JPS6123072Y2 - - Google Patents

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JPS6123072Y2
JPS6123072Y2 JP12482879U JP12482879U JPS6123072Y2 JP S6123072 Y2 JPS6123072 Y2 JP S6123072Y2 JP 12482879 U JP12482879 U JP 12482879U JP 12482879 U JP12482879 U JP 12482879U JP S6123072 Y2 JPS6123072 Y2 JP S6123072Y2
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JP
Japan
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rock
pile body
nozzle
pile
bedrock
Prior art date
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JP12482879U
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JPS5641740U (ja
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、岩盤用杭の改良に関し、詳しくは、
岩盤に杭を打つことにより粉砕した破砕岩を排除
するために流体を噴出させるノズルを、岩盤から
保護するように改良した岩盤用杭に関する。
これまでは、N値(標準貫入試験値)が50以上
の硬土を含む岩盤に杭を直接打ち込むことは不可
能とされていたが、最近前記のような岩盤でも杭
を直接打ち込むことができる工法が開発された。
この工法は、杭本体を岩盤への打撃エネルギの
伝達体に利用し、杭本体の先端で直接岩盤を打撃
して破砕するとともに、この破砕岩を杭本体先端
付近に配置したノズルから流体、例えば水を噴射
させて打撃点の破砕岩を他へ排除することによ
り、常に杭本体先端に集中する打撃エネルギを岩
盤へ最も効率の良い状態で伝達して岩盤を破砕す
るものである。
したがつて、岩盤に杭本体を容易に打ち込むこ
とができるので、特に海上工事において応用範囲
が広い有益な工法である。
しかし、前記ノズルは、破砕岩を吹き飛ばさな
ければならないので、常に杭本体の先端付近に位
置させる必要がある。したがつて、杭本体が岩盤
に打ち込まれるのに伴つてノズルも岩盤内に打ち
込まれなければ前述した効果を発揮できない。即
ち、前記ノズルの先端も岩盤を打撃して破砕しな
ければならない。
然るに従来のこの種のノズルでは、ノズル先端
部で岩盤を打撃するので、このノズル先端部が損
傷し変形して流体の噴射量や噴射方向が変化し、
所期の目的を達成できなくなる危険がある。
そこで本考案は、前述した従来の問題を解決す
るために成されたものであつて、杭本体で岩盤を
打撃しながら打ち込んでも、それに伴つて岩盤内
に進入するノズルが損傷せず常に所望の流体噴出
効果を得ることができる岩盤用杭を提供すること
を目的とする。
この目的を達成するための本考案は、振動杭打
機の打撃により岩盤に打込まれ、杭本体先端近傍
に位置するノズルから前記打撃により粉砕した破
砕岩を排除するための流体を噴出させる岩盤用杭
において、前記ノズル前方の前記杭本体に岩盤打
撃片を固定したことを特徴とするものである。
次に図面により本考案の実施例を説明する。
図示しないクレーンからは振動杭打機、例えば
バイブロハンマーが吊り下げられている。このバ
イブロハンマーには、第1図に示すように岩盤D
に打ち込む杭本体1がバイブロハンマーから発振
する振動が伝達するように取り付けられている。
この杭本体1には、好ましくは、その内側縁部に
沿わせて杭の大きさ、すなわち、排除する破砕岩
の量に合せた本数の導水パイプ2が、その先端を
杭本体1の岩盤Dへの打撃点近傍に位置するよう
に配置されている。この導水パイプ2は、杭本体
1に沿つて移動可能な状態、例えば上下方向、必
要であれば水平方向にも移動可能に配置されてお
り、ノズル4は杭本体1の先端部近傍に位置して
いる。この導水パイプ2は、破砕岩を杭本体1の
打撃点から排除できる圧力と水量をその先端のノ
ズル4から噴射させるように、例えば高水圧ポン
プと連結している。
前述した導水パイプ2と杭本体1との関係を説
明すれば、第1図に示すように杭本体1がH型鋼
の場合には、ウエブ1aとフランジ1bとのコー
ナ部分に振れ止め金物3を固着して、振れ止め金
物3とウエブ1a及びフランジ1b間に形成され
た空隙に導水パイプ2を遊嵌する。そして、この
導水パイプ2は、その上方で例えば、ワイヤー、
チエン等の吊り金物5である程度の余裕を持たせ
て杭本体1に連結している。
なお、杭本体1に導水パイプ2を配置するにあ
たつて、杭本体1が鋼管の場合には、例えば導水
パイプ2を二本使用する場合に於いて、鋼管の内
縁に沿つて相対向して二箇所にそれぞれ振れ止め
金物を取り付け、鋼管の内縁と振れ止め金物とに
より形成されたそれぞれの空隙に導水パイプを遊
嵌させてもよい。
一方、前記ノズル4の直下の杭本体1先端部分
には、三角形状の岩盤打撃片6が三角形の頂点を
ノズル4に向け、三角形の底辺が杭本体1の先端
部近傍になるように固定する。
また後述するように、杭本体1と導水パイプ2
が交互上下運動をした際に、ノズル4と岩盤打撃
片6が衝突しない範囲の間隔をノズル4と岩盤打
撃片6との間に設ける。この岩盤打撃片6は底辺
で岩盤Dを打撃するとともに、他の二辺をノズル
4から噴出する水が流れやすいような形状にして
おり、前記岩盤打撃片6の底辺で岩盤Dを打撃す
ることによりノズル4が入る穴を穿設してノズル
4の特に先端部を岩盤から保護するようにしてい
る。なお、岩盤打撃片は杭本体と同一、またはよ
り硬度の高い材料である。
いま、杭本体1を岩盤Dに打ち込むにあたり、
海底の岩盤Dは傾斜、凹凸が多く海流の影響もあ
り、杭本体1が自立できない場合は作業足場を仮
設し、船上にて杭本体1に高圧の導水パイプ2を
吊り金物で取り付ける。次に図示しない高水圧ポ
ンプを始動させてノズル4の点検を行なつた後、
杭本体1を立設させて、バイブロハンマー(振動
杭打機)を杭本体1の頂部に取り付ける。この状
態から高水圧ポンプを始動し、バイブロハンマー
を始動させて杭本体1を打込む。この打ち込みの
際、バイブロハンマーによる振動が杭本体1に伝
達されるので、杭本体1の先端及び岩盤打撃片6
の底辺は岩盤Dを打撃する。この打撃により杭本
体1の先端及び岩盤打撃片6の底辺で岩盤Dの打
撃された部分を粉砕するとともに、杭本体1は反
力により岩盤Dから離反する。この時、導水パイ
プ2のノズル4は、吊り金物5が杭本体1の岩盤
Dからの離反に伴つて張り、導水パイプ2が引き
上げられるまで岩盤D付近(第1図に示す位置)
に残つてこの間に打撃点において破砕された岩を
水流により排除する。この際、水流は、岩盤打撃
片6の二辺に案内されながら打撃点に至り、杭本
体1により打撃された岩盤Dの部分及び岩盤打撃
片6の底辺により打撃された岩盤Dの部分の破砕
岩を他へ排除するので、岩盤打撃片6が水流を邪
魔することはない。
破砕岩を排除したノズル4は、杭本体1の岩盤
Dからの離反によつて、導水パイプ2及び吊り金
物5を介して岩盤Dから離反するが、この時に
は、杭本体1が打撃のために岩盤D方向に移動を
開始しているので、杭本体1が岩盤Dを打撃する
時は、ノズル4は、岩盤Dから離れたところに位
置することになる。したがつて、岩盤Dへの噴射
水の作用は弱まり、この間に杭本体1は岩盤Dを
打撃するので、杭本体1打撃時に噴射水より杭本
体1のエネルギが減殺されることはない。
このように、杭本体1と導水パイプ2が交互に
上下運動を繰り返すことにより岩盤打撃片6は杭
本体1と共に岩盤D内に打ち込まれてノズル4の
入る孔を穿設するので、ノズル4の先端部が損傷
することがない状態で岩盤Dに杭本体1を打ち込
むことができる。
一方、前記振れ止め金属3は、前述のように杭
本体1と導水パイプ2が交互上下運動をしたと
き、ノズル4の上下動をさまたげない範囲で、で
きるだけ下方に配置するのが導水パイプ2の左右
方向の位置を安定させる点で好ましい。この場合
杭本体1と岩盤打撃片6が岩盤Dに打ち込まれて
岩盤打撃片6により穿設した孔にノズル4が入つ
て振れ止め金物3が岩盤Dに衝突した時に、その
衝撃力により振れ止め金物3が外れる程度の強さ
でこの振れ止め金物3を杭本体1に取り付けるの
がよく、これが外れた後はノズル4が岩盤Dによ
り案内されるので作業上支障はない。
なお前述した実施例では、杭本体1をH型鋼で
説明したが、第2図に示すように杭本体1を鋼管
にしてもよく、また図示しないが鋼矢板等にして
もよい。
また、前記岩盤打撃片6は、第3図に示すよう
にダイヤ形にしてもよい。この場合は岩盤打撃片
6の先端に集中打撃力が作用するので好ましい。
更に岩盤打撃片6は、第4図に示すようにノズ
ル4を覆うようにしたものでもよく、いずれにし
ても、ノズルに先行して岩盤Dを打撃し、ノズル
4の入る穴を穿設でき、また水流に支障をきたさ
なければよい。
また、ノズル4及び導水パイプ2は杭本体1に
固定した状態で岩盤Dを打撃するようにしても岩
盤打撃片6によりノズル4の先端部を保護しなが
ら岩盤に杭本体を打ち込むことができる。
以上のように本考案によれば、ノズル前方に岩
盤打撃片を設けたことによりノズル先端部を保護
することができるので、岩盤打撃片が多少損傷し
ても所望の流体を得ることができる。したがつ
て、ノズルの耐用時間を従来のノズルに比して大
巾に延長しながら岩盤に杭本体を打ち込むことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す打撃部の斜視
図、第2図〜第4図は他の実施例を示す斜視図で
ある。 1……杭本体、4……ノズル、6……岩盤打撃
片、D……岩盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動杭打機の打撃により岩盤に打込まれ、杭本
    体先端近傍に位置するノズルから前記打撃により
    粉砕した破砕岩を排除するための流体を噴出させ
    る岩盤用杭において、前記ノズル前方の前記杭本
    体に岩盤打撃片を固定したことを特徴とする岩盤
    用杭。
JP12482879U 1979-09-10 1979-09-10 Expired JPS6123072Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12482879U JPS6123072Y2 (ja) 1979-09-10 1979-09-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12482879U JPS6123072Y2 (ja) 1979-09-10 1979-09-10

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JPS5641740U JPS5641740U (ja) 1981-04-17
JPS6123072Y2 true JPS6123072Y2 (ja) 1986-07-10

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JP12482879U Expired JPS6123072Y2 (ja) 1979-09-10 1979-09-10

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JP2017002532A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 東亜建設工業株式会社 岩盤への杭打設装置および工法

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JPS5641740U (ja) 1981-04-17

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