JPS61230722A - 排ガスの脱硝法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、排ガスのアンモニア接触還元脱硝法に関し、
特に使用する触媒量を低減した上記方法に関する。

（従来の技術） 従来の排煙脱硝法の一例を第４図によシ説明する。

ファン１によシ大気を吸込んだあと圧縮された空気は風
道２でボイラ３に送られる。一方、別途設けられた供給
装置よシ供給された燃料を燃焼装置によ）燃焼ル、ａｍ
後の排ガスは煙道４を経て脱硝反応器（排ガス中のＮＯ
ｘ低減装置）５に導かれ、・更に煙道６によシ煙突７へ
導かれ大気へ放出される。

脱硝反応器の中には所要脱硝率（ＮＯｘ低減！ｓ）に応
じた触媒量が充填されているが、触媒単価は高価格で６
シ、その充填量に比例して設置価格が高く、一方、触媒
は消耗品であ）用途によるが１年〜５年毎に取替える必
要が６クラン二ングコストへの影響も大きい。すなわち
、脱硝装置に関する費用は充填触媒量が支配的である。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は従来法に比し、触媒使用量を低減しうるアンモ
ニア接触還元脱硝法を提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） すなわち、本発明はアンモニア接触還元脱硝法において
、設備から排出される排ガスを、所要脱硝率に応じ使用
触媒量が最小となるようＫ、その一部を脱硝反応器に導
き、他部を脱硝反応器をバイパスさせ、各々を後流で再
び合流させて煙突から排出することを特徴とする排ガス
の脱硝法である。

以下、本発明方法の一実施態様を第１図に従って説明す
る。ファン１によシ大気を吸込んだ後、圧縮された空気
は、風道２でボイラ３に送られる。ボイラ３からの排ガ
スは煙道４を経て一部は脱硝反応器５を備えた煙道１１
に導かれ。

一部はバイパスダクト８よりダンパ９を備えた煙道１２
に導かれ、排ガスの煙道を通って脱硝反応器５の後流の
煙道６で合流されてフレアスタック７よ）大気に放散さ
れる。

煙道６０合流点にはガス混合器１０が設置されるが、脱
硝反応器５の後流の煙道６が長いか又は曲がシを有して
いる場合には、ガス混合器５の設置は必ずしも必要では
ない。

脱硝反応器５内には所要量の触媒を充填しであるため、
ｉ！１道１１の流路抵抗が大であるのでドラフトロスが
発生する。そのためそのま〜では脱硝反応器５を儂え是
煙道１１にはガスが流れないので、バイパスダクト８の
煙道１２側への流路抵抗を与えるために煙道１２中にダ
、ンパ９を備える。

上記においては、煙道１２中にダンパ９を備えて煙道１
２に流路抵抗を与え煙道１１中に排ガスが流れるように
する手段を説明したが、煙道１２にダンパ９を備える代
）に、煙道１１の脱硝反応器５の後流で合流点よル上流
の煙道１１中にファンを設けて、煙道１１に排ガスが流
路抵抗に打勝って流れるようにすることもできる。

本発明においては、脱硝反応器５を備えた煙道１１と、
煙道１２において、各々の煙道を通るガス流量配分はダ
ンパ又はファンの調節によル、所要脱硝率に応じて最も
経済的（ａち、触媒量最小）となるように決定されてい
る。以下、このガス流量配分について説明する。

所要脱硝率を特に高く必要としない脱硝装置（通常、脱
硝率６５％以下）の場合に於いて、その所要脱硝率に応
じ光装置（反応器充填触媒量及び各煙道のガス流量配分
）の決定を次のようにする。

一般に、アンモニアを還元剤として使用する接触還元脱
硝法に於いて、全量脱硝（従来方法）の場合の脱硝率と
触媒量の関係は第２図のようになる。ところが、部分脱
硝の場合の処理ガス量比と触媒量比の関係は第３図に示
すようになることがわかった。ここで、所要脱硝率２５
％の場合の触媒量を試算すると全量脱硝の場合の触媒量
は約４４凱３で、部分脱硝の場合の処理ガス量は全量の
約３０％が最適でその触媒量は約４４諷Ｘ　Ｏ，Ｓ　＝
約２２ｍとなる。

従って、全量脱硝に比し、部分脱硝の場合は処理ガス量
は約５０％で触媒量は約半分でよいことになる。

以上、脱硝率２５％の場合について説明したが、設定脱
硝率に応じて上記第３図のような触媒量比：処理ガス量
比の図表を作與し、触媒量比が最小となるような処理ガ
ス量比を求め、煙道１１．１２に配分するガス量を定め
ればよい。

（本発明の効果） （１）　　所要触媒量を低減できる。（所要脱硝率が低
い程、触媒量低減重大）。

（２）　　処理ガス量を低減できるので、■　（１）項
と相まって脱硝反応器を軽量・コンパクト化できる。

■　反応器出入口ダクト断面を小さくできる。

■　一般に１硫黄分の高い燃料を使用の場合等、排ガス
中のＳＯ３６度が高くなるが、脱硝用触媒はこの８０３
濃度に応じた性能劣化予防の使用下限温度が存在する（
　ＳＯ，濃度が高い程、低い温度で使用できなくなる）
。

従って、排ガス性状によっては脱硝装置のために排ガス
を昇温する必要がある。このような場合、昇温は処理ガ
スに対してだけでよく、昇温に伴う熱損失を低減するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施態様のフローを示す図、第２図
、第５図は本発明の根部となるデータを示すグラフで、
第２図は排ガス全量脱硝時の脱硝率と触媒量の関係、第
３図は部分脱硝時の触媒量比と触媒量比（部分脱硝／全
量脱硝）の関係を示す。第４図は従来の脱硝法のフロー
を示す図である。 復代理人　内　１）　　明 復代理人　藪　原　亮　− 第１図 第２図 触媒量ＣＴｒＬ３）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アンモニア接触還元脱硝法において、設備から排出され
   る排ガスを、所要脱硝率に応じ使用触媒量が最小となる
   ように、その一部を脱硝反応器に導き、他部を脱硝反応
   器をバイパスさせ、各々を後流で再び合流させて煙突か
   ら排出することを特徴とする排ガスの脱硝法。