JPS61234921A - 疎水性粉体の製造方法 - Google Patents
疎水性粉体の製造方法Info
- Publication number
- JPS61234921A JPS61234921A JP7629885A JP7629885A JPS61234921A JP S61234921 A JPS61234921 A JP S61234921A JP 7629885 A JP7629885 A JP 7629885A JP 7629885 A JP7629885 A JP 7629885A JP S61234921 A JPS61234921 A JP S61234921A
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- JP
- Japan
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- powdery material
- hydrophobic
- powder
- silica
- parts
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、疎水性粉体の製造方法に関する。
さらに詳しくは粉体の表面に疎水性シリカを混合摩砕に
より被覆する事により疎水性粉体を製造する方法に関す
る。
より被覆する事により疎水性粉体を製造する方法に関す
る。
[従来の技術]
従来より粉体の疎水化に関しては多くの方法があり、特
にシリコーン油の疎水性を活用する技術は既に良く知ら
れているところである。
にシリコーン油の疎水性を活用する技術は既に良く知ら
れているところである。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明者等は、先に、各種親水性粉体に、反応性シリコ
ーン油の架橋重合開始触媒である金属水酸化物を均一混
合摩砕させ、その後所定の反応活性量を有するメチル水
素ポリシロキサンをメカノケミカル的に粉体表面上で架
橋重合形成させ、疎水性粉体を製造する方法を見い出し
た(特公昭56−43264 )。
ーン油の架橋重合開始触媒である金属水酸化物を均一混
合摩砕させ、その後所定の反応活性量を有するメチル水
素ポリシロキサンをメカノケミカル的に粉体表面上で架
橋重合形成させ、疎水性粉体を製造する方法を見い出し
た(特公昭56−43264 )。
上記の方法で得た粉体は変色もなく、シリコーン単独樹
脂塊を含まない、即ち、出発原料粉体の粒子径とほぼ同
じの、疎水性を持つ優れた疎水性粉体であったが、粉体
上のオルガノ水素ポリシロキサンの反応が充分でなく、
経時でさらに反応が進行するので物性が変化して硬化し
たり、粉体によっては特異臭を出すようになったり、赤
変したりし、又、脱水素反応であるので取扱い上危険性
もともなう等の欠点があった。
脂塊を含まない、即ち、出発原料粉体の粒子径とほぼ同
じの、疎水性を持つ優れた疎水性粉体であったが、粉体
上のオルガノ水素ポリシロキサンの反応が充分でなく、
経時でさらに反応が進行するので物性が変化して硬化し
たり、粉体によっては特異臭を出すようになったり、赤
変したりし、又、脱水素反応であるので取扱い上危険性
もともなう等の欠点があった。
本発明者等は、これらの欠点を改良すべく鋭意研究の結
果、疎水性シリカを混合摩砕により粉体表面に吸着させ
て疎水化粧体を製造する方法を見い出しこの知見をもっ
て本発明を完成するに至った。
果、疎水性シリカを混合摩砕により粉体表面に吸着させ
て疎水化粧体を製造する方法を見い出しこの知見をもっ
て本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段]
すなわち本発明は、無機粉体又は有機粉体から選ばれる
1種又は2種以上の粉体表面に疎水性シリカを混合摩砕
により被覆する事を特徴とする疎水性粉体の製造方法で
ある。
1種又は2種以上の粉体表面に疎水性シリカを混合摩砕
により被覆する事を特徴とする疎水性粉体の製造方法で
ある。
以下、本発明の構成について述べる。
本発明の疎水化対象粉体は、無機粉体としては、二酸化
チタン、酸化鉄、群青、紺青等の白色又は有色粉体であ
る。有機粉体としては、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等である。
チタン、酸化鉄、群青、紺青等の白色又は有色粉体であ
る。有機粉体としては、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等である。
又本発明に使用する疎水性シリカは通常シリカの表面を
覆っている親水性の水酸基をオルガノシラン、例えばト
リメチルシロキシル基等に置き換えて製造されたもので
ある。
覆っている親水性の水酸基をオルガノシラン、例えばト
リメチルシロキシル基等に置き換えて製造されたもので
ある。
疎水性シリカの添加量はその出発粉体に対して1%〜1
0%でよく、好ましくは出発粉体の比表面積によって決
定される。
0%でよく、好ましくは出発粉体の比表面積によって決
定される。
本発明に使用する混合摩砕機は振動ボールミル、ボール
ミル、ロッドミル、パンミル、播潰器等であるが、好ま
しくは振動ボールミル、ボールミルである。処理時間と
しては30分ないし120分で充分である。
ミル、ロッドミル、パンミル、播潰器等であるが、好ま
しくは振動ボールミル、ボールミルである。処理時間と
しては30分ないし120分で充分である。
以上の如く本発明は加熱不要で、従来の技術のように経
時での物性変化、水素発生のない、安定で安全性に優れ
た疎水性粉体の製造方法である。
時での物性変化、水素発生のない、安定で安全性に優れ
た疎水性粉体の製造方法である。
本発明の製造方法によって得られた疎水性粉体は、化粧
品用粉末、プラスチック用無機添加剤(1強剤、着色剤
等)ゴム用無機添加剤(主に着色剤)、塗料、インク用
等に広く利用される。
品用粉末、プラスチック用無機添加剤(1強剤、着色剤
等)ゴム用無機添加剤(主に着色剤)、塗料、インク用
等に広く利用される。
[実施例]
つぎに実施例および比較例をあげて、本発明を具体的に
明らかにする。
明らかにする。
実施例1
比表面積7.7+yr/gの雲母体98部と疎水性シリ
カ2部を振動ボールミル中にて1時間処理した。
カ2部を振動ボールミル中にて1時間処理した。
得られた処理雲母粉体は無臭で強い疎水性を示し、経時
で硬化せず、異臭や赤変などの変化もなく、又取扱い上
の危険のない安全なものであった。比較例1 実施例1と同様の雲母粉末98部と5ill当量77の
メチル水素ポリシロキサン2部をベンゼン30部に溶解
混合し外温200℃にて加熱攪拌する。この時蒸発する
ベンゼン及び発生水素は反応系外に除去する。
で硬化せず、異臭や赤変などの変化もなく、又取扱い上
の危険のない安全なものであった。比較例1 実施例1と同様の雲母粉末98部と5ill当量77の
メチル水素ポリシロキサン2部をベンゼン30部に溶解
混合し外温200℃にて加熱攪拌する。この時蒸発する
ベンゼン及び発生水素は反応系外に除去する。
この製造方法は取り扱い上非常に危険であり、得られた
処理粉体は経時で物性が変化し硬化するとともに特異臭
を放った。実施例と比較例を示すと表1のようになる。
処理粉体は経時で物性が変化し硬化するとともに特異臭
を放った。実施例と比較例を示すと表1のようになる。
(以下余白)
表−1
(注)(1)木表における比表面積は表面積測定2置(
島津制作所)ツーブトグラフADS−IB)により測定
した。
島津制作所)ツーブトグラフADS−IB)により測定
した。
(2) 木表における疎水化度は試料粉末を成型した
物の上にイオン交換水を0.5cc滴下してそのしみ込
む時間を測定した。
物の上にイオン交換水を0.5cc滴下してそのしみ込
む時間を測定した。
■ 5時間以上しみ込まない
× 1時間以内にしみ込む
(3) 硬化度(50’C加湿条件)処理粉体を中皿
に成型し、50t’加湿条件下に放置し以下の式によっ
て示す。
に成型し、50t’加湿条件下に放置し以下の式によっ
て示す。
(以下余白)
: 実施例2
比表面積7.2rd/gの黒色酸化鉄95部と疎水性シ
リカ5部をボールミル中にて2時間処理した。
リカ5部をボールミル中にて2時間処理した。
得られた処理黒色酸化鉄は無臭で強い疎水性を示し、実
施例Iと同様物性上安定しており、又取り扱い上安定な
ものであった。
施例Iと同様物性上安定しており、又取り扱い上安定な
ものであった。
比較例2
実施例2と同様の黒色酸化鉄95部を水酸化カルシウム
0.9部と共にボールミル中にて1時間混合摩砕後、S
iH当量150メチル水素ポリシロキサン油 4゜1部
添加し、3時間混合摩砕攪拌を行い架橋重合反応進行と
共に発生する水素ガスを系外に流失除去させる。得られ
た処理粉体は経時で硬化した。
0.9部と共にボールミル中にて1時間混合摩砕後、S
iH当量150メチル水素ポリシロキサン油 4゜1部
添加し、3時間混合摩砕攪拌を行い架橋重合反応進行と
共に発生する水素ガスを系外に流失除去させる。得られ
た処理粉体は経時で硬化した。
実施例3
比表面積12nf/gの黄色酸化鉄−タルクの混合粉末
96.5部と疎水性シリカ3.5部を振動ボールミルに
て1時間処理した。
96.5部と疎水性シリカ3.5部を振動ボールミルに
て1時間処理した。
得られた処理黄色酸化鉄−タルク混合粉体は無臭で変色
もなく強い疎水性を示し実施例1と同様物性上安定なも
のであった。
もなく強い疎水性を示し実施例1と同様物性上安定なも
のであった。
比較例3
実施例3と同様の親水性黄色酸化鉄−タルク混合粉体9
6.5部5t)I当量77のメチル水素ポリシロキサン
油2.5部、SiH当量550のメチル水素ポリシロキ
サン油1部を20部の四塩化炭素に溶解混合し、120
℃30分間加熱攪拌後ロ紙ロ過を行い溶剤除去後250
℃30分間焼付は処理を行う。得られた反応処理黄色酸
化鉄タルク混合粉体は赤変がひどく実用に適さなかった
。又疎水化はほとんど行われておらず、全てシリコーン
樹脂膜被覆品であった。
6.5部5t)I当量77のメチル水素ポリシロキサン
油2.5部、SiH当量550のメチル水素ポリシロキ
サン油1部を20部の四塩化炭素に溶解混合し、120
℃30分間加熱攪拌後ロ紙ロ過を行い溶剤除去後250
℃30分間焼付は処理を行う。得られた反応処理黄色酸
化鉄タルク混合粉体は赤変がひどく実用に適さなかった
。又疎水化はほとんど行われておらず、全てシリコーン
樹脂膜被覆品であった。
これはメチル水素ポリシロキサン油が、有機溶剤を介し
ても粉体に付着されないことを示すに他ならない。
ても粉体に付着されないことを示すに他ならない。
比較例4
比表面積14n?/gの二酸化チタン97部と疎水性シ
リカを3部ブレンダーにて1時間混合攪拌した。
リカを3部ブレンダーにて1時間混合攪拌した。
得られた処理粉体は無臭であったが疎水性を示さなかっ
た。
た。
〔発明の効果]
本発明の製造方法によって得られた疎水性粉体は、経時
による物性の変化、即ち、硬化、異臭、赤変なとないも
のである。また、本発明の製造方法は、製造取り扱い上
、危険性のない安全なものである。
による物性の変化、即ち、硬化、異臭、赤変なとないも
のである。また、本発明の製造方法は、製造取り扱い上
、危険性のない安全なものである。
出瀬人 株式会社 資 生 堂
Claims (2)
- (1)無機粉体、又は有機粉体から選ばれる1種又は2
種以上の粉体表面に、疎水性シリカを混合摩砕により被
覆する事を特徴とする疎水性粉体の製造方法。 - (2)混合摩砕の方法がボールミル処理又は振動ミル処
理である特許請求範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7629885A JPS61234921A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 疎水性粉体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7629885A JPS61234921A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 疎水性粉体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61234921A true JPS61234921A (ja) | 1986-10-20 |
Family
ID=13601455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7629885A Pending JPS61234921A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 疎水性粉体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61234921A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5628934A (en) * | 1988-06-01 | 1997-05-13 | Shiseido Co. Ltd. | Photochromic color rendering regulatory composition and cosmetics |
JP2008093629A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Kao Corp | 複合化粒子の製造方法 |
-
1985
- 1985-04-10 JP JP7629885A patent/JPS61234921A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5628934A (en) * | 1988-06-01 | 1997-05-13 | Shiseido Co. Ltd. | Photochromic color rendering regulatory composition and cosmetics |
JP2008093629A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Kao Corp | 複合化粒子の製造方法 |
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