JPS6123552Y2 - - Google Patents

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JPS6123552Y2
JPS6123552Y2 JP1979085991U JP8599179U JPS6123552Y2 JP S6123552 Y2 JPS6123552 Y2 JP S6123552Y2 JP 1979085991 U JP1979085991 U JP 1979085991U JP 8599179 U JP8599179 U JP 8599179U JP S6123552 Y2 JPS6123552 Y2 JP S6123552Y2
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JP
Japan
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ferrite
tile
tiles
radio wave
wall
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JP1979085991U
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JPS563912U (ja
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電波吸用壁面の構造に関する。
テレビジヨンのゴースト対策の一つとして、電
波の反射によりゴースト電波の主な発生源となつ
ている建造物に電波吸収体を取付けることが検討
され、一部実用化されている。本考案はこの用途
に用いる電波吸収壁の構造に関するものである。
強磁性フエライトはテレビ周波数帯域で優れた
電波吸収特性を示し、且つセラミツク材料として
優れた耐久性を有している。このフエライトを例
えば10cm×10cm角のタイル状にして高層建築物の
壁面に取付けて電波吸収壁を構成する。この場
合、フエライトタイルをコンクリート等の壁面に
直接接着剤を用いて貼り付けるか、或いはアルミ
ニウム等の金属板を介して壁面に貼り付ける等の
方法が用いられている。どの方法を用いるにして
もフエライトタイルを壁面に取付けるには接着剤
を用いなければならない。接着剤としては強力な
ものが入手できるから一応問題がないとは言え、
フエライトタイルが建築物の外壁に貼り付けられ
る場合には温度が昼夜及び夏冬で大きく変動する
ため接着剤が長期間のうちに次第に劣化し、フエ
ライトタイルの脱落が生じるおそれがある。また
フエライトタイルは電波に対して連続でなければ
ならないため少くとも垂直方向にそれらの縁部を
接触して配列されなければならない。従つて熱膨
脹によりフエライトタイルは隣りのフエライトタ
イルから押されて接着面に応力を生じるし、さら
にフエライトタイルの重量は1枚当り300〜500g
(10cm×10cm角として)にも及ぶから、多数のフ
エライトタイルを垂直方向に配列して壁面に貼り
付けた場合に何らかの原因でフエライトタイルが
下方にずれると、下側のタイルの接着力に大きな
影響を与え、タイルの過早の脱落を生じる。
本考案はこのような危険を末然に防止する壁面
構造を提供することを目的とする。
本考案はコンクリート面または金属面より成る
建物の壁面に保持金具を突設し、一方フエライト
タイルに保持金具に係合する段部を形成すること
により脱落防止対策を行うことにより上記の目的
を達成する。好ましい実施例において、本考案の
フエライトタイルは互に摺動するがなお電波に対
して連続した構造とすることによりフエライトタ
イルの熱膨脹に対して接着剤中に応力が発生しな
いようにする。
以下、図面に関連して本考案を詳しく説明す
る。第1図は一般に電波吸収用フエライトタイル
を建物壁面に貼りつけた壁面構造を示す。1は壁
面3に垂直に配列して貼着された多数のフエライ
トタイルであり、各垂直列の間には隙間2が形成
される。フエライトタイルは電波に対して連続で
なければならないが、一般に使用されるテレビ電
波の磁界成分は大体垂直方向に偏波しているか
ら、図のように多少の隙間2が形成されていても
電波吸収効果はほとんど低下しないが、隙間が存
在することによりフエライト材料の節約の効果が
大きい。
第2図は本考案に用いるフエライトタイルの斜
視図であり、ほぼ正方形(例えば10cm×10cm)の
フエライト焼結板から成る。フエライトタイル1
の上下縁は2,3の個所で切欠かれており、それ
により水平面を有する突縁4,5、垂直面6,
7、及び水平な面8,9が形成されている。垂直
面6,7はフエライトタイル1の厚みのほぼ中心
面に沿つて延びている。
第1図のフエライトタイルは第1図に示したよ
うな配列で建物の外壁面に貼り付けられる。より
具体的には第3図に示されるように建物の壁面1
0(コンクリート面または金属面または金属板を
留めた面)に接着剤層11を塗布し、その上にフ
エライトタイル1を少しづつ上下にずらして貼り
つける。壁面10には水平方向に延びる薄い保持
金具12を予め埋込み、ボルト締め等の方法によ
り固定しておく。この金具12はフエライトタイ
ル毎に設ける必要はなく、数枚おきに1つの金具
12を設けておく。フエライトタイルを貼りつけ
る際に、金具12がフエライトタイルの下側の突
縁5の面に係合しうるようにして(施工時に係合
する必要はない)フエライトタイルを接着剤層1
1に押しつける。これによりフエライトタイルは
壁面に固定されると共に、その一部はタイルの突
縁4,5の面と水平面8,9との間に膨出するか
ら、接着剤の硬化によりアンカー13を形成する
ことになる。また垂直面6,7は衝接する。
以上の構成であるから、フエライトタイルは常
時は接着剤層11により重量を支えられるが、何
らかの原因で下方に重量が移動することがあつて
も保持金具12の働きによつて阻止されることに
なる。さらに接着剤によるアンカー13によつて
も接着力の保強がなされる。またフエライトタイ
ルが熱的に膨脹・収縮しても垂直面6,7及び隙
間(5と8間、4と9間)の存在によりフエライ
トタイルは相互に移動しうるからフエライトタイ
ルの剥離方向に応力が働くおそれがない。一方、
電波に対してはフエライトタイルは上下に連続し
ており問題がない。
第4図は本考案の他の実施例に用いられるフエ
ライトタイルの斜視図、第5図は本考案の他の実
施例の断面図である。フエライトタイル1は切欠
きの位置が上下縁で反対方向に存在する以外は第
2図の例と同様に構成されている。さらに、本例
では一部のフエライトタイル1の裏面に水平方向
の溝14が一定深さに切られている。第5図にお
いて、建物の壁面10にはフエライトタイルの垂
直方向の間隔の何倍かの間隔で水平方向に延びる
金具15がボルト16により固定されている。金
具15の断面寸法は溝14に緩く嵌合しうる程度
に定める。施工に当つて、先ず接着剤層11を壁
面10に施し、次にフエライトタイル1を壁面に
押しつける。金具15の個所に貼るべきフエライ
トタイルは第4図のものを使用する。こうして、
金具15によつて補強されたフエライトタイル貼
り壁面が構成される。さらに、接着剤の膨出によ
るアンカー13も接着力を補強する。またフエラ
イトタイルの熱膨脹及び収縮に対してはタイル間
の隙間及び垂直面の摺動により応力の発生が回避
される。
【図面の簡単な説明】
第1図はフエライトタイルを貼りつけた壁面の
構成を示す正面図、第2図は本考案に用いるフエ
ライトタイルの斜視図、第3図は本考案の電波吸
収壁の断面図、第4図は本考案に用いる他のフエ
ライトタイルの斜視図、及び第5図は第4図のフ
エライトタイルを用いる電波吸収壁の断面図であ
る。 1:フエライトタイル、4,5:突縁、6,
7:垂直面、8,9:平面、10:壁面、11:
接着剤層、12,15:保持金具、13:アンカ
ー、14:溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 垂直方向に並んだ複数のフエライトタイルよ
    り成る複数のタイル列を建物の壁面に接着剤を
    用いて貼りつけて成る電波吸収壁において、各
    フエライトタイルの上下端部は段形切欠部を有
    し、前記切欠部はフエライトタイル間に相互に
    摺動を許容する垂直面と隣接するフエライトタ
    イルの上下縁に対向した面とを有し、フエライ
    トタイルの上下縁は隣接するフエライトタイル
    の上下縁との間に隙間を形成し且つその垂直面
    が隣接するフエライトタイルの垂直面に重畳し
    ており、前記壁面には前記フエライトタイルの
    一部を支持しうる水平な保持金具が固定されて
    いることを特徴とする電波吸収壁。 (2) 保持金具はフエライトタイルの上下縁間の隙
    間に突出している第1項記載の電波吸収壁。 (3) 保持金具はフエライトタイルの裏面に形成さ
    れた溝に突出している第1項記載の電波吸収
    壁。
JP1979085991U 1979-06-25 1979-06-25 Expired JPS6123552Y2 (ja)

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JP1979085991U JPS6123552Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

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JP1979085991U JPS6123552Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

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JPS563912U JPS563912U (ja) 1981-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650800B2 (ja) * 1988-03-07 1994-06-29 株式会社フジタ 電波吸収パネルの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924013U (ja) * 1972-06-01 1974-03-01
JPS5552720Y2 (ja) * 1977-06-02 1980-12-06
JPS5611435Y2 (ja) * 1977-06-02 1981-03-14

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JPS563912U (ja) 1981-01-14

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