線上に位置させる作用を
なす。また、内側部材の先端案内面3aと突起の
先端案内面16とは、2つの軸を、設定された交
叉角にするときに、2つの軸の中心が一定点で交
叉させるのを容易にするのと、案内面11,12
と摺動面13,14とが、所定の位置で摺動する
ように継手を組み立てるさい、位置決めを容易に
する。なお以上において、軸1を入力軸、軸2を
出力軸とするか、軸2を入力軸、軸1を出力軸と
するかは任意である。また保持窓9のボール保持
窓8は、第5図に示すように円周方向に長い長穴
とし、軸方向にはボール7に対し、該ボール7の
転動を許容する範囲でボール7の直径とほゞ等し
い直径として、前記平面15上におけるボール7
の位置決めを正確に行わせるようにし、また保持
窓8内の潤滑剤保有量を増大し得る構造とするの
がよい。
この考案は2つの軸の交叉角が予め設定されて
用いられる等速継手において、一方の軸端に固設
され、外面に円周等配の複数の軸方向溝が刻設さ
れると共に、ネツク部の表面が円柱面とされた内
側部材と、他方の軸端に固設され、内面に円周等
配の軸方向溝が前記軸方向溝と同数刻設されたカ
ツプ状の外側部材と、対向する前記両軸方向溝間
に介装した複数個のボールと、内部が中空で、軸
方向両端縁がそれぞれ円形穴状の摺動面とされ、
軸方向中央位置に、前記複数個のボールを保持す
る保持窓が円周方向等配に穿設されてなる保持器
とを備え、前記外側部材の内底面中央に、外周面
を円柱面とした突起が突設され、該突起の外周面
が前記保持器の一方の摺動面を摺接する案内面と
されると共に、前記内側部材のネツク部が前記保
持器の他方の摺動面を摺接する案内面とされ、該
両案内面と、前記両摺動面とが、前記2つの軸の
予め設定された交叉角において摺接されると共
に、この状態において、前記ボールが、前記交叉
角を2等分する平面上に配設されてなることを特
徴とするから、軸に対するボールの位置規制が容
易であるとともに確実な、等速継手である。
すなわち、一方の軸端に固設され、外面に円周
等配の複数の軸方向溝が刻設された内側部材と、
他方の軸端に固設され、内面に円周等配の軸方向
溝が前記軸方向溝と同数刻設されたカツプ状の外
側部材と、対向する前記両軸方向溝に介装した複
数個のボールと、内部が中空で、軸方向中央位置
に、前記複数個のボールを保持する保持窓が円周
方向等配に穿設されてある保持器とを備えてい
て、内部部材のネツク部の表面が円柱面とされ、
外側部材の内底面中央に穿設された突起の外周面
が円柱面とされ、保持器の軸方向両端縁がそれぞ
れ円形穴状の摺動面とされ、前記突起の外周面が
前記保持器の一方の摺動面を摺接する案内面とさ
れると共に、前記内側部材のネツク部が前記保持
器の他方の摺動面を摺接する案内面とされている
ので、2つの軸の交叉角が予め設定されて用いら
れる場合は、内側部材と外側部材と保持器との位
置関係が決定され、位置規制が容易であり、しか
も、上記の位置関係において、両案内面と、前記
両摺動面とが、前記2つの軸の予め設定された交
叉角において摺接されると共に、この状態におい
て、前記ボールが、前記交叉角を2等分する平面
上に配設されてなるから、2つの軸は常に設定さ
れた交叉角において確実に等速回転する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の縦断面図、第2図は内側部材
の側面図、第3図は外側部材の側面図、第4図は
保持器の縦断面図、第5図は保持窓の平面図であ
る。 1,2……軸、3……内側部材、3a……先端
案内面、5……外側部材、5a……内周面、4,
6……軸方向溝、7……ボール、8……保持窓、
9……保持器、9a……内周面、9b……外周
面、10……突起、11,12……案内面、1
3,14……摺動面、15……平面、16……先
端案内面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 2つの軸の交叉角が予め設定されて用いられる
    等速継手において、 一方の軸端に固設され、外面に円周等配の複数
    の軸方向溝が刻設されると共に、ネツク部の表面
    が円柱面とされた内側部材と、 他方の軸端に固設され、内面に円周等配の軸方
    向溝が前記軸方向溝と同数刻設されたカツプ状の
    外側部材と、 対向する前記両軸方向溝間に介装した複数個の
    ボールと、 内部が中空で、軸方向両端縁がそれぞれ円形穴
    状の摺動面とされ、軸方向中央位置に、前記複数
    個のボールを保持する保持窓が円周方向等配に穿
    設されてなる保持器とを備え、 前記外側部材の内底面中央に、外周面を円柱面
    とした突起が突設され、 該突起の外周面が前記保持器の一方の摺動面を
    摺接する案内面とされると共に、前記内側部材の
    ネツク部が前記保持器の他方の摺動面を摺接する
    案内面とされ、 該両案内面と、前記両摺動面とが、前記2つの
    軸の予め設定された交叉角において摺接されると
    共に、この状態において、前記ボールが、前記交
    叉角を2等分する平面上に配設されてなることを
    特徴とする 等速継手。
JP7747180U 1980-06-03 1980-06-03 Expired JPS6124732Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7747180U JPS6124732Y2 (ja) 1980-06-03 1980-06-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7747180U JPS6124732Y2 (ja) 1980-06-03 1980-06-03

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Publication Number Publication Date
JPS571915U JPS571915U (ja) 1982-01-07
JPS6124732Y2 true JPS6124732Y2 (ja) 1986-07-25

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ID=29440037

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