JPS6124395B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6124395B2
JPS6124395B2 JP60057038A JP5703885A JPS6124395B2 JP S6124395 B2 JPS6124395 B2 JP S6124395B2 JP 60057038 A JP60057038 A JP 60057038A JP 5703885 A JP5703885 A JP 5703885A JP S6124395 B2 JPS6124395 B2 JP S6124395B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
oxo
hydrogen
ethanol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP60057038A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60214789A (ja
Inventor
Hiroshi Murai
Shingo Matsumura
Iwao Morita
Mitsuhiro Maehara
Kenji Suno
Hiroshi Enomoto
Kyofumi Kimura
Yutaka Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shinyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shinyaku Co Ltd filed Critical Nippon Shinyaku Co Ltd
Priority to JP60057038A priority Critical patent/JPS60214789A/ja
Publication of JPS60214789A publication Critical patent/JPS60214789A/ja
Publication of JPS6124395B2 publication Critical patent/JPS6124395B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、次の一般式〔〕で表わされる8−
オキソ−2−アザエリスリナン誘導体およびその
酸付加塩並びにこれらの光学活性体に関する。 ただし、Yは−o−、又は−s−を表わし、
R1は水素、低級アルコキシ、又は水酸基を表わ
し、R2は水素を表わし、R3は水素、又はハロゲ
ンを表わす。R4は水素、低級アルキル、
【式】(R5,R6は同一又は異な つて、水素低級アルキル又はフエニルを表わ
す。)、
【式】(ここにmは1,2又 は3を表わす。)、
【式】(ここにmは 1,2又は3を表わし、R7は水素、ハロゲン、
又は低級アルキルを表わす。)、
【式】(ここにR8は水素又は 低級アルキルを表わす。)、 又は
【式】 を表わす。 本発明者らは数多くのアザエリスリナン誘導体
を合成し、その薬理作用を鋭意研究中、幸運にも
これら化合物の激越な鎮痛作用を見出し本発明を
完成した。本発明化合物は、文献未載の新規化合
物で中枢神経抑制作用を有し、医薬品として有用
である。 本発明化合物は種々の方法により製造すること
ができるが、 一般式〔〕(式中R9=ベンジル、フエネチ
ル、メチル、又はエトキシカルボニル基、R10
エチル、)で示される4−ピペリドン化合物と一
般式〔〕(式中R1,R2,R3,Yは前記と同じ)
で示されるアミン類とを不活性な有機溶媒中で加
熱縮合し、縮合物を単離するか又は単離すること
なく、酸性条件下で加熱して閉環せしめることに
より得ることができる。加熱縮合に使用する不活
性な有機溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシ
レン、DMF、ジオキサン、セロソルブ、ジグラ
イム等の高沸点溶媒を使用し、水分除去器を付し
て加熱還流するのが好ましい。 次に酸性条件下での閉環反応は硫酸、臭化水素
酸、塩酸、リン酸等の鉱酸類あるいはギ酸、p−
トルエンスルホン酸、トリクロロ酢酸、トリフル
オロ酢酸等の有機酸類か又はポリリン酸
(PPA)、ポリリン酸エステル(PPE)、五酸化リ
ン、酸性イオン交換樹脂等を単独又は水溶液か有
機溶媒中で加熱することにより行なわれる。 反応温度は30〜250℃の範囲内で、好ましくは
80〜160℃で行なうのがよく、反応時間は30分か
ら数時間を要して閉環反応が達成される。 一般式〔〕のR9=CO2C2H5を原料として用
いた場合は酸性条件下での反応中に一部加水分解
を受けることもあり、一般式〔〕のR4
CO2C2H5とR4=Hの混合物として生成するた
め、中性物質と塩基性物質に分けて単離しなけれ
ばならない。ただし、どちらか一方を所望すると
きは酸性条件の選択により可能である。 一般式〔〕の合成に使用した化合物〔〕は
下記に示す、エチル 4−ピペリドン−3−カル
ボキシレート類を原料にして3位に −CH2CO2R10基を導入後加水分解、脱炭 酸してケトカルボン酸とし、エステル化すると得
ることができる。R9=エトキシカルボニル体は
〔〕式のR9=ベンジル体をエチルクロロホルメ
ートと反応することにより容易に脱ベンジル化し
て得られる。 一般式〔〕中のR4がR9以外の置換基につい
ては、前記閉環反応により合成した一般式〔〕
中のR4=エトキシカルボニルとR4=ベンジルを
用い、前者では酸又はアルカリ条件下で加水分解
して〔〕R4=H体とし、後者のベンジル基は
加水素分解により還元的に脱離して〔〕R4
H体とするか、又はブロムシアンやクロロホルメ
ート類たとえばエチルクロロホルメートを反応せ
しめて前述〔〕R4=エトキシカボニル体と
し、同様に加水分解して〔〕R4=H体を得、
次いでこの〔〕R4=H体を用いて所望の置換
基を導入すればよい。脱エトキシカルボニル化は
好ましくは酸性条件下で、特に鉱酸中で加熱還流
すると容易に〔〕R4=H体を得ることができ
る。 〔〕R4=Hのアルキル化は一般的なアルキ
ル化により容易に行なえる。たとえば、脱酸剤の
存在下にアルキルハライド類や反応性エステル類
を反応せしめるか、アルデヒド類を還元的にアル
キル化する方法が用いられる。アラルキル刈やア
リル化も同様にして行なえる。〔〕R4=2−ベ
ンゾイルエチル体はアセトフエノンとホルマリン
とを用いるMannich反応により、〔〕R4=3−
オキシ−3−フエニルプロピル体はMannich反応
で得た2−ベンゾイルエチル体を還元して得られ
る。〔〕R4=ブチロフエノン類は3−ベンゾイ
ルプロピルハライド類をケタール化してカルボニ
ル基を保護して〔〕R4=H体と反応せしめ、
次いで加水分解により脱ケタール化して得られ
る。〔〕R1,R2=H、R3=ニトロ化合物は
〔〕R1,R2,R3,R4=H体を一般的なニトロ化
条件でニトロ化すれば好収率で得られることがで
きる。 閉環反応後〔〕R4=ベンジル基から他の置
換基に変換する方法としては、所望する置換基の
ハライド類やその活性エステル類と反応せしめて
四級塩とし、次いで還元的に脱ベンジル化する
か、アルカリ溶液中でチオフエノールを用いて脱
ベンジル化する方法がある。 〔〕式中R1,R2,R3が水酸基の化合物は対
応するメトキシ体を脱メチル化することにより得
られる。メトキシ基の脱メチル化は一般的な方
法、たとえば臭化水素酸と共に加熱すれば好収率
で脱メチル化できる。脱メチル化条件下でR4
置換基が変化を受ける場合は、下記に示す一般式
〔〕(式中Yは前記と同じ)のメトキシ基を脱メ
チル化して〔〕とし、次いで〔〕を前述のア
ルキル化条件でN位をR4で置換して〔〕 とする。但し、同時に起る0−アルキル化を防ぐ
ため脱酸剤を使用する時は炭酸塩を用いることが
望ましい。脱メチル化条件下で変化を受けない置
換基の場合でも同様の方法で〔〕を得ることが
できる。 一般式〔〕で示される化合物は2個の不斉炭
素(C−5とC−6位)を有しているが、エリス
リナン骨格の場合閉環反応時にA/B間の環結合 がcis配位のもののみが生成することをA.Mondon
等〔Ber.,98,46,(1965)〕はその骨格合成にお
いて証明している。そのため同様の反応により生
成する化合物〔〕はA/Bcisのラセミ体であ
る。代表的な鎮痛剤であるモルヒネは左旋性であ
りモルヒネ様の合成鎮痛剤も一般に左旋性の方が
活性である。いずれにしてもラセミ体を光学分割
して光学活性な化合物を得れば、どちらか一方が
活性でラセミ体より強くなるのが一般的である。 一般式〔〕で示される化合物についても光学
活性な誘導体を得ることができる。光学分割は常
法通り光学活性な有機酸類を用いてその塩類と分
別結晶すれば容易にできる。光学分割は〔〕式
の各々についても可能であるが、〔〕式中R4
Hの化合物について分割した後、所望の置換基を
R4位に導入する方法によつても得ることができ
る。 以上のようにして得た一般式〔〕で示される
化合物は塩酸又は生理学的に許容しうる酸によつ
て結晶性酸付加塩に変えることができる。 以下に本発明化合物の鎮痛作用を述べる。 Kostar等の方法〔Fed.Proc.,18,412
(1959)を参照〕に準じてdd系雄性マウス(体重
25〜32g)1群6匹として用い、0.6%酢酸を10
ml/Kg腹腔内投与した際に生じるWrithing数を
測定し、対照群に対する抑制を指標とした。ま
た、体重23〜30gのdd系雄性マウスを用い、1
群4匹として各被験薬物投与(i.p.)後24時間に
おける死亡率よりWeil氏法によつてLD50値を算
出した。 これらの結果を表1に示す。
【表】 これらにより、本発明化合物の優れた薬理効果
が明らかである。 本発明化合物の一部を表2に示した。 なお、表2中の化合物は一般式〔〕における
記号をもつて表わす。化合物番号171以下173まで
の化合物については、いずれも光学活性体であ
り、またR1,R2及びR3はともに水素で、Yは酸
素である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 以下に本発明化合物の製造に関する実施例を掲
げる。 実施例 1 2−ベンジル−17−メトキシ−8−オキソ−
11a−オキサ−2−アザ−C−ホモエリスリナ
ン(化合物番号32) エチル1−ベンジル−4−ピペリドン−3−ア
セテート41.3gと2−(2−メトキシフエノキ
シ)−エチルアミン24.4gをトルエン600mlに溶解
し、水分除去器を付したフラスコ中で18時間加熱
還流する。反応液を濃縮し、残留物を更に150〜
160℃の油浴上で3時間加熱する。 冷後、反応混合物にポリリン酸450gを加えて
120〜130℃の油浴上で5時間加熱撹拌する。冷
後、反応液を氷水2.5に注ぎ、炭酸カリウムで
中和し、遊離する油状物をクロロホルムで抽出、
水洗、乾燥してクロロホルムを留去する。 残留物に酢酸エチル300mlを加え、これにシリ
カゲル30gを加えて撹拌後濾過する。濾液を濃縮
し、残留物に塩酸のエタノール溶液を加えて塩酸
塩として結晶化し濾取、風乾する。 得量は27.2g(44%)、98%エタノールから再
結晶する。m.p.280〜281℃。 IRνKBr naxcm-1;2300(〓+NH)、 1690(五員環ラクタム) 実施例 2 17−メトキシ−8−オキソ−11a−オキサ−2
−アザ−C−ホモエリスリナン(化合物番号
124) 実施例1で得た2−ベンジル−17−メトキシ−
8−オキソ−11a−オキサ−2−アジ−C−ホモ
エリスリナンの塩酸塩24.0gを20%エタノール
200mlに溶解し、10%パラジウム−炭酸3.0gを触
媒にして常圧で接触還元する。触媒を濾去し、濾
液を濃縮して残留物を結晶化し、これにエタノー
ル70mlを加えて加熱後放令する。析出晶を濾取し
て風乾する。得量は17.0g(90%)。95%エタノ
ールから再結晶する。m.p.292℃(dec.)。 実施例 3 17−メトキシ−2−メチル−8−オキソ−11a
−オキサ−2−アザ−C−ホモエリスリナン
(実施例番号128) 実施例2で得た17−メトキシ−8−オキソ−
11a−オキサ−2−アザ−C−ホモエリスリナン
の塩酸塩1.7gを水に溶解し、炭酸カリウムで中
和する。遊離する塩基をクロロホルム抽出し、水
洗、乾燥してクロロホルムを留去する。残留物に
バラホルムアルデヒド250mgとギ酸1mlを加えて
3時間加熱還流する。冷後、反応液に氷水10mlを
加あ、炭酸カリウムで中和し、遊離する塩基をク
ロロホルムで抽出し、水洗、乾燥してクロロホル
ムを留去する。残留物に塩酸のエタノール溶液を
加えて塩酸塩として結晶化する。95%エタノール
から再結晶して濾取、風乾する。得量は1.3g
(73.5%)。m.p.271℃(dec.)。 IRνKBr naxcm-1;2600〜2500(〓+NH)、 1678(五員環ラクタム) 実施例 4 17−ハイドロキシ−8−オキソ−2−アザ−
11a−オキサ−C−ホモエリスリナン(化合物
番号158) 17−メトキシ−8−オキソ−2−アザ−11a−
オキサ−C−ホモエリスリナン17.0gを48%臭化
水素酸50mlに溶解し130℃の油浴上3時間加熱す
る。冷後析出晶を濾取し水洗して風乾、臭化水素
酸塩得量=19.0g、m.p.300℃以上。この臭化水
素酸塩をアンモニア水で処理して塩基としCHCl3
抽出、飽和食塩水で洗浄して乾燥後CHCl3を留
去、残留物を結晶化しエタノールから再結晶す
る。 塩基得量=12.8g、m.p.233〜234℃。 IRνKBr naxcm-1:3400,3300 (−OH,>NH),1688(五員環ラクタ
ム) 実施例 5 17−ハイドロキシ−2−メチル−8−オキソ−
2−アザ−11a−オキサ−C−ホモエリスリナ
ン(化合物番号159) 17−メトキシ−2−メチル−8−オキソ−2−
アザ−11a−オキサ−C−ホモエリスリナン1.3g
を48%臭化水素酸4mlに溶解し、130℃の油浴上
2時間加熱する。 冷後反応液に氷水10mlを加え氷冷下にアンモニ
ア水でアルカリ性としてクロロホルム抽出、飽和
食塩水で洗浄して乾燥後クロロホルムを留去、残
留物を結晶化、濾取(1.1g)しエタノールから
再結晶する。 塩基得量=0.9g、m.p.257〜259℃ 塩酸塩(HCl・H2O)m.p.276〜277℃(dec.)
(95%エタノールから再結晶する) IRνKBr naxcm-1:3400(−OH)、 1673(五員環ラクタム) 実施例 6 2−フルフリル−17−ハイドロキシ−8−オキ
ソ−2−アザ−11a−オキサ−C−ホモエリス
リナン(化合物番号163) 17−ハイドロキシ−8−オキソ−2−アザ−
11a−オキサ−C−ホモエリスリナン2.0gを
DMF30mlに加熱溶解し放冷、冷後重炭酸ソーダ
3.0gを加えて室温撹拌下にフルフリルクロライ
ド0.85gを滴加し、後16時間室温で撹拌を続け
る。反応液を減圧下に濃縮し残渣に10%塩酸を加
えて酸性とし、酢酸エチルを加えて分液、酸性液
をアンモニア性アルカリとして遊離する塩基をク
ロロホルムで抽出し、水洗して乾燥後クロロホル
ムを留去、残留物をカラムクロマト(シリカゲル
80g、酢酸エチル溶媒)に付して精製し塩基1.8
gを得、結晶化して酢酸エチルから再結晶する。 得量=1.6g。m.p.167〜168℃。 塩酸塩m.p.248〜250℃(dec.) IRνKBr naxcm-1:3310(−OH)、 1672(五員環ラクタム) 実施例 7 8−オキソ−2−アザ−11a−オキサ−C−ホ
モエリスリナンの光学分割(化合物番号171) L−(+)−酒石酸7.5gと等モルの8−オキソ
−2−アザ−11a−オキサ−C−ホモエリスリナ
ン12.9gを80%含水アルコール160mlに加熱溶解
して放冷する。約4時間後析出晶を濾取し、次い
で80%含水アタノールから2回再結晶する。 得量は4.80g。m.p.230〜231℃(dec.) 〔α〕24 =98.8゜(C=0.989、水) この(+)−酒石酸塩を水に溶解、炭酸カリウ
ムで中和、遊離塩基をクロロホルムで抽出、水
洗、乾燥してクロロホルムを留去する。粗塩基
3.07gをエタノール−エーテルの混媒から再結
晶。 得量は2.21g。m.p.163〜164℃。 〔α〕24 =137.4゜(C=1.161, エタノール)、無色プリズム晶。 前記分別結晶母液より析出晶9.8gを得、炭酸
カリウムで中和して、粗塩基6.2gを得、D−
(−)−酒石酸3.5gと塩をつくり、80%含水エタ
ノールから再結晶を2回する。得量=5.30g。 m.p.230〜231℃(dec.)。 〔α〕24 =−98.0゜(C=0.851、水) 次にこの(−)−酒石酸塩を、塩基にもどして
3.15gを得、エタノール−エーテルの混媒から再
結晶して、2.50gを得る。 m.p.163〜164℃(dec.) 〔α〕24 =−138.2゜(C=1.003、エタノール) 実施例 8 (+)−2−シンナミル−8−オキソ−2−アザ
−11a−オキサ−C−ホモエリスリナン(化合
物番号172) (+)−8−オキソ−2−アザ−11a−オキサ−
C−ホモエリスリナン1.50gをジメチルホルムア
ミド30mlに溶解し、炭酸カリウム2.0gを加えて
室温撹拌下にシンナミルクロライド0.93gを滴下
し、後室温で16時間撹拌する。反応液を減圧下に
濃縮し、残留物に酢酸エチルを加えて抽出、水
洗、乾燥して酢酸エチルを留去する。残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーに付し精製す
る。塩基得量=1.85gを塩酸塩にして濃縮乾固、
非結晶性粉末を得る。元素分析結果より水1分子
を含めて一致する。 〔α〕24 =71.5゜(C=0.936、エタノール) Massスペクトル:M+374(100), M−91 283(43.8) IRνKBr naxcm-1:3400,2700〜2400,1690 (−)体も前記と同様にして反応、後処理を
し、非結晶性粉末の塩酸塩(1分子の水含有)を
得る。 〔α〕24 =−71.4゜(C=0.966,エタノール) Massスペクトル:M+374(100), M−91 283(43.8) IRは(+)体と一致。 実施例 9 (+)−8−オキソ−2−(3−フエニルプロピ
ル)−2−アザ−11a−オキサ−C−ホモエリス
リナン(化合物番号173) (+)−8−オキソ−2−アザ−11a−オキサ−
C−ホモエリスリナン0.70gをジメチルホルムア
ミド20mlに溶解し、これに炭酸カリウム1.00gと
ヨードカリウム0.10gを加えて室温撹拌下に3−
フエニルプロピルクロライド0.50gを滴下し、後
80〜90℃の油浴上で8時間加熱撹拌する。反応液
を減圧下に濃縮し、残留物に酢酸エチルを加えて
抽出、水洗、乾燥して酢酸エチルを留去する。残
留物をエタノール性塩酸で処理し、塩酸塩として
結晶化、濾取、エタノール−エーテル混合溶媒か
ら再結晶する。得量=552mg。m.p.229〜232℃。 〔α〕24 =79.0゜(C=0.957、エタノール) IRνKBr naxcm-1:2300〜2500,1687 (−)体も前記と同様に反応、後処理をする。
得量=775mg。m.p.229〜232℃。 〔α〕24 −73.8゜(C=1.001、エタノール) IRは(+)体と一致する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の一般式〔〕で表わされる8−オキソ−
    2−アザエリスリナン誘導体およびその酸付加
    塩、並びにこれらの光学活性体。 ただし、Yは−o−、又は−s−を表わし、
    R1は水素、低級アルコキシ、又は水酸基を表わ
    し、R2は水素を表わし、R3は水素、又はハロゲ
    ンを表わす。R4は水素、低級アルキル、 【式】(R5,R6は同一又は異な つて、水素、低級アルキル又はフエニルを表わ
    す。)、 【式】(ここにmは1,2又 は3を表わす。)、 【式】(ここにmは 1,2又は3を表わし、R7は水素、ハロゲン、
    又は低級アルキルを表わす。)、 【式】(ここにR8は水素又は 低級アルキルを表わす。)、 又は【式】 を表わす。
JP60057038A 1985-03-19 1985-03-19 2‐アザエリスリナン誘導体 Granted JPS60214789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60057038A JPS60214789A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 2‐アザエリスリナン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60057038A JPS60214789A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 2‐アザエリスリナン誘導体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55009175A Division JPS6043350B2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28 2−アザエリスリナン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60214789A JPS60214789A (ja) 1985-10-28
JPS6124395B2 true JPS6124395B2 (ja) 1986-06-10

Family

ID=13044269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60057038A Granted JPS60214789A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 2‐アザエリスリナン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60214789A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6414499U (ja) * 1987-07-14 1989-01-25
JPS6422598U (ja) * 1987-07-30 1989-02-06
JPH0268291U (ja) * 1988-11-14 1990-05-23

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6414499U (ja) * 1987-07-14 1989-01-25
JPS6422598U (ja) * 1987-07-30 1989-02-06
JPH0268291U (ja) * 1988-11-14 1990-05-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60214789A (ja) 1985-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910001042B1 (ko) 4-아미노알킬-2(3h)-인돌론 및 이의 제조방법
US4113869A (en) Tetrahydroisoquinoline basic ethers and pharmaceutical compositions and methods employing them
US4476136A (en) Aminomethyl-5 oxazolidinic derivatives and therapeutic use thereof
CA1288102C (en) Pyridine derivatives, their preparation and their use
SK147897A3 (en) Azacycloalcane derivatives, preparation thereof and their applications in therapy
CA2009992A1 (en) 2-amino-7-hydroxytetralin carboxyalkyl ethers
US4442126A (en) 1,2,3,4-Tetrahydronaphthalene derivatives
CA2093112A1 (fr) Derives spiraniques du 3-amino chromane, leurs procedes de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent
JPS6124395B2 (ja)
HU224435B1 (hu) Benzodiazepin-származékok, eljárás előállításukra, alkalmazásukra és ezeket tartalmazó gyógyászati készítmények
JPH03120271A (ja) 抗虚血活性を有するフェニルアルキルアミン誘導体
US4287211A (en) Derivatives of phenylethylamines, processes for their preparation and related pharmaceutical compositions
EP0157399A2 (en) 4-(5H-Dibenzo[a,d]cyclohepten-5-yl) piperidine compounds
KR930006777B1 (ko) 피리도[1,2-a]인돌 화합물 및 그 제조방법
US3127405A (en) I-phenylalkyl
AU622506B2 (en) Novel derivatives of 1,7-(imidazo-(1,2-a)pyridine)5'-6'h) ones
JPS6127393B2 (ja)
FI78291C (fi) Foerfarande foer framstaellning av terapeutiskt anvaendbara 1-fenoxi-3-hydroxi-indolyl-alkylamino-3-propanoler.
US4123545A (en) N-Propyl-3(β-hydroxyethyl)-3-(meta-hydroxyphenyl)-pyrrolidine
JPS62190156A (ja) ベンゼン融合β−ジケトシクロアルキレンの対称性O−置換ジオキシム、それらの調製方法およびそれらの薬物への適用
KR840000152B1 (ko) 2-아자에리스리난 유도체 및 그 산부가염의 제조방법
KR840000033B1 (ko) 이소퀴놀린 유도체의 제조방법
US4282146A (en) Preparation of 1,2,4,5-tetrahydro-7-alkoxy-(and 7,8-dialkoxy)-3H,3-benzazepines and 3-substituted derivatives thereof from the corresponding phenethylamines
KR800000492B1 (ko) 4-하이드록시-2H-나프토[2, 1-e]-1, 2-티아진-3-카복사마이드-1, 1-디옥사이드류의 제조방법
JPS60109567A (ja) ビス(置換メチル)―メチル―イソキノリン誘導体