JPS61232272A - 高密度窒化珪素焼結体の製造法 - Google Patents

高密度窒化珪素焼結体の製造法

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JPS61232272A
JPS61232272A JP60072533A JP7253385A JPS61232272A JP S61232272 A JPS61232272 A JP S61232272A JP 60072533 A JP60072533 A JP 60072533A JP 7253385 A JP7253385 A JP 7253385A JP S61232272 A JPS61232272 A JP S61232272A
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JP
Japan
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glass
temperature
molded body
silicon nitride
sealing
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Pending
Application number
JP60072533A
Other languages
English (en)
Inventor
隆男 藤川
宮永 順一
岡田 広
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、セラミックス粉末の成形体を熱間静水圧加圧
(以下、HIPという)処理することによって、緻密化
された品質・高性能の成形体製品を得る方法、特に窒化
珪素などの難焼結性セラミックス粉末またはその成形体
にガラスシールを施した後、HIP処理を行なう方法に
関するものである。
[従来の技4#1 HIP処理は、高温下に置かれた被処理体を、不活性ガ
スを圧力媒体として等方的に圧縮する方法であり、(1
)セラミックス粉末、金属粉末若しくはそれらの混合物
または成形体から緻密な焼結体を製造したり、(2)超
硬合金の残留空孔を圧潰して除去したり、あるいは(3
)金属材料を拡散接合する等の目的で広く利用されつつ
ある。
一方構造材料などの各分野に利用した場合に好適な性能
を発揮するものとしてセラミックス成形品が脚光を浴び
ている。このセラミックス成形品は、従来複雑な製造工
程を経て作られていたが、HIP法の出現により、その
製造工程は著しく簡略化されると同時に、成形品の特性
が大いに向上し、そのばらつきも減少するに至った。
HIP法をセラミックスの焼結に利用する方法を大別す
ると、 (1)原材料粉末または成形体をカプセルに充填密封す
るなどの、適当なガスシール処理をしてからHIP装置
内で加熱・加圧する方法、および (2)予め適当な焼結法により、理論密度比が95%前
後で且つ気孔が閉気孔となっている焼結体を作り、これ
をそのままHIP処理する方法 の2種類に分けられる。
上記のうち後者は、予備焼結体を製造する工程が必要で
あるという不利があるのみならず、そこで添加される焼
結助剤が、HIP処理を受けたセラミックス成形品につ
いてその高温特性を劣化させることがしばしばあるとい
う難点がある。この様な欠点は特に高温下における強度
を必要とされることの多い窒化珪素セラミックス等では
、まさに致命的問題ともいえる。
一方前者の方法は、予備焼結による閉気孔化の工程が不
要であり、そのため焼結助剤による上述の様な悪影響も
ない、その代り原料粉末または成形体についての前処理
(シール処理)が必要であり、しかもこのシール形成技
術の如何がセラミックス成形品の性能や品質を左右する
鍵になっている。
一般に原料成形体のシールは、HIP処理における圧力
媒体(ガス)を成形体内部に侵入させないという役割を
果たすと同時に、圧媒ガスによる静水圧を成形体に加え
る圧力伝達媒体としての作用も発揮する。従ってその材
質としては加熱参加圧下で充分な気密性を保ち、かつ適
当な大きさの塑性を示し、最終段階において成形品から
容易に除去できる材質のものが望ましい。
このようなシール材料として、鉄、モリブデン、ニッケ
ル、白金、タンタル、チタンなどの各種金属やガラスな
どが用いられているが、セラミックス、特に1700〜
2000℃という高温のHIP条件を必要とする難焼結
性材料を用いて複雑な形状の成形品を得るには、上記例
示したもののうちガラスが最適シール材料の1つである
と亭れている。しかもガラスは取扱いが容易で、かつ経
済的にも有利であることから、そのHIP工程における
シール材料としての応用については。
従来から多くの研究が行なわれている。
例えば、特開昭51−100913号公報には、窒化珪
素などのセラミックスをHIP成形する方法として、セ
ラミックス粉末予備成形体を高軟化温度の高シリカガラ
ス粉末中に埋込み、更に比較的低軟化温度のガラスカプ
セル内にこれを収容し、排気密封した後、HIP処理に
付す方法(所謂ガラスカプセル法)が開示されている。
この方法によればガラスカプセルが塑性変形可能な温度
に達した頃を見計らって圧力を加え、更に高シリカガラ
ス粉末の外層部分に気密層が形成された頃であってカプ
セルが流出する前に、更に温度及び圧力を上昇させると
いう、複雑にして微妙な条件を設定しなければならず、
しかもなおシール形成の確実性を期し難いという難点が
ある。そればかりでなく予備成形体が複雑形状で大型の
場合には、それに見合うガラスカプセルの製作及び加工
が困難であるという欠点もある。
また特開昭54−144413号公報には、高シリカガ
ラス粉末の水懸濁液に窒化珪素子備成形率焼i結ガラス
法)が開示されており、HIP処理中の高温によってガ
ラス多孔質層が焼結され、ケーシングが形成されると記
載されている。しかしこの方法では、ガラス多孔質層の
強度が小さいことに起因する乾燥亀裂および焼結時のガ
ラス多孔質層の収縮による亀裂が発生し易<、HIP処
理に必要な完全なガスシールの形成はかなり困難である
更に特開昭52−58714号公報には、耐熱性の容器
の中にパイレックス(登録商標)ガラスなどの低軟化温
度ガラス粉末を充填し、このガラス粉末中にセラミック
スなどの成形体を埋設した上、高真空中で脱ガスしなが
ら昇温することによって溶融ガラスで被覆された成形体
を得、この全体をHIP処理に付すという、所謂、ガラ
ス浴法が記載されている。この方法においては。
上記パイレックスガラスCN az O−に20−Al
2O2−B203−3iOz)!、たはソーダガラス(
N az 0−Cao−A I 20B −5to2)
などの低軟化温度ガラスを使用するため、シール形成が
容易であるという利点を有している。しかしセラミック
スのHIP処理温度であ41600〜2000℃という
高温においては。
N、az 0 、 K20 、 B203等の成分が著
しく蒸発し、セラミックス成形体はこれら成分に汚染さ
れて性能が劣化する。特にNa2O,に20゜332 
Q3  、 Cao等により汚染された窒化珪素(Si
iNa)は、粒界にNa2O−5i02或はCaO−3
102等の低軟化温度ガラスが形成され、tooo℃以
上といった高温条件下における強度が著しく低下するた
め、高温構造材用セラミックスとしての長所は失われて
しまう。
原料成形体の各種シール方法とそれらの長所・短所は以
上の如くであるが、これらシール方法を実際のHIP処
理に適用する際には、更に次のような現象によってシー
ルが破れ、HIP処理処理圧力が十分に作用しないこと
がある。
すなわち、粉末成形体をシール処理温度まで加熱する工
程で、成形体自体が若干の焼結・収縮を生じ、シール材
との間に隙間を生じ、HIP処理における加圧開始時の
圧力によってシール材が急激に変形し、シール材が破損
することがある。またこのシールのための加熱によって
成形体にクラックを生じることもしばしば経験されると
ころであり、このクラックは、シールが完全であった場
合でもクラック内部へのシール材の侵入を招き製品価値
を実質的に失ってしまう原因となる。
シール材と窒化珪素成形体の反応防止という問題、につ
いては、特開昭57−106575号や特開昭57−1
06578号があり、成形体もしくは多孔性予備焼結体
の表面に難焼結性粉末(たとえばBN)を加圧して積層
する方法が示されているが、シール処理温度まで加熱す
る工程での成形体の若干の収縮についてはふれられてい
ない、焼結助剤を含む成形体にBNを加圧積層し更にシ
ール処理を実施するという方法であると、やはり成形体
のみが収縮しBNとの間に空隙を生じるから、シール後
の加圧過程でBNが割れてこの空隙を潰す、そしてその
割れ目から、外側のシール材(ガラス)が侵入するので
、結局BHの効果は十分発揮されるには至っていない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、セラミックス成形体の表面をガラス系材料に
よってガスシールし、次いでHIP処理を行なう方法に
おける上述の如き欠点を改善するためになされたもので
ある。
[問題点を解決するための課題] 本発明の要点は、HIP処理の全工程中に下記の各工程
を含める様にした点に存在する。
成形体を後述のHIP工程における加圧開始時゛の温度
以上の高温下で一次焼成する工程、−次焼成後の成形体
の表面を難焼結性であって窒化珪素との反応性が低いバ
リア材で覆う工程、 上記バリア材で被覆された成形体をガラス系材料で擬う
工程、 上記ガラス系材料の加工点以上の温度に昇温後、加圧を
開始して熱間静水圧加圧処理を行なう工程。
[作用] 本発明では、シールのための加熱による成形体の焼結・
収縮を回避するため、(1)成形体をあらかじめ焼成(
−次焼成)して予備的に収縮させておくこと、および(
2)−次焼成した成形体の表面を窒化硼素粉末など成形
体材料よりも難焼結性のセラミック粉末で覆いシール用
のガラス材との反応やガラス材の浸み込みを防止するこ
と、の2点を重要ポイントとしている。
一次焼成の温度は、シール処理を行なう温度およびHI
P工程において加圧を開始する温度のいずれかのうち、
高い方の温度以上に設定するのが良いと考えられる。し
かるにシール処理温度と加圧開始温度は、提供されるべ
きシール方法によって差異があり、例えば適当なシール
専用設備をHIP装置と独立して準備し、該シール専用
設備中で加熱封入して予めシール処理を行ない、シール
時の温度が下がってから、HIP装置に入れて・再−加
熱(HIP処理)を行なうガラスカプセル法やプレスシ
ール法ではシール処理温度はHIP処理における加圧開
始温度以上とされることが多い、これは、HIP処理に
際して成形体から大量の気化成分が発生しカプセル内に
充満してカプセル内圧を高めるのを防止する為であり、
カプセルが割れたり膨張してシール性が損なわれるのを
防ぐことができる。
また−次焼成を行なうことの他の効果としては、成形体
中の焼結助剤や酸化物などの働きによって成形体構成粒
子の結合力が増大したり或は若干の焼結が進んだりする
結果として、成形体の強度が改善されることを挙げるこ
とができ、外力による成形体の破損防止効果が顕著であ
る。
ところがシール材として使用するガラスは、成形体の素
材である窒化珪素と反応しやすい性質を有している。ま
たシール用ガラス材として高温粘度の比較的低いガラス
(たとえば前記パイレックスガラス)を使用した際には
該ガラスが成形体気孔中へ浸透するということをしばし
ば経験す゛る。
これらの反応防止や浸透防止を目的として、両者の間に
難焼結性でかっSi3N、と反応しにくい材料例えばB
Nをバリア材として挿入することがムる。この場合、生
の成形体の上にバリア材を直接付与すると、シール時の
昇温過程で成形体のみが収縮し、成形体とバリア材の間
に隙間が生じる。この隙間があるためと、HIP処理の
加圧開始に際してバリア材が割れ、このクラック部から
ガラスが侵入することもしばしば経験される。この隙間
発生防止のためにも前記温度での一次焼成は非常に効果
的である。
バリア材の付与方法としては、CIP法(成形体より若
干大きめのゴム型内に成形体を入れ、ゴム型と成形体の
間にバリア材を充填して加圧する方法)や、スプレー法
、刷毛塗り法などが適宜使用できる。
バリア材で覆われた成形体をガラスで覆う方法としては
、前述の各方法が使用可能である。使用するガラス材と
しては、窒化珪素の汚染が少ないということから前出の
パイレックスガラスのほか、バイコールガラスや石英な
どの高軟化のガラスが推奨される。
[実施例] 裏ム±ユ H,C,シュタルク社の窒化珪素粉末(LC−12、平
均粒径o、e 77−m)を、CIP法により圧力2 
ton/次焼成したところ、密度は1.Hg/am3と
なった。この−次焼成した成形体の表面に厚さ約5腸■
のBN層を付与した後(CIP法)、内径51mmのガ
ラスカプセルに挿入し、全体を1400℃に加熱しつつ
真空封入した。封入されたガラスカプセルをHIP装置
内に移し、HIF処理を行なった。HIP処理に際して
温度及び圧力操作は次の通りとした。まずHIP装置内
を真空排気後、2atmのアルゴンガスによる置換操作
を3回実施した0次いで2at腸のアルゴンガスを充填
後。
1350℃まで昇温して20分間保持した。これにアル
ゴンガスを注入し、増圧すると同時に昇温して2000
℃、 1500 kg/am2に至らしめ2時間保持を
した。HIP処理後にカプセルから取り出した窒化珪素
焼結体の密度は3.17g/cm3でほぼ真密度であり
、焼結体にはクラックのみならずガラスによる汚染の形
跡も認められなかった。
塩艶±ユ 実施例1と同じ成形体について、−次焼成を行なわない
他は全て同じ処理を施した。得られた焼結体の密度は3
.17g/am3で同じであったが、成形体にクラック
が発生した後が皺状に認められ、確認された。
!ムAヱ 酸化イツトリウム:5重量%および酸化アルミニウム:
2重量%を含む窒化珪素粉末を、CIP法により成形し
た後、60X60X25(層■)の直方体に成形した。
相対密度は約56%であった。
この成形体を1700℃の窒化雰囲気中にて30分間−
次焼成したところ、約56°X 58 X24.5(層
温)に収縮した。この成形体表面に、CIP法によりB
N層を約5mmの厚さで付与した。BNに覆われた成形
体を、バイコール粉末と共にホットプレス装置の黒鉛型
体に装入し、1350℃、15kg/c層2に加熱・加
圧すると、バイコールガラスによって覆われた処理体を
得た。この処理体をHIP装置内に入れ、真空排気後ア
ルゴンガス置換を行なった。そして1300℃まで昇温
し、1700℃、 1500kg/am”で30分保持
後、更にアルゴンガスを注入しつつ昇温し、2時間保持
した。得られた焼結体の密度は3.28’g / am
3で、クラックの跡もなくガラスとの反応層も認められ
なかった。
塩艶Aヱ 実施例2と同じ成形体を、−次焼成を行なわなと同時に
割れていることが判明した。
XムAl 実施例2と同じ窒化珪素粉末をCIP法により成形した
後、85φX 27 T (am)の円板状に整形した
。この成形体を1700℃の窒素雰囲気中で30分間−
次焼成し、密度70.5%の成形体を得た。この成形体
表面にCIP法によりBN層を約5s+mの厚さフ付与
した0次いで第1図に示す様にBN層層に覆われた成形
体2を、石英ガラス容器3中および黒鉛容器4中に配置
し、全体をHIP装置内に入れHIP処理を実施した。
尚5はBN粉、6は可撓性黒鉛シート、7は石英粉末成
形体、8は石英容器蓋、9は開口部を夫々示す。
HIP処理の操作は次の通りである。
まず、室温下にて真空排気を行なった後、10kg/c
m2の窒素ガスにて2回ガス置換操作を行なった0次い
で10 kg/ am2の窒素ガスを充填し、800℃
/ h r cF)昇温速度にて1700℃まで昇温し
、1700℃で1時間の保持を行なった後、温度を保持
したまま、窒素ガスをさらに加圧度を測定した。密度は
3.28g/am3でほぼ無気孔の状態であった。また
得られた焼結体には、クラックの跡やガラスとの反応層
も認められなかった。
塩艶廻1 実施例3と同様の成形体を用い、−次焼成条件のみを1
500℃とした他は実施例3と同じ処理を行なった。H
IP後の焼結体を見ると、BN層の一部にクラックが生
じ、そこに石英ガラスが侵入しており、焼結体の表面に
も一部反応層が認められた。なお密度は3.28g/a
m3でほぼ無気孔であった。
[発明の効果] 本発明は上記の様に構成されているので、ガラス系材料
をHIP処理のガスシール材とする窒化珪素焼結体の製
造において、焼結途中における被処理体の割れを解消し
、かつ表面性状の優れた焼結体が供給されることとなっ
た。とくに大形焼結体の製造においては、これらの効果
によって生産歩留りの向上に大きく寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はHIP処理に付す為の準備状況を示す断面図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  窒化珪素を主成分とする成形体を、ガラス系の材料で
    覆った後、熱間静水圧加圧成形法により高密度の焼結体
    を製造する方法において、 成形体を後述するシール処理工程時の温度以上の高温下
    で一次焼成する工程、 一次焼成後の成形体の表面を成形体材料よりも難焼結性
    であって窒化珪素との反応性が低いバリア材で覆う工程
    、 上記バリア材で被覆された成形体をガラス系材料で覆い
    昇温してガラス系材料を軟化点以上の温度に昇温してシ
    ール処理する工程、 上記ガラス系材料の加工点以上の温度で加圧を開始して
    熱間静水圧加圧処理を行なう工程 を含むことを特徴とする高密度窒化珪素焼結体の製造法
JP60072533A 1985-04-08 1985-04-08 高密度窒化珪素焼結体の製造法 Pending JPS61232272A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57106575A (en) * 1980-12-19 1982-07-02 Kobe Steel Ltd Manufacture of high density silicon nitride sintered body
JPS581074A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 Fujitsu Ltd 金属の蒸着用蒸発源

Patent Citations (2)

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