JPS61235521A - 脱銅スライム硫酸抽出液からアンチモン、ビスマスを除去する方法 - Google Patents
脱銅スライム硫酸抽出液からアンチモン、ビスマスを除去する方法Info
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- JPS61235521A JPS61235521A JP7621185A JP7621185A JPS61235521A JP S61235521 A JPS61235521 A JP S61235521A JP 7621185 A JP7621185 A JP 7621185A JP 7621185 A JP7621185 A JP 7621185A JP S61235521 A JPS61235521 A JP S61235521A
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- extract
- sulfuric acid
- slime
- decoppered
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は脱銅スライム中の有価物?硫酸で抽出した水溶
液中のアンチモン・ビスマスを除去する方法に関するも
のである。
液中のアンチモン・ビスマスを除去する方法に関するも
のである。
(従来の技術)
脱銅スライムとは当業者の呼称であって、銅の電解精製
中に粗銅に含まれている砒素、アンチモン、ビスマス等
が電解液中に溶出するが、これら・の不純物が陰極に、
銅と一部に析出しないように電解液の一部を別の電解槽
に抜き取って所謂脱銅電解を行なケが、脱銅電解の後期
になると陰極に銅と共に砒素、アンチモン、ビスマス等
が粒状に析出し、又槽底にスライムとして沈殿してくる
。
中に粗銅に含まれている砒素、アンチモン、ビスマス等
が電解液中に溶出するが、これら・の不純物が陰極に、
銅と一部に析出しないように電解液の一部を別の電解槽
に抜き取って所謂脱銅電解を行なケが、脱銅電解の後期
になると陰極に銅と共に砒素、アンチモン、ビスマス等
が粒状に析出し、又槽底にスライムとして沈殿してくる
。
上記陰極から掻き取る。ことのできるものや槽底に沈殿
するスライムを合わせて一般に脱銅スライムと呼んでい
る。
するスライムを合わせて一般に脱銅スライムと呼んでい
る。
この脱銅スライムは鋼製錬工程に繰返されるのが一般的
であるが、製錬系内を多量の不純物が循環することにな
るので好ましい方法ではない。このため従来脱銅スライ
ム中の不純物を製錬系外に除去するための乾式法又は湿
式法が提案されている0 しかしながら、上記乾式法においては、亜砒酸等を含有
する排ガス処理等コスト高となるだけでなく、作業環境
上から見ても好ましに1方法とは云えない。
であるが、製錬系内を多量の不純物が循環することにな
るので好ましい方法ではない。このため従来脱銅スライ
ム中の不純物を製錬系外に除去するための乾式法又は湿
式法が提案されている0 しかしながら、上記乾式法においては、亜砒酸等を含有
する排ガス処理等コスト高となるだけでなく、作業環境
上から見ても好ましに1方法とは云えない。
一方湿式処理方法としては、例えば特開昭5q−711
号公報、特開昭、t9− g、39.3A号公報のよう
に脱銅スライムを低濃度の硫酸溶液又は酸素ガス共存下
硫酸酸性溶液と接触させ銅及び砒素を浸出した後冷却に
より又は浸出液に硫化砒素と過酸化水素水溶液を添加し
て夫々鋼と砒素分を分離する方法等があるが、いずれも
分離された水溶液中には相当量の不純物(sbSBi等
)を含有する等間還点の多いものであった。
号公報、特開昭、t9− g、39.3A号公報のよう
に脱銅スライムを低濃度の硫酸溶液又は酸素ガス共存下
硫酸酸性溶液と接触させ銅及び砒素を浸出した後冷却に
より又は浸出液に硫化砒素と過酸化水素水溶液を添加し
て夫々鋼と砒素分を分離する方法等があるが、いずれも
分離された水溶液中には相当量の不純物(sbSBi等
)を含有する等間還点の多いものであった。
本発明は脱銅スライムを硫酸で処理して得られた抽出液
中のアンチモン及びビスマス濃度をその後の有価物(A
ssCu等)回収に支障とならない程度まで除去する方
法を提供することを目的とする。
中のアンチモン及びビスマス濃度をその後の有価物(A
ssCu等)回収に支障とならない程度まで除去する方
法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本願発明は、脱銅スライムを先
ず硫酸水溶液により処理し、得られた硫酸酸性水溶液(
抽出液)を60c以上好ましくは70 C以上、PH/
、j〜ユ3好ましくは/0g〜よコに保持しながら、こ
れに亜硫酸ガスを吹き込み好ましくは反応及び熟成時間
の合計を7時間以上とし、生成した沈殿を分離すること
にある。
ず硫酸水溶液により処理し、得られた硫酸酸性水溶液(
抽出液)を60c以上好ましくは70 C以上、PH/
、j〜ユ3好ましくは/0g〜よコに保持しながら、こ
れに亜硫酸ガスを吹き込み好ましくは反応及び熟成時間
の合計を7時間以上とし、生成した沈殿を分離すること
にある。
本発明の方法において・亜硫酸ガスを吹き込む際の温度
をboc以上好ましくは700以上とするのは、処理温
度が低いとアンチモン、ビスマスの除去率が極端に低下
するためである。同様に処理液のPHは、/、 !rN
2.5好ましくは/1g〜よコと好適PH範囲は狭い。
をboc以上好ましくは700以上とするのは、処理温
度が低いとアンチモン、ビスマスの除去率が極端に低下
するためである。同様に処理液のPHは、/、 !rN
2.5好ましくは/1g〜よコと好適PH範囲は狭い。
P H/、j−以下ではアンチモンの除去率が大幅に低
下し、2.5以上になると有価物である銅、砒素のロス
が増大する。この反応速度は、処理温度の上昇に伴ない
早く、なるが、亜硫酸ガスの反応効率を考慮してtoc
程度を上限とし、反応時間も9〜6時間とするのがアン
チモンの除去率を向上させるために好ましい。
下し、2.5以上になると有価物である銅、砒素のロス
が増大する。この反応速度は、処理温度の上昇に伴ない
早く、なるが、亜硫酸ガスの反応効率を考慮してtoc
程度を上限とし、反応時間も9〜6時間とするのがアン
チモンの除去率を向上させるために好ましい。
本発明法によれば、該水溶液中の5111濃度を0.3
〜o、ig/を以下、B1濃度を0.03〜00003
g/を以下まで低下させることが可能であり、本発明
法により処理済みの硫酸酸性水溶液中に含有される約1
0g/l程度のAaは別途に銅製錬中間物に少量の銅分
と硫化砒素原物と硫酸とを添加して所謂置換法により生
成する沈殿物に添加してエアーレーションを行ない濃厚
な5価のAsの水溶液としたのち、亜硫酸ガスで還元し
て純度の良い亜砒酸とし・その他の0uSNi等は公知
の湿式法で夫々効率良く回収することができる。
〜o、ig/を以下、B1濃度を0.03〜00003
g/を以下まで低下させることが可能であり、本発明
法により処理済みの硫酸酸性水溶液中に含有される約1
0g/l程度のAaは別途に銅製錬中間物に少量の銅分
と硫化砒素原物と硫酸とを添加して所謂置換法により生
成する沈殿物に添加してエアーレーションを行ない濃厚
な5価のAsの水溶液としたのち、亜硫酸ガスで還元し
て純度の良い亜砒酸とし・その他の0uSNi等は公知
の湿式法で夫々効率良く回収することができる。
実用的には、本発明法の処理による硫酸酸性水溶液は、
そのま\鋼製錬排ガス処理で副生ずる硫化砒素からの砒
素抽出用として好適のものである。
そのま\鋼製錬排ガス処理で副生ずる硫化砒素からの砒
素抽出用として好適のものである。
尚、本発明法で少量発生する沈殿は、銅製錬系又は分銀
工程で再処理して夫々回収される。
工程で再処理して夫々回収される。
以下実施例について説明する。
実施例/
第 / 表 脱銅スライムの硫酸抽出液Cv’l)第1
表に示す脱銅スライムを硫酸処理して得られた硫酸酸性
の抽出液各g00mlに、10重量%の水酸化ナトリウ
ム水溶液を添加して所定のPH値とし、これをざOC二
コCに加温し、PH,水温共一定値に保持しプロペラ式
攪拌機で攪拌しながら、これに1時間当りA8に対し2
当量のSOガスを7デ、θml’miユの流速で吹き込
み1弘時間経過後に水冷したのち吸引濾過法(洗浄は行
なわない)により沈殿を分離し、得られた処理液の主要
成分を定量し各元素の除去率を計算で求めた。
表に示す脱銅スライムを硫酸処理して得られた硫酸酸性
の抽出液各g00mlに、10重量%の水酸化ナトリウ
ム水溶液を添加して所定のPH値とし、これをざOC二
コCに加温し、PH,水温共一定値に保持しプロペラ式
攪拌機で攪拌しながら、これに1時間当りA8に対し2
当量のSOガスを7デ、θml’miユの流速で吹き込
み1弘時間経過後に水冷したのち吸引濾過法(洗浄は行
なわない)により沈殿を分離し、得られた処理液の主要
成分を定量し各元素の除去率を計算で求めた。
その結果を第2.3表に示す。
第 2 表 反応終液(g/l )
第 3 表 除去率 (支))
第3表より明らかなように、目的とするB1はほぼ10
0%、sbは65%以上除去されたが、主要有価物であ
るCu5AssNiは問題となるほどのロスはなかった
。
0%、sbは65%以上除去されたが、主要有価物であ
るCu5AssNiは問題となるほどのロスはなかった
。
尚この反応終液に混入してくる上記の元素は棄却するこ
となく、銅製錬系に送られ夫々回収されるので最終的に
は、はぼ100%回収されることになる。
となく、銅製錬系に送られ夫々回収されるので最終的に
は、はぼ100%回収されることになる。
第−表に示した反応終液中の主要不純物の濃度は、はぼ
満足する程度まで低減された。
満足する程度まで低減された。
実施例コ
第 ダ 表 脱銅スライムの硫酸抽出液(g/l>第を
表の抽出液g00mlをP H2,0、所定の温度とし
反応時間を弘〜6時間とし、SOの吹き込みをg 7.
7 mmm1nとし、反応終了後の冷却に室内にて放冷
した以外は実施例/と同様にして不純物の除去を行なっ
た。
表の抽出液g00mlをP H2,0、所定の温度とし
反応時間を弘〜6時間とし、SOの吹き込みをg 7.
7 mmm1nとし、反応終了後の冷却に室内にて放冷
した以外は実施例/と同様にして不純物の除去を行なっ
た。
その結果を第S表1第6表に夫々示す0第 3 表
反応終液 第 6 表 除去率 銘) 第6表を見て判るように、処理温度が低く且つ処理時間
の短かい実験mlは5bSBiともにその除去率が低下
し、処理時間のみ短かい実験A ’I −1,1はOu
% Asのロスが大きい傾向を示したが1以後の使用
目的に応じて何れも゛そのま\使用可能な程度までSb
、Bi等の濃度は低下した。
反応終液 第 6 表 除去率 銘) 第6表を見て判るように、処理温度が低く且つ処理時間
の短かい実験mlは5bSBiともにその除去率が低下
し、処理時間のみ短かい実験A ’I −1,1はOu
% Asのロスが大きい傾向を示したが1以後の使用
目的に応じて何れも゛そのま\使用可能な程度までSb
、Bi等の濃度は低下した。
この実験結果からは70C,4時間処理の実験厘7が最
も好ましい不純物濃度を示し、有価物のロスも少なかっ
た。
も好ましい不純物濃度を示し、有価物のロスも少なかっ
た。
本発明の方法によれば、一工程の処理で、A8との分離
が困難なSb、Biを、当初の抽出液の濃度比Sb/A
sX#7−50をデ以下まで低下せしめ、B1を含まな
い水溶液として高純度の0usAs用の望ましい原料と
することができる。
が困難なSb、Biを、当初の抽出液の濃度比Sb/A
sX#7−50をデ以下まで低下せしめ、B1を含まな
い水溶液として高純度の0usAs用の望ましい原料と
することができる。
出願人 住友金属鉱山株式会社
−・−−・。
・し
代理人 弁理土中村勝成1.,1
・ζ1.−ン〆
Claims (1)
- (1)脱銅スライムを硫酸で処理して得られた抽出液を
60℃以上、PH1.5〜2.5に保持してSO_2ガ
スを吹き込み、常温まで冷却し、生成した沈殿を分離す
ることを特徴とする脱銅スライム硫酸抽出液からアンチ
モン、ビスマスを除去する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7621185A JPS61235521A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 脱銅スライム硫酸抽出液からアンチモン、ビスマスを除去する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7621185A JPS61235521A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 脱銅スライム硫酸抽出液からアンチモン、ビスマスを除去する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61235521A true JPS61235521A (ja) | 1986-10-20 |
Family
ID=13598836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7621185A Pending JPS61235521A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 脱銅スライム硫酸抽出液からアンチモン、ビスマスを除去する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61235521A (ja) |
-
1985
- 1985-04-10 JP JP7621185A patent/JPS61235521A/ja active Pending
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