JPS61243010A - ε−ポリリジン及びその塩酸塩を防腐・殺菌剤として配合した化粧料 - Google Patents
ε−ポリリジン及びその塩酸塩を防腐・殺菌剤として配合した化粧料Info
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- JPS61243010A JPS61243010A JP8514485A JP8514485A JPS61243010A JP S61243010 A JPS61243010 A JP S61243010A JP 8514485 A JP8514485 A JP 8514485A JP 8514485 A JP8514485 A JP 8514485A JP S61243010 A JPS61243010 A JP S61243010A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はStreptomyces albulus
No−5146菌株の生産物より分離、精製して得られ
るε−ポリリジン(t−po17−L−1ysine)
及びその塩酸塩を防腐・殺菌剤として、配合したことを
特徴とする化粧料に関するものである。
No−5146菌株の生産物より分離、精製して得られ
るε−ポリリジン(t−po17−L−1ysine)
及びその塩酸塩を防腐・殺菌剤として、配合したことを
特徴とする化粧料に関するものである。
従来より、化粧料に用いられる防腐・殺菌剤としては、
ビチオノール、ジクロロフェン、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、サリチル酸、ソルビン酸、ヒビテン等が汎用されて
いる。しかし、近年、ビチオノール、ジクロロフェンは
光接触アレルギーなど安全性の面で問題となっている。
ビチオノール、ジクロロフェン、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、サリチル酸、ソルビン酸、ヒビテン等が汎用されて
いる。しかし、近年、ビチオノール、ジクロロフェンは
光接触アレルギーなど安全性の面で問題となっている。
また、デヒドロ酢酸ナトリウム、サリチル酸、及びソル
ビン酸は化粧料へ配合した時、経時的に変色し化粧料の
外観を著しく悪(するという間層があった。ヒビテンに
おいては、水系の化粧料へ配合した時、沈澱や凝集を生
じ、効果的な防腐・殺菌剤とは言えなかった。
ビン酸は化粧料へ配合した時、経時的に変色し化粧料の
外観を著しく悪(するという間層があった。ヒビテンに
おいては、水系の化粧料へ配合した時、沈澱や凝集を生
じ、効果的な防腐・殺菌剤とは言えなかった。
かかる問題に対して鋭意研究の結果、皮膚に対して安全
性が高く、化粧料に配合しても経時的に安定で、従来に
ない優れた効果を持った水溶性の防腐・殺菌剤を得るに
到った。
性が高く、化粧料に配合しても経時的に安定で、従来に
ない優れた効果を持った水溶性の防腐・殺菌剤を得るに
到った。
すなわち、本発明は、Streptomyces al
bulusNo−546菌株の生産物より分離・精製し
たε−ボIJ IJリジンびその塩酸塩を防腐・殺菌剤
として配合した化粧料に関するものである。
bulusNo−546菌株の生産物より分離・精製し
たε−ボIJ IJリジンびその塩酸塩を防腐・殺菌剤
として配合した化粧料に関するものである。
本発明において使用するε−ボIJ IJリジン酸塩は
島、酒井らの方法(Agric、 Biol、 C
hem、、 41゜1807−蔓(1977) ; 4
5.2503−8 (1983)、日本農芸化学会誌、
57.221〜6 (1983)、)に基づいて製造
したもので、図1の構造式で示されるようにs−’)ジ
ンに1分子の塩酸と1分子の水分子を含む基本骨格が、
25〜30個重合したポリペプチドである。
島、酒井らの方法(Agric、 Biol、 C
hem、、 41゜1807−蔓(1977) ; 4
5.2503−8 (1983)、日本農芸化学会誌、
57.221〜6 (1983)、)に基づいて製造
したもので、図1の構造式で示されるようにs−’)ジ
ンに1分子の塩酸と1分子の水分子を含む基本骨格が、
25〜30個重合したポリペプチドである。
以下に、ε−ポリリジン塩酸塩及びε−ポリリジンの製
造法を示す。
造法を示す。
〈ε−ポリリジン塩酸塩の製法〉
改良Bennett’s寒天培地上で保存したStre
ptmycss albulus No−346菌株か
ら1白金耳を、500震l容振盪フラスコ内のε−PL
培地に接種し、30℃で好気的に24〜36時間振盪培
養(前培養)したものを種菌とする。ついで、ε−PL
培地125ゴを500 wl容振盪フラスコに分注し、
殺菌後、No−346株を1%接種し、30℃で好気的
に36〜48時間、培養する。
ptmycss albulus No−346菌株か
ら1白金耳を、500震l容振盪フラスコ内のε−PL
培地に接種し、30℃で好気的に24〜36時間振盪培
養(前培養)したものを種菌とする。ついで、ε−PL
培地125ゴを500 wl容振盪フラスコに分注し、
殺菌後、No−346株を1%接種し、30℃で好気的
に36〜48時間、培養する。
培養液は常法により、ε−ポリリジンを分離し、ε−ポ
リリジン塩酸塩として精製することができる。すなわち
、連続遠心分離器(8000rpm )により菌体を除
去し、ついでイオン交換樹脂カラム(例えば、Ambe
rlits工RO−50,米国 ローム・アンド・ハー
ス社製)により吸着させる。吸着部を0.2N酢酸で洗
浄後、水洗し、さらに0.1N塩酸を流しDragen
dorff試薬で陽性になる部分を分取する。流出液を
濃縮し、残渣を水に再溶解し、エタノール:エーテル(
2:1)を加えて、白色沈澱としてε−ポリリジン塩酸
塩を得る。必要に応じ再結晶をくり返す。
リリジン塩酸塩として精製することができる。すなわち
、連続遠心分離器(8000rpm )により菌体を除
去し、ついでイオン交換樹脂カラム(例えば、Ambe
rlits工RO−50,米国 ローム・アンド・ハー
ス社製)により吸着させる。吸着部を0.2N酢酸で洗
浄後、水洗し、さらに0.1N塩酸を流しDragen
dorff試薬で陽性になる部分を分取する。流出液を
濃縮し、残渣を水に再溶解し、エタノール:エーテル(
2:1)を加えて、白色沈澱としてε−ポリリジン塩酸
塩を得る。必要に応じ再結晶をくり返す。
改良Bennett’s 寒天培地 処方グルコース
1.Of 肉エキス 0.1g ペプトン α2f 酵母エキス 0.1g 寒天 15g 精製水を加えて100 mlとする(17H7,5)。
1.Of 肉エキス 0.1g ペプトン α2f 酵母エキス 0.1g 寒天 15g 精製水を加えて100 mlとする(17H7,5)。
ε−PL培地
グリセリン 50r
硫酸アンモニウム 10F
酵母エキス 5F
硫酸マグネシウム α5f
硫酸第一鉄 103f
硫酸亜鉛 0.049
以上をN150リン酸−カリウム−リン酸二ナトリウム
緩衝液にて11にする(1)H(S、8)。
緩衝液にて11にする(1)H(S、8)。
〈ε−ポリリジンの製法〉
ε−ポリリジン塩酸塩50gを精製水100g/に溶解
した後、N/2水酸化ナトリウム水溶液を用いて、pH
10〜11に調製し、塩素イオンが確認できなくなるま
で透析を行なう。透析後、水を除去し、ε−ポリリジン
1.7gを得る。得られたε−ポリリジンは、白色〜淡
黄色の吸湿性のある粉末で、水、アルコール等に可溶で
ある。
した後、N/2水酸化ナトリウム水溶液を用いて、pH
10〜11に調製し、塩素イオンが確認できなくなるま
で透析を行なう。透析後、水を除去し、ε−ポリリジン
1.7gを得る。得られたε−ポリリジンは、白色〜淡
黄色の吸湿性のある粉末で、水、アルコール等に可溶で
ある。
なお、本発明においては、上記、ε−ポリリジン、ε−
ポリリジン塩酸塩の他、ε−ポリリジンの臭化水素酸塩
、ヨウ化水素酸塩等も、使用可能で、ε−ポリリジン塩
酸塩と同等の効果が認められた。例えば、ε−ポリリジ
ン臭化水素酸塩は、ε−ポリリジンと計算量の臭化水素
酸をアルコールあるいは水等の溶媒中で反応させること
により容易に得られる。
ポリリジン塩酸塩の他、ε−ポリリジンの臭化水素酸塩
、ヨウ化水素酸塩等も、使用可能で、ε−ポリリジン塩
酸塩と同等の効果が認められた。例えば、ε−ポリリジ
ン臭化水素酸塩は、ε−ポリリジンと計算量の臭化水素
酸をアルコールあるいは水等の溶媒中で反応させること
により容易に得られる。
上記の如くして得られたε−ポリリジン及びその塩類は
、そのまま、あるいは適当な化粧料基材に溶解、分散、
混合等の処理を行ない、さらに必要のある場合は賦形剤
、乳化剤、懸濁剤、浸透剤、その他を加えて製剤化し、
本発明の防腐・殺菌剤とすることができる。この防腐・
殺菌剤は、化粧料全般にわたって有効に使用できるもの
である。
、そのまま、あるいは適当な化粧料基材に溶解、分散、
混合等の処理を行ない、さらに必要のある場合は賦形剤
、乳化剤、懸濁剤、浸透剤、その他を加えて製剤化し、
本発明の防腐・殺菌剤とすることができる。この防腐・
殺菌剤は、化粧料全般にわたって有効に使用できるもの
である。
また、この防腐・殺菌剤は低毒性で生分解性があるので
環境汚染等の心配がない事も本発明の利点として挙げら
れる。
環境汚染等の心配がない事も本発明の利点として挙げら
れる。
次に本発明の防腐・殺菌剤の抗菌・抗カビ性がいかに優
れているか本発明と従来の防腐・、殺菌剤の塩化ベンザ
ルコニウムと比較試験した結果を示す。
れているか本発明と従来の防腐・、殺菌剤の塩化ベンザ
ルコニウムと比較試験した結果を示す。
試験菌
1、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus
nlger ATQO6275) 2、ペニシリウム・シトリヌム(Peniaillum
citrinum ATOO9845)3、カンジダ・
アルビカンス(Oandida albiaansAT
OOLO231) 46エシエリヒアーフリー(Iacherichia
coli K12)5、シュウトモナス昏イルギノーサ
(pssaomonasae、ruginosa A’
E’OO9027)6、スタフ イOHツカX−アウレ
ウス(5taphylococau+aureua P
DA 2099 ) 試験方法 ε−ポリリジン、ε−ポリリジン塩酸塩、及び塩化ペン
ザルフニウムの0,1%水溶液(pH7,2に調整)を
作製する。この溶液を試験管に1011ずつ分注し、こ
の中にあらかじめ液体培地で24時間60℃静置増殖し
た各試験菌をそれぞれ40μlずつ接種する。上記試験
管から1111ずつを1接種30秒後、60分後、及び
2時間後、それぞれシャーレに取り寒天培地を用い混釈
培養して生菌数を測定し、結果を表2〜4にまとめて示
す。
nlger ATQO6275) 2、ペニシリウム・シトリヌム(Peniaillum
citrinum ATOO9845)3、カンジダ・
アルビカンス(Oandida albiaansAT
OOLO231) 46エシエリヒアーフリー(Iacherichia
coli K12)5、シュウトモナス昏イルギノーサ
(pssaomonasae、ruginosa A’
E’OO9027)6、スタフ イOHツカX−アウレ
ウス(5taphylococau+aureua P
DA 2099 ) 試験方法 ε−ポリリジン、ε−ポリリジン塩酸塩、及び塩化ペン
ザルフニウムの0,1%水溶液(pH7,2に調整)を
作製する。この溶液を試験管に1011ずつ分注し、こ
の中にあらかじめ液体培地で24時間60℃静置増殖し
た各試験菌をそれぞれ40μlずつ接種する。上記試験
管から1111ずつを1接種30秒後、60分後、及び
2時間後、それぞれシャーレに取り寒天培地を用い混釈
培養して生菌数を測定し、結果を表2〜4にまとめて示
す。
なお、試験管は30℃恒温器内に静置した。
表1 試験条件
表2 接種30秒後の各試料溶液の生菌数表330分後
の各試料溶液の生菌数 表42時間後の各試料溶液の生菌数 表2〜4の数値は1 ml当りの生菌数を示す。
の各試料溶液の生菌数 表42時間後の各試料溶液の生菌数 表2〜4の数値は1 ml当りの生菌数を示す。
以上の結果より、本発明のε−ボ13 リジン及びε−
ポリリジン塩酸塩は塩化ペンザルフニウムと同等の抗菌
・抗カビ性があることが明らかである。
ポリリジン塩酸塩は塩化ペンザルフニウムと同等の抗菌
・抗カビ性があることが明らかである。
また、マウスを使った経口投与における急性毒性試験結
果を以下に示すが、はとんど急性毒性がなく、安全性の
高い防腐・殺菌剤であることが認められた。
果を以下に示すが、はとんど急性毒性がなく、安全性の
高い防腐・殺菌剤であることが認められた。
ε−ポリリジン塩酸塩 LDso>3.oooq/#塩
化ベンザルコニウム LDso : 350■/lcf
日本白色種家兎8羽を用い、24時間閉塞貼布試験を行
ない、パッチテスト用絆創膏除去後1時間後、24時間
後、及び48時間後の判定の平均値を用いて判定した。
化ベンザルコニウム LDso : 350■/lcf
日本白色種家兎8羽を用い、24時間閉塞貼布試験を行
ない、パッチテスト用絆創膏除去後1時間後、24時間
後、及び48時間後の判定の平均値を用いて判定した。
ε−ポリリジン及びε−ポリリジン塩酸塩のいずれの場
合も、紅斑及び面皮の形成あるいは浮腫の形成はまった
く認められず、−次刺激性の低い防腐・殺菌剤であるこ
とが確認された。なお試料は、それぞれ50%水溶液の
ものを用いて試験を行なった。
合も、紅斑及び面皮の形成あるいは浮腫の形成はまった
く認められず、−次刺激性の低い防腐・殺菌剤であるこ
とが確認された。なお試料は、それぞれ50%水溶液の
ものを用いて試験を行なった。
次に本発明のε−ポリリジン及びε−ポリリジン塩酸塩
を防腐・殺菌剤として配合した化粧料について説明する
。
を防腐・殺菌剤として配合した化粧料について説明する
。
本発明はStreptomyces albulus
No−346菌株の生産物より分離・精製したε−ポリ
リジン及びε−ポリリジン塩酸塩を防腐・殺菌剤として
好ましくは5,0〜0.01重量%配合した化粧料に関
するものである。化粧料の変敗を防止する防腐剤として
、更には皮膚表面を殺菌、消毒し、にきび、あせも、た
だれ、ふけ、かゆみ、腋臭等を改善する殺菌剤として化
粧料に用いた場合、非常にすぐれたものである。さらに
、防腐・殺菌剤としての効果のほか、ε−ポリリジン及
びその塩酸塩をリンス等に添加した場合、風合い、スタ
イリング、しなやかさ等を髪に与えることができる。ε
−ボIJ IJリジンびその塩酸塩の化粧料への配合量
が、0.01重量%より少ない量では充分な効果が得ら
れない。また、5.0重量%を超える量では効果の増強
がないので不経済である。
No−346菌株の生産物より分離・精製したε−ポリ
リジン及びε−ポリリジン塩酸塩を防腐・殺菌剤として
好ましくは5,0〜0.01重量%配合した化粧料に関
するものである。化粧料の変敗を防止する防腐剤として
、更には皮膚表面を殺菌、消毒し、にきび、あせも、た
だれ、ふけ、かゆみ、腋臭等を改善する殺菌剤として化
粧料に用いた場合、非常にすぐれたものである。さらに
、防腐・殺菌剤としての効果のほか、ε−ポリリジン及
びその塩酸塩をリンス等に添加した場合、風合い、スタ
イリング、しなやかさ等を髪に与えることができる。ε
−ボIJ IJリジンびその塩酸塩の化粧料への配合量
が、0.01重量%より少ない量では充分な効果が得ら
れない。また、5.0重量%を超える量では効果の増強
がないので不経済である。
次に実施例を示しながら本発明の化粧料の有効性につい
て説明する。なお、本発明の内容は、これらに限定され
るものではない。実施例及び比較例に示す配合量の部と
は重量部を示す。
て説明する。なお、本発明の内容は、これらに限定され
るものではない。実施例及び比較例に示す配合量の部と
は重量部を示す。
実施例1 アクネ化粧水
処方 配合量エタノール
8,0部1.3−ブチレング
リコール 7.0クエン酸
0.03クエン酸ナトリウム 0
.15ε−ポリリジン塩酸塩 0.5サリチ
ル酸 0.1コロイドイオウ
0.1香料
適量精製水 86.0製造
方法:各成分を均一に溶解混合する。
8,0部1.3−ブチレング
リコール 7.0クエン酸
0.03クエン酸ナトリウム 0
.15ε−ポリリジン塩酸塩 0.5サリチ
ル酸 0.1コロイドイオウ
0.1香料
適量精製水 86.0製造
方法:各成分を均一に溶解混合する。
比較例1
実施例1からε−ポリリジン塩酸塩を除いた処方で、化
粧水を調製した。
粧水を調製した。
実施例1と比較例1の化粧水について前記の抗菌力試験
方法で、1.プロピオバクテリウム・アクネス(Pro
pionibacterium acnes) と2
.スタフィロコッカスOエビダーミディス(Staph
ylococcusepidermidig)の2種の
アクネ菌に対する抗菌力試験を行なった。
方法で、1.プロピオバクテリウム・アクネス(Pro
pionibacterium acnes) と2
.スタフィロコッカスOエビダーミディス(Staph
ylococcusepidermidig)の2種の
アクネ菌に対する抗菌力試験を行なった。
試験結果を表5にまとめて示す。なお、1.の菌につい
ては、GAM半流動培地に37″’C,24時間培養し
た液を試験菌液とし、生菌数測定はGAM寒天にて67
℃、72時間嫌気性培養下(スチール・ウール法)で培
養した。
ては、GAM半流動培地に37″’C,24時間培養し
た液を試験菌液とし、生菌数測定はGAM寒天にて67
℃、72時間嫌気性培養下(スチール・ウール法)で培
養した。
表5 試験結果
上記の試験結果より明らかなように、ε−ボ’J リジ
ン塩酸塩配合の化粧水は、アクネ菌に対して強い抗菌作
用が認められた。
ン塩酸塩配合の化粧水は、アクネ菌に対して強い抗菌作
用が認められた。
実施例2 アクネクリーム
処方 配合量A)ステ
アリン酸 4.0部セチルアルコー
ル 6.0ステアリルアルコール
1.0流動パラフイン 6.
5ワセリン 10,0ソルビタ
ンモノステアレート 1.5ポリオキシエチレン
モノステアレート 3.0E)1.5−ブチレングリ
コール 5.0水酸化カリウム
0,1ε−ポリリジン 0.3コ
ロイドイオウ 2.0清製水
63,60)香料
適量製造方法:油相成分A及び水相成分
Bをそれぞれ70〜75℃に加熱溶解した後、成分Aに
成分Bを加えて乳化し、冷却途上で成分Cを加え混合し
、30℃まで冷却し製品とする。
アリン酸 4.0部セチルアルコー
ル 6.0ステアリルアルコール
1.0流動パラフイン 6.
5ワセリン 10,0ソルビタ
ンモノステアレート 1.5ポリオキシエチレン
モノステアレート 3.0E)1.5−ブチレングリ
コール 5.0水酸化カリウム
0,1ε−ポリリジン 0.3コ
ロイドイオウ 2.0清製水
63,60)香料
適量製造方法:油相成分A及び水相成分
Bをそれぞれ70〜75℃に加熱溶解した後、成分Aに
成分Bを加えて乳化し、冷却途上で成分Cを加え混合し
、30℃まで冷却し製品とする。
実施例3 ふけ取りシャンプー
処方 配合量A)メチ
ルセルロース 0.5部精製水
77.0アルキシ硫酸トリエタノール
アミン 18.OB)ラウリン酸ジェタノールアミド
3.0香料 適量0)
ε−ポリリジン塩酸塩 0.5製造方法:成
分Aを70〜75℃で加熱溶解した後、成分Bを加え、
冷却途中で成分Cを加えて30℃まで冷却し製品とする
。
ルセルロース 0.5部精製水
77.0アルキシ硫酸トリエタノール
アミン 18.OB)ラウリン酸ジェタノールアミド
3.0香料 適量0)
ε−ポリリジン塩酸塩 0.5製造方法:成
分Aを70〜75℃で加熱溶解した後、成分Bを加え、
冷却途中で成分Cを加えて30℃まで冷却し製品とする
。
実施例4 デオドラントパウダースプレー処方
配合量A)タルク
3.0部アルミニウムヒドロキシ
クロリド 3.0イソプロピルミリステート
10フエニルメチルポリシロキサン 2.0ε−ポリ
リジン塩酸塩 0.1香料
適量B〕フロン11
45.070ン12 45.[
)製造方法:成分Aを均一混練りし、容器に充填後、噴
射剤Bを充填し製品とする。
配合量A)タルク
3.0部アルミニウムヒドロキシ
クロリド 3.0イソプロピルミリステート
10フエニルメチルポリシロキサン 2.0ε−ポリ
リジン塩酸塩 0.1香料
適量B〕フロン11
45.070ン12 45.[
)製造方法:成分Aを均一混練りし、容器に充填後、噴
射剤Bを充填し製品とする。
実施例5 リンス
処方 配合量A)ジス
テアリルジメチルアンモニウムクロリド
4.5グリセリンモノステアレート65 流動パラフィン 1.5セチルアル
コール 2.0ラウリルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン 1.5B)精製水
82.0ステアリルトリメチル、アンモニ
ラム ク ロ リ ド
4.5ε−ポリリ
ジン塩酸塩 0.50)香料
適量製造方法:成分A及び成分Bを
それぞれ70〜75℃に加熱溶解した後、混合し、冷却
途中で成分Cを加えて30℃まで冷却し製品とする。
テアリルジメチルアンモニウムクロリド
4.5グリセリンモノステアレート65 流動パラフィン 1.5セチルアル
コール 2.0ラウリルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン 1.5B)精製水
82.0ステアリルトリメチル、アンモニ
ラム ク ロ リ ド
4.5ε−ポリリ
ジン塩酸塩 0.50)香料
適量製造方法:成分A及び成分Bを
それぞれ70〜75℃に加熱溶解した後、混合し、冷却
途中で成分Cを加えて30℃まで冷却し製品とする。
比較例5 リンス
実施例5からε−ポリリジン塩酸塩を除いた処方で、リ
ンスを調製した。
ンスを調製した。
実施例5と比較例5のリンスについて、25〜50才の
一般女性40名を対象に使用テストを行ない、ダブルブ
ラインド法により、風合を中心にアンケート調査を行な
った。1力月間使用した結果を表6にまとめて示した。
一般女性40名を対象に使用テストを行ない、ダブルブ
ラインド法により、風合を中心にアンケート調査を行な
った。1力月間使用した結果を表6にまとめて示した。
表6でも明らかなように、髪の風合い、しなやかさ、ス
タイリング等に良好な結果が得られた。
タイリング等に良好な結果が得られた。
表6
Claims (1)
- Streptomyces albulus No−3
46菌株の生産物より分離、精製したε−ポリリジン及
びその塩酸塩を防腐・殺菌剤として配合したことを特徴
とする化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8514485A JPS61243010A (ja) | 1985-04-20 | 1985-04-20 | ε−ポリリジン及びその塩酸塩を防腐・殺菌剤として配合した化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8514485A JPS61243010A (ja) | 1985-04-20 | 1985-04-20 | ε−ポリリジン及びその塩酸塩を防腐・殺菌剤として配合した化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61243010A true JPS61243010A (ja) | 1986-10-29 |
JPH0564608B2 JPH0564608B2 (ja) | 1993-09-16 |
Family
ID=13850463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8514485A Granted JPS61243010A (ja) | 1985-04-20 | 1985-04-20 | ε−ポリリジン及びその塩酸塩を防腐・殺菌剤として配合した化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61243010A (ja) |
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-
1985
- 1985-04-20 JP JP8514485A patent/JPS61243010A/ja active Granted
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WO2013010709A3 (de) * | 2011-07-21 | 2013-11-07 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Alkoholisches haarbehandlungsmittel mit poly-l-lysin |
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---|---|
JPH0564608B2 (ja) | 1993-09-16 |
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