JPS61238790A - デカメチルシクロペンタシランの製造方法 - Google Patents

デカメチルシクロペンタシランの製造方法

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JPS61238790A
JPS61238790A JP8109785A JP8109785A JPS61238790A JP S61238790 A JPS61238790 A JP S61238790A JP 8109785 A JP8109785 A JP 8109785A JP 8109785 A JP8109785 A JP 8109785A JP S61238790 A JPS61238790 A JP S61238790A
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polydimethylsilane
decamethylcyclopentasilane
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Akira Hayashida
章 林田
Minoru Takamizawa
高見沢 稔
Yasushi Kobayashi
小林 泰史
Yoshifumi Takeda
竹田 好文
Mitsuyoshi Oshima
大島 光芳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデカメチルシクロペンタシランの製造方法、特
には有機けい素工業における重要な中間体化合物として
のデカメチルシクロペンタシランを高収率で、かつ純度
高く製造する方法に関するものである。
(従来の技術) デカメチルシクロペンタシランはドデカメチルシクロヘ
キサシランにくらべて粘度が高いといつことから有機け
い素化学における中間体として極めて貴重な素材である
が、これは従来ジメチルジクロロシラン((a:a  
)  5sct、 )のリチクム。
ナトリウム、カリウム、ナトリウム−カリウム合金など
のようなアルカリ金属またはアルカリ土類金属との脱塩
素化反応による鎖状ポリシランまたは環状シクロヘキサ
シラン製造時において微量の存在が確認されているか、
もしくは副生物として取得されているために、その収率
が10%以下と少なく、シかもこの反応生成物にはドデ
カメチルシクロヘキサシランが優先的に生成して多量に
存在するためにデカメチルシフ党ペンタシランの取得に
はこれを分離精製する必要があった。
そのため−このシランの化学的合成方法が検討されてお
り6例えばデカクロロシクロペンタシラ下る方法かf!
に某きれており、これは収率も77%と高く、純度も高
いものが得られるけれども原料の合成が難しく高価なも
の(二なるという不利があるし、装置も複雑で操作が難
しく工業的ではないという欠点がある。また、このシラ
ンの合成C:ついては鎖状ポリシランを不活性雰囲気中
で熱分解させてデカメチルシクロペンタシランを合成す
るという方法も知られているが、この方法は収率が20
%前后と低く、純度も20〜30%とわるいという欠点
があるうえ、さら(二この方法を実施する装置について
も加熱充填塔内(=鎖状シランを落下させる方法ではデ
カメチルシクロペンタシランが熱分解を受けて不融物を
生成し、これが固体となって堆積して管が閉塞される危
険があり、横型の空筒または封管を使用するものは回分
式となるためξ二工業的g;は効率がわるいという不利
がある。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決したデカメチルシクロペ
ンタシランの製造方法に関するものであ素原子、へロゲ
ン原子、水酸基、アルコキシ基。
トリアルキルシロキシ基から選択される原子または基、
n≧20)で示される鎖状ポリジメチルシランを加熱さ
れた空筒中に一不活性雰囲気下で連続的に移動1通過さ
せ、熱分解させること7に:特徴とするものである。
すなわち一本発明者らはデカメチルシクロペンタシラン
を効率よ<、シかも高純度で連続的に製造する方法につ
いて種々検討した結果1式%式% 横型の加熱炉中に装入し、この加熱炉中で熱分解させれ
ば容易にかつ高収率、高純度でデカメチルシクロペンタ
シランを連続的に得ることができるということを見出し
、この加熱処理条件1分解条件などくついての研究を進
めて本発明を完成させた。
本発明の方法において始発材とされる鎖状ポリで示され
、このXは水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アルキル
基、アルコキシ基、トリアルキルシロキシ基から選択さ
れる原子または基、nは正数とされるものであり、これ
には などが例示される。この鎖状ポリジメチルシランは例え
ば式     OH。
(J−8i−0)  で示される OH3 どのような炭化水素系溶剤中で金属ナトリウムのような
アルカリ金属で脱塩素化反応させて式で示される鎖状ポ
リジメチルシランとする方法によって得ることができ、
この方法が最も簡単な方(m±2〜6)のオルゴシラン
をナトリウム暢カリウム合金で脱塩素化反応させるとい
う方法で作ることができる。
本発明の方法における鎖状ポリジメチルシランの熱分解
はこの鎖状ポリジメチルシランな加熱されている空筒中
に連続的に移動1通過させる必要がある。また、この反
応は副反応を抑制するとい5ことから窒素ガス−アルゴ
ンガスのような不活性ガス雰囲気下とすることが必要と
される。また。
この熱分解反応を効率よく行なわせるためにはこがって
これには樹脂などの混線、成形などに一般旧に用いられ
ている押出機、連続混和機などを使用してもよい。この
反応温度は200℃以下では熱分解反応が遅くなり、5
00℃以上とすると生成したデカメチルシクロペンタシ
ランがさらに熱分解して収率がわるくなり一生放物の純
度も低下するので200〜500℃の範囲とすることが
よいが、好ましい温度範囲は300〜500℃とされる
。この反応時間は始発材とされる鎖状ポリジメチルシラ
ンの種類−使用する反応器の種類によって相違するが、
1分以下では熱分解が充分行なわれず30分以上とする
と生成したデカメチルシ30分の範囲とすることがよい
が−これは加熱温度の制御、原料としての鎖状ポリジメ
チルシランの供給量の増減によって調節するようにして
もよlvl。
なお、上記した本発明の方法によれば目的とするデカメ
チルシクロペンタシランの収率が95〜98%に達し、
このものは純度が85〜95%のものとされるので、工
業口には何らの精製処理なしでもそのま\各種シランの
製造工程に使用することができるという有利性が与えら
れる。
つぎに本発明の参考例−実施例をあげる。
参考例(鎖状ポリジメチルシランの製造)100tのグ
ラスライニング製反応器にキシレン40Aを仕込み一つ
いで金属ナトリウム10紛を投入してから1反応器ジャ
ケットに熱媒体を循環させて内温を110℃まで昇温さ
せて金属ナトリウムを溶解させた。
つぎ(=これを攪拌して金属ナトリウムを分散させてか
ら、こ\(ニジメチルジクロロシラン28Kgを定量ポ
ンプを用いて75時間で注入し、内温120℃で10時
間反応させてから反応液を取出して濾過し、ケークを水
洗して食塩を除去したのち、乾燥しにところ、12に9
の鎖状ポリジメチルシランが収率95%で得られ、この
ポリジメチルシランはIR1元素分析框:よって末端基
が水酸基であることが確認され、沸点上昇法C二よって
nコ55と推定された。
実施例1 第1図C二示したようなステンレススチール製のスクリ
ューフィーダー1(単軸1インチxxm)(二重熱線2
を巻きつけて400℃に270黒し、筒内を窒素ガスで
置換しにのち、このスクリューフィーダー1を1 Or
pm で回転させながらそのホッパー3に参考例で得た
鎖状ポリジメチルシラン2Kfを1時間で供給したとこ
ろ−この出口4から滞留時間約10分で熱分解生成物が
排出され、最終的に1.9 Kg(収率95%)のもの
が得られた。
この反応生成物は白色半透明の板状乃至針状の結晶物で
あり、これは元素分析、質量スペクトル分析、赤外吸収
スペクトル分析の結果からデカメチルシクロペンタシラ
ンであることが確認され。
ガスクロマトグラフィおよびゲルパーミエイションクロ
マトグラフイの分析からはゾ90%の純度のものである
ことも判ったが、これはまたエタノールによる再結晶で
融点180〜184℃の白色結晶体となった。
実施例2 ステンレススチール製スクリュー[11(2軸。
2インチX1m)に電熱ヒーターを捲きつげて380℃
に加熱し、筒内を窒素ガスで置換してからこのホッパー
に参考例で得た鎖状ポリジメチルシランを2.5Kf/
時で供給して8時間通続運転したところ、純度89%の
デカメチルシクロペンタシラン19.611(収率98
%〕が得られた。
実施例3 ジャケラトラもった連続式ニーダ−(2軸、2インチX
 O,5m )に熱媒体を循環させて310℃忙保ち、
管内を窒素ガス置換してから30 rpmで回転させな
がら、こ\に別に設けたスクリューフィーダーから参考
例で得た鎖状ポリジメチルシランを3Kt/時で供給し
て3時間通続運転したところ、純度86%のデカメチル
シクロペンタシラン8.7 K4(収率97%)が得ら
れた。
実施例4 前記した実施例2と同様の装置を使用し、この加熱温度
、鎖状ポリジメチルシランの供給量、滞留時間をWE1
表に示したように変化させたところ。
よびその収率について第1表に併記したとおりvノ結果
が得られた。
第1表 実施例5 直径20mtl−長さ200uの単軸スクリューにヒー
ターを巻館つけて350℃に加熱したのち。
筒内を窒素ガスで置換し、ホッパーに式チルテトラフサ
シラン300Iを供給して5時間連続運転したところ、
純度72%のデカメチルシクロペンタシランが2559
得られた(収率85%)。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で使用した加熱反応器の縦断面図を示
したものである。 1・・・スクリューフィーダー、 2・・・電熱線53
・・・ホッパー、        4・・・出口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(こゝにXは水素 原子、ハロゲン原子、水酸基、アルキル基、アルコキシ
    基、トリアルキルシロキシ基から選択される原子または
    基、n≧20)で示される鎖状ポリジメチルシランを加
    熱された空筒中に、不活性雰囲気下で連続的に移動、通
    過させ、熱分解させることを特徴とするデカメチルシク
    ロペンタシランの製造方法。 2、加熱温度が200〜600℃とされる特許請求の範
    囲第1項記載のデカメチルシクロペンタシランの製造方
    法。 3、熱分解で得られたデカメチルシクロペンタシランを
    連続的にかつ強制的に空筒内から排出させる特許請求の
    範囲第1項記載のデカメチルシクロペンタシランの製造
    方法。
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