JPS61246388A - 帯鋼板の酸洗装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、帯鋼板の酸洗装置に関し、特に、帯鋼板の酸
洗に際し、通板停止時に、当該帯鋼板を酸洗液面より上
昇させ、また、帯鋼板と酸洗に使用されるブラッシング
装置のブラシとを離隔する等して過剰に酸洗が行われる
こと（以下過酸洗という）を防止する機構を備えた酸洗
装置に関する。

［従来の技術］ 熱間圧延されたホットストリップ（帯鋼板）を冷間加工
するに、そのストリップ表面のスケールを除去する必要
があり、スケールが付着した状態のままで冷間圧延する
ことは圧延機を損傷したりする。

かかる脱スケールに際しては、一般に酸洗槽中を一定の
スピードで帯鋼板を浸漬して酸洗いすることが行われて
おり、各種の酸洗装置が提案されている（特開昭５３−
６７６３７号、同５３−１４９１２９号、同５３−１９
１４５号公報）。

しかしながら、従来の装置は、いずれも、帯鋼板を酸洗
液中に浸漬してのみ酸洗することに主眼がおかれており
、鋼種を変更したいような場合、あるいは酸洗工程にお
いて何らかのトラブルが生じたすしたとき等に、帯鋼板
を酸洗槽の酸洗面から引き上げることを意図したものは
ない、また、通板停止時に、帯鋼板と、酸洗に使用され
るブラッシング装置のブラシとを、離隔する等して過酸
洗を防止することを意図したものはない。

工 ものはない。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明はかかる技術的背景の下、上記の如く鋼種を変更
したい場合や何らかのトラブルが生じたりしたとき等に
おいて、適宜帯鋼板を酸洗液面より引き上げ、また引き
上げ後再び酸洗を行うことの可能な酸洗装置を提供する
ことを目的としたものである。

本発明は、　また、上記に加えて、通板停止ヒ時の過酸
洗を防止できる酸洗装置を提供することを目的としたも
のである。

本発明のその他の目的及び新規な特徴は以下の本明細書
の記述及び添附図面からも明らかになるであろう。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、酸洗槽内の酸洗液中を連続的に通板する帯鋼
板の表裏面を、ブラッシング装置によりブラッシングし
て、当該帯鋼板表面のスケールを除去□する酸洗装置に
おいて１通板停止時、酸洗液中の帯鋼板を酸洗液面より
上昇させる上昇機構を備えて成ることを特徴とする帯鋼
板の酸洗装置に存する。

［実施例］ 次に、本発明を、図面に基づいて説明する。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　を第１図は、
帯鋼板（以下単に帯鋼という）のブラッシング装置によ
る耐洗工程の説明図で帯鋼１を、ロール２．３を介して
、酸洗槽４中に設けられたブラッシング装置５に案内し
、該装置５により、帯鋼１の表裏面をブラッシングして
、スケールを除去し、ロール６．７を介して、次工程へ
帯鋼ｌを移送する。

このブラッシング装置５は、帯鋼１の上面に当接する上
部ブラシ体８と、帯鋼１の下面に当設する下部ブラシ体
９とを備えて成り、これらブラッシング装置５を適宜個
数酸洗槽４に設ける。

各ブラシ体８．９の本体１０．１１表面に、は、合成ゴ
ム等のブラッシング素子により成るブラシ１２が固着さ
れている。

次に、本発明の上昇機構を備えた酸洗装置の実施例な第
１図及び第２図により説明する。

上記した上部ブラシ体８の本体１０側面と、下部ブラシ
体９の本体１１側面とを、第２図に示すように、連結バ
ー１３により連結し、当該バー１３の下端に錘（荷重）
１４を取付け、該バー１３の下端部を、ロープ１５によ
り固定し、第２図（Ａ）に示すように、酸洗時には、ブ
ラッシング装置５を当該酸洗液面１６の下方に浸漬し、
帯鋼ｌのブラッシングを行なう、尚第２図中、１７はロ
ープ係着具を示す。

第２図（Ｂ）に示す通板停止時、ブラッシング装置５の
下部ブラシ体９のｎ個の浮力により、当該ブラッシング
装置５を浮上させ。

酸洗液面１６より上方に帯鋼１を位置させる。その際、
上記バー１３による連結機構により、上部ブラシ体８の
ブラシ１２と帯鋼１との接触を解く。

これらの関係は、下部ブラシ体９の浮力をＦとすると、 Ｆ〉ブラッシング装置の自重＋（ＷＸ４−酸液の比重Ｘ
（ＷＸ４）の体ａ）＋バー１３の自重×４本 の関係がなりたつことにより、成立するものである。

ただし、Ｗは錘１４の荷重を示す。

次に、第３図に示す実施例は、下部ブラシ体９の底面に
係着されたローブ１８を固定具１９により槽底２０に固
定しておき、また、エアシリンダー２１の先端に係着さ
れたローブ１８により上部ブラシ体８を昇降させるよう
にしておく。

第３図（Ｂ）に示すようにして酸洗を行なう０通板停止
時エアシリンダー２１を作動させて、第３図（Ａ）に示
すように、上部ブラシ体８を上昇させる。下部ブラシ体
９は自信の浮力により浮上する。帯鋼ｌが酸洗液面１６
より離隔して上方に位置し、また、上部ブラシ体８のブ
ラシ１２も帯鋼１より離隔され、帯鋼１と当該ブラシ１
２との接触が断たれる。同時に、下部ブラシ体９のブラ
シ１２と帯鋼１との接触も断たれる。

［発明の効果］ （１）本発明酸洗装置によれば、酸洗液中の帯鋼を酸洗
液面より上昇させる上昇機構を備えているので、必要に
応じて、帯鋼を酸洗液面より上昇させることができ、工
程中にトラブルが生じたり、圧延工程における鋼種を変
更したりしたいような場合などに有利に使用できる。

（２）本発明によれば、通板停止時に、帯鋼とブラシと
の間の接触を断つようになっているので、過酸洗が防止
できる。

すなわち、帯鋼とブラシとが通板停止時にも接触してい
るときには、当該接触部でオーバー酸洗が行われ、帯鋼
の表面肌に悪影響を与えたりするが、これを回避できる
。

以上本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更可能であり、他の上昇機構
として、例えば、シリンダ装置によりピストンを上昇さ
せてもよく、その他各種の上昇機構により構成してもよ
い。

また、過酸洗防止の目的で、通板停止時、帯鋼を傾斜さ
せ、酸液を落下させ、帯鋼とブラシとの接触を断つ等の
その他各種の方法により過酸洗を防止するようにしても
よい。

ｌ拳・・帯鋼板 ４・・・酸洗槽 ５・・・ブラッシング装置 １２Φ・・ブラシ １６・・争酸洗液面

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、酸洗槽内の酸洗液中を連続的に通板する帯鋼板の表
   裏面を、ブラッシング装置によりブラッシングして、当
   該帯鋼板表面のスケールを除去する酸洗装置において、
   通板停止 時、酸洗液中の帯鋼板を酸洗液面より上昇させる上昇機
   構を備えて成ることを特徴とする帯鋼板の酸洗装置。 ２、上昇機構が、通板停止時、ブラッシング装置のブラ
   シと帯鋼板とを離隔させる機構と なっている、特許請求の範囲第１項記載の酸洗装置。 ３、上昇機構が、通板停止時、帯鋼板を傾斜させる機構
   となっている、特許請求の範囲第１項記載の酸洗装置。