JPS61227047A - 耐熱難燃性膜体 - Google Patents

耐熱難燃性膜体

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JPS61227047A
JPS61227047A JP6856785A JP6856785A JPS61227047A JP S61227047 A JPS61227047 A JP S61227047A JP 6856785 A JP6856785 A JP 6856785A JP 6856785 A JP6856785 A JP 6856785A JP S61227047 A JPS61227047 A JP S61227047A
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平岡 秀元
大林 勉
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Hiraoka and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱難燃性膜体に関するものであり、更に詳し
く述べるならば、耐熱難燃性にすぐれ、かつ、縫製性お
よび耐屈曲性にすぐれた繊維膜体に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、建築材料、内装材等の素材、車両、船舶、航空機
等の各種用品、電気器具等に使用される合成樹脂の不燃
化、難燃化が強く要望されておシ法令による使用規制も
強化されている。
その対策の1つとして例えば特公昭55−25055 
 にガラス繊維クロスの表面上にクロルスルフォン化ポ
リエチレンを主剤とする被膜層を形成した不燃性膜体が
開示されている。しかし、クロルスルフォン化ポリエチ
レンが高価であるため、この不燃性膜体は実用化されて
いない。近年耐熱難燃化被膜主剤としてシリコーン樹脂
、又は弗素樹脂を用いたものが種々開発されているが何
れも、前記クロルスルフォン化ポリエチレンにくらべて
更に高価であり、その上シリコーン樹脂は架橋、被膜形
成に長時間を・要し、弗素樹脂は作業性が悪く実用的な
加工材料としては使用に難がある。以上の理由によシ耐
熱難燃化被膜主剤としては、樹脂自体が難燃性であシ、
かつ汎用性のあるポリ塩化ビニル樹脂を使用することが
好ましい。
被覆材料として最も一般的なポリ塩化ビニル樹脂につい
ては、燃焼時多量の発煙を伴って火災現場に居合せた人
及び消防活動者を呼吸困難にさせ死傷者を出すことがお
るなどの問題があシ、このためポリ塩化ビニル樹脂の不
燃化を一層高め、さらに、燃焼時の発煙と可及的減少せ
しめることが課題となっている。特公昭55−4582
号公報は塩化ビニル樹脂にホウ酸塩、亜鉛化合物又は鉄
化合物の1種又は2種以上と、水酸化アルミニウム及び
又は硫酸バリウムを加えてなる組成物を不燃性基布上に
均一に被覆してなる不燃性膜体と開示している。この膜
体は火炎が近づいても殆んど燃焼することがなく、また
、たとえ着火した場合にも殆んど発煙せず、さらに、所
望の防水性及び強度を備えたシート状物として広範な用
途に供しうるものである。
しかし、この膜体は、基布として不燃性ガラス繊維布帛
を用いているため、その不燃性はすぐれているが、その
重量(目付)は大きくて使用や取扱いに不便がちシ、ま
た縫製しに<<、また耐屈曲性が低いため、使用間に折
損しやすく、ミシン目から裂けやすいなどの問題があり
た。
従りて、実用上十分な耐熱難燃性を保持し、かつ、はげ
しい振動、はためき、或は繰シ返えし屈曲に十分耐え、
縫製容易な耐熱難燃性膜体の出現が強く望まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
耐熱難燃不燃性が満足すべきものであシ、しかも縫製し
やすく、耐屈曲性が良好で、かつ、ミシン目からの切断
の生じにくい耐熱難燃性膜体を提供する。
〔問題点を解決するだめの手段および作用〕本発明の耐
熱難燃性膜体は、無機繊維と、有機繊維とを含んでなる
基布と、この基布の少くとも1面上に形成され、かつ、
塩化ビニル樹脂を含んでなる耐熱難燃被覆層とを有する
ものである。
耐熱難燃被覆層はポリ塩化ビニル樹脂とともに耐熱性無
機添加剤を含んでいてもよい。
本発明の耐熱離燃性膜体の基布に用いられる無機繊維は
、石綿繊維、セラミック繊維、シリカ繊維、ガラス繊維
、カーz7g維および金属繊維から選ぶことができる。
また基布に用いられる有機繊維は、天然繊維、例えば、
木綿、麻など、再生繊維、例えば、ビスコースレーヨン
、キュシラなど、半合成繊維、例えば、ジーおよびトリ
ーアセテート繊維など、及び合成繊維、例えば、ナイロ
ン6、ナイロン66、ポリエステル(ポリエチレンテレ
フタレート等)繊維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル
繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリオレフィン繊維および
不溶化又は難溶化されたポリビニルアルコール繊維など
、から選ぶことができる。
基布中の繊維は短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スゲリッ
トヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状のものでも
よく、また基布は織物、編物又は不織布或いはこれらの
複合布のいずれであってもよい。しかし、縫製部分の強
度や耐屈曲性を考慮すれば、基布としては織物又は編物
が好ましく、織物がよシ好ましい。また、繊維の形態と
しては、ストレスに対する伸びが少ない長繊維(フィラ
メント)の形状のものが好ましく、且つ平織布を形成し
ていることが好ましい。しかし、編織組織やその形態に
ついては特に限定はない。有機繊維は、得られる耐熱難
燃不燃性膜体の機械的強度を高いレベルに維持するため
に有用である。
ガラス繊維が用いられる場合、その徨類や太さなどに格
別の限定はないが、一般に、太さ約2〜10μm%特に
3μm程度のベーターヤーンと称されているものが賞月
されている。
基布中における無機繊維と有機繊維との混用形態に格別
の限定はなく、混紡糸、混交織編物、混交撚糸、或は異
種繊維糸条の引揃え糸などのいづれであってもよい。
本発明の耐熱難燃不燃性膜体において、基布に含まれる
有機繊維が300℃以上の融点、又は、加熱分解点を有
する耐熱性有機合成繊維を含むことが好ましい。このよ
うな高融点、又は高分解点繊維を形成するポリマーとし
ては第1表に示すようなものがある。
以下余出 第1表に示された耐熱性ポリマーのうちでは、%に/リ
メタフェニレンインフタルアミド及びポリノ9ラフェニ
レンテレ7タルアミドが一般的であり、前記以外のノ4
う系アラミド繊維として帝人株の「■M−50J等も使
用できる。
かかる繊維に有用な芳香族?リアミドは、また、少なく
とも50モル−〇下記式(1)及び(「)、+hr、−
C0NH−)−(I) +Ar 、 −C0NH−Ar 2−NHCO+   
(II)〔上式中、kr、及びArzは二価の芳香族基
を表わし、これらは互に同一であってもよく又は相異っ
ていてもよい〕 で示される単位から選ばれる少くとも1種を主反復単位
として有するものであるのが好ましい。上記式(1)及
び(1)において、Ar 及びA r 2で表わされす る二価の芳香族基は、下記式、 〔上式中、Aは−o−、−s−、−5o−、−5o2−
−CO−、−0M2−又は−C(CH,)2−を表わす
〕で示される芳香族残基群から選ばれるのが好ましい。
これらの芳香族残基ノ〜ログン、アルキル基、ニトロ基
などの不活性置換基を含んでいてもよい。
一般に、芳香族ポリアミドとしては、下記式、で示され
る反復単位を主成分として有するものが更に好ましい。
耐熱性有機合成繊維としては、以上のもののほか、融点
又は分解点が300℃以上のものであれば、弗素系繊維
やその他の繊維を用いることもできる。
本発明の基布中の無機繊維の有機繊維に対する混用重量
比は、10:90〜99.5:0.5の範囲内にあるこ
とが好ましい。また、有機繊維中には、少くとも25重
f%の前記耐熱性有機合成繊維が含まれることが好まし
く、その含有率が30〜100重量%であることがより
好ましく、50〜100重t%であることが更に一層好
ましい。
また、基布と耐熱被覆層との接着性その他の性能を助長
するために、有機繊維中に300℃よりも低い融点又は
分解点を有する低耐熱性繊維を含んでいてもよい。この
場合、混用される低耐熱性繊維に格別の限定はない。し
かし、混用される低耐熱性繊維の混用率が、基布向繊維
の合計重量に対し70%以下であることが好ましく、5
0%以下であることが更に好ましい。
無機繊維と有機繊維の混合比が99.5:0.5〜70
 : 30の範囲内にあるとき、得られる膜体の難燃性
がすぐれている。有機繊維は耐熱性繊維から選ばれるこ
とが好ましいが、しかしこれに限定されるものではない
。無機繊維と有機繊維との混合重量比が10:90〜7
0:30の範囲にあるとき、得られる膜体の難燃性が顕
著に良好となム10:90〜50 : 50の範囲に有
機繊維の混用比が高くなった場合、有機繊維として耐熱
性繊維を用い、その使用量の比率を増太さ香ることが好
ましく、無機繊維の有機繊維に対する混用率が20:8
0よりも小さい場合、有機繊維の100チが耐熱有機繊
維であることがより好ましい。耐熱難燃被覆層は後に述
べる配合剤をポリ塩化ビニル樹脂に配合してもよい。
本発明において、耐熱難燃被覆層を形成するために用い
られるIり塩化ビニル樹脂は、例えば、塩化ビニル単独
重合体、および、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−エチレン−
酢酸ビニル共重合体に塩化ビニルをグラフト重合した共
重合体などの塩化ビニル共重合体が挙げられる。
本発明に適用される塩化ビニル樹脂には、例えばホウ酸
塩、亜鉛化合物等の減煙剤、及び水酸化アルミニウム、
硫酸バリウムなどの難燃剤のほか、通常使用される可塑
剤、安定剤、防炎剤、充填剤、顔料その他の添加物を添
加してもよい。
減煙剤に使用されるホウ酸塩では、ホウ酸カルシウム、
ホウ酸マグネシウム、ホウ酸バリウム等が、また、亜鉛
化合物では酸化亜鉛、炭酸亜鉛等が、さらに、鉄化合物
では、シュ9酸第1鉄、フマール酸第1鉄、黒色酸化鉄
等が適当である。
また、可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジイソ
デシルフタレート、ジブチルフタレート等の7タール醗
エステル類、ジオクチルアジイード、ゾオクチルセ/4
ケート等の脂肪族2塩基酸エステル類又はニブキシ化大
豆油、工?キシ化アマニ油等のエポキシ可塑剤等が用い
られる。
また、防炎剤には、塩化/4′ラフイン、脂肪族、環状
脂肪族又は芳香族系のハロゲン化合物類、トリクレジル
ホスフェート、トリス−2,3−ジグロムプロピルホス
フェ−)、)IJスス−,3−ジクロルプロピルホスフ
ェート等が用いられ、充填剤には、炭酸カルシウム、シ
リカ、珪酸アルミニウム等が適当である。
基布に施工される塩化ビニル樹脂組成物は、ペースト、
フィルム等が好ましく、ペーストは樹脂組成物を不燃性
有機溶剤を用いて希釈し浸漬、ナイアコーティング、ロ
ールコーティング等により行い、また、フィルムは主と
してカレンダー機を用いて貼着される。通常ペーストを
塗布固着せしめたのち、基布の片面又は両面にフィルム
を貼着し、基布に施工される樹脂金tを100〜300
11 / mに規制している。
ペーストは均一に基布に塗布され糸条に完全に浸透せし
め念のち約1300〜150℃で約1〜5分間乾燥させ
、さらに、130°〜200℃の高温雰囲気中で熱処理
してグル化せしめられる。
また、通常基布片面又は両面に、同一の樹脂組成物フィ
ルムを貼着する。フィルムは0.04〜0.20X程度
の均厚のもので、カレンダー機を用いて加熱加圧して基
布に貼着せしめられる。基布全体に固着される樹脂組成
物重量は100〜30011/mの範囲にあることが好
ましい。1001/m未満では、基布を完全く被覆する
ことができず、また、30017m2を超えると、基布
に対する樹脂分が過剰となってかえって、燃焼時発煙及
び発熱量の増大を招く危険がある。
このようにして得られた耐熱難燃性膜体は、燃焼時の発
煙、発熱量が低く、JISA−1321(1975)に
規定されている「建築物の内装材料及び工法の難燃性試
験法」における表面試験で発煙係数が120以下であり
、60以下、又は30以下のものもある。また、基布を
連続フィルムをもって均一に被覆するので、1500%
以上の水圧に耐えられ、また適度の強度を有して良好な
耐熱難燃性膜体が得られる。
本発明に係る膜体の防炎性判定、防水性試験は下記によ
り行なわれる。
イ 防炎性判定 JISA−1321(1975)に示す難燃性試験法に
基づいて基材試験及び表面試験を行う。(建築基準法施
行令)準不燃、難燃、表面試験建設省公告3415号表
面試験における試験体に溶融、亀裂がなく、変形、有毒
ガスの発生がなく、残炎時間が30秒未満で、排気温度
曲線が標準温度曲線を超えず、単位面積当りの発煙係数
(OA)で判定した。
口 防水性 JISL−1079化学繊維物試験方法の5・24.1
 。
A法を用い試験片の裏側の3ケ所から水滴が出走ときの
水位(、、、)を測定した。
耐熱難燃被覆層は、上記のようなポリ塩化ビニル樹脂か
ら形成されていてもよいが、これらの材料に、その重量
に対し1〜300%、好ましくは100〜250チの他
の無機添加材、例えばシリカ系添加材、チタン酸アルカ
リ系添加材、石綿センイ、雲母およびその他の無機耐熱
材料高屈折率無機化合物、或は、吸熱型無機化合物など
を添加したものであってもよい。
無機添加剤はポリ塩化ビニル層の補強作用を果すもので
、例えば、酸化チタン、マイカ、アルミナ、タルク、ガ
ラス繊維粉末、岩綿微細繊維、シリカ粉末、クレイ等の
各種無機物が挙げられるが、得られるシートに表面平滑
性を具備せしめたい場合には、シートの表面平滑性を損
うことのないように、一般に50μm以下の微粉末状の
ものを使用するのが好ましい。
また無機添加剤の中でも、特に製品の耐熱性を増進する
ものとして、チタン酸アルカリを用いることが有効であ
る。すなわち、チタン酸アルカリはポリ塩化ビニル樹脂
中に配合されて使用されるもので、本発明の膜体に十分
な防炎特性を保持せしめるものである。
チタン酸アルカリについて更に詳しく説明する。
チタン酸アルカリは、一般式M2O−nTl0□・mH
20(式中MはLi # Ma + K等のアルカリ金
属を表わし、nは8以下の正の実数を表わし、mはO又
は1以下の正の実数を表わす。)で表わされる周知の化
合物であシ、更に具体的には、 L 14’rt04Li2TlO,(0(n (1−m
 =O)で表わされる食塩型構造のチタン酸アルカリ、 N@zTi 7016 a K2T160.5”K2T
t8017 (n (s * m=0)で表わされるト
ンネル構造のチタン酸アルカリ等である。これらのうち
、一般式 に2O−6TIO2rnH20(式中mは前記と同じ)
で表わされる大チタン酸カリウム及びその水和物は、最
終目的物の耐火、断熱性をより大きく向上させる点で好
適である。六チタン酸カリウムに限らずチタン酸アルカ
リは、一般に粉末又は繊維状の微細結晶体であるが、こ
のうち、轍維度5μm以上、アスペクト比20以上特に
100以上のものは、本発明の耐熱シートの強度の向上
に好ましい結果をもたらす。また、特に繊維状チタン酸
カリウムは、比熱が高いうえに断熱性能に優れ、本発明
の耐火耐熱シートの性能を具現するのく特に好ましい。
チタン酸アルカリは、前記のものをそのまま使用するこ
とも出来るが、これによるより優れた補強硬化を発現さ
せるためには、チタン酸カリウムに対して0.05〜1
.0重量%程度のシランカ、76リング剤、例えばr−
アミノデロビルトリエトギシシラン、r−グリシドキシ
グロビロトリメトキシシラン等のジンカッポリング剤で
繊維表面が処理されているものを利用するのが好ましい
更に、本発明の耐熱被覆層には高屈折率無機化合物又は
熱吸収特性無機化合物が含まれていてもよい。高屈折無
機化合物は輻射熱に対する遮断性能に優れ、また吸熱型
無機化合物は溶接又は溶断時のスラグと直接接触した場
合、この接触面において加熱され、その分解時に吸熱反
応が起こり、スラグの温度を低下させる。従って上記の
無機化合物は、本発明の被覆層の崩壊や貫通破壊をおさ
え、更には膜体基材を保護することが出来るものである
本発明に有用な高屈折率無機化合物は屈折率1.5以上
のものであれば良いが、特に比重2.8以上のものが好
適であシ、その例としては、下記のようなものがある。
1) ドロマイト (苦灰石 比重2.8〜2.9  屈折率1.50〜1
.68)マグネサイト (菱黄土石 I3.θ〜3.1   #  1.51〜
1.72)アラブナイト (#2.9〜3.0   1 1,53〜1.68)ア
パタイト (燐灰石  13.1〜3.2#1.63〜1.64)
スピネル (尖晶石 比重3.5〜3.6  屈折率1.7200
0.73)コランダム (#  3.9〜4.0   N  1.76〜1.7
7)ジルコン (#3.90〜4.10  # 1,79〜L81)炭
化ケイ素 (#  3.17〜3.19#1゜65〜2.68)等
の天然又は合成鉱物の破砕品の粉末。
2)フリット又は高屈折ガラスもしくは燐鉱石と蛇鉱石
との固溶体として得られる溶成燐肥その他の類似の固溶
体の微細粉末もしくは粒状物、繊維状物質又は発泡体な
ど。
また吸熱性無機化合物としては、焼石膏、明ばん、炭酸
カルシウム、水酸化アルミニウム、−イドロサルサイト
系ケイ酸アルミニウム等、結晶水放出型、炭酸ガス放出
型、分解吸熱型及び相転換型等の吸熱型無機化合物を例
示することができる。
チタン酸アルカリ、及び要すれば高屈折率無機化合物、
及び/又は吸熱型無機化合物を、d リ塩化ビニル樹脂
中に混合分散せしめると、本発明に係る膜体製造用の好
ましい被覆用混合物が得られる。
混合分散の調整方法としては、公知の手段がすべて利用
されうる。この他、上記被覆用混合物中には、各成分を
均質に分散させる九めの分散剤や脱泡剤、色や機械強度
等を調整するための着色剤、樹脂粉末、難燃剤、金属粉
、その他各種充填剤を自由に混入し得る。尚、銅粉、ニ
ッケル粉、黄銅粉、アルミニウム粉等の金属粉の混入は
、表面熱、反射効果、貫通抑制効果の向上の点から好ま
しい。
基布の表面を、耐熱被覆層で被覆する方法としては、基
布の表面に被覆用混合物をスプレー塗装、刷毛量シ、ロ
ールコート等の塗工による方法、或は浸漬用混合物を成
型加工したフィルムを基布の表面に貼着する方法又は基
布を被覆用混合物中に浸漬し含浸加工する方法がある。
以下余白 ポリ塩化ビニル樹脂とチタン酸アルカリならびに高屈折
率無機化合物、及び/又は吸熱型無機化合物等の配合割
合は、使用するポリ塩化ビニル樹脂及び無機化合物の種
類及び粒度によシ異なるが、一般にチタン酸アルカリ並
びに高屈折率無機化合物および/又は吸熱型無機化合物
の含有率が高くなると、得られる被覆層の耐熱難燃性が
向上する。
しかしポリ塩化ビニル樹脂の含有率が少なすぎると、被
覆層の強度が不足する結果、耐熱難燃性膜体として用い
たとき被覆層に亀裂を生じたシ又は被覆層が基布から剥
離したりする等の欠点が生ずる。
従って、本発明ではポリ塩化ビニル樹脂100重量部(
以下重量部を部と略す。)に対して配合されるチタン酸
アルカリの量は1〜200部であることが好ましく、3
0〜100部であることがよシ好ましい。更にこれらに
高屈折率無機質化合物、及び/又は吸熱型無機化合物等
を配合する場合は400部を限度に、同−重量から17
4の重量までに相当するチタン酸アルカリと置き換えて
配合できるが、普通10〜300部の範囲が好ましい。
尚、これら高屈折率無機化合物、吸熱型無機化合物の一
部又は全量を一般に常用されている無機質顔料、無機質
の増量用充填剤、難燃性を付与する無機粉末等にかえる
ことが出来るが、その使用量は−り塩化ビニル樹脂10
0部に対し400部以下であることが好ましく、よシ好
ましくは300部以下である。
本発明の効果をよシ優れたものにするため難燃剤を併用
してもよい。ここで使用される難燃剤については特に限
定されるものではないが、例えば、リン酸エステル型、
有機ハロダン化合物型、ホスファゼン化合物塵などの有
機難燃剤、焼石膏、明ばん、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、ハイドロタルサイト系ケイ酸アルミニウム
などの結晶水放出釜、炭酸ガス放出型、分解吸熱型およ
び相転換型などの無機化合物からなる吸熱分解型無機化
合物やアンチモン化合物等の無機難燃剤等がある。
基布と被覆層との接着及び耐久性を向上させる目的で、
両者間に接着性物質を介在させてもよい。
この場合、接着力の向上を図る以上に特に厚く介在させ
る必要はない。接着性物質は被膜形成のために用いられ
るのではなく、従って接着剤として公知の物質を用いる
ことができる。例えば、アミノ基、イミノ基、エチレン
イミン残基、アルキレンジアミン残基を含むアクリレー
ト、アジリジニル基を含有するアクリレート、アミノエ
ステル変性ビニル重合体−芳香族エポキシ接着剤、アミ
ン窒素含有メタクリレート重合体、その他の接着剤を併
用してもよい。またIリアミドイミド、4リイミド等の
繊維基布を構成する樹脂と同質の樹脂やRFL変性物質
等を任意に選択することもできる。
被覆層の重量や厚さには格別の限定はないが、一般にl
O〜1000g廓2、好ましくは50〜300117m
2の重量が好ましい。
本発明の耐熱難燃性膜体において、耐熱難燃被覆層は片
面のみに形成されてもよいが、基布の耐候性の低さ等を
補填するために両面に形成されてもよく、使用状況によ
っては両面形成が必須の条件になることもある。また、
他の片面には、膜体に要求される性能によシ、天然ゴム
、ネオプレンゴム、クロログレンツ0ム、シリコーンが
ム、弗素ゴム、ハイツクロンその他の合成−ゴム、又は
エチレン−酢酸ビニルコIリマー(KVA )樹脂、ア
クリル樹脂、シリコーン樹脂、弗素樹脂、ウレタン樹脂
、/ IJエステル樹脂その他の合成樹脂を用いること
もできる。この場合、これらの樹脂は難燃化されている
必要がある。
本発明の耐熱難燃性膜体は、テープ状、又は短冊状に形
成されてもよいし、或は、広巾の膜体なテープ状、また
は短冊状に切断してもよい。また、本発明の耐熱難燃性
膜体は、他の材料、例えば発泡体、マット或はネットな
どと組合せて用いられてもよい。本発明の耐熱難燃性膜
体は、保護すべき材料、例えば、電線などに被覆又は巻
きつけられてもよい。
〔実施例〕
本発明の耐熱難燃性膜体を実施例によシ更に説明する。
比較例においては、下記組織の布帛を基布として用いた
比較布帛Aニブラス繊維使用 比較布帛B: ポリエステル紡績糸平織物 208 1X20S/1 2X55 実施例1の布帛: 比較布帛Aのガラス繊維布帛において、25.4簡に1
本の割合でガラス繊維糸をポリエステルフィラメン) 
1000 d/148 fの糸条で代替した。
実施例2の布帛: 比較布帛Aの組成をガラス繊維糸条10本、ポリエステ
ル糸条1本の順に並べて布帛とした。
実施例3の布帛: 比較布帛人の組織において、ガラス繊維糸条2本/ポリ
エステル糸条1本/、fラス繊維糸条2本/芳香族ポリ
アミド繊維(ケプラー)糸条(1000d/148f)
1本の順に並べて布帛とした。
実施例4の布帛:比較布帛Aの組織においてガラス繊維
糸条と、ケプラー糸条とを交互に並べて構成した。
実施例5の布帛ニガラス隷維糸条2本、ケプラー糸条8
本の順に並べて構成した。
以上の各基布を下記の樹脂組成物で処理した。
D、 O,P (可塑剤)70 ホウ酸バリウム(減煙剤)20 水酸化アルミニウム(難燃剤)      100硫酸
バリウム(難燃剤)      2008a−Zn系安
定剤           2シアニンブルー(顔料)
        3樹脂組成物のペーストを浸漬法によ
シ被覆せしめ、150℃で2分間乾燥して希釈剤を飛散
せしめたのち、185℃で1分間熱処理し基布に対し樹
脂を7 Q fi/ln2の割合に固着せしめた。次に
、同じ樹脂組成物からなるフィルムをカレンダーで基布
片面に貼着し、基布に固着する全樹脂量を20097m
2とした。得られた各種膜体の性能を第1表に示す。
以下A、白 *1−判定基準: CA  120以下  難 燃   離燃 3級60以
下  準不燃   1 2級 30以下 不燃  I 1級 *2−耐折強さ: JIS−P8115(1976) 
、 r紙および板紙のWIT型試験器による耐折強さ試
験方法」K準拠した。
*3−殆んど無限大 *4−縫製部の引張強度の保存率:シンガー112W−
115工業用ミシン(2木釘1本縫糸送シ、テント用)
を用い、縫糸としてノーメックスマルチフィラメント糸
(500d )を使用し、本縫、直線2本縫いによシ、
第1表記載の運針数で縫製し、その縫製結合部を観察し
、かつ、その引張強度を測定し、未縫裏部の強力に比較
してその保存率を算出した。
*5−@製中に結合部が裂断した。
第1表に明示されているように従来の有機センイ100
%の場合は、被覆層を形成してもその防炎性は不十分で
あシ、不合格であるガラス繊維100%の場合は、不燃
性であるが折シ曲げや縫製強力保存率が低い。有機セン
イを併用すると耐折フ曲げ性が向上し、また縫製強力保
存率も向上する。通常膜体は縫製されて使用に供される
ものなので、この特性は極めて好ましく、実用的価値の
あるものとなる。
第1表が明らかに示すように、比較例1の従来の不燃性
膜体は耐折強さが低く、折シ曲げのはげしい用途、振動
やはためきなどをはげしく受ける用途には適していない
。しかも、その縫製性も低く、縫製結合部の引張強度を
大きくするために運針数を約25ピツチ/ 10 cr
sよシ大きくすると、結合部の引張強度が低下し、やが
てミシン針によシ裂断されてしまう。
しかし、本発明の耐熱難燃不燃性膜体(実施例1〜5)
は、良好な難燃不燃性、耐折強さおよび縫製性、縫製結
合部引張強さを示した。
実施例6 実施例3の基布に下記組成の被膜層を実施例3と同様の
方法によ〕作成した。組成は実施例3の組成物にチタン
酸カリウム(テイスモD;商標大塚化学(株)製)70
重量部を追加した。結果は第1表実施例3とほぼ同様で
あり耐熱性*6は実施例3の製品が0種でありだが本例
はB種となシ、一層好ましいものでありだ。なお前述の
比較例1、比較例2の製品の耐熱性は各々B種、E種で
あったが、本発明の製品は全体的にほぼ1ランク上位に
格付は出来るものとなる。
*6 耐熱性:特開昭58−130183号に記載され
ている耐火断熱試験に準拠し次の基準で評価した。
評価基準 耐火断熱性能の評価は以下の5種に級別した。
A種:厚さ9飄の火花発生用鋼板を溶断する時、発生す
る火花に対し発炎及び防火上有害な貫通孔がないこと。
B種:厚さ4.5 mの火花発生用鋼板を溶断する時、
発生する火花に対し発炎及び防火上有害な貫通孔がない
こと。
0種:厚さ3.2露の火花発生用鋼板を溶断する時発生
する火花に対し、発炎及び防火上有害な貫通孔がないこ
と。
0種:厚さ3.2■の火花発生用鋼板を溶断する時、防
火上有害な貫通孔が発生。
E種:厚さ3.2 teaの火花発生用鋼板を溶断する
時発炎。
(市販アスベスト紙(3A級)は、E種であった)〔発
明の効果〕 本発明に係る耐熱難燃性膜体は、良好な耐熱難燃性を示
し、しかも、軽量で強靭であって、耐繰り返えし折り曲
げ性や、縫製性においてもすぐれている。このため、本
発明の耐熱難燃性膜体は、耐火風火災が予想される体育
館、倉庫、マーケット、遊技場、工場、駐車場、各種宿
泊施設等の建築材料、内装材に、さらに、テント、日除
け、ブラインド、シート類、間仕切等の素材その他の折
)曲げ、振動、はためきなどをはげしく受ける用途に適
している。
手続補正書 昭和60年 5月町ノ日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無機繊維と、有機繊維とを含んでなる基布と、この
    基布の少くとも1面上に形成され、かつ、ポリ塩化ビニ
    ル樹脂を含んでなる耐熱難燃被覆層とを有する、耐熱難
    燃性膜体。 2、前記無機繊維が石綿繊維、セラミック繊維、シリカ
    繊維、ガラス繊維、カーボン繊維および金属繊維から選
    ばれる、特許請求の範囲第1項記載の膜体。 3、前記基布中の無機繊維の有機繊維に対する混用重量
    比が10:90〜99.5:0.5の範囲内にある、特
    許請求の範囲第1項記載の膜体。 4、前記有機繊維が300℃以上の融点、又は、加熱分
    解点を有する耐熱性有機合成繊維を含む、特許請求の範
    囲第1項記載の膜体。 5、前記有機繊維が少くとも25重量%の前記耐熱性有
    機合成繊維を含む、特許請求の範囲第4項記載の膜体。 7、無機繊維と有機繊維とを含んでなる基布と、この基
    布の少くとも1面上に形成され、かつ、ポリ塩化ビニル
    樹脂と、耐熱性無機添加剤とを含んでなる耐熱難燃被膜
    層とを有する膜体。 8、前記耐熱難燃被覆層中の前記無機添加剤の含有率が
    、ポリ塩化ビニル樹脂重量に対し1〜300%の範囲内
    にある、特許請求の範囲第7項記載の膜体。 9、前記無機添加剤がチタン酸アルカリを含む、特許請
    求の範囲第7項記載の膜体。 10、前記チタン酸アルカリが、六チタン酸カリウムお
    よびその水和物から選ばれる、特許請求の範囲第9項記
    載の膜体。 11、前記耐熱性難燃被覆層中における前記チタン酸ア
    ルカリの含有率が前記ポリ塩化ビニル樹脂重量に対し、
    1〜200%の範囲内にある、特許請求の範囲第9項記
    載の膜体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554582A (en) * 1979-04-24 1980-01-14 Saburo Uemura Detector for magnetic scale

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS554582A (en) * 1979-04-24 1980-01-14 Saburo Uemura Detector for magnetic scale

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