JPS61246693A - 歯列矯正用積算時間計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、歯列矯正器具を使用している時間を積算計
時する歯列矯正用積算時間計に関する。

（従来の技術） 特になし く発明が解決しようとする問題点） 歯科医療のうち不正咬合を正常な咬合に矯正する治療は
、乳歯と永久歯とが混じって生えている６歳から１３歳
位の間が最も効果的であるといわれている。歯列矯正器
具は、症状にもよるが概ね１日に１０数時間の装着を医
師に指示される。

ところで、上記年代においては、矯正器具を装着したと
きの違和感、異物感に耐え難く、医師や親の眼の届かな
い場所や就寝時等に器具を外してしまいがちである。そ
のために、順調な矯正効果が上がらない。そして、医師
の前では、恰も連続して装着していたかのように振る舞
うので、医師は正確な装着時間が把握できず、適切な矯
正治療を施す上で大きな障害となっている、という問題
点があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明の歯列矯正用積算時間計は、歯列矯正器具を装着
しているときオンさせら九るスイッチ手段と、このスイ
ッチがオンしている時間を積算して計時する計時手段と
、この計時手段の積算時間を表示する表示手段とからな
っている。

（作　　用） 歯列矯正器具を装着するとスイッチ手段がオンとなり、
計時手段がスイッチオンの時間を積算して計時する。器
具を外すとスイッチがオフとなり、時間の計時が停止す
る。表示手段に積算時間を表示すると、歯列矯正器具を
装着していた通算の時間が判る。

（実施例） 以下、図示の実施例に基づいて本発明の詳細な説明する
。

第１図において、符号１は、本発明の歯列矯正用積算時
間計を総括的に示している。歯列矯正用積算時間計１は
、スイッチ手段２と、計時手段３と１表示手段４とから
なっている。スイッチ手段２は、第４図に示すように、
加圧されたとき導電性となる加圧導電ゴム５と、このゴ
ム５の両面に配置された電極板６，７と、これらを被覆
した電気絶縁性の薄膜外被８と、両電極板６，７と計時
手段３とを連結するリード線９とからなっている。

計時手段３は、スイッチ手段２の接点が閉成されたとき
オンし、スイッチ手段の接点が開放されたときオフして
、このスイッチ手段のオン時間を積算して計時するもの
である０表示手段４は１例えば液晶表示体であって、ス
イッチ１０をオンすることによって計時手段３の積算時
間を表示する。計時手段３と表示手段４は、互いに一体
に構成されている。

第２図には、門歯１１．１２を押し出して歯列を整える
ための歯列矯正器具の一例を示している。臼歯１３．１
４には、固定部材１５．１５がそれぞれ固定されている
。固定部材１５．１５には、歯列に沿って曲げられた比
較的太い針金１６の両端が抜差自在に挿通されている。

門歯１１．１２の内側に対向している針金１６には、比
較的細くて弾力性を有する針金１７の中央部が固着され
ている。針金１７の両端は、門歯１１．１２の方へ曲げ
られている。門歯１１．１２は、針金１７の弾力により
口腔の外方へ押しだされる。

さて、スイッチ手段２は、第３図に示すように。

針金１７の両端と門歯１１．１２の内側面との間に押し
込まれる。スイッチ手段と一体のアダプタ１８を設けこ
れを針金１７に係合させれば、スイッチ手段２の脱落を
防止できる。リード線９は、口腔外へ引き出され、ポケ
ットに仕舞われた計時手段３とスイッチ手段２とを接続
する。門歯１１．１２と針金１７との間にスイッチ手段
２を置いたことにより、針金１７のばね力が増大する。

従って、スイッチ手段の厚さを考慮して針金１７の弾力
が調整されることはいうまでもない。

スイッチ手段２が装着されると、針金１７と門歯１１．
１２で挟持されたことにより加圧導電ゴム５が導通する
。スイッチ手段がオンとなると、計時手段３がカウント
を開始する。そして、例えば飲食時にスイッチ手段２が
外されると、スイッチがオフとなって計時手段３がを停
止する。計時手段３の計時は図示しないメモリに記憶さ
れる。スイッチ手段２が再び装着されると、計時手段３
がカウントを開始し、これを前の時間に積算する。

歯列矯正器具の装着を、１日１２時間と医師に指示され
ていると仮定する。患者が適当な時にスイッチ１０を押
すと、表示手段４には、それまで積算された計時手段の
数値が表示される。表示された時間は、スイッチ手段２
がオン、すなわち、歯列矯正器具を現実に作動させて矯
正のために機能させた時間であり、故意にスイッチ手段
をオンさせない限り、器具を装着していた時間を示すこ
とになる。

計時手段３と表示手段４とを一体的に構成すると、患者
は、矯正時間の経過を知ることができると共に矯正器具
を外してもよいタイミングを知ることができる。

一方、計時手段３と表示手段４とを別々にすることもで
きる。この場合、第１図のスイッチ１０は表示手段４の
方に設けられる。そして、患者には。

表示手段４を外した積算時間計を携行させ、表示手段４
は医師の手許に置いておく。次回に患者が来たとき、計
時手段３と表示手段４とを連結すれば、積算された矯正
時間を知ることができる。計時手段３と表示手段４とを
別々にすると、表示手段が医師の手許に一つあれば足り
るので、積算時間計を軽量且つ安価に構成できる。

第２図に示した歯列矯正器具は、歯列から引っ込んでい
る門歯を押し出す形式であるが、矯正器具としては、歯
列から外方に突出している歯を引っ込める形式のものも
ある。後者の場合、歯列を構成している各歯に針金を固
定し、後頭部に巻き掛けたゴムバンドで上記を引っ張る
ようになっている。かかる形式の歯列矯正器具の場合に
は、被矯正歯と器具との間にスイッチ手段を装着できな
い。そこで、第５図に示すように、バンドにスイッチ手
段を設ける。第５図において、ゴムバンド２０の一端に
は、口腔内の針金に係合させられるフック２１が設けら
れている。ゴムバンド２０の他端には、本発明の歯列矯
正用積算時間計の一部を成す計時手段とスイッチ手段を
組み込んだ薄い箱体２２が設けられている０箱体２２に
は、口腔内の針金に係合させられるフック２３が取り付
けられている。

第６図において、箱体２２の内部には、計時手段２４と
、スイッチ手段２５が格納されている。スイッチ手段２
５は、箱体の一部に設けられていて、計時手段２４に接
続された一対の電極板２６．２７と、これらに挟持され
た加圧導電ゴム２８と、ゴムバンド２０の他端２０ａに
連結されていて、その端部２９ａを電極板２６に対向さ
せた摺動部材２９とからなっている。

そして、歯列矯正器具を作動させるべく、ゴムバンド２
０のフック２１．２３を口腔内の図示されない針金にひ
っかけると、ゴムバンドが摺動部材２９を移動させて加
圧導電ゴム２８を導通させ、スイッチ手段２５をオンさ
せる。これにより計時手段２４が計時を開始する。

計時手段２４に積算された時間は、表示手段によって表
示される０表示手段３０は１箱体２２に設けられたジャ
ック３１にプラグ３２を挿通することにより、計時手段
２４と接続されるようになっている。第５図には、計時
手段と表示手段を別体にした例を示したが１両者を一体
的に構成してもよいこと勿論である。ゴムバンドを用い
る形式の歯列矯正器具に適用した場合にも、前記実施例
と同様に、現実に矯正に要した時間を正確に知ることが
できる。

・（発明の効果） 以上のように、本発明によれば、歯列矯正器具を使用し
た時間を正確に把握できるから、適正な歯列矯正治療を
行なえるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の歯列矯正用積算時間計の一実施例を示
すブロック図、第２図は歯列矯正器具の一例とこれに取
り付けられたスイッチ手段を示す平面図、第３図は同上
の部分拡大図、第４図はスイッチ手段の拡大断面図、第
５図は本発明の他の実施例を示す斜視図、第６図は同上
のスイッチ手段の一例を示す横断面図である。 １・・・歯列矯正用積算時間計、２，２５・・・スイッ
チ手段、３．２４・・・計時手段、４，３０・・・表示
手段、１１゜１２・・・門歯、２０・・・ゴムバンド、
１６．１７・・・針金。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）歯列矯正器具を使用しているときオンさせられる
   スイッチ手段と、上記スイッチがオンしている時間を積
   算計時する計時手段と、この計時手段の積算時間を表示
   する表示手段とからなる歯列矯正用積算時間計。
2. （２）上記スイッチ手段が、加圧導電ゴムを用いたスイ
   ッチであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の歯列矯正用積算時間計。
3. （３）上記表示手段と上記計時手段が互いに別体であっ
   て、両者を結合したときにのみ積算時間が表示されるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の歯列矯正用
   積算時間計。