JPS6122621Y2 - - Google Patents

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JPS6122621Y2
JPS6122621Y2 JP14461180U JP14461180U JPS6122621Y2 JP S6122621 Y2 JPS6122621 Y2 JP S6122621Y2 JP 14461180 U JP14461180 U JP 14461180U JP 14461180 U JP14461180 U JP 14461180U JP S6122621 Y2 JPS6122621 Y2 JP S6122621Y2
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JP
Japan
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head
hair
face
neck
colored black
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JP14461180U
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JPS5767793U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は羽子板人形体の上部構造、すなわち頭
部、顔・頚部の構造に関する。
人形体の上部構造に関しては、既に本件実用新
案登録出願人は、頭部を載置して固着するための
台座を有する顔・頚部素体を合成樹脂を用いて一
体に成形し、その表面に顔・頚部を表わした布地
等を被着して顔・頚部を形成するとともに、同じ
く合成樹脂を用いて一体の成形された頭部素体に
多数本の糸条よりなる頭髪を被着して頭部を形成
し、かつ該頭部を前記の台座上に載置して接着材
で固着してなるものを考案している。
本考案はこのような構造にさらに改良を加えた
ものであり、極めて簡易な構造であつてしかも従
来にはみられなかつた興趣を有する羽子板の人形
体を提供しようとするものである。
この目的を達成するために、本考案にかかる羽
子板人形体の上部構造は、内部を空洞7に形成さ
れた頭部1および顔・頚部3を発泡スチロール等
の合成樹脂で一体に形成するとともに、支持部5
を空洞7の周りに連設して支持部5の底面を固着
部となし、かつ支持部5は頭部1の上端から顔・
頚部の下端に向かつて漸次低くなるように形成
し、また頭部1の表面にはあらかじめ細い線条2
を放射状、曲線状のように任意の数、方向、位置
に刻設して頭髪の基本模様型を形成し、頭部1の
表面全体を黒色に着色するとともに頭部1の表面
には無数の黒色に着色した繊維体4を植設して、
各種の頭髪模様と頭髪を表わしたものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
頭部1は女性の日本髪を結つた状態を表わすよ
うにその形状を形成しており、また表面は適当に
起伏を設けてある。頭部1の表面には頭髪を示す
線条2が刻設してある。線条2は顔部3aを中心
としたほぼ放射状のものと、曲線状のものとが設
けられているが、さらに必要に応じて渦巻状のも
の等種々の形状のものを設けることができる。こ
の線条2は後述するように合成樹脂を素材とした
頭部1の表面に金型で形成される。
頭部1の表面には全体にわたつて、合成樹脂で
作られたごく短かい細繊維体が多数植立してあ
る。すなわち、たとえばナイロンで作られた長さ
が1mm乃至2mmで、直径が1mm以下という繊維を
黒く着色し、その一方の端部を接着材で頭部表面
に固着してある。そしてこの黒色の短かい細繊維
体4の植立と前記の線条2により頭髪の感じを与
えている。
すなわち頭部1の表面にはあらかじめ細い線条
2を放射状、曲線状のように任意の数、方向、位
置に刻設して頭髪の基本模様型を形成し、頭部1
の表面全体を黒色に着色するとともに頭部1の表
面には無数の黒色に着色した短繊維体4を植設し
て、各種の頭髪模様と頭髪を表わしたものであ
る。
なお無数の短繊維体4を頭部1の表面に植設す
るには、たとえば静電子電着加工により短繊維体
4の一端を頭部1の表面に固着すればよい。
顔部3aは自然な立体感を生ずるようにその表
面が適宜に膨出しており、顔部3aより延設され
た頚部3bはその先端が胴部(図示せず)に嵌装
されるように形成してある。
頭部1および顔・頚部3の裏面には頭部1の上
端から頚部3bの下端に向つて全体が漸次高低を
生ずるように、頭部1の上端を肉厚に、また頚部
3bの下端を肉薄に形成した支持部5が突設して
ある。突設された支持部5は、頭部1および顔・
頚部3を全体的に支持するように、頭部1および
顔・頚部3の外形にほぼ相応する、連続した帯状
をなしている。しかし空洞7を設けることなく、
頭部および顔部の裏面の全体に支持部を設けても
よい(図示せず)。帯状に連設された支持部5に
は、ほぼ正三角形の頂点の位置するところに、や
や底面積の大きな部分5aが設けてある。また支
持部5は頭部1および顔・頚部3の外周縁6より
若干内方に位置するとともに、その外側面8が内
方に向けて傾斜するように設けてある。支持部5
の底面9は扁平であり、図示しない羽子板の板体
に接着材で固着される。
そして頭部1および顔・頚部3の裏面であつ
て、外周縁6と支持部5との間および支持部の外
側面7にも、全体にわたつて前記した黒色の短か
い細繊維体4が体数接着材で固着されて植立して
ある。
表面に線条2を有し、かつ適宜に起伏する頭部
1、顔・頚部3および支持部5は、発泡スチロー
ル等の合成樹脂を素材として、あらかじめ所定の
金型を用いて一体に成形されており、このように
形成された頭部1に細繊維体4が植立される。
本考案は、前記したように、第1に頭部の上端
から頚部の下端に向つて漸次傾斜するように支持
部を連設したから、従来のように、人形体の大き
さ、形状等に応じて高さの相違する数個の枕木片
を適宜に選択し、かつ支持位置、配置状態等をも
考慮して取付けるのに比して、取付けに熟練を要
せず、また均一の仕上がりが期待できるととも
に、自然な立体感を生ずる人形体ができ上がる。
また支持部の連設により、板体と接触する支持部
の面積が大きく、従来の小片を用いたいわば点状
態に支持するのに比べて、いわば面状態で支持す
るから支持効果がよく、耐久性も増大する。さら
に従来の羽子板では側方よりみると、人形体上部
と板体とに介在した小木片10が視認され、羽子
板の美感を損い、ひいては羽子板の商品価値をい
ちじるしく低下させていたが、本考案においては
支持部が連設されているので、羽子板の美感を損
うおそれはない。
第2に合成樹脂を素材として頭部と顔・頚部と
支持部とを一体に成形したから、その作成が極め
て簡易であるだけでなく、人形体の上部構造とし
ての耐久性は従来存在したいかなるものよりも大
きい。同時に頭部には頭髪を表わす線条が、放射
状あるいは曲線状等種々に形成できる。
第3に頭部の全体に合成樹脂で作られた黒色の
短かい細繊維を多数植立することにより、前記頭
部に設けた線条とあいまつて、従来のものとはま
つたく異つた興趣を生ずるところの頭髪を形成す
ることになり、新らたな需要を喚起するのみなら
ず、頭髪の作成が極めて簡単である。
最後に本考案の構成要件から導びかれる特有の
効果について述べると次のようになる。
すなわち本考案の構成は、内部を空洞7に形成
された頭部1および顔・頚部3を発泡スチロール
等の合成樹脂で一体に形成するとともに、支持部
5を空洞7の周りに連設して支持部5の底面を固
着部となし、かつ支持部5は頭部1の上端から
顔・頚部の下端に向かつて漸次低くなるように形
成し、また頭部1の表面にはあらかじめ細い線条
2を放射状、曲線状のように任意の数、方向、位
置に刻設して頭髪の基本模様型を形成し、頭部1
の表面全体を黒色に着色するとともに頭部1の表
面には無数の黒色に着色した短繊維体4を植設し
て、各種の頭髪模様と頭髪を表わしたものであ
る。
このように内部を空洞7に形成された頭部1お
よび顔・頚部3を発泡スチロール等の合成樹脂で
一体に形成したから、頭部および顔・頚部はかな
りの面積を占めているにもかかわらずきわめて軽
量であり、したがつて羽子板全体の重量を軽減化
できる。羽子板は軽量であることが好ましいの
で、この効果は重要である。
また支持部5を空洞7の周りに連設して支持部
5の底面を固着部となしたから、一体に形成され
た頭部1および顔・頚部3と羽子板の板体との固
着には、この固着部を接着材により羽子板の板体
に固着すればよいから両者の固着が容易だけでな
く、支持部5は空洞7の周りに連設してあるか
ら、少ない接着材で効率がよく、しかも強固な固
着が可能となる。
さらに支持部5は頭部1の上端から顔・頚部の
下端に向かつて漸次低くなるように形成してある
から、頭部1および顔・頚部3を立体的に表わす
ことが容易にでき、また製品にばらつきがない。
そして頭部1の表面にはあらかじめ細い線条2
を放射状、曲線状のように任意の数、方向、位置
に刻設して頭髪の基本模様型を形成し、頭部1の
表面全体を黒色に着色するとともに頭部1の表面
には無数の黒色に着色した短繊維体4を植設し
て、各種の頭髪模様と頭髪を表わてあるから、変
化に富む種々の頭髪模様を表わすことができる。
すなわち従来頭髪は多数の長い糸状部材を頭部
の表面に被着しており、その製作には長年の熟練
を要するとともに手間がかかつていた。
しかし本考案においては頭部1に頭髪の基本模
様型を形成してから、頭部1の表面全体を黒色に
着色するとともに頭部1の表面には無数の黒色に
着色した短繊維体4を植設して、これにより各種
の頭髪模様と頭髪を表わしてあるから、髪型、す
なわちその全体の形状、頭髪模様の決定および製
作がきわめて簡易となる。
とくに従来の手作業においては、多数の長い糸
状部材を頭部に被着する過程において全体との調
和を考えて調整しながら製作しなければならない
ため、この髪型の決定がきわめて困難であつた。
しかし本考案によれば、放射状、曲線状、渦巻
状等各種の頭髪模様をあらわすことができ、従来
の手法では不可能であつた頭髪模様も表わすこと
ができ、したがつて種々変化に富んだ各種の頭髪
模様の表現が可能となつた。
このように各種の頭髪模様をあらわす頭髪の基
本模様型を形成するとともに、頭部1表面には無
数の黒色に着色した短繊維体4を植設して頭髪と
したから、あたかも髪の毛が生えているかのよう
なリアリテイと量感を有するものである。
さらに短かくて細い繊維が頭部の表面に一様に
植立されているから、頭部に冠、結び、装飾花等
種々の附属物の接着材による頭部への固着が容易
で、しかもその固着力も大きいという諸効果を有
する。
なお頭部1の表面に細い線条2を刻設して頭髪
の基本模様型を形成するには、金型を使用して、
発泡チロール等の合成樹脂で頭部1および顔・頚
部3とともに、あらかじめ線条2を形成すればよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案羽子板人形体の上部を示す正面
図、第2図は同じくその背面図、第3図は同じく
その側面図である。 1……頭部、3……顔・頚部、4……支持部、
8……繊維体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部を空洞に形成された頭部および顔・頚部を
    発泡スチロール等の合成樹脂で一体に形成すると
    ともに、支持部を空洞の周りに連設して該支持部
    の底面を固着部となし、かつ前記支持部は前記頭
    部の上端から前記顔・頚部の下端に向かつて漸次
    低くなるように形成し、また前記頭部の表面には
    あらかじめ細い線条を放射状、曲線状のように任
    意の数、方向、位置に刻設して頭髪の基本模様型
    を形成し、前記頭部の表面全体を黒色に着色する
    とともに前記頭部の表面には無数の黒色に着色し
    た短繊維体を植設して、各種の頭髪模様と頭髪を
    表わしたことを特徴とする羽子板人形体の上部構
    造。
JP14461180U 1980-10-09 1980-10-09 Expired JPS6122621Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14461180U JPS6122621Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14461180U JPS6122621Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5767793U JPS5767793U (ja) 1982-04-23
JPS6122621Y2 true JPS6122621Y2 (ja) 1986-07-07

Family

ID=29504310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14461180U Expired JPS6122621Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60195094U (ja) * 1984-06-07 1985-12-26 有限会社 田口人形店 羽子板人形体の面部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5767793U (ja) 1982-04-23

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