JPS6122734Y2 - - Google Patents

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JPS6122734Y2
JPS6122734Y2 JP1981003073U JP307381U JPS6122734Y2 JP S6122734 Y2 JPS6122734 Y2 JP S6122734Y2 JP 1981003073 U JP1981003073 U JP 1981003073U JP 307381 U JP307381 U JP 307381U JP S6122734 Y2 JPS6122734 Y2 JP S6122734Y2
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JP
Japan
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tooth
cutting
throw
chip
cutting edge
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JP1981003073U
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JPS57118129U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は大型産業機械例えば建設機械等に使用
される大モジユールの歯車の加工に適したスロー
アウエイ式のインボリユートカツタに関する。
通常大モジユールの歯車は、外歯歯車の場合、
素材から直接ホブ切り加工で生産するとホブの摩
耗が著しく工具費が極めて高価となるので、ラツ
ク歯形のシングルカツタでラツク歯形に荒加工し
た後、ホブでインボリユート歯形に仕上する方法
や、植刃式インボリユートカツタで素材材から直
接仕上する方法が採用されている。
ところが、前者の方法では工程が2段階でかつ
各段階でそれぞれ専用機を要する他、段取替に際
し被加工物が相当な重量であるためホイスト等を
利用しなければならず極めて面倒で時間がかか
る。又、工具の再研摩時の代用工具を必要とする
ので予備工具の保管費用もかさみ総じて工具管理
費も高騰する。
一方、後者の方法においては工程数は少ないも
のの、工具の再研摩に対する予備工具を必要とす
る点は変らず、加えて再研摩用の専用機を必要と
する他、そのカツタの歯形がインボリユート歯形
であるため再研摩が極めて困難で熟練工でさえ長
時間を要するという欠点がある。
さらに内歯歯車の場合については、素材からピ
ニオンカツタで直接製造する方法や、植刃式イン
ボリユートカツタで製造する方法があるが、ピニ
オンカツタによる方法では工具が高価でその寿命
も短く極めてコスト高となり、又、植刃式インボ
リユートカツタでは前述の外歯歯車の場合と同じ
問題点が存在する。
加えて総形のインボリユートカツタで歯車を成
形切削加工する際には、削出される切屑が大きい
ためカツタの切屑ポケツトと加工される歯車の歯
溝となる両壁で形成される空間内に、削出した切
屑がとじこめられ、切屑づまりを発生しやすいの
で切削抵抗が増大する他、切刃の損傷を生じるし
め易いという欠点がある。
本考案は前述せる従来の問題点に鑑み、切屑部
分を4枚の切刃で分担して切屑することにより、
切屑を小さくして排出性を良好とし、切屑ポケツ
トへの切屑づまりを防止することを目的とし、上
記4枚の切刃は、加工される歯車のインボリユー
ト歯形をその中心線位置で歯底の一部が重畳する
左右一対の半歯形に分割して、さらにそれぞれの
半歯形を歯底部と歯腹部に分割した各形状に対応
した切刃稜を有するスローアウエイチツプとす
る。
それにより再研摩作業を省いて均一な仕上精度
の歯車を加工できるカツタを提供することも目的
とするもので、その特徴とするところは、外周部
の断面形状が歯車の歯溝形状と略同一な円盤状本
体の前記外周部両側面に千鳥状にスローアウエイ
チツプを固定する複数のチツプと切屑ポケツトを
具えたカツタ本体の前記チツプ座に、歯溝のイン
ボリユート歯形をその中心線位置で歯底の一部が
重畳する左右一対の半歯形に分割し、前記半歯形
の歯底部分の歯形線に対応して仕上切屑し、か
つ、同時に歯腹部分に対する粗切削を施す切刃稜
を具備する略平板状チツプと、前記歯形線の歯腹
部分に対応して仕上切屑をし、かつ、同時に歯底
部分に対する粗切削を施す切刃稜を具備する略平
板状チツプとによつて前記半歯形を切屑する如く
なし、前記それぞれの略平板状チツプの長辺を含
む小幅対向面の該長辺に切刃稜を形成し、該小幅
対向面を一対のスクイ面としそれらを連接する曲
面を側面逃げ面とし、該逃げ面に対向する平面を
取付面とする歯底切削用、歯腹切削用のそれぞれ
のスローアウエイチツプを交互に着脱可能に固定
した点にある。
以下本考案を図示の実施例に基いて詳細に説明
する。
第1図は外歯歯車加工用のスローアウエイ式イ
ンボリユートカツタで、1は中心部に工作機械へ
の取付孔2,サイドキー溝3,ボルト挿通孔4を
具備したカツタ本体で、その外周部は第2図に示
す如く外歯歯車5の歯溝6形状と略同一な断面を
具え、該外周部の両側面には第3図の如く千鳥状
にスローアウエイチツプのチツプ座7と切屑ポケ
ツト8が削設されている。尚、前記チツプ座7は
後記スローアウエイチツプを装着した時に該チツ
プの切刃稜が負のラジアルレーキとなるよう精度
高く形成されており、12はスローアウエイチツ
プを固定するためのネジ孔である。
9は歯底切削を分担するスローアウエイチツプ
で第4図に三角法で図示する如く、略平板状の超
硬チツプで長辺91を含む小幅対向面92をスク
イ面とし、該小幅対向面92の一方の長辺の両端
に第2図に仮想線で示す如く歯溝6のインボリユ
ート歯形10をその中心線L位置で歯底11の一
部が重畳する左右一対の半歯形の歯底部分に対応
した形状の切刃稜93を備えている。該切刃稜9
3を備えた一対のスクイ面となる小幅対向面92
を連接する凹凸組合せ曲面は側面逃げ面94とな
りその中心部に穿設された中心孔95は、該逃げ
面に対向する取付面96となる平面に貫通してお
り、前記チツプ座7に穿設されたネジ孔12にボ
ルト13を介して装着される。又、前記スクイ面
92はチツプ座7に装着した際に正のアキシヤル
レーキがつくようにチツプの取付面96に対して
内方に傾斜して形成されている。尚、切刃稜93
は正のアキシヤルレーキとなり、その刃先強度が
若干弱くなるので微小なネガテイブランド97を
つけるのが好ましい。
14は歯腹切削を分担するスローアウエイチツ
プで第5図に三角法で図示する如く、歯底用と同
様な略平板状の超硬チツプで長辺141を含む小
幅対向面142をスクイ面とし、該小幅対向面1
42の一方の長辺に第2図に仮想線で示す前記半
歯形の歯腹部分に対応した形状の切刃稜143を
備えている。該切刃稜143を備えた一対のスク
イ面となる小幅対向面142を連設する凹曲面は
側面逃げ面144となり、その中心部に穿設され
た中心孔145は、該逃げ面144に対向する取
付面146となる平面に貫通しており、前記チツ
プ座7に穿設されたネジ孔12にボルト13を介
して装着される。
次に内歯歯車加工用の実施例について説明する
と、カツタ本体15はその外周部の断面形状が第
6図に示すように内歯歯車16の歯溝17形状と
略同一となるだけで他の部分は外歯歯車加工用の
カツタ本体1と同様である。
18は歯底切削を分坦するスローアウエイチツ
プで第7図に三角法で図示する如く、略平板状の
超硬チツプで長辺181を含む小幅対向面182
をスクイ面とし、該小幅対向面182の一方の長
辺両端に第6図に仮想線で示す如く内歯歯車16
の歯溝17のインポリユート歯形19をその中心
線L位置で歯底20の一部が重畳する左右一対の
半歯形の歯底部分に対応した形状の切刃稜183
を備えている。該切刃稜183を備えた一対スク
イ面となる小幅対向面182を連接する面は側面
逃げ面184となりその中心部に穿設された中心
孔185は、該逃げ面184に対向する取付面1
86となる平面に貫通しており、カツタ本体15
のチツプ座7に穿設されたネジ孔12にボルト1
3を介して装着される。又、前記スクイ面182
はチツプ座7に装着した際に正のアキシヤルレー
キがつくようチツプの取付面186に対して内方
に傾斜して形成されている。尚、切刃稜183は
正のアキシヤルレーキとなり、その刃先強度が若
干弱くなるので微小なネガテイプランドをつける
のが好ましい。
21は内歯歯車16の歯腹切削を分坦するスロ
ーアウエイチツプで第8図に三角法で図示する如
く、歯底用と同様な略平板状の超硬チツプで長辺
211を含む小幅対向面212をスクイ面とし、
該小幅対向面212の一方の長辺を第6図に仮想
線で示す前記半歯形の歯腹部分に対応した形状の
切刃稜213を備えている。該切刃稜213を備
えた一対のスクイ面となる小幅対向面212を連
接する凸曲面は側面逃げ面214となり、その中
心部に穿設された中心孔215は、該逃げ面21
4に対向する取付面216となる平面に貫通して
おり、前記チツプ座7に穿設されたネジ孔12に
ボルト13を介して装着される。
尚、前述した外歯歯車用、内歯歯車用のそれぞ
れの歯底切削用スローアウエイチツプは1つのス
クイ面に2つの切刃稜を有し、スクイ面が1対あ
るので左側の歯底切削を分坦するものと右側の歯
底切削を分坦するものとを交換することで計4回
使用できるのが、歯腹切削用スローアウエイチツ
プは1つのスクイ面には1つの切刃稜した具備し
ないので計2回使用することができない。
かようにして構成される本考案のカツタによれ
ば、被削歯車の歯底部分と歯腹部分とをそれぞれ
専用の切刃で分坦して切削し、かつその切刃が千
鳥状に配列されているので、削出される切屑が小
さくなり排出性が良好となつて切削抵抗が減少す
ると共に加工中の振動が制御される。更に、切刃
が損耗しても困難な再研削を要せず、カツタを工
作機械に装着した状態で損耗した切刃部分のスロ
ーアウエイチツプを回転乃至交換するのみで済
み、その時間は極めて短時間であり、総じて効率
的な歯切加工が可能となる。
又、カツタ本体を1台保持するだけで、後は予
備のスローアウエイチツプを準備するだけで済む
ので工具費が著しく削減できる他、再研摩の為の
専用機も不要である等その奏する効果は極めて大
きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は本考案の外歯歯車加工用のイ
ンボリユートカツタの説明図、第2図は同カツタ
外周部断面形状の説明図、第4図は歯底切削用ス
ローアウエイチツプの説明図、第5図は歯腹切削
用スローアウエイチツプの説明図、第6図は内歯
歯車加工用のインボリユートカツタの外周部断面
形状の説明図、第7図は内歯歯車歯底切削用スロ
ーアウエイチツプの説明図、第8図は同歯腹切削
用スローアウエイチツプの説明図である。 1……カツタ本体、7……チツプ座、8……切
屑ポケツト、9,18……歯底切削用スローアウ
エイチツプ、14,21……歯腹切削用スローア
ウエイチツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周部の断面計状が歯車の歯溝形状と略同一な
    円盤状本体の前記外周部両側面に千鳥状にスロー
    アウエイチツプを固定する複数のチツプ座と切屑
    ポケツトを具えたカツタ本体の前記チツプ座に、
    歯溝のインボリユート歯形をその中心線位置で歯
    底の一部が重畳する左右一対の半歯形に分割し、
    前記半歯形の歯底部分の歯形線に対応して仕上切
    削し、かつ、同時に歯腹部分に対する粗切削を施
    す切刃稜を具備する略平板状チツプと、前記歯形
    線の歯腹部分に対応して仕上切削をし、かつ、同
    時に歯底部分に対する粗切削を施す切刃稜を具備
    する略平板状チツプとによつて、前記半歯形を切
    削する如くなし、前記それぞれの略平板状チツプ
    の長辺を含む小幅対向面の該長辺に切刃稜を形成
    し、該小幅対向面を一対のスクイ面としそれらを
    連接する曲面を側面逃げ面とし、該逃げ面に対向
    する平面を取付面とする歯底切削用、歯腹切削用
    のそれぞれのスローアウエイチツプを交互に着脱
    可能に固定してなるスローアウエイ式インボリユ
    ートカツタ。
JP1981003073U 1981-01-12 1981-01-12 Expired JPS6122734Y2 (ja)

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JPS6122734Y2 true JPS6122734Y2 (ja) 1986-07-08

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JPS57118129U (ja) 1982-07-22

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