JPS61244818A - 断熱マニホルド - Google Patents

断熱マニホルド

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Publication number
JPS61244818A
JPS61244818A JP8590185A JP8590185A JPS61244818A JP S61244818 A JPS61244818 A JP S61244818A JP 8590185 A JP8590185 A JP 8590185A JP 8590185 A JP8590185 A JP 8590185A JP S61244818 A JPS61244818 A JP S61244818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
manifold
fire
resistant
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8590185A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Yano
矢野 満
Kanesuke Kido
木戸 兼介
Toshiyuki Ochi
越智 淑行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Krosaki Harima Corp
Proterial Ltd
Original Assignee
Kurosaki Refractories Co Ltd
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurosaki Refractories Co Ltd, Hitachi Metals Ltd filed Critical Kurosaki Refractories Co Ltd
Priority to JP8590185A priority Critical patent/JPS61244818A/ja
Priority to DE19863600574 priority patent/DE3600574A1/de
Priority to US06/817,687 priority patent/US4680239A/en
Publication of JPS61244818A publication Critical patent/JPS61244818A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は断熱性並びに耐久性に優れた断熱マニホルドに
関するものである。
〔従来の技術〕
内燃機関の排気系機器、特にマニホルドの内面はシリン
ダより排出される高温・高圧の燃焼ガスに接するため、
その影響を強く受け、長時間使用することができない難
点があり、又断熱性が小さい欠点がある。
特開昭58−51214号は内面に耐火断熱コーティン
グを施した排気マニホルド等の内燃機関用排気ガス系機
器を開示しているにの内燃機関用排気ガス系機器は、耐
火物原料粒子と無機質結合材の混和物よりなる不定形耐
火物の被覆層を、高熱の排気ガスに接する金属製機器本
体の内面に形成したものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このマニホルドは、耐火物原料粒子と耐熱性無機質結合
材の混和物よりなる不定形耐火物を内面にコーティング
したものであるため被覆層中の水分が比較的多くならざ
るを得す、乾燥時に亀裂が生じるばかりでなく、熱処理
時の収縮が大きく剥離・破損が起りがちである。
また高温の排気ガスにより急激に加熱される際にも熱衝
撃により亀裂を生じるおそれが大きい。
またコーティング材料は不定形状であるため内面に均一
な厚さで付着したマニホルドを得ることはきわめて困難
である。
さらに、マニホルドの内面には耐火物の被覆層があるた
め耐熱性は良好であるが、マニホルドの外面まで温度が
伝わりマニホルドの寿命を縮減するなど決して好ましい
構造とはいえない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、これらの欠点にかんがみ種々研究を重ね
た結果、鋳鉄製マニホルドの内面に無機質ファイバーよ
りなる耐火断熱材を固化した断熱層を有し、その断熱層
の表面に耐火材粉末を固化した耐火層を有する構造とし
たものである。
断熱性を付与するために使用する耐火断熱材はセラミッ
クファイバー、ガラスファイバー、カーボンファイバー
等の無機質ファイバーである。
本発明に使用するファイバーの直径は一般に1〜8μm
、長さは0.5〜10mmの範囲である。
直径が1μmより小さいか、長さが0.5mmより短い
と収縮による亀裂・剥離を生じるし、直径が8μmより
大きいか、長さが10mmより長いと平滑な皮膜層を形
成しにくい。好ましい繊維直径は2〜4μm、長さは1
〜6mmである。
耐火材としてはシャモット、アルミナ、ジルコン、ジル
コニア等の一般に使用されるものでよいが、特にジルコ
ニアは熱伝導率が低いので好ましい。耐火材粉末の平均
粒度は一般に10〜500μmの範囲である。10μm
小さいと粒子間の凝集が起こりやすく、平滑な皮膜層を
形成しにくいし、高熱の影響を受けて収縮しやすい。
また、500μmより大きいと、平滑な皮膜を形成しに
くい、好ましい粒径範囲は20〜200μmである。
接着性を付与するためには、珪酸ソーダ、珪酸カリ、珪
酸リチウムなどの珪酸塩結合剤、第一リン酸アルミニウ
ム、コロイダルシリカ、エチルシリケート等の無機質結
合剤を用いるのが適当である。
結合剤は水溶液の形で使用するが、その濃度は20〜6
0wt%が好ましい。20wt%より低いと接着力が小
さ°く剥離しやすい。又60wt%より高いと塗布作業
が困難となる。より好ましくは25〜55wt%である
結合剤溶液に、硬化剤を適量添加することもできる。硬
化剤は、結合剤の種類によって異なるがそれぞれ公知の
ものが使用できる0例えば、珪酸塩結合剤に対しては珪
弗化ソーダ、焼成リン酸アはマグネシア、ライムなどの
塩基性酸化物、カルシウムアルミネート、弗化アンモニ
ウム等がある。
本発明のマニホルド(±耐火断熱層と耐火層とを有する
耐火断熱層を形成する場合、まずマニホルドの内面に無
機質結合剤溶液を塗布する。これによりマニホルドの内
面は一様に結合剤溶液で濡れる。
これに無機質ファイバーよりなる耐火断熱材を付着させ
る。付着方法としては、結合剤溶液表面にファイバーを
散布したり、マニホルド内にファイバーを充填し、一定
時間放置したりする方法等がある。
効率りの観点からは後者の方法がのぞましい。
後者の方法の場合、マニホルドの内部に無機質ファイバ
ーよりなる耐火断熱材を充填し、一定時間放置すると結
合剤溶液はファイバー粒子間に浸透し、充分な量のファ
イバーが濡れることになる。
このプロセスを促進するためにファイバー全体に幾分圧
力をかけても良い。次にマニホルドの中からファイバー
を取りだし付着の不充分なファイバーは空気流により吹
き飛ばし、除去する。このようにして、充分に結合剤溶
液が含浸した耐火断熱層が形成される。この層の厚さは
結合剤溶液の濃度および厚さによって異なるが、一般に
100〜1500μmである。
以上の方法により形成した結合剤溶液含浸耐火断熱層は
、水分が非常に少い。従って1次の熱処理による乾燥・
固化工程において層に亀裂が生じたり層が剥離したりす
ることはない。
上記層の熱処理は約300℃まで徐々に加熱することに
より行う。急激な加熱は層の亀裂や剥離を引き起すおそ
れがあるので、避けるべきである。
時間保持し、次に100℃に1時間保持する。
さらに安定性向上のためには、300℃まで加熱するこ
とが望ましい。
次に、必要とあらば、上記の耐火断熱材層の上にさらに
同様の方法により結合剤溶液を塗布し、無機質ファイバ
ーよりなる耐火断熱材を付着させ、熱処理により乾燥・
固化させる。比較的厚い耐火断熱層を得るためには、こ
のサイクルを数回繰り返す。充分な断熱性を確保するた
めに、耐火断熱層は1.5mm以上必要である。
このようにして形成された耐火断熱層の上に耐火層を形
成する必要がある。耐火層はまず無機質結合剤溶液を塗
布し、耐火材粉末を付着させ、熱処理により乾燥・固化
する工程を含む方法により形成する。具体的な条件は、
耐火材粉末を使用すること以外耐火断熱層の形成条件と
実質的に同一である。耐火層は上記工程からなるーサイ
クルのみで形成することができるが、必要とあらば数回
繰り返してもよい。かかる方法により0.5mm以上の
耐火層を形成する。
〔実施例〕
本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 予めPHIO〜11のアルカリ性溶液で脱脂処理を施し
た球状黒鉛鋳鉄製マニホルドの内面に、第一段階として
珪曹比2.9、濃度45wt%の珪酸ソーダ水溶液に硬
化剤として焼成リン酸アルミニウム(ヘキスト社製H,
Bハードナー)を10wt%添加したものを塗布した。
直ちに断熱材として繊維直径2〜4μm長さ2〜4mm
のセラミックファイバーを散布した。
セラミックファイバーが充分に付着した後、室温で1時
間保持し、次に50℃に昇温しで1時間保持し、さらに
100’Cに昇温しで1時間保持し、最後に300℃に
昇温しで1時間保持した。この熱処理により耐火断熱層
を完全に固化した。
このプロセスをさらに2回繰り返し、厚さ3mmの耐火
断熱層を形成した。
第二段階として上記の耐火断熱層の上に上記と同一の無
機質結合剤を塗布し、さらに粒径44〜150μmの安
定化ジルコニア粒子を散布した後、上記と同一の熱処理
を行い、厚さ0.5mmの耐火層を形成した。
得られた耐火断熱コーティングには全く亀裂は見られず
、また断熱マニホルドに対して1000℃の燃焼ガスに
よる加熱と放冷を繰り返したが、コーティングの亀裂や
剥離は全く見られなかった。
実施例2 予めPHIO〜11のアルカリ性溶液で脱脂処理を施し
た球状黒鉛鋳鉄製マニホルドの内面に第一段階として珪
曹比3.0、濃度40wt%の珪酸ソーダ水溶液に硬化
剤として焼成リン酸アルミニウム(ヘキスト社製H,B
ハードナー)を8wt%添加したものを塗布した。直ち
に断熱材として繊維直径1〜4μm長さ1〜5mmのガ
ラスファイバーを散布した。実施例1と同じ方法により
熱処理を施し、耐火断熱層を完全に固化した。このプロ
セスを2回繰り返し厚さ3mmの耐火断熱層を形成した
率2段階として、上記の耐火断熱層の上に上記と同一の
無機質結合剤を塗布しさらに粒径44〜150μmの安
定化ジルコニア粒を散布した後、上記と同一の加熱処理
を行ない厚さ500μmの耐火層を形成した。
得られた耐火断熱コーティングには亀裂、剥離は全く見
られず、また断熱マニホルドに対して、1000℃の燃
焼ガスによる加熱と放冷とを繰り返したが、コーティン
グ層には亀裂は全く見られなかった。
本実施例は球状黒鉛鋳鉄製の断熱マニホルドについて述
べたが、本発明はこれに限定されるものではなくバーミ
キュラ鋳鉄あるいは普通鋳鉄製のマニホルドでも同じ目
的を達成し得るものである。
また、高温ガスを扱う化学装置や加熱装置等の耐熱部材
の耐火断熱コーティングにも応用できるものである。
〔発明の効果〕
本発明のマニホールドは、耐火層とマニホルドの間に耐
火断熱層を有するため1,000℃を越える排気ガスが
通過してもマニホルドは600℃を越えることがなく耐
用寿命を大幅に増大することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋳鉄製のマニホルドにおいて、該マニホルドの内面に無
    機質ファイバーよりなる耐火断熱材を固化した断熱層を
    有し、該断熱層の表面に耐火材粉末を固化した耐火層を
    有することを特徴とする断熱マニホルド。
JP8590185A 1985-01-11 1985-04-22 断熱マニホルド Pending JPS61244818A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8590185A JPS61244818A (ja) 1985-04-22 1985-04-22 断熱マニホルド
DE19863600574 DE3600574A1 (de) 1985-01-11 1986-01-10 Auspuffvorrichtung und verfahren zu ihrer herstellung
US06/817,687 US4680239A (en) 1985-01-11 1986-01-10 Exhaust device having a heat-insulating layer comprising inorganic microballoons and a refractory layer and method of manufacturing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8590185A JPS61244818A (ja) 1985-04-22 1985-04-22 断熱マニホルド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61244818A true JPS61244818A (ja) 1986-10-31

Family

ID=13871760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8590185A Pending JPS61244818A (ja) 1985-01-11 1985-04-22 断熱マニホルド

Country Status (1)

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JP (1) JPS61244818A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105155799A (zh) * 2015-09-17 2015-12-16 曲阳县大自然石材有限公司 保温装饰一体生态石及其制备方法

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