JPS61231626A - 位置検出用導電性シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大型化した手書き入力装置についての新規なペ
ンの位置検出用導電性部材に関する。より詳しくは前記
導電性部材を構成する一方向の導電性を有する導電性シ
ートに関する。

〔従来の技術〕

コンピューターの入力装置はキーボードによる方式から
、ペンで書いた文字をそのまま認識する手書き入力方式
に移り変わりつつある。

現在公知の手書き入力装置の基本構造は次のようになっ
ている。第３図に代表的な手書き入力装置を側面図で示
す。上方から、ウレタンゴムコーティング布１、金属メ
ッキ布２、加圧導電性ゴム３、抵抗板４から成立ってお
り、金属メ・７キ布２には常時電流が流れている。そこ
で、ペン５で入力装置の画面６をある圧力板−ヒで押え
ると加圧導電性ゴム３が圧縮変形されその内部に含まれ
た導電粒子３′が接触して金属メッキ布２から抵抗板４
の方へ電流が流れる。

ここで第４図ｆａ）およびｔｂ）に示すように抵抗板の
一端Ａからペンの位置Ｂまでの距１ｉｉ１１ｄと電気抵
抗値Ｒの関係を予めコンピューターに記憶させておけば
、電気抵抗値Ｒを測定することにより、ペンの位置Ｂを
認識し結果的に画面に書いた文字の形を認識できること
になる。

そこで従来公知の手書き入力装置の抵抗板４は一般には
銅板に抵抗ペーストを均一に塗布した構造になっている
。この抵抗ペーストの均一塗布が抵抗板が大きくなれば
なる程むつかしくこれが結局は黒板のような大型化した
手書き入力装置がつくれない原因になっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は前記のような問題点を解決し、製造コストが安
価で大型化が容易に実施でき、なおかつペンの位置馳識
精度の高い有用かつ新規性のあるコンピューターの手書
き入力装置等における位置検出用導電性部材に用いるこ
とができる位置検出用導電性シートを提供することを目
的とする。

〔問題を解決するための手段〕

本発明者等は上記目的を達成するために位置検出用導電
性部材の大型化に関して鋭意に絣究を進めた結果導電性
糸条を一方向に配列した織物を利用すれば製作技術のむ
づかしい従来の抵抗板を用いずとも極めて広範囲のペン
の位置が検出できることを見出し、本発明に到達した。

、すなわち本発明の目的は経糸又は緯糸の何れか一方が
導電性糸条を含んで構成され、他方が絶縁性糸条によっ
て構成されている織物であって、該織物の導電性糸条の
端部の全部に線状の固定抵抗器が接続されている位置検
出用ｊ電性シートによって達成される。

前記導電性糸条は通常は経糸又は緯糸の何れか一方全部
に配置される。しかし隣接する導電性糸条の接触を確実
に防ぐために導電性糸条１本置き、、に絶縁性糸条を配
置する等、経糸又は緯糸の何れか一方を導電性糸条と絶
縁性糸条とを組合せて構成してもよい。

前述のように構成された導電性シート１枚を用いて導電
性シート中の導電性糸条の配列方向に垂直方向での位置
を固定抵抗器の抵抗値によって検出することができる。

したがって前記導電性シート２枚を互いに実質的に直角
方向に重ねて配置して導電性部材を形成すれば面内の任
意の位置を検出することができる。

以下本発明による導電性シートの一実施例を示す添付図
面を参照して本発明を、以下に詳述する５゜第１図は本
発明による位、置検出用竺、電性シート７を示し、！え
ばたで方向（ｙ軸）の位置のみ検出するものである。。

導電性シート７は織物１ア、構成されており１．よこ方
向に配列した複数の導電性糸条８をたて方向にですべて
の導電性糸条８の、一端、が接続さ、れていチ。

本発明の導電性シートに用りる導電性糸条としては例昏
ば銅、ステンレス、アルミニウム、鉄等の金属繊維や炭
素繊維の糸条又は、導電−性高分子材料よりなる合成繊
維糸さら、には、合成繊維糸の表面に金、銀、ニッケル
竺や導、電性物質をコーティングした糸条永どを用いる
ことができする。

一方絶縁性糸条としては、ポリエステル、ポリ、アミ゛
ド、ポリアクリロニトリル、ポリエチにン、ポリプロピ
レン、ポリビニルアルコール、ボリエ−チル等あるいは
１これらの共重合物からなる合成繊維糸又は酢酸セルロ
ーズや変成再生セルローズなどよりなる糸さらには、ガ
ラス等からなる無機質繊維、その他、動、植物から存る
天然繊維等から、感る糸条奪用いることができる。　　
　。

蝉状の固定抵抗器としては、銅ニツケル合金、銅ニッケ
？し、亜鉛合金、銅マンガンニッケル合金、ニッケルク
ロム台金２、鉄炭素合金、鉄ニツケル合金、鉄クロムア
ルミニウム合金等の金属抵抗材料の他力−ボンブラック
、あるいはグラファイトを焼きかためたもの、あるいは
、レジンを混和加熱加圧成形した炭素系抵抗等の非金属
抵抗材料を用い。

ることができる。

次に導電性糸条と線状固定抵抗器との接続方法について
は繊維の種類や抵抗器の種類によって異なるが！よんだ
、でも異方導電シートで、もあるいは一対の線状抵、抗
ｒＩＩψ間、に導電性繊維を挟持する方式、でもそ、の
他い；ず弁の方式でもよく、接続するこ、とにより線状
抵抗器の抵抗値に大きな影響を与えないものであればど
のような方法を用いて接続してもよい。

また本発明の導電性シートにおいて前記導電性糸条と絶
縁性糸条を交織した織物の製造は従来公知の織機を用い
て任意に実施することができる。

織物組織については平織、綾織、それらを基本とした変
化Ｍｉ織いずれのものでもよい。ただ、織物の目ズレが
発生せず、しかも隣合う導電性糸条同志が接触導通させ
ないように密度を高く製織するためには平織が好ましい
。

又、製織にあたっては導電性糸条を経糸にし絶縁性糸条
を緯糸にしてもあるいはその逆であってもいずれでもよ
い。

なお、流刑の経糸引き通し本数は１羽２本や３本の多数
本引き込みよりも１羽１本引き込みの方が経糸配列が均
一になり好ましい。

次に本発明による位置検出用導電性シート具体的使用例
について説明し本発明の技術的内容をさらに明確にする
。

第２Ａ図および第２Ｂ図において２０　、３０は本発明
による位置検出用導電性シートで８．８′は導電性糸条
、１０　、１０　’は線状抵抗器である。（なお、説明
を簡略にするために交絡する絶縁性糸条９゜９′は図面
から省いである）導電性シー）　２０　、３０はそれぞ
れ、Ｘ軸用、Ｘ軸用の位置を検出するための導電性シー
１〜である。

第５図に加圧導電性ゴム１０を第２Ａ図および第２Ｂ図
に示した位置検出用電機部材２０　、３０で挟持し一体
化した位置検出用導電性部材１１を示す。

この位置検出用導電性部材１１は先に第３図に示した抵
抗板４の代替として第６図に示すように加圧導電性ゴム
３の下方に配置して使用されるものである。

即ち、第６図に示すように入力用のペン５を用いである
圧力以上で画面６を押えると、金属メッキ布２に通電し
ていた電流が加圧導電性ゴム３と加圧導電性ゴム１０の
変形によってＸ軸位置検出用導電性シート２０とＸ軸位
置検出用導電性シート３０の導電性糸条８．８′に流れ
る。そこでそれぞれの線状抵抗器９．９′の抵抗値を測
定器で測定し、その抵抗値に基づいて公知の方法により
演算処理することによりペンの位置を認識することがで
きる。

〔実施例〕

次に本発明による位置検出用導電性シートの実施例と前
記位置用導電性シート２枚をそれぞれの導電性糸条の配
列方向が互いに実質的に直角になるように配置して、加
圧導電性ゴムを挾持させた位置検出用導電性部材の実施
例を説明する。

経糸に金属銅細線３０μφ、緯糸にＰＥ３０’を用いて
下記条件の平組織の織物を製織した。

経糸密度・・−−−−−−−−・１０本／ｗＳ緯糸密度
−・−−−−一・−１０本／顛製織長　−・・−・−・
・・・１０ｍ 製織製織−・・−・−・−・１２０ｃｍ上記織物を、切
断してＩＱＱＯｍ　Ｘ　１０００ｍの大きさのものを２
校門り、それぞれの織物の金属銅細線を線状抵抗体とし
て用いたニッケル線に接続して位置検出用導電性シート
を作った。その後、加圧導電ゴム（日本合成ゴム製ＰＣ
Ｒ３０５−０５）を上記２枚の織物で挾持し１体化して
位置検出用導電性部材を作った。

この位置検出用導電性部材を従来の銅板に抵抗ペースト
を塗布した抵抗板のかわりに用いて手書き入力装置を組
立て、手書き入力試験を行った。

その結果、非常に広範囲な手書き入力を行うことができ
ると共に、微細ピンチの図形の認識を行うことができた
。

〔発明の効果〕

本発明による位置検出用導電性シートは前述のように、
織物で構成されているため通常の織機を用いて簡単で安
価に製造できるほか、従来の方法では困難とされていた
極めて大型のものが製造できるという特徴を有する。さ
らには、導電性糸条の配列ピッチ毎にペンの位置を検出
することができるため、位置認識の精度が高く、特に導
電性糸条の径や、織物の密度の変更により、容易に目的
に応じた位置検出の分解精度を設定できるという利点を
有する。従ってコンピューター等の手書き入力装置のパ
ターン認識用部材として用いて極めて大きな効果を発揮
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による位置検出用導電性シートの一実施
例を示す平面図であり、第２Ａ図と第２Ｂ図は位置検出
用導電性部材を形成するために導電性糸条の配列方向が
互いに直角であるように配置されるそれぞれの位置検出
用導電性シートを示す平面図であり、第３図は従来公知
の代表的な手書き入力装置の構成を説明する断面図であ
り、第４図は第３図に示した手書き入力装置を用いて位
置を認識する原理を示し、図中（ａｌはペン位置Ｂと距
離ｄの関係を示し、図中（ｂｌは距離と抵抗値との関係
を示し、第５図は本発明による位置検出用導電性シート
を用いて作られた位置検出用導電性部材を、示す断、面
図であり、第６図は第５図に示す導電性部材を用いて組
立てられた手書き入力装置の構成を示す断面図である。 ３．１０・・・加圧導電性ゴム、　４・・・抵抗板、？
’　、　’２０　、３０・・・位置検出用導電性シート
、８．８′・・・導電性糸条、９・・・絶縁性糸条、１
０　、１０　’・・・抵抗体、 １１′・・・位置検出用導電性部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、経糸又は緯糸の何れか一方が導電性糸条を含んで構
   成され、他方が絶縁性糸条によって構成されている織物
   であって、該織物の導電性糸条の端部の全部に線状の固
   定抵抗器が接続されている位置検出用導電性シート。 ２、前記経糸又は緯糸の何れか一方を構成する糸条の全
   てが導電性糸条である特許請求の範囲第１項記載の位置
   検出用導電性シート。