JPS61237981A - 局所冷房機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は局所冷房機の冷凍すイクルに係り、周囲の空気
温度が高い等の原因で冷凍サイクルの圧力が過昇したと
きに、局所冷房運転を停止するこ、とな（、比較的安価
な差圧弁を用いて圧力を低下させることにある。

〔発明の背景〕

周知の如（、局所冷房機とは、工場内あるいは屋外作業
場等に設置され、冷風を作業者等の人体に向けて吐出し
、快適な作業環境を作りだす冷房機であるが、一般のル
ームエアコン等の空気調和機と相違するところは冷凍サ
イクルにおいて蒸発器と凝縮器を通過する空気は同じ空
間より取り入れるものである。すなわち、はとんど同じ
温度の空気が蒸発器と凝縮器を通過するものである。

一般のルームエアコン等の空気調和機においては冷房運
転時に蒸発器を通過する空気は室内の空気であり、凝縮
器を通過する空気は室外の空気であり、はとんどの場合
、室内の空気すなわち蒸発器を通過する空気は室外の空
気よりも温度が低く保持されているものである。

これに比較して従来、局所冷房機においては工場内等の
使用場所での周囲温度か非常に高（なった場合には凝縮
器での冷媒凝縮能力が低下して高圧々力が上昇すると同
時に、蒸発器における冷媒の蒸発能力は増大するので低
圧々力も上昇することとなり増々高圧々力が上昇させら
れ、高圧々力の過昇となり圧縮機に高負荷か科せられ、
圧縮機の振動音が太き（なったり、圧縮機の損傷に到る
恐れがあった。

また、周知の如くこのように高圧々力が過昇した場合は
圧縮機の効率も低下して冷凍サイクルの冷媒循環量が減
少するにもかかわらず、蒸発器における冷媒蒸発能力は
増大しているので、冷媒蒸発後の過熱度すなわちスーパ
ーヒートが大きくなり圧縮機内部の温度が上昇して圧縮
機モードルの巻線を焼損する恐れがあった。

更には従来、局所冷房機のなかには、圧力スイッチを用
いて高圧々力か過昇した場合には、圧縮機を停止するこ
とにより圧縮機を保護する方法もあったが、これでは周
囲温度が高く局所冷房が必要であるにもかかわらず局所
冷房が停止する恐れがあった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、局所冷房を停止することな（、冷凍サ
イクルの圧力の過昇および蒸発した冷媒の過大なるスー
パーヒートを防止することにより圧縮機を保護するもの
である。

〔発明の概要〕

一冷凍サイクルの高圧側圧力が過昇した場合には、キャ
ピラリーチューブ等の冷媒減圧装置の抵抗を小さくすれ
は、高圧側圧力を低下することかできることに着目し、
この方法と同様の効果をもたらすべ（、キャピラリーチ
ューブ等の冷媒減圧装置の一部と並列に差圧弁を設け、
高圧側圧力が過昇して差圧弁の前後の圧力差か所定の値
以上になると差圧弁か開弁し、冷媒の一部か差圧弁を通
過するように成して高圧側圧力を低下させて圧縮機を保
護するものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図、第３図によ
り説明する。第１図において、１は局所冷房機、２は圧
縮機、３は凝縮器、生は冷媒減圧用のキャピラリーチュ
ーブであり、キャピラリーチューブ４−１．４−２より
成る。５は蒸発器、６は送風機、７はキャピラリーチュ
ーブ４−２をバイパスするバイパス路、旦はバイパス路
７に設けた差圧弁、８−５．８−６はそれぞれ差圧弁旦
の弁入口、弁出口である。また第２図、第３図において
８−１は弁座、５−ｉ−ｉは弁座８−１に設けられた弁
座開口部、８−２は弁体、８−３は弁体８−２を弁座８
−１方向に押すバネ、８−４はバネストッパーであり、
弁体８−２に掛る弁座８−１方向の圧力、すなわち閉弁
させる圧力としてバネ８−３による圧力Ｐ８−３および
弁出口８−６での冷媒低圧側圧力Ｐ８−６があり、弁体
８−２に掛るバネストッパー８−４方向の圧力、すなわ
ち開弁させる圧力として弁入口８−５での冷媒圧力Ｐ８
−５かあり、Ｐｓ−ｓ　＞　Ｐｓ−ｓ　＋　Ｐｓ→とな
ったときに差圧弁旦は開弁する（第３図に示す）。開弁
する圧力値Ｐｌ＋−５はバネ８−３のバネ定数を調整す
ることにより比較的容易に調整設定できる。

かかる構成で局所冷房を行うには、送風機６を運転し、
圧縮機２を運転すると、冷凍サイクルは冷媒が圧縮機２
→凝縮器３→キヤピラリーチユーブ４−１．４−２→蒸
発器５→圧縮機２と流れ、凝縮器３で放熱凝縮し、蒸発
器５で吸熱蒸発し、蒸発器５を通過した空気が冷風とな
って吐出されて周知の局所冷房を行う。

差圧弁りは、通常の運転時、すなわち圧縮機２を損傷し
ない程度の冷凍サイクル圧力であるときには開弁しない
ように調整してお（ものとする。従って周囲の空気温度
かあまり高くな（冷凍サイクルの圧力が過昇しない場合
には、差圧弁りは閉弁しており、冷媒は差圧弁りを通過
しない。局所冷房機１の設置された周囲の空気温度が上
昇して非常に高（なった場合、凝縮器３における冷媒の
凝縮能力が低下し、高圧側圧力が過昇すると同時に蒸発
器５における低圧側圧力も上昇する。このとき、一般に
知られているように低圧側圧力の上昇幅はＩ　Ｖａｔあ
るいは２〜３ｖ−程度であるが、高圧側圧力の上昇幅は
ｌＯ〜１５ｖ−あるいは２０ＫＪａｉｌ程度までになる
。従って高圧側圧力と低圧側圧力の圧力差は、通常の運
転時と比較してはるかに大きくなる。このようなときは
、言うまでもなく冷媒減圧装置の一部であるキャピラリ
ーチューブ４−２の前後の圧力差も通常運転時と比較す
るとはるかに大きくなっている。このような圧力差のと
きに差圧弁ジが開弁するようにバネ８−３を調整してお
（、すなわち Ｐｓ−ｓ　＞　Ｐｓ−３十Ｐｓ−ｅ となるように調整しておくと、弁体８−２はバネストッ
パー８−４方向に移動し、冷媒の一部か邦人ロ８−５→
弁座開ロ部８−１−１→弁出口８−６と通過し、キャピ
ラリーチューブ４−２の冷媒通過量を減少させ、キャピ
ラリーチューブ４−２における冷媒減圧を低減、すなわ
ち冷媒減圧装置であるキャピラリーチューブ圭の冷媒減
圧を低下させることになり高圧々力の過昇を防止できる
ものであり、圧縮機を停止することなく局所冷房を続け
ながら圧力過昇上防止し、圧縮機の損傷あるいは圧縮機
モードル（図示せず）の巻線の焼損を防止するという多
大なる効果を有する。更には、差圧弁旦は冷媒減圧装置
であるキャピラリーチューブ生の全体をバイパスする構
成ではな（、その一部４−２をバイパスするよう構成さ
れているので、圧力過昇時に差圧弁旦が開弁した場合に
も、冷媒はキャピラリーチューブ４−１を通過した後に
差圧弁旦およびキャピラリーチューブ４−２を並列に通
過することになり、差圧弁亀の開弁による急激なる圧力
低下はな（、キャピラリーチューブ４−１によって緩や
かなる圧力低下となる。その後、差圧弁旦の前後の圧力
差が小さくなり差圧弁旦は閉弁し、圧力は上昇、その後
また差圧弁旦か開弁に到る場合もあるか、その圧力変化
はキャピラリーチューブ４−１を常に冷媒か流れている
ことによりその圧力変化は緩やかなものとなり、圧縮機
２の振動音を軽減すると同時に、差圧弁昼の弁体８−２
の急激な振動もないという多大なる効果をも有する。

〔発明の効果〕

本発明によれば冷媒減圧装置の一部に並列に、比較的簡
単な構造である差圧弁を設けることにより、周囲温度が
上昇する等の原因で冷凍サイクルの高圧側圧力か過昇し
た場合も圧縮機を停止することなく局所冷房を持続しつ
つ、圧縮機の損傷を防止できるという多大なる効果を有
するものであり、圧力の急激なる変化、脈動もない圧力
過昇防止方法であるので、圧縮機の振動は軽減され、差
圧弁自身の振動音もほとんどないという多大なる効果を
も有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施の局所冷房璋の構成概念図、第２図
、第３図は差圧弁旦の構造断面図である。 １・・・局所冷房機、２・・・圧縮機、土・・・キャピ
ラリーチューブ、７・・・バイパス路、８・・・差圧弁
。 代理人　弁理士　小　川　勝　男 第１図 第２区 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、圧縮機、凝縮器、蒸発器、冷媒減圧装置等より成り
   、該凝縮器と該蒸発器を通過する空気の吸排を同一空間
   で行う局所冷房機において、冷媒減圧装置の一部をバイ
   パスするバイパス路と、該バイパス路に設けた出口、入
   口の差圧が所定値より大きいときに開閉する差圧弁と備
   えてなることを特徴とする局所冷房機。